くすぐりキノコの虜となった高鴨穏乃、新子憧は、HotelMartでくすぐるための道具を購入した。
店を出ると、晩成高校の制服を着た女子生徒がひとり立っている。誰かを待っている様子で時計を気にしていた。
穏乃
「あれ、晩成の制服?」
憧
「あ、初瀬~!」
初瀬
「え……? 憧?」
岡橋初瀬は新子憧の中学時代の麻雀仲間であった。
憧
「お久しぶり~」
初瀬
「お前……なんで、晩成に来なかったんだよ! ……また一緒に麻雀できると思ってたのに」
初瀬は憧をにらみつけた。
穏乃と憧は互いに顔を見合わせ、頷き合う。
憧
「まあまあ、初瀬、そんな険しい顔しないでさ。ちょっと、車の中で話そうよ」
穏乃
「うぇひひひひひひ姉ちゃん顔貸せやぁぁ」
憧と穏乃に肩をだかれ、眉間に皺を寄せる初瀬。
初瀬
「は? いま人待ってるんだけど……。それより、隣のひとなに? 気持ち悪い……」
憧
「ままま、そう固いこと言わずにさ~」
穏乃
「うぇひひひひひひ」
初瀬
「…………」
~~~
赤土のワゴンに連れ込まれた初瀬は、いきなり二人がかりで押さえつけられ、ロープで手足を縛られた。ロープはHetelMartでたった今購入したものだ。
初瀬
「なっ!? 憧っ? いきなり何するの! やめろよ!」
Iの字に仰向けに押さえつけられた初瀬。
穏乃
「岡橋さん! 安心してください! すぐラクになります! ……うぇひひひ」
憧
「初瀬~、大丈夫だよ~、怖くないよ~」
初瀬
「や、やだ……! なにっ!? あ、憧、変だよ。一体何があったの……? まさか、この変なサルにそそのかされて――ぃいいいい!!? あははははっ!?」
穏乃が初瀬の脇腹をくすぐり始めると、初瀬は甲高い声で笑い始める。
憧は初瀬の足から革靴を脱がし、白いソックス越しに足の裏をくすぐり始める。
初瀬
「やっ、だははははははははははははっ!!? なにっ!!? なんでくすぐるのおおおお~~っはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!」
穏乃
「岡橋さん、敏感ですね! くすぐり甲斐があります!」
憧
「うんうん! 初瀬、やっぱり怒った顔より笑った顔の方がかわいじゃん♪」
初瀬
「いあぁあっはっはっはっはっはっは!! 憧やめてぇぃい~~っひひひひっひっひひっひっひ! やめりょおっっぉ~~~!!! 憧ぉおおおお、ホントにどうしちゃったのぉぉお~~やっはっはっはっは~~!!」
初瀬は大口を開け、髪の毛を振り乱して笑っている。その目には大粒の涙が浮かんでいる。
憧
「そかそか、じゃあさっそく買ったばかりの道具で実験してみようか。靴下脱がすね~」
憧は鼻歌を歌いながら、初瀬の両足から白いソックスをすぽっと脱がし取る。
憧
「あ、ちょっと汗かいてる」
初瀬
「やはははははははっ!!? 憧っ、だめぇっ……そんなのっ……言うなぁぁ、一日学校だったからしかたないじゃんかぁぁあっはっはっはっははっはっはっはっは~~!! 憧っ、憧ぉおおっ、やめてよぉぉ~~、ひっひっひっひ!」
初瀬は顔を赤くして涙を流しながら笑う。 穏乃は初瀬のシャツの裾から手を突っ込み、素肌の脇腹を直にくすぐりだしていた。
憧は、HotelMartのレジ袋からローションを取り出すと、どろりと初瀬の素足に垂らした。
初瀬
「うひゃああああああ!!? あははははは、なにっ、冷た!?」
憧
「これをすりすり~~」
初瀬
「うへひゃはははははははははっ!!!? にゃぁあぁあっはっはっはっはっはっはっ、ひゃめっ……!!? あひぃいいいいひっひっひっひっひ~~!!!」
憧が両手をつかって、初瀬の素足にローションを塗りたくると、初瀬の声が一段と大きくなる。
憧
「指の間も丁寧に~~」
初瀬
「にぃいいいいっっひひっひっっひっひ!! やめてぇぇえああはははははははははっ、そんなところ指つっこむにゃぁぁぁひゃっはっはっはっはっはっは~~!」
憧は、レジ袋から買ったばかりのヘアブラシを取り出して、
憧
「さらにこれで、ごしごし~~」
初瀬
「おごっ……ぶほぉおおおおはははははははははっ!!?! なにゃっ!!? なにそりゃぁあぁっはひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?」
初瀬の足の指が激しくもがく。
憧
「こうしてすり込んでいくと、だんだん初瀬もきもちよ~くなってくからね~~」
初瀬
「いひひひひひっ、意味がぁああ、わかんにゃあぁぁあっはっははっははっはははっは~~!!!?」
涙を流して首を左右に振る初瀬。しかしその表情は徐々にとろけていく。
穏乃
「うぇひひ」
憧
「うけけ」
初瀬
「あひゃひゃひゃひゃ!!?」
恐るべきくすぐりキノコは、さらに感染域を拡大していく。
(完)
穏乃がくすぐりキノコに冒された
憧もくすぐりキノコに冒される
灼もくすぐりキノコに冒しちゃおう
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
