くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2015年04月

仏滅――擽手観音

 沙々宮紗夜(ささみや さや)の前に現れた男はずいぶんと背が低かった。修行僧のようなゆったりとした袈裟を着ているため、体つきはわからない。武器を隠し持っているのかもしれない。

「『在名祭祀書』にも名前が載ってないから、見落としていたよ。まだ君みたいな実力者が残っていたとはね」

 最近、星導館学園では実力者が次々と襲われる事件が起こっていた。
 彼がその犯人だという。

「……なぜ」

 紗夜は問うた。
 目はくりくりと大きく、顔立ちはあどけない。表情がほとんど変わらないので、良くも悪くも人形のような可愛らしさがあった。

「なんでこんなことをするかって? 俺はただ、強い奴と戦いたいだけだよ」

 男は袖をまくり上げると、そのサイボーグのように機械化された腕を露わにした。
 紗夜も驚いたのか眉をぴくりとわずかに上下させる。

 男がパンと音を立てて合掌すると、直後、どこからともなく紗夜に向かって光弾が飛んできた。

「……っ!」

 間一髪で避ける紗夜に、男は笑いかけた。

「どうしたの? 決闘の申し立てなんて面倒な手順は踏まないよ? 早くそっちの煌式武装を――」

 男が言い終える前に、紗夜は巨大な擲弾銃を出現させた。
「……正当防衛」
 銃身が光を帯びる。
「そうこなくっちゃ」
 再び男が合掌する。
「……どーん」 
 紗夜の気の抜けるようなかけ声とともに発射される光弾。耳をつんざくような轟音を響かせ、男の前で炸裂する。

○○○

「……なぜ」

 紗夜は敗北した。
 彼女の服はところどころ破れ、ボロボロだった。

「なんで負けたかって? そんなの俺の方が強かったからに決まっているだろう?」

 男は無傷だった。

「千手観音の1000という数字の意味は知ってるかな? 合掌する2本を除いた40本の腕がそれぞれ25の世界に対応する。つまり――」

 紗夜は万歳をした状態で宙づりにされていた。
 紗夜の両手首を掴んだ2本の手は手首から先しかない。その周りを取り囲む手もまた、同じくふわふわと宙に浮かんでいる。合わせて40本あった。

「俺が具現化できる40本の手は、それぞれ25種類の技を持つ。威力だけのグレネードランチャーなんか、恐るるに足りないんだよ」

 紗夜は侮辱に気分を害したのか、わずかに眉を寄せる。

「さて、敗者には罰ゲーム。お楽しみの時間だよ」

 男はにやりと笑い、合掌した。
 すると、紗夜を取り囲んだ40本の手がゆらゆらと指を動かし始めた。
 はてなマークを浮かべる紗夜。

「なにす――……っ!?」

 言いかけて、びくんと体を震わせる紗夜。
 2本の手が、彼女の腋の下へ触れたのだ。

 服の上から人差し指を立てて、上下に、なでるように。

「んっ……なに、これ……?」

 紗夜はわけがわからないというように眉を寄せ、声を絞る。

「俺はこれが楽しくてやってるだよ。紗夜ちゃん? さて、表情の乏しい紗夜ちゃんは、いったいどんな声で鳴いてくれるのかなぁ?」

「んっ……ん、……」

 指は、紗夜の腋からあばら辺りにかけて規則的に上下する。
 紗夜は気持ち悪そうにわずかに口元をゆがめ、ときおり腰をくねらせた。

「分厚そうな服を着てるから、感じにくいのかな? それとも、くすぐったくて笑うのが恥ずかしくて、我慢してるのかなぁ?」

「ん……く、くすぐったくなんか……ない……」

 紗夜の声は震えていた。顔は徐々に紅潮していく。

「ぼんやりして見えて、案外強情な性格なのかな?」

 指の動きはワンパターンで、たった2本の人差し指が上下に動くだけだった。
 しかし、時間とともに紗夜の息は荒くなっていき、腰の動きも大きくなっていく。

「んっ、ふっ……んぅっ」

 紗夜は唇をかみしめ、体をくねらせる。見開かれた目はふるふると微動していた。

「耐えきれなくなってきたかな? 甘く見てたんじゃない? 同じ動きだからって簡単に慣れるもんじゃないんだよ? いや、慣れちゃうから、余計にその動きを意識して、くすぐったく感じちゃうのかな? ほらほら、紗夜ちゃん、もっと無心にならないとますますくすぐったくなっちゃうよ?」

 指の動きは変わらない。
 しゅるしゅると服の擦れる音だけが辺りに響いた。

「んふっ、ふっ!! ……く、ん……っ!!」

 紗夜は、足をばたつかせ始めた。
 体側の刺激を紛らわすかのように、宙を蹴ったり、膝をすりあわせたり。

「どうしたの? くすぐったくなんかないんじゃなかったの? そんなに足をジタバタさせないといけないほど、くすぐったいのかなぁ?」

 まっすぐ引き伸ばされた腋の下を人差し指がただ上下するだけ。
 それだけの刺激が、紗夜を悶えさせた。

「んふっ、ひっ、ひぃっ……くひっ!?」

 紗夜の口元に歯が見えた。
 目には涙が浮かび、顔は上気している。

「そろそろ限界かなぁ? じゃあ少し趣向を変えて」

 男の合掌で、さらに2本の手が、紗夜の体にゆっくりと近づいてく。
 それを見た紗夜は、不快そうに眉間に皺を寄せ、ふるふると左右に首を振る。
 2本の手は人差し指を立て、紗夜の脇腹を、つついた。

