くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

ティクリーマンけんた 第1話『セーラー服星人登場!』

第1話『セーラー服星人登場!』
(※一部x/m描写があります!)


○とうもろこし研究所

 とうもろこし博士がふぉっふぉと笑う。

とうもろこし博士
「けんたくん! 君の新しいパワースーツが完成したぞ! これで宇宙人の侵略から地球も守ることができる!」

 少年けんた、妹のエリーゼ、飛び上がって喜ぶ。

エリーゼ
「やったわ、お兄ちゃん!」

けんた
「やりましたね、博士! ところでどんな機能で宇宙人を撃退するんです?」

とうもろこし博士
「実に簡単なことだった。いままで気付かなかったのが不思議だったんじゃ。地球を侵略してくる宇宙人はすべて女の子の姿をしている。女の子はくすぐりに弱い。よって宇宙人はくすぐりに弱い! 君の新しいパワースーツは宇宙人をくすぐって撃退することができるんじゃ!」

けんた
「なるほど! さすが博士!」

 けんた、とうもろこし博士を褒め称える。
 エリーゼは「うーん?」と首をひねる。

エリーゼ
「でも本当に宇宙人に効くのかしら? 女の子がくすぐりに弱いっていうのも偏見だし……」

とうもろこし博士
「エリーゼくんが納得いかないようじゃな? それではけんたくん、さっそく彼女でパワースーツを試してみたまえ」

けんた
「はい!」

エリーゼ
「えっ……」

 けんた、ポーズを決め、

けんた
「てぃくりいいいいいぱわああああああああ!」

 叫ぶと、体が光り輝き、全身へんてこなスーツに覆われる。

けんた
「そりゃ!」

 けんた、エリーゼにとびかかる。

エリーゼ
「えっ、……ちょっと、お兄ちゃんやめ――あだっ、あははははははははははははははっ!!?」

 けんたがエリーゼの脇腹をくすぐると、エリーゼは身をよじって笑う。

とうもろこし博士
「どうかね、エリーゼくん。研究に研究を重ねて作ったパワースーツを肌で感じた気分は?」

エリーゼ
「やめっ、あははははっ!? いいっぃいいきがっ、できないぃははははははははははっ!!?」

とうもろこし博士
「そのパワースーツを着ると、指の動きが通常の4倍! くすぐりテクニックが数段階跳ね上がるのじゃ! 他にもいろんな仕掛けが――」

 ウーッ! ウーッ!
 サイレンが鳴る。
 研究室の大型画面に地図が映し出され、ある場所に点滅が生じる。

けんた
「博士! 宇宙人が町に現れたようです!」

エリーゼ
「……ひぃ、ひぃ、苦しかった……」

とうもろこし博士
「よし! けんたくん! 新しいパワースーツの力を思う存分発揮してきてくれたまえ!」

けんた
「はいっ!」

 けんた、ジャンプしてそのまま踵からロケット噴射で飛んでいく。
 とうもろこし博士、こぶしを握りしめ見送る。
 エリーゼ、床に倒れ込んだまま肩で息をしている。


○駅前

 ぱららら、と音が響き渡る。
 機関銃の音。
 3人のセーラー服姿の女子がそれぞれ機関銃を握りしめ、四方八方乱射している。

ミホ
「ぶちぬけろおおおおお!」

ハナ
「ミホ、ちょっと静かにしたらどうかしら。気が散るわ」

エル
「静かにって、ワラワラ。機関銃の音の方がよっぽどうるさいのに!」

 逃げ惑う地球人。サラリーマン、学生、デート中のカップル、ぶらぶら外を歩いていたニート……。
 背後から機関銃を浴びた者は、……

ニート男
「うわあああ――……ええっ!? な、なんだ、この格好は!?」

カップル女
「やだタカシ……ちょっと似合うじゃない!」

カップル男
「見るな、ヒトミぃ……恥ずかしいだろ! ……お前も似合ってるぞ!」

 全員、セーラー服姿になる。

エル
「我々3人はセーラー服星評議会から送られてきたセーラー服星人! セーラー服こそ宇宙の正義! ミホ、ハナ、地球人はひとり残らずセーラー服姿に変えてやるわよ!」

