○St.ヒルデ魔法学院校資料室
制服姿のコロナ・ティミルがファイルを持って内側からドアノブに手をかける。
ガチャガチャと音がするのみで、開かない。
コロナ
「あれ……? 鍵はかかってないはずなのに」
――
「コロナ・ティミルさんですね?」
コロナ
「きゃっ!?」
びくっと肩をふるわせ背後を振り向くコロナ。
――
「コロナさんが一人でこちらに入るのが見えたのです。コロナさんに、秘密の特訓方法をお教えしようと思いまして」
コロナ
「や、やめてください! ……それより、どうやってここに入って来たんですか!?」
――
「成績優秀な魔導師さんが、予想外の状況に冷静さを失って取り乱すようではいけませんね。秘密の特訓でしっかり鍛えて差し上げましょう」
コロナ
「え」
目を見開くコロナ。
(暗転)
――
「悲鳴を上げそうな勢いだったので、眠らせてお連れしました」
○亜空間
コロナは両足を揃えて伸ばして座った状態で手首・足首・足指をマジックリングで固定されており、前方に晒された素足を四本のマジックハンドにくすぐられている。
傍らに、コロナのローファーと白ハイソックス、ファイルが散乱している。
コロナ
「ひゃははははははははははは!!! やめてぇぇ~~~ひひひひひひひ、いひゃあっはっはっはっはっははひひひぃ~~!!!」
――
「コロナさん。足は第二の心臓と言われていて、このように足の指を全開にして引き伸ばされた足の裏をマッサージすることで劇的な肉体強化が期待できるんですよ?」
コロナ
「ひひひひひひっひっ、知りませんっ!! ここどこぉぉ~~っはっはっはっはっはっはひぃぃ~~っひぃ!!?」
――
「知らない? お勉強はできても肉体強化の研究には疎いんですかねぇ」
コロナ
「ほねがひぃぃ~~ひっひひっひっひっひ!!! 私っ、先生にぃぃ~~ひひひっひ、頼まれごとの途中でぇぇぇっひゃっひゃっはっはっはっはっはっは~~!!!」
――
「まじめすぎるのもよくないですよ。リラックスして、体の力を抜くことも覚えてくださいね」
コロナ
「ひゃぁあぁああ~~っはっはっはっはっは!!! こんなのダメぇぇぇえええ~~っへっへっへっへっへ!!!」
(つづく)
制服姿のコロナ・ティミルがファイルを持って内側からドアノブに手をかける。
ガチャガチャと音がするのみで、開かない。
コロナ
「あれ……? 鍵はかかってないはずなのに」
――
「コロナ・ティミルさんですね?」
コロナ
「きゃっ!?」
びくっと肩をふるわせ背後を振り向くコロナ。
――
「コロナさんが一人でこちらに入るのが見えたのです。コロナさんに、秘密の特訓方法をお教えしようと思いまして」
コロナ
「や、やめてください! ……それより、どうやってここに入って来たんですか!?」
――
「成績優秀な魔導師さんが、予想外の状況に冷静さを失って取り乱すようではいけませんね。秘密の特訓でしっかり鍛えて差し上げましょう」
コロナ
「え」
目を見開くコロナ。
(暗転)
――
「悲鳴を上げそうな勢いだったので、眠らせてお連れしました」
○亜空間
コロナは両足を揃えて伸ばして座った状態で手首・足首・足指をマジックリングで固定されており、前方に晒された素足を四本のマジックハンドにくすぐられている。
傍らに、コロナのローファーと白ハイソックス、ファイルが散乱している。
コロナ
「ひゃははははははははははは!!! やめてぇぇ~~~ひひひひひひひ、いひゃあっはっはっはっはっははひひひぃ~~!!!」
――
「コロナさん。足は第二の心臓と言われていて、このように足の指を全開にして引き伸ばされた足の裏をマッサージすることで劇的な肉体強化が期待できるんですよ?」
コロナ
「ひひひひひひっひっ、知りませんっ!! ここどこぉぉ~~っはっはっはっはっはっはひぃぃ~~っひぃ!!?」
――
「知らない? お勉強はできても肉体強化の研究には疎いんですかねぇ」
コロナ
「ほねがひぃぃ~~ひっひひっひっひっひ!!! 私っ、先生にぃぃ~~ひひひっひ、頼まれごとの途中でぇぇぇっひゃっひゃっはっはっはっはっはっは~~!!!」
――
「まじめすぎるのもよくないですよ。リラックスして、体の力を抜くことも覚えてくださいね」
コロナ
「ひゃぁあぁああ~~っはっはっはっはっは!!! こんなのダメぇぇぇえええ~~っへっへっへっへっへ!!!」
(つづく)