「は……っ!! たっ……ひっ……ふくっ!!!」

 びくんと片脚を持ち上げて体をねじり、一瞬、紗夜は明らかな笑い声を発した。

「どうしたの? 紗夜ちゃん? くすぐったいなら笑っていいんだよ?」

 2本の手は、男の声に呼応するようにつんつんと紗夜の脇腹をつっつく。

「くっ!? んっ!!? ふぅぅっ……んひっ、ひはっ……んぅぅぅぅ~~!!!」

 紗夜は歯を食いしばり、ぶんぶんと首を左右に振った。
 両足は宙を掻くように激しく動いている。

「俺に笑顔を見せるのがそんなに恥ずかしい?」

「んふっ!! ふぅぅんぅぅ~~っ!! んっ、んっ、ひぅぅっ!!!」

 腋の下から脇腹に4本の指が這う。
 紗夜は顔を背け、体をひくひくと震わせて笑いをこらえているようだった。

「なかなか頑固だねぇ。ん?」

 男は、激しく宙を蹴り上げる紗夜の足に目をつけ、にんまりと笑う。

「かなり厚底のブーツだねぇ? そんなに身長を高く見せたいのかな?」

「んくぅぅぅっ!!! んふぅぅぅぅ~~~!!?」

 紗夜の声がわずかに高くなった。コンプレックスをつかれて、余計に集中が切れたようだ。

「そんなにしっかり足元を武装してるってことは、案外下半身が敏感だったりして」

 男の合掌。
 さらに4本の手が、紗夜の足元へ群がる。

「んぅぅぅぅぅーっ!!! んひぅぅーっ!!!」

 紗夜は目を見開いて近づく手を蹴り返すが、すぐに足首を掴まれ、脚をM字に持ち上げられてしまう。
 2本の手が紗夜の両足からブーツを脱がす。
 橙縞模様のオーバーニーソックスに包まれた足は、嫌がるようにくねくねと動いている。

 その足の裏を、ふわりと近づいてきた人差し指がなぞり上げた。

「ひやぁぁんっ!!? んはっ」

 びくんと全身を震わせる紗夜。
 ぴんと反り返るつま先。
 足が敏感であることは一目瞭然であった。

「そうかそうか。そんなに喜んでくれるなら、ソックスも脱がしてあげようね」

 さらに2本、手が近づき、紗夜のニーソックスを脱がし始めた。

「はっ、ひゃっ!! ひゃぁっ、やぁぁんっ!!!」

 紗夜はするするとソックスを脱がされる最中、腋、脇腹、足の裏を人差し指でくすぐられ、体をよじり悶える。

「あっ、あっ……ひぁっ、あぁっ、ひひっ、はやぁぁっ!!!」

 眉はへの字になったりVの字になったりを繰り返し、口は閉じていられない様子。
 頬を引きつらせて、歯を見せる紗夜は、もはや結界寸前に見えた。

 両脚ともニーソックスはくるぶしまで脱がされ、後はつま先から一気に引っこ抜かれる。
 すぽんと素足にされる紗夜。
 足指をきゅっと縮こまらせて、必死にくすぐったさと戦っているようだ。

「あぁっ、やっ、んぁぁっ、……んひゃぁっ!! ぁあぁ……っ」

 人差し指で長時間じらすようにくすぐられ続けた紗夜は泣いていた。
 ポロポロと大粒の涙が頬を伝い落ちる。

「ふふふ、紗夜ちゃん。ずいぶんと表情が豊かになったじゃないか。じゃあ、そろそろ笑顔も見せてくれるかな?」

 男が再度合掌すると、40本の手が、一斉に紗夜の体に襲いかかった。

「あぁっあぁっ……――、がっ、ぷはっ!!!? あぁぁぁああああははははははははははははははひやぁぁぁあっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 紗夜はその途端びくんと大きく体をのけぞらせると、激しく首を揺り動かして笑い出した。
 これまでの緩やかな動きと違い、40本の手はそれぞれが5本の指を駆使して、紗夜の体を激しくくすぐっていた。

「やぁぁああははははははははははは!!! くあぁあははははははあはははやぁあぁぁあ~~!!!!」

 紗夜は人形のような顔をくしゃくしゃにゆがめ、歯をむき出しにして大笑いする。

「あぁぁぁあっはっっはっはっははっははひゃがぁぁはっはははっははっははははうひゃらぁぁあぁ~~!!?」

 腋の下には何本も指が突き立てられてほじくられ、脇腹はぐにぐにと揉みほぐされ、素足の足の裏はがりがりと掻きむしられる。

「ひやぁああはははははあはははあぁぁ~~ひゃひゃひゃひゃひひひひひひひぃぃひぃいぃうひぃぃぃ~~っ!!!」

 紗夜は全身をビクビクと震わせて笑った。

 M字に掴み上げられた紗夜の脚。
 太ももも揉みほぐされ、膝裏をこそこそとこそぐられ、ふくらはぎをなでられ……。
 細くて白い脚に、数十本の指がひしめき合っている。