ハナ
「言われなくても」

ミホ
「ぶちぬけろおおおお!」

 ぱららら。
 機関銃を振り回す3人のセーラー服星人。
 頭上から声が響く。

けんた
「待てっ!」

エル
「誰だ!?」

 エル、見上げる。
 けんた、ビルの上で仁王立ちをして、背中から太陽を浴びている。

けんた
「地球の平和を守るため! みんなの笑顔を守るため! 地球防衛戦士ティクリーマンけんた! 参上!」

ハナ
「ティクリーマン……? 聞いたことがありませんわ」

ミホ
「貴様! 何者だ!」

エル
「いま名乗ってたじゃない……」

けんた
「セーラー服星人! お前達の好きにはさせないぞ! 町の人を元に戻して、即刻地球からでてゆけっ」

 けんた、人差し指をびしっと向ける。

エル
「ほう、我々の邪魔をする気か」

ハナ
「おもしろい。ミホ、相手になっておやりなさい」

ミホ
「ぎょいっ」

 ミホ、ビルを壁走りでかけあがる。

けんた
「問答無用というわけだな!」

ミホ
「うけけけけっ!」

 ミホ、奇声をあげながらけんたに向かってパンチを繰り出す。
 けんた、さっと躱し、ミホのガラ空きの脇腹をもみほぐす。

ミホ
「んおっ!? にゃははははははははっ!?」

 途端にバランスを崩して、転げるミホ。
 そこへすかさず馬乗りになるけんた。
 ビルの下では、

エル
「何っ……?」

ハナ
「あれは……なんのつもり?」

 なんらかの方法で屋上の様子を把握している二人が驚いている。

ミホ
「にゃあ゛あ゛ははははははははははっ!!! なんだこりゃぁぁあっはあっはっはっははっはっはぐるじぃぃひひひひっひっひいひっひ~~!」

 地べたにうつぶせでもがくミホの腋の下を両手でくすぐるけんた。

けんた
「お前達がくすぐりに弱いことは調査済みだ! さあ、笑い死ぬが良い!」

 けんた、這って逃げようとするミホの足首をつかみ、靴と靴下を脱がし取り、素足の足の裏をくすぐる。

ミホ
「いぎゃぁあああっはっはっははっはっはっは、うげぇぇえぇ゛ええ゛ぁぁ~~!!?」

 ミホ、絶叫を上げ失神する。白目を剥いてアヘ笑い顔のままピクピク痙攣している。スカートの裾から、紫色の液体が流れ出している。

けんた
「なるほど……セーラー服星人は紫色か」

 以下、見たことのない回想。
 とうもろこし博士、ぽんとけんたの肩を叩く。

とうもろこし博士
『宇宙人は、くすぐられて失神する際、股間から、独自の色を帯びた液体を出すんじゃ! 儂はそれをくすぐり汁と呼んでおる!』

 回想終わり。

 ビルの上。
 無言でミホの痴態を見下ろすけんた。
 ふとビルの下を見て、はっとする。

けんた
「あっ」

 エルとハナが消えている。
 しかし、なぜか脳内に響く彼女の声。

エル
『ティクリーマン! ミホを倒すとはなかなかの奴! さて、セーラー服姿に変えてやった地球人に紛れた我々を探し出すことができるかしら?』

けんた
「くそうっ! どこまでも卑劣なセーラー服星人! すぐに見つけ出してやるぞ!」

 けんた、ビルから飛び降りる。
 下から見上げていた人々悲鳴を上げる。

けんた
「ていやっ!」

 けんたかけ声を上げると、パワースーツの背中から無数の小さなマジックハンドが飛び出す。
 無数のマジックハンドが、セーラー服姿の人々へ襲いかかる。

セーラー服姿のカップル女
「やははははははははっ、やめてえぇくすぐったあぁぁいぃ~~!!」

セーラー服姿のカップル男
「うわああぁあっははっはっははっは、なんだこりゃあああ」

セーラー服姿のニート男
「ぐえぇええげっへえへへへへへへっへ!!」

セーラー服姿のじいさん
「ぐあああはっはっはっはっは、こんなの誰得じゃぁぁあっはっはっはっはっは!!」

 人々、くすぐられ泣き叫び、次々と失禁する。
 けんた、道行くセーラー服姿の人間を手当たり次第にくすぐり失禁させながら進む。

セーラー服姿の町人A
「うわああ! ティクリーマンだあああ、逃げろおおおお……――ぐはっ!!? だひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!? あべし」

