昔話をしよう。
俺がまだ高校二年生だった夏。
野球部の女子マネージャーをくすぐった話。
高校に入ってはじめて『女子マネージャー』なんて単語を耳にした。
良い響きだと思った。
運動に汗を流す部員達に尽くす、献身的な女の子って感じで。
そんな女の子を、……健全で汚れてない青春真っ盛りの女の子を、
……滅茶苦茶にくすぐりまくって壊したい。
くすぐりフェチだった俺は、辛抱たまらずとうとう行動を起こしてしまった。
野球部マネージャーの松田(まつだ)さんという二年生の女の子。
身長は160ないぐらいで、前髪をぱっつんにした髪の毛は肩ぐらいの長さ。ときどき後ろで一つ括りにしていた。垂れ目でおっとりとした雰囲気で、献身的でけなげというイメージがぴったりの女の子。俺含む帰宅部の男子の間ではひそかに人気があった。
とある休日、俺は朝一で学校へ行き、松田さんを待ち伏せした。
松田さんは野球部の練習のために、休日もだいたい学校に来ていた。
グラウンドへ向かう途中の渡り廊下で、後ろからそっと忍び寄り、タオルで松田さんに目隠しして傍の音楽室へ連れ込んだ。
音楽室は防音なので都合が良かった。
「山内君。な、なんでこんなことするの?」
椅子に縛り付けた松田さんの声は震えていた。
クラスメイトにいきなり拘束されて、怯えていたのだと思う。
「お願い。放して! 今日、大事な練習試合があるの」
松田さんは、そんなことを言って涙を流していた。
松田さんは学校指定の夏服姿で、スポーツバッグには着替えのジャージが入っていた。おそらく、マネージャーとして仕事をするときには着替えているのだろう。
部活のために休日わざわざ登校してきたのに、こんなところに連れてこられて……。
松田さんの心境を想像すると、興奮した。
俺は、松田さんの片足だけ拘束を解いて持ち上げ、白いハイソックスを脱がし取った。
「なにするの! やめて!」
と松田さんは叫んでいたが、無視した。
松田さんの素足は、少しタコのできた扁平足だった。その日は暑かった。足の指の間にしっとり汗をかいていた。
素足をまじまじと見られて、松田さんは恥ずかしそうだった。
「や、やだっ! 放してっ、……やめて」
と狼狽するようにもがく彼女は、かわいかった。
俺はそんな松田さんの素足の足の裏へ爪を立てて、がりがり思い切りくすぐってやった。
「だっ……!?!? やはははははははははっ!!! やだっ、いやぁぁっ!! やめてぇぇ~~あっはっはっはっはっはっはっは!!!」
想像以上に松田さんは大笑いしてくれた。
足の裏は弱かったようだ。
足フェチの俺としては大満足だった。
「きゃははははははははっ!!! やめてぇぇ!! 放してやまうちくぁああっはっはっはっはっはあ~~!!?」
足指を掴んで反らせ、つっぱった指の根元をくすぐってやると、声が甲高くなった。
松田さんは可愛い顔をくしゃくしゃにして、一つにくくった髪の毛を振り乱して笑っていた。
「やぁぁあははははははははは!!? ホントにぁぁああああああ!!! 試合がはじまっちゃうからぁぁああひゃははははははははははは!!!」
野球部のみんなはきっと松田さんの到着を待っていたのだろう。
くすぐっている間、なんども松田さんのスポーツバッグの中の携帯が震動していた。
野球部の誰も、まさかこんなところで大笑いしているなんて想像していないだろう……。
「あぁぁああはははっはあはははははあははっ!!! ばかぁぁあああああ!!! 放せぇえぇぇぇえええひゃはははははははは!!!」
時間が経つにつれて、口調が荒くなる松田さんの姿にも興奮した。
口汚く俺を罵りながらも、くすぐったさで大笑いしてしまう松田さん。
足の指の間や、土踏まず、踵まで、数時間丹念にくすぐりつくしてやった。
「もううううあぁあぁっはっはっはっはは放せよおおぁあっはっはっはっは!! 私ぃいいいこんなことしてる場合じゃないからぁぁああひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
マネージャーとしての責任感があったのだろう。
もうとっくに試合は始まっていただろうが、松田さんはずっと試合のことを気にしていた。
四時間ぐらぶっ通しでくすぐると、松田さんはすっかり壊れてしまった。
ちょっと漏らしてしまったらしく、丸見えのパンツにシミができていた。くすぐる手を止めても、「あひゃ、あひゃ」と舌を出したまま笑いが収まってなかった。
人間をくすぐり続けるとこんな風になるのかと、良い勉強になった。
松田さんの足の裏をくすぐり続けた指の臭いを嗅いでみると、汗臭かった。
(つづく)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
なんとなく野球部マネージャーをくすぐりたくて書きました。