「いぃぃぃ~~ひひひひひひひひひひひ!!! ふぎぃぃっひぃっひぃっひぃふひゃぁぁあぁ~~!!!」

 紗夜は顔を真っ赤にして、髪の毛を振り乱して笑う。
 開きっぱなしの口からはだらだらと涎が垂れ流れた。

 足の指がくねくねとくすぐったそうに動く。

「あひぃぃぃ~~~あひぃぃぃ~~~ふひっひっひっひっひっひっひっひぎゃぁぁあぁ~~!!!」

 狭い足の裏にも指の付け根から踵まで何十本も指が突き立てられ、紗夜は笑い狂った。

「紗夜ちゃん笑顔はすごく可愛いじゃないか。ぶっきらぼうにしているより、いつも笑ってた方がモテるんじゃないか?」

「いぃぃぃぃっひっひっひっひっひ!!? ふぎゃぁあはああひゃひゃひゃひひひひひっひひひひひひひひうひぃぃい!!!!」

 紗夜は首を左右に激しく振って泣き叫ぶ。
 その顔は、涙と鼻水と涎でぐしゃぐしゃだった。

 羞恥心もプライドもかなぐり捨てて笑い狂う紗夜を見て、男は満足げに微笑んだ。

「これだからジェネステラ狩りはやめられないんだよね」


(完)

不審者

(あー、誰かくすぐりてぇ)
 太郎はムラムラしていた。
 夜七時過ぎ。
 すでに日は落ちていた。
 コンビニへ行った帰りに、中学生ぐらいの女の子がひとり歩いているのを見つけた。
 くりっとした目に、ミディアムロングの髪の毛。身長は低く、華奢な体つき。紺色の長袖のセーラー服の胸には大きなリボンがついている。
 おそらく部活帰りだろう。
(もうあの子でいいや)
 太郎は息を殺して女の子に近づいた。
 背後からそっと忍び寄り……、
「きゃっ!? ――むぐっ」
 女の子の口を押さえて林の中に引き込んだ。


「へぇ、遠藤(えんどう)さんって言うんだ」
 名札を見て、太郎は言った。
「……ひっく、えぐっ……お家、帰してぇ……」
 遠藤さんは泣いていた。
 両手は後ろ手に、両足も揃えて縛られて、地面に横たえられている。
「そんなに泣くなよぉ。ちょっと付き合ってもらったら帰してあげるからね」
 太郎は優しく笑いかけ、遠藤さんの足から運動靴を脱がした。
 白いクルーソックスを履いた足の裏は、茶色く汚れていた。
 太郎はその汚れをなぞるように、人差し指を這わせた。

「きゃっ!? やっ……ひゃっ!!」

 遠藤さんは、びくっと身体を震わせ、戸惑ったように高い悲鳴を上げた。
「ほらほら。泣いてたらせっかくの可愛い顔が台無しだよ。笑ってごらん」
 太郎は、こちょこちょと遠藤さんの足の裏をくすぐる。

「ひゃっ……ははっ、……ふふっ、ひひひひ」

 遠藤さんはくねくねと足をよじり、笑いをこらえるように歯を食いしばっていた。
「堪えるねぇ? いつまで我慢できるかなぁ?」
 太郎はいじわるく笑いながら、人差し指を上下に往復させた。

「ひっ、ひぃぃ~~っ!! ふひぃっ、ひっひ、……ひひひ」

 遠藤さんはぎゅっと目をつぶって悶えている。
 口角は上がり、笑い声も漏れている。
「強情な子だなぁ」
 太郎は、遠藤さんの両足を抱え、自分の膝の上にのせた。
 両足のソックスを脱がし取ると、遠藤さんの足は指をくねらせながら嫌々するようによじれた。
「えろいねぇ」
 太郎は遠藤さんの素足の足の裏に爪を立ててひっかいた。

「きゃはっ!!! やめっ……あはっ、はひひっははははははははははははは!!!」

 遠藤さんは一瞬くしゃっと顔をゆがめた直後、ぶはっと口を開けて笑い始めた。

「やめてっやぁぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」

 遠藤さんは上半身を左右によじって笑う。
 太郎は、そんな彼女の両足の裏をガリガリと掻きむしる。

「きゃあぁあ~~っははははははははははは!!! ふひひひひひひひひひひひひ嫌あぁぁははははははははは!!!」

 面識もない、何者かも分からない男にくすぐられ、大笑いする遠藤さん。
「遠藤さん。笑った顔、可愛いじゃないか」 

「なんでっひゃっはっはっは、なんでこんなことするのぉぉ~~っひひひひひひひひひひひ!!!」

 涙を流して笑いながら、遠藤さんは叫ぶ。
「君にはまだわからない大人の事情があるんだよ」
 太郎は、遠藤さんの足の小指と薬指の間をカリカリとひっかきながら言った。

「うひひひひひひひひひひっ!!? そこやぁあぁははっはっはっははっはっはっはは!!」


 三十分ほどくすぐり続け、太郎は飽きた。
 やめても遠藤さんの引き笑いは止まらなかった。

「うひひっ……ひひひぃ」

 とりあえず手足の拘束は解いてやって、ソックスは手土産に持って帰った。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 深夜にムラムラして書きました。まったく反省はしていません。