 町人Aの股間からちょろちょろ透明な液体が流れ出る。

けんた
「くそう! またただの小便か……っ! セーラー服星人め! いったいどこに隠れたんだ!」

 てんてけ、てけてんてんてん、てんけんてんけんてん♪
 そのとき、けんたのインカムに着信あり。

とうもろこし博士
「けんたくん、セーラー服に機関銃を持っているのがセーラー服星人じゃ!」

けんた
「なるほど! 機関銃を持っている奴らを探せばいいんですね! あっ!」

 けんた、視線を上げた先に、エルとハナを見つける。

ハナ
「見つかってしまっては仕方ありませんわ! 返り討ちにして――」

けんた
「くすぐりハンド!」

 けんたのかけ声で、無数のマジックハンドがハナに襲いかかる。

ハナ
「うひょひょひょひょひょっ!!?」

 途端に舌を出して笑うハナ。
 マジックハンドは、ハナのセーラー服の袖や裾から内部に入り込み、素肌をくすぐり回す。
 あっという間に靴と靴下も脱がされ、全身ハンドまみれに。

ハナ
「いひぃいっひひっひひひっひっひっひ!!? このわたくしがぁあぁあ゛あ゛あ゛あ゛~~~!!」

 ぶしゃ!
 ハナ勢いよく股間から紫色のくすぐり汁を噴射して果てる。

エル
「ティクリーマン! よくも! ハナの仇!」

 けんたへ飛びかかるエルに、マジックハンドが容赦なくおそいかかる。

エル
「ぐわぁぁぁあっっはっはっはっはははっはっはっは、そこはだめぇ゛ぇえぇえへへっへっへっへっへっへ~~!!!」

 エル、ひとしきり甲高い笑い声を上げ、白目を剥き、紫色のくすぐり汁を垂れ流す。


○とうもろこし研究所

とうもろこし博士
「ところでけんたくん。どうして君の家系は名付けに統一感がないんじゃ?」

けんた
「やだなあ、博士。そんなこと言ったら、博士だって食材じゃないですかあ」

エリーゼ
「もうお兄ちゃんったら! トウモロコシは立派な野菜よ!」

けんた
「いっけね!」

 けんた、てへと舌を出して笑う。
 エリーゼ、とうもろこし博士も一緒に笑い合う。
 愉快な音楽でフェードアウト。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 チャー研のノリを再現したかった……。後悔はしてません(^p^










モテモテのこちょ手袋

 モテモテのこちょ手袋
 オヤシロ様秘密アイテムNo.949
 効能:くすぐった相手を虜にする

「ちょっと羽入! そんなの聞いてないわよ! なんでそんなわけのわからないもの作ったのよ!」
「あうあうあう。僕はもともと縁結びの神さまなのです。縁結びに関する道具ならなんでも取りそろえるのが――」
「もうこんなの縁結びでもなんでもないじゃない! 早く解除方法を教えな――」

「梨花ちゃぁ~ん? 何をひとりでごちゃごちゃ言ってるのかなぁ~? 心配しなくてもすぐに俺の虜にしてあげるからねぇ」

「圭一! 顔が放送不可能なほど気持ち悪いのです! はやく正気にもどるのです! 圭一はその手袋に操られているだけなのです!」

「梨花も往生際が悪いですわね! さあさ、圭一さん、さっさとやってくださいまし」
「沙都子……」

 沙都子と圭一が近づいてくる。
 必死に両手足を動かすが、大の字に拘束された梨花にはまったく逃げ道がない。
(あぁ……どうしてこんなことに! もう全部羽入のせいだわ! 羽入! なんとか――)

「こちょこちょこちょ」
「こちょこちょこちょ」

「くひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! やはははははは嫌ぁあぁぁあっはっはっははっははっはは~~!!!」
「ふにゃはははははははっ!!? あぁぁぁ~~そうだったのですぅぅ僕は梨花と感覚が繋がってひゃぁぁはっはっはっはっははふひゃぁぁ!!!」

~~~

ドーンっ

ひぐらしのなく頃に 擽殺し編

~~~

「ふふふ、良い格好ですわね。魅音さん?」
「みぃ、気分はいかかなのですか?」

 沙都子と梨花が見下ろす先には、大の字に寝そべった水着姿の魅音が両手両足を拘束されていた。

「梨花ちゃん、沙都子。一体どうしたの? おじさん、わけがわからないよ」

「みぃ、これはオヤシロ様の意向なのです。仕方のないことなのです」
 梨花は残念そうに首を振る。
「どういうこと?」
 魅音は眉を寄せて問い返す。
「こういうことですわ」
 沙都子は言うと、手にはめた手袋をきゅっと引っ張り、

