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 手撮りなのだろう、画面が震えている。
 ぼんやりと映し出される女子生徒の姿。
 ピントが合うと、そこは学内のどこかのトイレの個室、女子生徒は鯉川蓮香(こいかわ はすか)だとわかる。
 鯉川蓮香は制服姿で、洋式トイレの便座の上にお尻をつけた状態で、ちょうど彼女の目の高さ辺りにつっぱり棒のように水平に張られたモップに足首を縛られ、強制開脚させられている。スカートがめくれ上がり、薄桃色のパンティーが丸見えになっている。両手は後ろで縛られているようで、正面からは見ることができない。
 正面に向かって突き出された彼女の両足は素足で、脱がされたらしい白い靴下は個室の床に、上履きと一緒に散らばっている。

男の声
「はい。こちらは、一年A組の、鯉川蓮香ちゃんでーす。こんにちはー」

蓮香
「……ど、どうしてこんなこと、するの? む、むーちんは?」

 蓮香は恥ずかしそうに顔を赤らめ、震えた声を出す。

男の声
「鯉川蓮香ちゃん、これがなんだかわかるかなー?」

蓮香
「……え、床掃除の……ブラシ?」

男の声「正確にはハンドデッキブラシといいまーす。覚えたかなー?」

 男の手と、ハンドデッキブラシが画面に映りこむ。

男の声
「今日は、外面可愛いフリして陰口ばっかりの、心の汚い鯉川蓮香ちゃんを綺麗綺麗してあげまーす」

蓮香
「き……っ! 汚くないもんっ」

男の声
「いっぱい笑って、からだから汚物を排出しよーう」

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蓮香
「きゃはははははははっ!!!? 嫌あぁぁあぁぁやだあぁぁあぁっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 蓮香はぶんぶんと激しく左右に首を振って大笑いしている。

男の声
「皆さん見てください。鯉川蓮香ちゃんの足の指がくすぐったさのあまり、暴れまわっています。えろいですねー」

 蓮香の素足。
 男が、デッキブラシで、蓮香の素足の足の裏をジャリジャリと激しい音を立てて磨いている。

蓮香
「いやぁあぁあぁっはっはっはっはっは!!! くすぐったいぃぃ~~っひっひっひっひ……!! くすぐたいよぉぉ~~~っはははははははははは!!!」

 おっとりとした可愛らしい顔は、醜くゆがんでいる。

男の声
「どうですかー? 鯉川蓮香ちゃん。磨かれる便器になった気分はー?」

蓮香
「きゃっはっはっは、……便器じゃっ、かははは、便器じゃないもんぅぅ~~っひっひっひっひっひっひ!!!! ばかぁあぁあぁっひゃっはっはっはっはっはは!!!」

男の声
「まだまだ心の汚れは落ちないようです。なのでぇ」

 男は、蓮香の素足に、便座磨きのための白い粉洗剤を擦り付ける。

蓮香
「やだぁあぁあははははは、汚いぃぃひひひひひひひひひ~~!!!」

 粉で真っ白になった蓮香の足の裏。ジャリジャリと硬い音を立てて、デッキブラシが走る。

蓮香
「ぶわぁぁっはっはっはっはは!!!? じょりじょり嫌あぁぁあぁあぁぁ、がひひひひひひひひひひひ!!!」

 びくびくとからだ中を震わせて笑い狂う蓮香。

 その動画は、蓮香がくすぐったさのあまり、失禁するまで続いた。
 時間の経過とともに、丸見えのパンティーが徐々に湿っていく様子がはっきりと確認できた。


(つづく)