変貌してしまった昔の仲間にくすぐり堕とされるというシチュエーションは好きです。

店を出ると、晩成高校の制服を着た女子生徒がひとり立っている。誰かを待っている様子で時計を気にしていた。
穏乃
「あれ、晩成の制服?」
憧
「あ、初瀬~!」
初瀬
「え……? 憧?」
岡橋初瀬は新子憧の中学時代の麻雀仲間であった。
憧
「お久しぶり~」
初瀬
「お前……なんで、晩成に来なかったんだよ! ……また一緒に麻雀できると思ってたのに」
初瀬は憧をにらみつけた。
穏乃と憧は互いに顔を見合わせ、頷き合う。
憧
「まあまあ、初瀬、そんな険しい顔しないでさ。ちょっと、車の中で話そうよ」
穏乃
「うぇひひひひひひ姉ちゃん顔貸せやぁぁ」
憧と穏乃に肩をだかれ、眉間に皺を寄せる初瀬。
初瀬
「は? いま人待ってるんだけど……。それより、隣のひとなに? 気持ち悪い……」
憧
「ままま、そう固いこと言わずにさ~」
穏乃
「うぇひひひひひひ」
初瀬
「…………」
~~~
赤土のワゴンに連れ込まれた初瀬は、いきなり二人がかりで押さえつけられ、ロープで手足を縛られた。ロープはHetelMartでたった今購入したものだ。
初瀬
「なっ!? 憧っ? いきなり何するの! やめろよ!」
Iの字に仰向けに押さえつけられた初瀬。
穏乃
「岡橋さん! 安心してください! すぐラクになります! ……うぇひひひ」
憧
「初瀬~、大丈夫だよ~、怖くないよ~」
初瀬
「や、やだ……! なにっ!? あ、憧、変だよ。一体何があったの……? まさか、この変なサルにそそのかされて――ぃいいいい!!? あははははっ!?」
穏乃が初瀬の脇腹をくすぐり始めると、初瀬は甲高い声で笑い始める。
憧は初瀬の足から革靴を脱がし、白いソックス越しに足の裏をくすぐり始める。
初瀬
「やっ、だははははははははははははっ!!? なにっ!!? なんでくすぐるのおおおお~~っはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!」
穏乃
「岡橋さん、敏感ですね! くすぐり甲斐があります!」
憧
「うんうん! 初瀬、やっぱり怒った顔より笑った顔の方がかわいじゃん♪」
初瀬
「いあぁあっはっはっはっはっはっは!! 憧やめてぇぃい~~っひひひひっひっひひっひっひ! やめりょおっっぉ~~~!!! 憧ぉおおおお、ホントにどうしちゃったのぉぉお~~やっはっはっはっは~~!!」
初瀬は大口を開け、髪の毛を振り乱して笑っている。その目には大粒の涙が浮かんでいる。
憧
「そかそか、じゃあさっそく買ったばかりの道具で実験してみようか。靴下脱がすね~」
憧は鼻歌を歌いながら、初瀬の両足から白いソックスをすぽっと脱がし取る。
憧
「あ、ちょっと汗かいてる」
初瀬
「やはははははははっ!!? 憧っ、だめぇっ……そんなのっ……言うなぁぁ、一日学校だったからしかたないじゃんかぁぁあっはっはっはっははっはっはっはっは~~!! 憧っ、憧ぉおおっ、やめてよぉぉ~~、ひっひっひっひ!」
初瀬は顔を赤くして涙を流しながら笑う。 穏乃は初瀬のシャツの裾から手を突っ込み、素肌の脇腹を直にくすぐりだしていた。
憧は、HotelMartのレジ袋からローションを取り出すと、どろりと初瀬の素足に垂らした。
初瀬
「うひゃああああああ!!? あははははは、なにっ、冷た!?」
憧
「これをすりすり~~」
初瀬
「うへひゃはははははははははっ!!!? にゃぁあぁあっはっはっはっはっはっはっ、ひゃめっ……!!? あひぃいいいいひっひっひっひっひ~~!!!」
憧が両手をつかって、初瀬の素足にローションを塗りたくると、初瀬の声が一段と大きくなる。
憧
「指の間も丁寧に~~」
初瀬
「にぃいいいいっっひひっひっっひっひ!! やめてぇぇえああはははははははははっ、そんなところ指つっこむにゃぁぁぁひゃっはっはっはっはっはっは~~!」
憧は、レジ袋から買ったばかりのヘアブラシを取り出して、
憧
「さらにこれで、ごしごし~~」
初瀬
「おごっ……ぶほぉおおおおはははははははははっ!!?! なにゃっ!!? なにそりゃぁあぁっはひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?」
初瀬の足の指が激しくもがく。
憧
「こうしてすり込んでいくと、だんだん初瀬もきもちよ~くなってくからね~~」
初瀬
「いひひひひひっ、意味がぁああ、わかんにゃあぁぁあっはっははっははっはははっは~~!!!?」
涙を流して首を左右に振る初瀬。しかしその表情は徐々にとろけていく。
穏乃
「うぇひひ」
憧
「うけけ」
初瀬
「あひゃひゃひゃひゃ!!?」
恐るべきくすぐりキノコは、さらに感染域を拡大していく。
(完)
穏乃がくすぐりキノコに冒された
憧もくすぐりキノコに冒される
灼もくすぐりキノコに冒しちゃおう
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
変貌してしまった昔の仲間にくすぐり堕とされるというシチュエーションは好きです。
