○St.ヒルデ魔法学院校校門前(夕)
  制服姿のリオ・ウェズリーが肩を落として出てくる。

リオ
「今日二人ともどうしたんだろう……?」

――
「リオ・ウェズリーさんですね?」

リオ
「え?」

――
「秘密の特訓に参加してみませんか」

リオ
「あ、あなた、何者!?」

――
「ヴィヴィオさんもコロナさんも、一緒ですよ?」

リオ
「え……二人が?」

  怪訝そうに眉をひそめるリオ。

(暗転)

――
「案外聞き分けの良いお嬢さんで助かりました」


○亜空間

  リオは両足を揃えて伸ばして座った状態で手首・足首・足指をマジックリングで固定されており、前方に晒された素足を四本のマジックハンドにくすぐられている。
  傍らに、リオのローファーとソックスが丸まって落ちている。

リオ
「ぎゃっはっはっはっはっはっは!!! ヴィヴィオとコロナはぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっは!!?」

――
「リオさん。足は第二の心臓と言われていて、このように足の指を全開にして引き伸ばされた足の裏をマッサージすることで劇的な肉体強化が期待できるんですよ?」

リオ
「ぐひひっひひっ、そんなこと聞いてないぃぃぃ~~っひっひっひっひっひっやめっはぎゃぁあ~~!!」

――
「心配しなくても、リオさんの身体能力ならさらに高みが目指せます」

リオ
「いぎゃああぁぁっはっははっはっはっはっは!!! そんなのっはっはっはっは、二人返せ馬鹿ぁぁぁぁあっはははははははははははは~~!!」

――
「ご信用いただけませんか? なら身をもって体感していただくしかありませんね」

リオ
「ぎゃあああっはっははっはっはっはっはっは!!! 嫌っ、やめれぇぇえええっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」


(つづく)