22
迷いの竹林。
永琳
「姫様! ウドンゲ達が時間稼ぎをしている間に早く! 月の都へ避難を……」
永琳、旅行鞄を手に、叫ぶ。
蓬莱山輝夜と藤原妹紅が弾幕合戦をしている。
輝夜
「待って、永琳! いま良いところだから!」
妹紅
「おらあああ輝夜ぁ!! 勝負中によそ見なんて舐めてるのかしら!? 喰らえ!!」
輝夜
「はんっ! そんなちんけな弾幕、私にはきかないわ!! ほぉら、これならどう? 避けてごらんなさい、妹紅~」
妹紅
「くうううっ、舐めくさってええ! ……ん?」
輝夜
「あ?」
そんななか、上空から雪のように降り注ぐ、緑黒い細胞片。
永琳
「……あらあら、手遅れね」
輝夜
「なによこれ? 体にまとわりついて気持ち悪……んはっ!?」
妹紅
「え? なによ輝夜、変な声出して……」
輝夜
「えっ……? なにこれっ? 待って……やっ!!? あはっ、あはははははははははっ!!!」
妹紅
「ひ……なによ、いきなり笑い出し――……きゃはっ!!? ちょっ、なにっ……やはははははははははは!!!」
輝夜、妹紅、体中を掻きむしりながら笑い転げる。
小さなボルボックの細胞が、彼女らの服の中に入り込み這い回っている。
妹紅
「なひゃはははははははははっ!!? なんなのこれっ、……輝夜あぁああ!!! またあんたの仕業かぁあぁあ~~あははははははははははは!!!」
輝夜
「あはははははははっ!! 知らないわよこんなのぁあはっはっははっははははっ!!? 体中がむずむずするぅううひゃはははははははは~~!!」
(つづく)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
ト書きシリーズ連載中です!
最初からやり直す
迷いの竹林。
永琳
「姫様! ウドンゲ達が時間稼ぎをしている間に早く! 月の都へ避難を……」
永琳、旅行鞄を手に、叫ぶ。
蓬莱山輝夜と藤原妹紅が弾幕合戦をしている。
輝夜
「待って、永琳! いま良いところだから!」
妹紅
「おらあああ輝夜ぁ!! 勝負中によそ見なんて舐めてるのかしら!? 喰らえ!!」
輝夜
「はんっ! そんなちんけな弾幕、私にはきかないわ!! ほぉら、これならどう? 避けてごらんなさい、妹紅~」
妹紅
「くうううっ、舐めくさってええ! ……ん?」
輝夜
「あ?」
そんななか、上空から雪のように降り注ぐ、緑黒い細胞片。
永琳
「……あらあら、手遅れね」
輝夜
「なによこれ? 体にまとわりついて気持ち悪……んはっ!?」
妹紅
「え? なによ輝夜、変な声出して……」
輝夜
「えっ……? なにこれっ? 待って……やっ!!? あはっ、あはははははははははっ!!!」
妹紅
「ひ……なによ、いきなり笑い出し――……きゃはっ!!? ちょっ、なにっ……やはははははははははは!!!」
輝夜、妹紅、体中を掻きむしりながら笑い転げる。
小さなボルボックの細胞が、彼女らの服の中に入り込み這い回っている。
妹紅
「なひゃはははははははははっ!!? なんなのこれっ、……輝夜あぁああ!!! またあんたの仕業かぁあぁあ~~あははははははははははは!!!」
輝夜
「あはははははははっ!! 知らないわよこんなのぁあはっはっははっははははっ!!? 体中がむずむずするぅううひゃはははははははは~~!!」
(つづく)
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