ツクールゲーム『Sole Tickler』公開

Sole Tickler

以下のリンクからDLいただけます。パス「kocho」
http://www1.axfc.net/u/3639158/


Sole Ticklerサンプル3


こんばんは。ertです。
RPGツクールVX Aceでこんなの作りました。
前も後ろもございません。完成版です。
所要プレイ時間は1時間半程度。
顔グラと立ち絵は自作。こちょSE以外の素材は極力ツクール製品内のサンプルオンリー。
この絵柄で許していただける寛容な方は、是非DLしてお楽しみいただければ嬉しいです。

http://www1.axfc.net/u/3639158

当ゲームは『RPGツクールVX Ace』を使用して製作しています。
プレイには『RPGツクールVX Ace RTP』が必要です。
http://tkool.jp/support/download/rpgvxace/rtp
↑からダウンロードしてお楽しみください。続きを読む

SOLE TICKLER 旅の一コマ

 ここはテックリンワールド。
 例のごとくくすぐりモンスターが蔓延る混沌の世界だ。
 冒険者は『擽師』なる者を倒すため、あるときは単独で、あるときはパーティを組んで旅をしていた。

「ミ~サぁ~、いつまで怒ってんだよ」
 腰まで伸びた長いツインテールをなびかせて言う小柄な少女。剣士リンである。勇者を気取って布のツーピースの上にマントを羽織っている。両腰に短剣を掲げている。防御を捨てた二刀流が彼女の戦闘スタイルなのだ。
 ミサと呼ばれたボブヘアの少女は、ずんずんと背を向けて足早に歩く。右手にステッキ、黒いローブに身を包み、いかにも魔法使いの出で立ちだ。
 リンは、彼女の肩を掴んだ。
 魔法使いミサキは振り返りキッとリンをにらんだ。
「いい加減に学んで下さい! リン! 宝箱は罠の可能性があるので、開ける前に必ず私に確認しろとあれほど言ったじゃないですか!」
 ミサキはかなり怒っているようだ。
 どうやらリンが何度目かのミスをしでかしたらしい。
「だから謝ってんじゃんよ~。私だって別に好きで罠にはまってんじゃないって!」
「リンがソロで勝手に罠にはまるのなら何も言いません。しかし、パーティーを組んでいる以上、全員で決めたことには従ってもらわないと困ります。巻き込まれるのは迷惑なんです」
「かっちーん! そこまで言うことないじゃんよ!」
「言います。宝箱は開ける前に全員の同意をとってください! お願いします!」
「全員の意見取ってたら間に合わないときだってあったじゃん! この前のボス戦前、薬草出てこなかったらミサ死んでたくせに!」
「あのときはあのときです。揚げ足をとらないでください」
「揚げ足じゃねーし! ミサの守備力低すぎるんだよ! 攻撃遅いし! 状態異常かかりすぎで守りながら戦うのめんどくせーんだかんな!」
「リンは、私の全体魔法と火力にどれだけ助けられているか、わかっててそんなこと言っているんですか?」
「だぁもうっ! うっせーなぁ! それはそれじゃん! 揚げ足とんなし!」
 そこで、後ろからのんびりついてきていたポニーテールの少女。僧侶ハルナが声をかけた。
「まぁまぁリンちゃんもミサキちゃんも、そろそろその辺で――」
「「ハルナ」さん「は、入ってこないで」ください!」
 リンとミサキが同時に言った。
 ハルナは二人の息の合い方に吹き出してしまう。

 三人は、そんなバランスで楽しい(?)旅を続けていた。

「これだからがさつなエンハンス系は」
「まーたミサは系統のこと言うー! コンジュア系は細かいこと気にしすぎだっつーの!」
 いつまでも言い合いを続けるミサキとリンの後ろをニコニコしながらハルナがついていく。
 そんな三人の前に、ひとつの宝箱が現れた。
 辺り一面草花の生い茂る部屋のど真ん中にぽつんと、開けて下さいと言わんばかりだ。
「「「…………」」」
 一瞬の沈黙があって、
「開けてイイ?」
「ダメです」
 リンが聞くと、ミサキは即答した。
「ええ!? なんで!?」
「こんなこれ見よがしな罠がありますか。開けなくても先に進めます。じきにボス戦です。急ぎましょう」
 ミサキはさっさと部屋の出口へと向かった。
「えー……なんか私の勘では、開けた方がいい気がすんだけどなー」
 リンは宝箱の前でぶーたれた。
「その勘とやらで何回痛い目を見たんですか」
 出口の前で振り返ってミサキは言う。
「早くしてください。パーティー1枠ののリンが来ないと部屋を出られないんです」
 ミサキが急かす。ハルナは二人を交互に見て、
「リンちゃん? 行く?」
 リンは少し考えてから、
「えいっ!」
 宝箱を開けた。
「ちょっ!?」
「リンちゃん!?」
 ミサキとハルナが声を上げた。
 その瞬間、宝箱が光ったかと思うと、ツタが地面から勢いよく伸びて絡み合って壁を作り、ミサキとハルナの間を隔てた。


