「ミウラ・リナルディさんですよねっ!?」
「試合見てます!! 抜剣! 格好良かったです!!」

「あっ、わわっ……! ありがとうございます」

 ミウラ・リナルディはランニング中、公園で突然若い女子二人組に話しかけられた。
 ストライクアーツのファンらしい。
 ミウラは普段のトレーニングと同じように、半袖シャツにオレンジ色のベスト、短パン、足元はショートソックスにスニーカー姿である。

「ミウラさんの体、触らせてください!」

「あ、はい……。……て、えっ?」

 ミウラは瞬時に返事をしてしまってから、聞き返した。
 女二人は、ミウラを押し倒した。

「わっ!? ちょ、ちょ、ちょっと、なんですか……っ――!!? ひゃっ!? あはははっ!? ふぇっ!!? やっ!? な……っ!!」

 二人は、地面に仰向けになったミウラの上半身をまさぐった。
 突然のくすぐったさに、ミウラは笑い出してしまう。

「あははははっ、やめっ!! くすぐったいですぅぅ~~!!」

 ミウラは足をばたつかせて二人を振りほどこうとこころみる。
 が、二人の押さえつける力は予想外に強かった。

「ミウラたんの体ひゃっはぁあ!!」
「細くて白くてたまんねぇなぁぁぁぁ!!」

 女二人は恍惚の表情を浮かべてミウラの体に指を這わせた。
 シャツの裾や、袖から手を突っ込まれ、素肌をくすぐられる。

「いやぁっ!!? やはははははははははっ!! やめてぇぇ~~っはっはっはっはっはっはっははっは!!!」

 膝を立て、バタバタ地団駄を踏んで暴れるミウラ。

「ミウラたんの笑い声超かわうぃぃぃぃいいひひひひ!!」
「足バタバタさせて赤ちゃんみたいぃぃぃひひひひひひひ」

 女の一人が、ミウラの片足を掴み上げ、スニーカーを脱がす。

「ちょぉぉぉいやぁぁぁあっはははははははっ!!! やめっ!! やめてくださいぃぃっひっひっひっっひっひ!!?」

 ミウラは目に涙を浮かべて懇願する。
 が、女はまったく聞き入れず、白いショートソックスまで脱がし取る。

「うひょぉぉぉ~~ミウラたんのあんよちっちゃくてあぎゃぁぁっひゃぁぁ~~!!!」

 テンションが振り切れたのか白目を向いて絶叫した女は、何かにとりつかれたように一心不乱にミウラの素足の足の裏を掻きむしり始めた。

「あぎゃぁぁあ~~はっはっはっはっはっはっは!!!? いひゃははははははあはやだぁぁぁっはっははっはっはっはっは!!!」

 クネクネとよじれるミウラの足。
 女は目にもとまらぬ速さで指を動かし、踵から足の指までまんべんなくくすぐり回す。

「うひひひひひひひひひっ!!! 嫌ぁぁぁああっはっはっはっっはっはっははっはっはっはぁぁ~~!!!」

「ミウラたんうひひひ、可愛いよぉぉ~」

 上半身をくすぐる女は、ミウラの腋の下から脇腹、あばらへ、縦横無尽に指を突き立てる。

「きゃっはっはっはっはっはっっはっはっ!!! なぁぁ~~っはっはっはっはっはっっは!!!」

「びゃぁぁあうばいぃぃぃ~~ミウラたんの足の裏んばんばぁぁぁ!」

 足の裏をくすぐっていた女は、れろれろとミウラの足の指と指の間を舐め回している。

「うひゃひゃひゃひゃひゃっ!!? きたにゃぁあぁっ、汚いでしゅよぉぉ~~あひゃひゃっひゃっひゃっひゃっひゃひゃ~~!!?」

「泣いてるミウラたんかわうぃぃぃいいひひひ!!」
「足の指ぴくぴくしてるよぉぉぉおひょひょ!!」

「あぁぁあぁああ~~ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃやべでぇぇえ~~っへっへっへっへへふぎゃぁぁあ~~!!!」

 ミウラはそれから数分程度くすぐられ続け、解放された。
 乱れた服を直す体力も残してもらえなかった。
 ショートソックスは両足ともお持ち帰りされた。


(完)