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 紅魔館。

咲夜
「……く、まさか。パチュリー様がやられるなんて」

 窓ガラスを突き破り、大量のくすぐりボルボックが館の中へ入り込んでいくる。
 咲夜は時を止める。
 制止した時の中、咲夜は入り込んだボルボックにナイフを突き立てる。ボルボックを外へ放り捨て、窓を修復する。

 しかし、時を元に戻すと、再び窓を突き破って入ってくるボルボック達。

咲夜
「……スペカも底をつきかけてる。それなのに、一向に減らないマリモおばけ……。もはや私ひとりで侵入を食い止めるのは……」

フランドール
「ふうん。これがくすぐって妖力を奪っていう妖怪?」

 ゆらり、と咲夜の背後に現れるフランドール・スカーレット。

咲夜
「フランお嬢様!? こちらへ出てきては危険です!」

フランドール
「咲夜、ちょっとやられてみてよ。どうな風に妖力奪うのか見てみたい」

咲夜
「……え」

フランドール
「『スターボウブレイク』!」

 フランドール、掲げた右手から中弾をランダムにまき散らし、咲夜、ボルボック、ともども吹き飛ばす。



(つづく)



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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 ト書きシリーズ連載中です!


最初からやり直す