それは、機動六課が解散して、なんやかんや事件も一通り解決して適度に平和なころ。

 ミッドチルダ南部の八神家に、来客あり。
「ヴィータちゅわぁぁぁぁ~~ん? 足枷買ってきたおおおおおお!」
「なんだよなのは……いきなり家に来たと思ったら――ってふぎゃ!?」

 なのはヴィータが出迎えるや否や、ヴィータをバインドで拘束し、強制的に足枷にはめ込んだ。

「ななななのは! まだ玄関! 玄関だから!」
「うっひょー! ヴィータちゃんの私服かわうぃぃぃぃぃぃ! 靴下脱がす手間も省けるおおおお!?」

 なのははノースリーブにミニスカートの格好のヴィータを足枷に拘束したことで、テンションが上がっている。

「うっひょーって……なのは、キャラおかしすぎるぜ。ってか、ホントに勘弁してくれ! あたしは散々――」

 なのははヴィータが文句を言うのも待たずに、足枷からにょっきりとつきだしたヴィータの二本の素足の足の裏をこちょこちょくすぐり始めた。

「いひゃはははははははははっ!!? ちょぉぉおおおいきなりはやめぇえぇぇえええあぁあ~~っはっはっはっはっははっはっははっは!!」

 ヴィータは不意打ちにたまらず笑い出す。
 
「んもぅ、ヴィータちゃん相変わらず敏感なんだからぁ」
 なのはは言いながら、わしわしと土踏まずから踵にかけて、がりがりとくすぐる。

「ぎゃあぁぁあははははははははっはあはは!!! なのはのぉぉ~~なのはのせいだぁぁぁぁひゃっはっははっはっははっはっははっは~~!!!」

 ヴィータの素足がびくびくと震える。

「たまには魔法じゃなくてこういう拘束もいいよね!」

「わかんにゃああっぁっはっはっはっはっはっはは!!!? んなもん知るかぁぁあぁぁあっひゃっははっはっははっはっははは、やべてぇぇえ~~~ひひひひひひひひひひひひひひ!!」

 ヴィータは上半身を激しくよじり、三つ編みの髪の毛を振り乱して大笑いする。

「わかんない? たとえばねー」

 なのははヴィータの足指をひっつかむと、無理矢理押さえつけ、足枷に付属していた紐で縛り付けた。

「こうするとほら! 足指一本も動かせない楽しい足標本のできあがり」

「や、やめろ……なのは……! こ、こんな状態で……」

 なのは、青ざめるヴィータを無視して、ピンと反り返った足の裏を掻きむしった。

「ひぎいいぃぃぃぃぃっひっひひひひっひっひっひっひ!!? あぎゃぁぁぁああああひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! ホント無理いぃぃぃぃこれはだめぇぇえやははははははははははははははははは!!!」

 ビクンビクンと体をねじって笑うヴィータ。
 二本の素足はくすぐったそうにぴくぴく痙攣するように震えている。

「ん~良い反応! やっぱりヴィータちゃんはかわいいなぁ」

「にゃのはぁぁあひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! もう勘弁してゃぁああああひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 その日から、なのはのヴィーたんゲームのメニューに足枷が加わった。


(完)