「こちょこちょこちょ」
「こちょこちょこちょ」

 二人して、いきなり魅音の脇腹をくすぐり始めた。

「あばっ!!? おわっははっははっはっはっはっはっはなななっ何ぃぃぃっひひっひっひっひっひひ!!!」

 露出した素肌を直にくすぐられ、魅音は耐えきれず笑い出す。

「魅音さん、いかがですの? この手袋のくすぐられ心地は?」
 沙都子がもみもみと魅音のくびれた脇腹を揉みほぐしながら言った。

「やっはっはっはっははっ、くふっ、くすぐられ心地って何ぃぃぃ~~っひっひっひっひっひ~~!?」

「みぃ……魅音のお腹はすべすべなのです」
 梨花は言いながら、手袋をはめた手でなでなでと魅音のお腹を撫でた。

「ふひゃははははははははははっ!!! りりりりりかちゃぁぁんそれやめてぇぇぇえははははははははは!!!」

「みぃ、みぃはお腹が敏感さんなのです」
 梨花は言うと、指先をゆっくり立て、てくてくとお腹の上を散歩するように動かした。

「ふほっほっほっほっほっほんほぉぉ~~!!?」

「みぃ……せっかく綺麗なお腹の真ん中に穴が空いているのです。かわいそかわいそなのです」
 梨花は言いながら、人差し指を魅音のヘソの穴に突っ込む。

「うひょぉぉ~~~っほぉぉ~~!!!? それおへそぉぉぉそれおへそだからりかちゃぁぁぁんひゃはあひゃひゃひゃはひゃひゃひゃ!!!」

「本当に嫉妬してしまうほど、すべすべの素肌ですわね」
 いつの間にか沙都子は、魅音の足元に移動して、ふくらはぎから膝周りをなで始めた。

「あひっあひぃぃっひぃぃぃ~~沙都子ぉぉ~~あんまり下はらめぇぇ~~!!!」

 魅音は、髪の毛を振り乱して笑い悶える。

「おやおや魅音さん。下がダメってどういうことですのぉ~?」
 沙都子は意地悪く言うと、魅音の足の裏に人差し指をつーっと這わせた。

「ひゃぁぁぁあああぁぁ!!? 沙都子ぉっ、ダメだってぇぇぇ」

「ふふふ、こちょこちょこちょ」
 沙都子はにやりと笑うと、両手の指を魅音の足の裏に突き立てて、くすぐり始めた。

「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!? だめぇぇぇぃやっっはっはっはっははっはっはっはがやぁぁ!!!」

 魅音はびくびくと体を痙攣させるように動かして笑う。

「こちょこちょ」
「こちょこちょ」

「いやぁぁあぁあひゃひゃはひゃひゃひゃ、二人ともやめてぇぇぇ~~っひゃっひゃっひゃっっひゃっひゃぁぁぁ~~!!!」

 オヤシロ様ののろいから逃れられる人間はいない。
 魅音が落ちるのも時間の問題であろう。
 雛見沢を襲う大災害はまだ始まったばかり。


(完)



皿洗いエーファちゃんを水溶き片栗粉でくすぐり拷問にかけてみた

 古都の外壁近くの家から、ひとりの少女が出てくる。
 年の頃は13、4歳ぐらいに見える。ミディアムショートの赤毛、グリーンのワンピースを着ている。これから仕事に向かうにしては、ずいぶんと楽しそうである。

「あれに間違いないか?」
「間違いありません」

 そんな彼女の様子を物陰から監視する二つの影があった。

「例の居酒屋のぶの皿洗いです。旦那。確か、名前はエーファとか。夜は衛兵の送迎が付いてるんで、ひとりになるのは出勤前のこの時間だけです」
「よく調べた。連行するぞ」
「はっ」