○○○


「どうしようリンちゃん。ミサキちゃん、閉じ込められちゃった」
「正確に言うと、閉じ込められたのはうちらなんだけどね……」
 宝箱を中心として、リンとハルナの周囲四方に、ツタの壁が完成していた。
「でも、ミサキちゃん、リンちゃんがいないと部屋出れないから」
「結局どっちも閉じ込められたってことなんだよね。わかってるよ……私が悪かったよ……」
 リンは膝を抱えてしまった。
 自分のせいで再び二人に迷惑をかけたことに責任を感じているようだ。
「あ、でも待って。リンちゃんの剣なら、このぐらいの壁、破れそうじゃない?」
「マジで!?」
 リンは顔を上げた。
「ならさっそく――」
 リンが両手に短剣を構えたそのとき、
『ゲコ』
「げこ?」
『ゲコ』『ゲコ』『ゲコ』『ゲコ』――、
 リンとハルナの周囲に、まるで植物のような擬態をした小さなカエルのモンスターが数十匹集まっていた。
 ぴゅっ。
 カエルの一匹が、リンに向かって水鉄砲を吐いた。
「リンちゃん! 危ない!」
 ハルナはリンの前へ飛び出した。


○○○


「リン。あとで覚えておいてくださいね」
 ひとり部屋の一画に隔離されたミサキは忌々しげにつぶやいた。目の前に、一匹のカエルのモンスターが現れていた。
『ゲコ』
 ミサキはステッキをカエルに向けた。人間ぐらいの大きさがある。爬虫類嫌いにとってはたまらない姿だろう。
 ミサキが詠唱を始める前に、カエルは勢いよく飛び上がり、口から水鉄砲を発射した。
「くっ!」
 ミサキはステッキで弾く。
 ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅっ。
 カエルはぴょんぴょんすばしっこく飛び跳ねながら次々と攻撃してきた。
「く……っ。スピード型の遠隔攻撃ですか……かなり相手が悪いですね……」
 ミサキの魔法は発動に時間がかかる。
 攻撃を防ぐのでいっぱいいっぱいだった。
「あっ!」
 攻撃を弾こうとステッキをつきだした瞬間、カエルの長い舌で柄の部分が絡め取られた。
 勢いよく舌が引き戻され、ミサキはステッキを奪われた。
 部屋の隅へはじけ飛び転がるステッキ。
 ミサキは青ざめた。
 カエルの攻撃は続く。
 ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅっ。
「くっ……」
 攻撃を丸腰で避け続けるのには無理があった。
 右手首がカエルの舌に絡め取られ、
「うっ、しまっ……!」
 体勢を崩したところを、左手、左足、右足、と四肢を舌に絡み取られ、ミサキは大の字に拘束されてしまった。
 カエルの口からは、四本の細長い舌が伸び出ていた。
 よく見ると、口の中に目がある。
『ゲーコゲーコゲーコ』
 カエルはしてやったりと笑っているようだ。
 さらにもう二本、舌が口の中からにょきにょきと生え出てきて、ミサキの体へ伸びてきた。
「く……」
 ミサキは顔をしかめた。


○○○
 

「きゃはははははははっ!!! あぁ~~っはっはっはっはっはっは!!」

 ハルナは仰向けに地面に寝そべって三匹のカエルに舌で上半身をくすぐられていた。
 リンはその少し離れた位置で、体中にまとわりついてくる小さなカエルどもを必死に短剣で払い続けている。
「くそっ……なんで水鉄砲で麻痺なんだよ――って、よって来んな! 敵多すぎて剣二本じゃ間に合わねーよ!」
 ハルナは体がしびれて動けない様子。
 カエルのされるがままに舐めまわされ、ぶんぶんと首を振って笑っている。

「あひゃっははっははっはっはっ……りひっ、リンちゃん堪えてぇぇぇっひゃっはっはっはっはっはっは~~!!」

 ハルナは涙を流して笑いながらも、リンにエールを送っていた。

「あんたの方が大丈夫かよ!? わわっ! またこいつっ! ……敵の攻撃多すぎて、ワンターンが長げぇよ!!」
 リンはカエルの相手が手に負いきれず、ハルナをかばうこともできない。
 また、カエルの小さな攻撃が重なって蓄積ダメージも貯まっていた。
 徐々に動きが鈍くなる。

