トレーナーAは草むらでパートナーのモンジャラと技の練習をしていた。
「よし! モンジャラ、いあいぎりだ」
「はい!」
 ズバッ。
 モンジャラの目の前に置かれた丸太が真っ二つになった。
「いいぞ! モンジャラ! 次はつるのムチだ」
「はい!」
 モンジャラは体中の触手を一斉に伸ばした。
「わっ、と」
 トレーナーAの方にも向かってきて、避けた。
 まだつるのムチは制御がしにくいらしい。
 モンジャラの触手は四方八方に広がり、どこに行ったかわからない。

「きゃっ!?」

 突然、草むらの向こうで声が聞こえた。
 トレーナーAが駆けつけると、モンジャラの触手が、ひとりのバトルガールを絡め取っていた。
 両手両足が引き伸ばされ、英語のIの字のような格好で、身動きが取れなくなっている。
「お?」
「あなた! トレーナーでしょ!? ぼーっとしてないでさっさと技解除してよ!」
 バトルガールは怒鳴った。

「よし! モンジャラ、くすぐるだ!」
「はい!」
 トレーナーAはそのまま技の指示を出した。

「えっ!? ちょっと、なにすっ……やめっ――あはははははははははははっ!!?」

 ワラワラと集まったモンジャラの触手は一斉にバトルガールのからだをくすぐり始めた。

「ちょぉぉあぁあああっはっはっはっははっははやめてぇぇ~~何するのよぉぉぉ~~~はははははは離してぇ~~」

 露出したおなか、腋の下へと這いずり回る触手。
 ぴんと引き伸ばされた体をくすぐられ、バトルガールは絶叫する。

「いやぁぁぁっはっはっははっはっはふざけぇえ、ふざけないでぇぇやっはっはっはははっはっは!!!」

 触手はいやらしくくねり、バトルガールのお腹、おへそをなであげる。

「ひぃぃぃ~~っひっひっひいひひひひっ!!! やめぇぇえ~~~くすぐったいよぉぉ~~~あははははははは!!!」

「いいぞ、モンジャラ! さらに、くすぐるだ!」
「はい!」
 トレーナーAは機械的に指示を出した。
 モンジャラの触手は、バトルガールのシューズを脱がしとり、素足にした。

「やぁぁあぁぁっはっははっはっははは!!! そこはだめぇぇえ~~っへっへっへっへっへっへ!!!」

 バトルガールが必死に抵抗するが、触手の拘束はきつく、逃れられない。
 モンジャラの細長い触手がバトルガールの足の指にからみつき、引き伸ばす。
 足指の動きまで封じられ、つっぱった土踏まずや、指間をくすぐられる。

「いひゃぁあぁぁああっはっはっははっはははっはやだやだやだぁぁぁぁあはははははははは!!! やめっ、やめてぇぇぇ~~っはっはっはっはっははっははは!!!!」

 数分ほどくすぐられ続けて、バトルガールは失神した。
 バトルガールが目覚めると、所持金が根こそぎ奪われていた。
 その後、ポケモンの技練習を装って女性トレーナーを拘束し失神するまでくすぐってから金を奪うという、新手の強盗被害が相次いだ。


(完)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 チャットルームで深夜に書いたバトルガールさんです。