 男二人は、エーファの背後から忍び寄り、あっという間に目隠して馬車に引きずり込んでしまった。


~~~


 エーファが目を覚ますと、独房のように暗くて冷たい空間だった。

「あ、……れ? 私……?」

 自分の体がまったく動かないことに気付く。
 椅子に座らされたエーファは、両手を背もたれの後ろで縛られ、足首をそれぞれ椅子の脚にくくりつけられている。
 椅子から立ち上がろうとしても、ロープがきしむだけで、無駄だった。
 たしか、居酒屋のぶへ出勤途中だった。それが、突然目隠しされて……。
 思い出してゾッとする。
 自分は、誘拐されてしまったのだ!

「エーファちゃん。目覚めたようだね」

 ひとりの男が部屋に入ってきた。
 立派な口ひげを持ち、ずいぶんと派手な出で立ちである。貴族か、かなりの豪商か。
 男はエーファの目の前までやってきて、嫌らしい目つきで顔を覗き込む。
 エーファは恐怖を感じたが、必死に唇を噛みしめた。
 エーファは直感的に理解していた。怖がったり、泣き叫んだりすることが、この男を喜ばせる。この男が弱者を虐げることに快感を抱く類いの人種であることを。

「今日はね。エーファちゃんに聞きたいことがあって来て貰ったんだよ。なあに、正直に答えてくれればすぐに返してあげるからね?」

 男は甘ったるい声でそう言い、エーファの赤毛を撫でた。
 不快感に鳥肌が立った。

「……聞きたいこと?」エーファは聞き返す。

「居酒屋のぶで出しているラガーについてだ。ああ、『トリアエズナマ』という名前で提供している商品だね。帝都の酒造司で製造されているラガーとはまるっきり違うものらしいじゃないか。どこで製造されているのか、製造元を教えて貰いたいんだ」

 男はにっこりと微笑んだ。
 エーファは、顔を引きつらせる。

「そ、私、知りません!」

「嘘言っちゃいけないよお嬢さん。君が居酒屋のぶで仕入れに関わっていることは調べが付いてる。君がタイショーさんを仕入れのことで叱っている姿を見ている者がいるんだ」

 それは誤解だ。
 たしかに最近、皿洗い以外にも棚卸しや弁当の売り子など様々な仕事を手伝わせてもらってはいる。タイショーがときどきやってしまう仕入れミスを注意することもあるが、その程度だ。
 納入ルートまで把握しているわけではない。第一異国の言葉で書かれた仕入れ書は、区別はできても読めないのである。

「ホントです。私、何も知らないです!」

 エーファがいくら否定しても、男は聞く耳をもたなかった。

「どうやら堅く口止めされているみたいだね。だったら、ちょっと苦しい思いをしてもらないといけないかな?」

 エーファは背筋が寒くなった。
 男はいったいなにをしようというのか。
 エーファは怯えていたが、男が取り出したものを見て、きょとんとしてしまう。

「え……? 羽根?」


~~~


「あはははははははっ!!? なんですかこれぇえ~~っはっははっはっはっはっはっは!!?」

 エーファは自分の置かれた状況がわからないまま、大笑いしていた。
 髪の毛を振り乱し、目に涙を浮かべ、ただただその刺激に翻弄された。

「エーファちゃん、『トリアエズナマ』の製造元を吐いて楽になるんだ。早く言わないとお腹がよじれちゃうよ」

 男は、ふさふさと羽根の付いたハケで、エーファの右足の裏を上下になで回しながら言った。

「あはっはっはっはっはっは、そ、そんなこと言ったって、知らないですぅぅ~~っはっはっははっはっはっはっは~~!!!」

 エーファは靴と靴下を脱がされ素足にされていた。素肌から直に伝わってくる羽根の感触は、たまらなくくすぐったい。
 くすぐりという行為は、むかし異国の魔女狩りで拷問に使用されたという噂を聞いたことがあった。まさか、これほどまで辛いとは……。

「あははははははは、やめてぇぇはっはっはっはっはっは!! あははは、お腹痛いぃいいっひっひひっひっひっひ~~!!!」

 エーファは笑いすぎて頭がどうにかなってしまいそうだった。
 必死に足をよじり、足の指を蠢かせるが、男にがっちりと足首を掴まれており、抜け出すことができなかった。
 男は、エーファの土踏まずや指の付け根を羽根でサワサワとなで続ける。
 羽根の先が足の皺の間に入り込み、指のスキマに入ってくると、エーファは耐えられない。

「ひやぁぁああっはっはっはっはっはっは、お願いぃっっ、やめてくだしゃぁぁっはっははっはっはっは~~!! ほんとにほんとにっ!! 知らないんですぅうはっはっはっははは!!!」