「あぁあはっはっはっはっはっはふわぁぁ~~~!!?」
 ハルナの声にリンは振り返る。
 カエルは麻痺で動けないハルナのブーツを脱がして素足にし、足の裏をぺろぺろと細長い舌で舐め始めた。
「あひゃひゃひゃひゃひゃぎゃぁぁぁ~~っはっはっははははははははははは!!!」

「こんのっ!! ミサの全体攻撃があれば……って、全部私のせいだよバカヤロウ!」
 リンはノリツッコミをしながらカエルを切り刻んでいく。
 が、突然一匹のカエルに足元をすくわれ、転倒。うつぶせになって、起き上がるまもなく、数十匹のカエルの舌にぐるぐる巻きに拘束されてしまった。
「はなせくそっ!!」
 両腕が体側につけられて拘束されてしまったため、まったく攻撃することができない。
 カエルどもはよじよじとリンの体にのぼり、ブーツを不器用に脱がし始めた。
「こらっ!! 馬鹿っ!? さわんなっ!」
 リンは地面に腹をつけたまま叫んだ。
 が、カエルどもに言葉は通じないのか、あっさり両足ともブーツはずぽっと脱がし取られてしまう。
 リンの素足が露わになった。
「こらぁぁっ!! 降りろっ……降りろってぇ!」
 リンはかなり狼狽している。
 足元が見えないために不安なのだろう。
 カエルどもは、一斉にリンの素足の足の裏を細長い舌の先でちょろちょろくすぐりはじめた。

「にゃぁぁぁああぁははっはははっはははっはは!!? やめろぉぉ~~っはっははっはっははっはははっ、だぁぁぁっはっはっはっははっは~~!!」

 リンは体を海老反りにしてもがいた。
 カエルの舌は、うねうねとうごめき、土踏まず、かかと、足の指と細部まで舐めまわしてくる。

「だぁっははははははははは!!? ふざけんなこらぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 
 リンは怒りながら大笑いした。

 一方のハルナも、
「きゃひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!? あひゃぁぁあっはぁぁあ~~!!」
 服の中をカエルにまさぐられ、かなりくすぐったそうだ。
「リンちゃんあと少しぃぃぃ~っひっひっひっひっひっひひっ!!」

「にゃっ!? 少しってなんだよぉぉ~~~っはっははっはっはっははっはっは!!!」

 リンにはまだ、ハルナの言葉の意味がわからなかった。


○○○


「くっ……ふっ……くふひっ、ひひ……っ!」

 空中で四肢を大きく広げて拘束されたミサキは、両腋の下を、カエルの細い舌で両腋の下を撫でるようにくすぐるられていた。
 上下にちろちろと動く舌に合わせて、体をくねらせるミサキ。

「ふくっ……ひぃっ……くふふっ!」

 顔を真っ赤にして歯を食いしばるミサキ。
 そこへ、さらに二本、舌が伸びて、ミサキの足元へ迫る。

「あっ……くっ! やっ、やめてくださっ……ふひっ」

 カエルの舌はブーツの隙間から器用に入り込むと、もぞもぞと動く。
 ミサキの素足が露わになった。
 脱がされた二足のブーツが、ぼとっと地面に落ちた。

 カエルの舌は、ミサキの素足の足の裏をちろちろ舐め始めた。

「ひひゃっ!? ひっ……ひっ、ふひぃぃ~~んぅ~~~!!!」

 蒸れてくすぐったいのか、ミサキは顔を下に向けて、必死で笑いをこらえている。
 肩が上下に動き、息も荒い。
 もう限界だろうと思われた。

 カエルもそれを察したのか、くすぐっていた四本の舌の動きをとめると、
「……んっ」
 一瞬の静止の後、一斉に激しく動き始めた。

「だっ、ばっ、ふ……――、っ、ぶひゃぁあぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!?」

 盛大に吹き出したミサキは大口を開けて笑い出す。
 体はびくびくと震え、素足はくねくねとよじれている。

「ひひゃひゃはははははははははっ!!? ひぃぃ~~ひゃっはっはっはっはっはっはっは!!」

 脇腹から腋の下を這う舌は、ぐりぐりとツボを探すようにミサキの体へ食い込む。

「ひぃぃひひひひひひひひひひひっ!? とまっ……だめっ、ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」

 足の裏を這う舌は、足指をからめとり、指の間までくすぐっている。

「ひゃめ……っひやぁぁあっはっはっはっはっはっはっはひひゃぁぁぁああ~~!!!」

 四肢の自由を奪われたミサキは、まったく為す術なく、笑わされ続けた。


○○○


「ごめんぅぅぅ~~ごめんてぇぇだっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!! ハルナごめんえぇぇはははははははは!!」

