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萃香
「やはははははははぐえぇえぇぇ~~へっっへっへへ」

鈴仙
「あひゃぁぁんっひゃっひゃっひゃひゃひゃらめぇぇ」

妖夢
「ふぎぎぎぃいいひひひひひひひひっ、ぎづいぃぃ゛ぃぃ」

お燐
「にゃはははははは、んばぁぁあ゛あ゛あ゛あああぁぁあひぃぃ」

・・・

霊夢
「一時撤退しましょう」

 小さくなった萃香、鈴仙、妖夢、燐が触手でくすぐられる様子を少し離れて見ていた霊夢、魔理沙と早苗に言う。

早苗
「皆さんを見捨てるんですか?」

霊夢
「妖夢、燐。あの二人の火力で無傷なら、私達に撃破は無理よ。不用意に近づいてもなにもできずに捕まるだけ。ここは退いて対策を練りましょう」

魔理沙
「さすがに役者が足りないZE☆」

???
「ずいぶんと弱腰だねえ」

 そのとき、上空から舞い降りてくる影。

早苗
「神奈子様! 諏訪子様!」

 ババーンと、腕組み降りてくる神奈子。神奈子の肩に諏訪子がのっかり「くくく」と不気味に笑っている。

神奈子
「ずいぶんと苦戦しているようね。巫女の力では仕方ないか」

諏訪子
「くくく、我々が来たからにはもう安心じゃ」

魔理沙
「カエル。のじゃロリキャラ始めた?」

早苗
「神奈子様、諏訪子様、ご注意ください! あの妖怪は――」

諏訪子
「神奈子、サポートせい。私がヤツの動きを止めたら、私もろともで構わん。やれ」

神奈子
「了解」

 諏訪子、早苗を制し、まっすぐ巨大ボルボックの方へつっこむ。神奈子、その後に続く。

早苗
「ああっ!! お待ちください!!」

魔理沙
「せっかちな奴らだZE☆」

霊夢
「ちょっと……あいつら、なにしようとしてるの?」

・・・

 諏訪子、両手に鉄輪を召喚し、触手を弾きながら突進。
 その背後で、神奈子が両手をかざし、なにやら力を溜めている様子。周囲の空間が歪んでいる。

諏訪子
「はっ!!」

 諏訪子が赤く染まった鉄輪を放つと、触手が次々と根元からはじけ飛ぶ。
 捕まっていた萃香達もろとも吹き飛ばされる。
 あっという間に巨大ボルボックの本体へ到達した諏訪子は、

 ずぶりっ

 両腕をボルボックの中へえぐり込ませる。
 その直後、びくびくと痙攣するようにボルボックは動きを止める。

諏訪子
「今じゃ! やれい!」

神奈子
「ふんっ」

 神奈子の両手から、波動砲が発射される。

 ズドーン!!!

・・・

 地響きともに光りの粒子がキノコ雲を作る。

早苗
「きゃっ!? 神奈子様!? 諏訪子様!? ご無事ですかああああ!?」

 早苗は、慌てて爆発の方へ飛んでいく。

魔理沙
「わお! 木っ端微塵じゃねーか!!」

霊夢
「ちょっと! お騒がせ神様達なにやってくれてんのよ! 逃げるわよ、魔理沙!」

魔理沙
「え、早苗がお騒がせ神様助けに行っちゃったけど?」

霊夢
「連れ戻す暇ないわよ! 早く避難しないと! あの爆風と一緒に降ってくる細胞片浴びたら、私達もただじゃ済まない。萃香の二の舞になる」

魔理沙
「あれ、爆風と細胞片? すげえ飛び散ってるけど、やばくない?」

霊夢
「幻想郷の広範囲がやられるでしょう。世も末ね」



(つづく)



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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 ト書きシリーズ連載中です!


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