「強情な娘さんだ。それなら……」

 と、男は羽根を休めた。

「……ひ、ひぅ、けほけほ」エーファは悩ましいくすぐりから解放され、咳き込んだ。大きく深呼吸して息を整える。笑いすぎで頬の筋肉が痛かった。

 男は部屋を出て2分ほどで戻ってきた。
 男はバケツと白い粉の入った袋を抱えている。男はエーファの足元にしゃがむと、白い粉をバケツに入れ、水と混ぜ始めた。

「……な、なんですかぁ、それぇ……」

 エーファは力なく声を出す。
 さきのくすぐりですっかり体力を消耗している。
 このまま自分はどうなってしまうのか。次はいったい何をされるのか。不安でしかたがない。

「これはね、でんぷん粉だよ」男はにやにやして答えた。

「えっ? でんぷん……」

 エーファは、タイショーがよく料理に使っているカタクリコを想像した。
 たしか、とろみをつけるためにこうして水に溶いていた……。
 こんな場所で何に使おうというのか。

「さあ、エーファちゃん、拷問再開だよ」

 男はそういうと、両手にべったりとでんぷん粉の混ざった水をつけて、エーファの素足に塗りたくった。

「ひゃああっ!?」

 エーファは甲高い悲鳴を上げた。
 ぬるぬるとした液体が、足の指、足の裏に塗りたくられる。

「ひゃはっ、ひゃははっ、あひゃっ!? やめっ、なん、それぇぇ!!!」

 気持ちの悪い刺激に身をよじるエーファ。

「これを塗るとね、滑りが良くなってさらにくすぐったくなるんだよ。エーファちゃん。そぉれ」

 男は、エーファの右足の裏に5本の指を突き立てた。

「きゃあああぁあっ!!? あぁああぁあはははははははははははっ!!!?」

 想像以上のくすぐったさに、エーファは体を仰け反らせて笑い出した。
 男の指が、ねちゃねちゃとエーファの足の指の股にからみつく。

「ひにゃぁぁあああひゃひゃっひゃっひゃ!!! それやめっ、いやぁぁあひゃひゃははははははははははっ~~!!!?」

 足指の股から付け根、ぬるぬるとこそぐられるのはたまらなくくすぐったい。

「やだやだぁああひゃひゃひゃひゃっ!? きもちわるいぃっっひひひっひひひっひひっひゃにゃぁあぁあ゛ぁ゛~~~!!?」

 エーファは激しく首を左右に振って笑う。
 頬の筋肉が引きつって、口を閉じることができない。
 流れ出た鼻水が口に入り、咳き込んでしまう。

「可愛い顔をくしゃくしゃにして台無しだよ? エーファちゃん? いつまでも意地張らず、いい加減教えてくれないか?」

 男は、エーファの足の土踏まずを掻きむしりながら言った。

「あひゃっひゃっひゃっひゃ、それやぁぁあ゛ぁははははは!!? ほん゛どに゛ぃいひひっひひっひ!!! ほんとにしりましぇぇぇぇえ゛ぇ゛んひっひっひひひっひっひっひっひ~~!!!」

 エーファは泣き叫んだ。
 いくら本当のことをいっても、まったくくすぐりが収まる気配がない。
 足の裏からびりびりと伝わってくるくすぐったさに、体がおかしくなりそうだった。

「エーファちゃん。ラガーの製造元は?」

「いひゃははははははははっ!!! ほんにょぉ゛お゛ひっひっひっひ、知らないっいいひぃ゛っひひっひっひっひ!!! なんにもぉ゛ぉひょほほほほほほっ!!?」

「そんなに笑い死にしたいなら、お望み通りにしてあげよう」

「嫌ぁ゛あ゛ぁぁ゛ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~!!!? に゛ゃ゛ァ゛あ゛ぁあ゛あっあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあ゛~~~!!!」


~~~


 エーファが過酷な足裏くすぐり地獄から解放されるのは、それから二時間後のことであった。
 ミステリードラマ好きのタイショーの名推理によって、監禁場所と犯人グループが特定され、犯人グループは衛兵に連行された。
 無事救出されたエーファであったが、しばらくの間、とろみのある食べ物を見ると足がむずむずする後遺症に悩まされた。



(完)



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 水溶き片栗粉をお湯に混ぜると、ローションの代わりになります! 是非お試しあれ!
 youtubeのバンダイチャンネルですっかり『異世界居酒屋「のぶ」』にはまってしまいました。なろうで復習した上で文庫本まで買ってしまいました^p^
 アニメ動画にもお金落としておこうかとアマゾンビデオのページに行ったら、思いのほか評価が低くてびっくり(´・ω・`) 個人的には、酷評されているテロップは斬新で好きなんですけどね。のぶプラスも好き。もやしナポリタン作りたい。













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