 リンは、ぐるぐる巻きにされたまま足の裏を舐めまわされ、涙を流して謝罪しながら笑っていた。
 笑わされ続けて、勝手にひとりで反省しているのだろう。

 一方のハルナは、
「きゃはははははははははっ……きたっ!! きたぁぁあっはっはっは!! いくよ!」

 突然ハルナの体が光ったかと思えば、もの凄い爆音と閃光とともにハルナとリンの体を囲んでいた小カエルどもが一瞬で吹き飛んだ。
「なっなんだってぇぇぇ!?」
 リンも攻撃を受け、驚きの声とともに吹き飛ぶ。
「ヒール!」
 ハルナはすぐさま自身の体力を回復させ、リンの元へ。
「リンちゃん、無事?」
 ボロボロになったリンは、
「……残りHP1。ギリ」
「ヒール!」
 回復したリンは、
「ハルナ、あんたそんなのあったんだ……あ、いや、それより、ごめん」
「謝らなくていいよ。リンちゃんのおかげで、ほら」
 ハルナは、残った宝箱の奥から鍵を取り出した。
 リンが手に取ると、
『ボス部屋の鍵を手に入れた!』
「あ、そういうこと……」
「じゃあミサキちゃんを助けに行こう」


○○○

 
「ひひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ、ひゃぁぁああ~~っはっはっはっはっはっはだぁあぁあ~~!!」

 ミサキの体をくすぐる舌は十本に増えていた。
 腋や首から腿や足の裏まで全身を激しくくすぐられ、ミサキは涙を流して馬鹿笑いしている。

「もうやあぁっはっは!! 増えないでっ、増えないで下さいぃぃ~~っひひひひひひひひひひひひい!!

 そのとき、
「どりゃぁぁぁああ!!」
 ツタの壁を突き破って飛び出したリンが、ミサキの体を拘束していたカエルの舌を叩き切った。
 落ちるミサキの体を、ハルナがキャッチする。
「うはっ!? でかっ!」
「ハルナさん。助かりました。ありがとうございます。……リン、あなたは……っ! いえ、後にします。そこに転がっているステッキを取って下さい」
「なんだよミサぁ! こっちだって助けたじゃんよ!」
「おしゃべりはそこの爬虫類をブチ殺した後です。リン、引きつけ役をお願いします。あ、ハルナさん、私の回復をお願いします」
 ステッキを受け取ったミサキは、冷徹な視線をカエルへ向けた。
「おお、こわっ」

 カエルは木っ端微塵になった。

「リンは反抗期ですか!? 私が何か言うと必ず逆のことをするんですか!? そういう性質を持った生き物なんですか!?」
 リンは地面に正座をさせられて、ミサキに叱られた。
「まぁまぁ、ミサキちゃん。リンちゃんのおかげでボス部屋の鍵も手に入ったわけだし、そのへんで」
 ハルナが口を挟むが、
「まだです。鍵の手柄は認めた上で、今後も三人で行動する以上は方針はしっかりと固めて――」
「あ~あ、宝箱が罠かどうか見破る系の能力があればなあ」
「そういう希望的観測に頼りすぎるところが、危険だと言っているんです」

「あのさ……宝箱の前で、毎回セーブすればいいんじゃない?」
 ハルナの一言に、二人とも口をつぐんだ。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 『調教くすぐり師の指』は三周年を迎えます。
 そこで登場するキャラ達をファンタジーの世界にぶっこんだらどうなるだろうと勝手に妄想して書きました。
 ちなみに、タイトルの『SOLE TICKLER』。
 sole には「たったひとりの」という形容詞以外に「足の裏」という名詞がございます。そこで sole tickler 誰のことなんでしょうか。あとカタカナで読めば「ソウル・ティックラー」。「魂」「根源」「指導者」などの意味を持つ soul と音をかけ合わせて……。
 ものすごくどうでもいい部分にもこだわってみるのがertスタイルです。
 
 コチラもどうぞ!

出荷前の白猫さんをくすぐっておきたかった

 アルザーノ魔術学院魔術学士二年次生のシスティーナ=フィーベルは、突然の侵入者によって【マジック・ロープ】で手首を縛り上げられ、魔術実験室に監禁されていた。
「こんなところに私を連れてきて……一体、私をどうする気!?」
 システィは侵入者ジンへ、食ってかかった。
「ん? 決まってるだろ? 暇だし、まだ時間あるし、お前使って一発抜いとこうかなと思って」
「な――」
「いやー、オレってお前みたいな乳臭いガキ結構、好みなのよ? ロリコンって奴?」
「ふざけないでッ! わ、私はフィーベル家の娘よ! 私に手を出したら……お父様が黙っていないんだから!」
「うわー、怖ーい。でも、関係ねーな」
「きゃ――」
 フィーベルの名を意に介さず、ジンはシスティを組み敷いた。
 システィは悔しそうに歯がみした。
「……好きにすればいいわ」
「お?」
「私を慰み者にしたいなら好きにすればいいわ。だけど、覚えておきなさい。あなただけは……必ず殺してやる。今は無理でも……いずれ地の果てまであなたを追いかけて殺してやるわ。この屈辱を晴らしてやる……フィーベル家の名にかけて」
「…………」
 ジンはしばらくの間、射すくめられたかのように沈黙して、
「ぎゃははははは!」
 突然、爆発したかのように大笑いを始めた。
「な、何が、おかしいの!?」
「お前は一見強がって見せちゃいるが、もろいね。自分の弱さに必死に仮面をつけて隠しているだけのお子様さ。オレはお前みたいなちょろい女を壊すのが一番楽しいんだ」
「――くッ!」
 システィは悔しさからか顔を真っ赤にした。
「私があなたに屈するとでも……?」
「ああ、屈するね。たぶん、割とあっさり」
「ふざけないで! 私は誇り高きフィーベルの――」
「はいはい、じゃー、どこまで保つかな-?」 

