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 魔法の森。
 鈴仙、木々の間を縫うように走る。
 背後から猛スピードで迫る触手。枝や細い木はへし折る勢い。

鈴仙
「なによあれ……っ! これまでのボルボックと比べものにならない……、しかも速――」

 鈴仙、背後を振り返り失速したところ、足首を一本の触手に絡み取られる。

鈴仙
「きゃっ!!?」

 ずでん、と顔面を地面に打ち付ける鈴仙。
 そのまま、ずるずると引きずられる。

鈴仙
「……痛っ……、もう!」

 鈴仙はなんとか上体を起こし、足首に巻き付いた触手に座薬弾を撃ち込む。
 が、びくともせず。
 さらに足元に追いついた触手によって、ローファーを脱がされる。
 三つ折りソックスを穿いた足の裏を、触手の先端で撫でられる。

鈴仙
「ひゃんっ!!? くひひひっ……ちょっ、だめぇっ……!」

 鈴仙、触手へ向けて座薬弾を乱射するが、触手は動きを止めない。
 そのうちに別の触手が伸びて、鈴仙の両手首を絡めとり、万歳の状態にしてしまう。
 複数の触手が鈴仙の腋の下へ迫る。

鈴仙
「やひひひっ……ふぁっ!? そこはだめっ……あはっ、あははははははははははははっ!!?」

 触手が鈴仙の上半身にまとわりつき、腋の下やあばらをくすぐる。

鈴仙
「あはっはっはっはっははっはっはっ!!? だめぇぇ、これぇえぇぇ、ホントに力ぬけてぇぇあははははっはははははははは~~!!!」

 鈴仙の足元では、触手が彼女の三つ折りソックスを脱がし、素足の足の裏をくすぐりはじめる。
 さらに、木々の間から小型のくすぐりボルボックが無数に集まってきて、鈴仙の体を触手でくすぐりはじめる。

鈴仙
「やだぁぁははははははははははっ!!! だめぇっ、誰かたすけひぃぃひっひひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」



(つづく)



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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 ト書きシリーズ連載中です!


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