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穣子
「ばひゃはっははっはっはっはっ!!! なんなのおあぁああはははははっはあはははっはっ!!!」

静葉
「きゃははははははははははっ!! こんなの嫌ぁぁあぁあはははははははははは~~!!!」

 妖怪の山。
 地上からわき上がった触手に絡め取られ、空中でくすぐられる秋姉妹。
 秋穣子は海老反りのような形に拘束され、反り返った脇腹から腋の下、上部に突き上げられた素足の足の裏をくすぐられている。
 秋静葉はまんぐり返しのような形に拘束され、大開になった内股、露出した素足全体をくすぐられている。静葉の脱がされた靴とソックスは周囲の触手に絡みついている。

穣子
「あははっはあははあっはあははははっ!!! だれかぁあぁぁたすけてぇぇぇえっへへっっへっへへ!!」

静葉
「こんなはしたなっ……恥ずかしい格好いやぁぁああひゃはやひゃひゃひゃひゃひゃひゃ~~!!!!」

 触手に体中をまさぐられ笑い狂う秋姉妹。

 その様子を山頂から眺める影ふたつ。

神奈子
「くくく……。秋姉妹がやられたようだな」

 八坂神奈子、右手の人差し指と親指をわっかにして作った望遠眼を目から離し、不敵に笑う。

諏訪子
「ふ……、奴らは八百万の神々の中でも最弱……」

 その傍らでにやりと笑う洩矢諏訪子。

神奈子
「あの形状、くすぐりボルボックか……懐かしいねえ」

諏訪子
「かつて笑いの神が生み出したとされる最悪の妖藻。まさか幻想入りしてくるなんてね」

神奈子
「あれは諏訪大戦の100年後くらいだったか」

諏訪子
「そのぐらいだね。あのときは最後どうやって始末したんだっけ?」

神奈子
「さあ? 覚えてないね」

諏訪子
「なんかドバーって一気に倒せた気がするんだけど……まあ適当に戦ってれば思い出すでしょ」

神奈子
「外来種駆除か。久々に腕が鳴るねえ」

 神奈子、諏訪子、顔を見合わせ頷き、飛び立つ。



(つづく)



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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 ト書きシリーズ連載中です!


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