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 魔法の森。
 ぶくぶくに巨大化したくすぐりボルボックは、高さ100m近く。
 枝分かれした触手の先端に絡まってくすぐられている森の妖精や妖怪達。

妖夢
「ぎぎぎぎひひひひひひひっ!!? ひぎぃいいい゛い゛ぃぃいい~~!!」

鈴仙
「あばばばばばだひゃぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃ~~!?」


「に゛い゛ぃ゛ぃぃっひっひっひ、はぎゃぁぁあぁひひぇひぇひぇ!!」

萃香
「ぎゃはっはっはっはっはっはっ、んがががががががが!!」

 そして、その中心部では、

神奈子
「おほぉお~~ぼぼぼぼ、あがぁあぁひょひょひょあっぁあひあ゛あ゛ぁあぁぁあ~~!!!」

諏訪子
「ひがゃぁぁあ゛ぁ゛あぁぁあ~~ひゃひゃひゃひゃっ、ふぎぃいいひひひひひひひ~~!!!」

早苗
「あぎゃあぁぁああはははは、げひゃひゃひゃひゃひゃはぎぃぃぃい~~~へえへへへえへ!!!」

 神奈子、諏訪子、早苗が、ほとんど裸のようなボロボロの姿で触手にくすぐられている。
 それぞれ体がボルボックの本体にめり込んで、まるで一体化しているように見える。

・・・

 その様子を上空から眺める霊夢と魔理沙。

魔理沙
「想像以上にひどいな……」

霊夢
「私達は急いで雲の上まで避難してたからよかったものの……地上はほとんど全域がやられてるみたいね。爆発の時に外に出ていて、細胞片を浴びた連中は全滅。屋内でやり過ごした連中も、再生した妖藻に次々と餌食になってる」

魔理沙
「これからどうするんだ? 助けに行っても返り討ちに遭う未来しか見えないぜ……」

霊夢
「奴ら妖藻の弱点を探す。弾幕が効かない以上、なんらかの方法を模索しないと」



(つづく)



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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 ト書きシリーズ連載中です!


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