St.ヒルデ魔法学院初等科の、高町ヴィヴィオ、コロナ・ティミル、リオ・ウェズリーの間で始まった「くすぐり遊び」最後のくすぐられ役は、リオだ。

 リオは、先の二人と違い、いきなりベッドの上でX字の格好で縛り付けられた。
 両足ともソックスは脱がされて素足にされ、足首はヴィヴィオとリオ自身のソックスで、手首はコロナのニーソックスで縛られている。

「ええっ! いきなりこれは、ちょっときついかも……。ね、時間だけ先決めておかない?」
 などと言うリオの言葉は聞き入れてもらえず、ヴィヴィオとコロナはいきなりリオのお腹と腋をくすぐりはじめた。

「あぁぁああああひゃははははははははっ!!? ちょっとぉぉ~~聞いてよぉぉあああはははははははははははは!!!」

「ダメだよ。私の時だって本気でやってきたんだから」
「そうそう。もともとはリオの発案だしね」

 ヴィヴィオとコロナは互いに頷き合いながら、リオの体へ指をつきたてる。

「あぁぁあはっはっはっはっはっはっは二人とも強いぃぃ~~ひひひっひひひ!!! いきなり全力過ぎるよぉぉ~~ぎゃはははははははははははははは!!」

 びくびくと体を震わせて大笑いするリオ。
 コロナはリオの腰にまたがると、リオのアバラをごりごりとしごくようにくすぐり始めた。

「にゃぁあああああははははははははっ!!! うほぉぉ~~それむりむりむりぃぃぃひひひひひひひひひっひひひふぎぃぃ~~!!!」

「こうして縛っておくと、いろんなくすぐり方ができて楽しいよね」
 コロナは言いながら、今度は人差し指でつんつんとリオの横っ腹から腋にかけてをつっついた。

「ひゃっひゃっひゃっ!!? コロナぁあぁぁあひゃははは!! 遊んでるっ!!? あたしの体であそばないでぇぇはっはっははっはっははっははっはは~~!!」

 足元ではヴィヴィオがリオの素足の足の裏をカリカリと引っ掻きくすぐった。

「ぎゃはははははははははははっ!!! だめぇぇえう゛ぃう゛ぃおぉぉははははは、集中的にやめてぇぇえぁはひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

「リオも私のお腹めちゃくちゃにくすぐったんだから、お返しだよ~」
 ヴィヴィオは言うと、リオの足の指の股を押し広げ、引っ掻く。

「うひゃぁぁぁあはははははははははははは!!! やだぁぁあ、あ、あ、あ、あははははははははははっ!!! あひゃぁぁあああんひひひひひひひひふひぃぃ!?」

 足の指を広げられる感覚が新鮮なのか、リオはガクガクと体を揺らして悲鳴を上げた。

「あはぁあぁああひゃひゃひゃっ!! ホントにぃぃぃっひっひっひっひひ、頭おかしくなるぅぅぅうううううひひひひひひひひひひっひひひ!!!」

 リオのくすぐり番は、一番長かった。
 三人ともくすぐられた直後は疲れ果てていたが、終わってみると、大笑いしてすっきりしたのか清々しい表情だった。
 以来、三人が屋内で遊ぶ際にはときどき「くすぐり遊び」が導入された。


(完)


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