詩織ちゃんをくすぐった翌日、私達は朝一番に学級委員の澪ちゃんに呼び集められて叱られた。
私、奈々、智子、千尋、琴音ちゃんの五人が対象だった。結乃ちゃんが外されていたのは、普段の印象による、単なるえこひいきだろうと思った。「クラスの子にいじめみたいなことしないで!」ということらしい。
澪ちゃんはたぶんくすぐりの不思議な魔力を知らないのだ。
体験してみればきっとわかってもらえるのに。
私達は澪ちゃんをくすぐることにした。
放課後、結乃ちゃんと詩織ちゃんも合流して、八人で澪ちゃんを尾行した。
家に着くと、澪ちゃんは鞄から鍵を取り出した。澪ちゃんは「鍵っ子」だった。
家に誰もいないのは好都合だった。
「みーおーちゃん! あーそーぼー!」
玄関の前で奈々がいつもの調子で声をかけると、澪ちゃんは驚いたようだった。
「え!? あんたたち……、もしかして、つけてきたの!?」
私達は家の中へ強引にお邪魔すると、問答無用で澪ちゃんを玄関前の床に押し倒した。
「やっ! もうっ! やめてよ!」
結乃ちゃんがドアの内側から鍵をかけた。
澪ちゃんの足から靴を脱がし、私達も靴を脱いで上がる。
抵抗する澪ちゃんの腕を、結乃ちゃんと千尋が押さえつける。
私と琴音ちゃんで暴れる澪ちゃんのソックスを引っこ抜く。
準備が整うと、私達八人は、澪ちゃんの体中をくすぐりはじめた。
「嫌っ!!? ――ああああぁぁぁぁはははははははははははいひゃぁあぁああっはっはっはっはっはっはっは!!!」
八人がかりのくすぐりに耐えられるはずもなく、澪ちゃんは大笑いし始めた。
「やめてぇぇああぁぁ~~はっははははははははは!!! くすぐったいぃぃぃ~~っひひひひひひひひひひひひひひ!!!」
澪ちゃんはいつもちょっと怒ったような険しい表情をしているので、笑った顔は新鮮だった。
笑った顔は結構かわいい。
「あぁぁ~~っはっはっはっはっはっっははいやあぁぁああははははははは!!!」
私の指の動きに呼応して、澪ちゃんの足の指が踊り狂った。
私のテクニックもここ何日かで上がってきたみたいだ。
足指の間を撫でるようにくすぐってやると、澪ちゃんの悲鳴はさらに大きくなった。
澪ちゃんの素足はちょっと蒸れているせいもあってか、余計に敏感なようだった。
「あがあぁああああはっはっはははっはっはっは!!! くすっ……くすぐらないでぇぇええへへへへへえへへへへふはぁあぁあ~~!!」
かなりの時間くすぐり続けたと思う。
気付くと夕方になっていた。
解放された澪ちゃんは汗びっしょりで、しばらく仰向けに寝そべったまま動けなかった。
さすがにやりすぎたかと思ったが、意外にも澪ちゃんは怒っていなかった。琴音ちゃんの「スッキリしたー?」にも「まだ体むずむずするけどね」と笑って返していた。
その後は澪ちゃんの部屋でお菓子なんかを食べて、喋って、少しまたくすぐり合いっこをして解散した。
澪ちゃんにもくすぐりの楽しさがわかってもらえてよかった。
(つづく)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
ノリ的な意味で、JCはいいものだなァ!
私、奈々、智子、千尋、琴音ちゃんの五人が対象だった。結乃ちゃんが外されていたのは、普段の印象による、単なるえこひいきだろうと思った。「クラスの子にいじめみたいなことしないで!」ということらしい。
澪ちゃんはたぶんくすぐりの不思議な魔力を知らないのだ。
体験してみればきっとわかってもらえるのに。
私達は澪ちゃんをくすぐることにした。
放課後、結乃ちゃんと詩織ちゃんも合流して、八人で澪ちゃんを尾行した。
家に着くと、澪ちゃんは鞄から鍵を取り出した。澪ちゃんは「鍵っ子」だった。
家に誰もいないのは好都合だった。
「みーおーちゃん! あーそーぼー!」
玄関の前で奈々がいつもの調子で声をかけると、澪ちゃんは驚いたようだった。
「え!? あんたたち……、もしかして、つけてきたの!?」
私達は家の中へ強引にお邪魔すると、問答無用で澪ちゃんを玄関前の床に押し倒した。
「やっ! もうっ! やめてよ!」
結乃ちゃんがドアの内側から鍵をかけた。
澪ちゃんの足から靴を脱がし、私達も靴を脱いで上がる。
抵抗する澪ちゃんの腕を、結乃ちゃんと千尋が押さえつける。
私と琴音ちゃんで暴れる澪ちゃんのソックスを引っこ抜く。
準備が整うと、私達八人は、澪ちゃんの体中をくすぐりはじめた。
「嫌っ!!? ――ああああぁぁぁぁはははははははははははいひゃぁあぁああっはっはっはっはっはっはっは!!!」
八人がかりのくすぐりに耐えられるはずもなく、澪ちゃんは大笑いし始めた。
「やめてぇぇああぁぁ~~はっははははははははは!!! くすぐったいぃぃぃ~~っひひひひひひひひひひひひひひ!!!」
澪ちゃんはいつもちょっと怒ったような険しい表情をしているので、笑った顔は新鮮だった。
笑った顔は結構かわいい。
「あぁぁ~~っはっはっはっはっはっっははいやあぁぁああははははははは!!!」
私の指の動きに呼応して、澪ちゃんの足の指が踊り狂った。
私のテクニックもここ何日かで上がってきたみたいだ。
足指の間を撫でるようにくすぐってやると、澪ちゃんの悲鳴はさらに大きくなった。
澪ちゃんの素足はちょっと蒸れているせいもあってか、余計に敏感なようだった。
「あがあぁああああはっはっはははっはっはっは!!! くすっ……くすぐらないでぇぇええへへへへへえへへへへふはぁあぁあ~~!!」
かなりの時間くすぐり続けたと思う。
気付くと夕方になっていた。
解放された澪ちゃんは汗びっしょりで、しばらく仰向けに寝そべったまま動けなかった。
さすがにやりすぎたかと思ったが、意外にも澪ちゃんは怒っていなかった。琴音ちゃんの「スッキリしたー?」にも「まだ体むずむずするけどね」と笑って返していた。
その後は澪ちゃんの部屋でお菓子なんかを食べて、喋って、少しまたくすぐり合いっこをして解散した。
澪ちゃんにもくすぐりの楽しさがわかってもらえてよかった。
(つづく)
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(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
ノリ的な意味で、JCはいいものだなァ!