俺がまだ高校二年生だった夏。
野球部の女子マネージャーをくすぐった話。
高校に入ってはじめて『女子マネージャー』なんて単語を耳にした。
良い響きだと思った。
運動に汗を流す部員達に尽くす、献身的な女の子って感じで。
そんな女の子を、……健全で汚れてない青春真っ盛りの女の子を、
……滅茶苦茶にくすぐりまくって壊したい。
くすぐりフェチだった俺は、辛抱たまらずとうとう行動を起こしてしまった。
野球部マネージャーの松田(まつだ)さんという二年生の女の子。
身長は160ないぐらいで、前髪をぱっつんにした髪の毛は肩ぐらいの長さ。ときどき後ろで一つ括りにしていた。垂れ目でおっとりとした雰囲気で、献身的でけなげというイメージがぴったりの女の子。俺含む帰宅部の男子の間ではひそかに人気があった。
とある休日、俺は朝一で学校へ行き、松田さんを待ち伏せした。
松田さんは野球部の練習のために、休日もだいたい学校に来ていた。
グラウンドへ向かう途中の渡り廊下で、後ろからそっと忍び寄り、タオルで松田さんに目隠しして傍の音楽室へ連れ込んだ。
音楽室は防音なので都合が良かった。
「山内君。な、なんでこんなことするの?」
椅子に縛り付けた松田さんの声は震えていた。
クラスメイトにいきなり拘束されて、怯えていたのだと思う。
「お願い。放して! 今日、大事な練習試合があるの」
松田さんは、そんなことを言って涙を流していた。
松田さんは学校指定の夏服姿で、スポーツバッグには着替えのジャージが入っていた。おそらく、マネージャーとして仕事をするときには着替えているのだろう。
部活のために休日わざわざ登校してきたのに、こんなところに連れてこられて……。
松田さんの心境を想像すると、興奮した。
俺は、松田さんの片足だけ拘束を解いて持ち上げ、白いハイソックスを脱がし取った。
「なにするの! やめて!」
と松田さんは叫んでいたが、無視した。
松田さんの素足は、少しタコのできた扁平足だった。その日は暑かった。足の指の間にしっとり汗をかいていた。
素足をまじまじと見られて、松田さんは恥ずかしそうだった。
「や、やだっ! 放してっ、……やめて」
と狼狽するようにもがく彼女は、かわいかった。
俺はそんな松田さんの素足の足の裏へ爪を立てて、がりがり思い切りくすぐってやった。
「だっ……!?!? やはははははははははっ!!! やだっ、いやぁぁっ!! やめてぇぇ~~あっはっはっはっはっはっはっは!!!」
想像以上に松田さんは大笑いしてくれた。
足の裏は弱かったようだ。
足フェチの俺としては大満足だった。
「きゃははははははははっ!!! やめてぇぇ!! 放してやまうちくぁああっはっはっはっはっはあ~~!!?」
足指を掴んで反らせ、つっぱった指の根元をくすぐってやると、声が甲高くなった。
松田さんは可愛い顔をくしゃくしゃにして、一つにくくった髪の毛を振り乱して笑っていた。
「やぁぁあははははははははは!!? ホントにぁぁああああああ!!! 試合がはじまっちゃうからぁぁああひゃははははははははははは!!!」
野球部のみんなはきっと松田さんの到着を待っていたのだろう。
くすぐっている間、なんども松田さんのスポーツバッグの中の携帯が震動していた。
野球部の誰も、まさかこんなところで大笑いしているなんて想像していないだろう……。
「あぁぁああはははっはあはははははあははっ!!! ばかぁぁあああああ!!! 放せぇえぇぇぇえええひゃはははははははは!!!」
時間が経つにつれて、口調が荒くなる松田さんの姿にも興奮した。
口汚く俺を罵りながらも、くすぐったさで大笑いしてしまう松田さん。
足の指の間や、土踏まず、踵まで、数時間丹念にくすぐりつくしてやった。
「もううううあぁあぁっはっはっはっはは放せよおおぁあっはっはっはっは!! 私ぃいいいこんなことしてる場合じゃないからぁぁああひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
マネージャーとしての責任感があったのだろう。
もうとっくに試合は始まっていただろうが、松田さんはずっと試合のことを気にしていた。
四時間ぐらぶっ通しでくすぐると、松田さんはすっかり壊れてしまった。
ちょっと漏らしてしまったらしく、丸見えのパンツにシミができていた。くすぐる手を止めても、「あひゃ、あひゃ」と舌を出したまま笑いが収まってなかった。
人間をくすぐり続けるとこんな風になるのかと、良い勉強になった。
松田さんの足の裏をくすぐり続けた指の臭いを嗅いでみると、汗臭かった。
(つづく)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
なんとなく野球部マネージャーをくすぐりたくて書きました。