●●●

「やははははははははっ!! 何ぃぃ~~やめてぇぇ~~っはっはっはっはっはっは!!?」

 五分も経たないうちにシスティは馬鹿笑いしていた。

「おいおい、落ちんの早過ぎんだろお前! ぎゃはははは」
 ジンは、システィの腋の下を両手の指でぐりぐりとほじりながら嘲笑した。

「落ちるって何ぃぃ~~ひひひ、なんでくすぐるのぉぉ~~っはっはっはっは~~!?」

 システィは銀髪を激しく振り乱して笑う。

「あれー、言ってなかったかー? 一発抜いとこうかって。オレはそういうフェチなんだよ」

「きぃぃ~~っひっひっひ聞いてないぃぃ~~ひひひひひひひひ!!」

「へー。じゃあ誇り高きフィーベル家のお嬢様とやらは、何を想像してあんなに怯えてたのかなー?」
 ジンは意地悪く指先を小刻みに動かしながら言う。

「なぁぁっはっはっはっはそんなのっ!! 言えるわけ……あぁはははははははは!!!」

 システィは顔を真っ赤にした。

「へっへっへ、楽しそうに笑いやがって。たまんねぇな」

「楽しくないっ、楽しくないからぁぁぁ~~っはっははっはっはっはは!!! お願いぃ~~ひひひひひひひ、やめてぇ~~~へへへへへへ!!!」

 システィは目に涙を浮かべて懇願した。

「笑顔で何言ってんだか。楽しくねーなら、ちょっとは我慢してみろよ。五分笑わずに我慢できたら、終わりにしてやるよ」
 ジンは言うと、手を止める。
「ほ、……ホントに?」
 システィは肩で息を整えながら聞き直した。
「ほんとほんと」
 腋から手を離したのも束の間、ジンは人差し指をシスティの脇腹へ突き刺した。

「ぶふぅぅぅぅぅ~~~!!!」

「ぎゃはは、いきなり吹き出してんじゃねーか! ま、今のはセーフにしてやるよ」
 ジンは言いながら、指先でシスティの白い素肌をさわさわとなぞる。

「んふっ!? ふひぃ~~、……んふ、ひぅぅ~~~~!!!!」

 システィはくねくねと身体をよじって荒い息を漏らした。
 顔は真っ赤。目には涙を浮かべている。

「エロい声出してんじゃねーよ。てか、お前んとこの制服狙いすぎじゃね? ヘソなんか出しやがって。ほれ、ヘソ! ヘソ!」
 ジンは人差し指でヘソの周りをくるくるとじらすように責める。

「んひっひぃぃ~~~ふひゅぅぅ~~~ひっひ、……んぅぅぅ~~~ふふ」

 システィは首を左右にブンブンと振って悶える。

「ほれっ、ヘソ、責め放題じゃねーか。ほれほれ」
 ジンは、露出したシスティのヘソをもてあそぶ。

「うひぃっ!!? ひぃぃ~~っひっひ、……んうぅぅ~~ひっひっひ――」

 ずぼっ。

「んひゃぁぁあああああああああ!!!!」

 こちょこちょ。

「あひゃひゃはひひひひひひっ!!! うほぉぉ~~ほっほ、ひぃ~~っひひひひっひっひっひ!!」

 ヘソを直にいじられると、システィはあっけなく陥落した。

「お前はホント落ちんの早えーなー! 最っ高!」

「ひぃぃっひっひっひっひ、おねっ、お願ぃぃ~~っひっひっひ、やめっ、やめてぇぇひひひひひひひひ」

「じゃあ、お望み通りヘソはやめてやるよ」
 ジンは指を止めた。
 そのままシスティの下半身へ手を這わせていき、太もも、ニーソックスへ手をかけた。
 システィの脚からニーソックスをするするとゆっくり脱がせていく。

「あ、……お、お願いします……それだけは……それだけはやめて……許して……」

「やーだねっ!」
 ジンはシスティの両足から、勢いよくニーソックスを引っこ抜いた。
 システィの白い素足が露わになる。
 ジンは舌なめずりをすると、いきなりがしがしとシスティの両足の裏を激しく掻きむしった。

「やだぁぁああぁはははははははは!! だひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~~!!! お父様あぁあぁははっはっはっはっは!!!」

 システィは泣き叫んだ。

「助けてぇぇぇ~~ひゃははははははは、誰か助けてぇぇぇ~~ひゃっはっはっはっはっはっは!!!」

「誰も来ねーよ。お嬢ちゃん」
 ジンはシスティの小さな足の指と指の間に、節くれ立ったごつい指をねじ込んだ。

「ふがぁぁぁあはははっはははははは!!!? だひゃぁあぁっはっはっはっは嫌あぁぁぁぁぁぁ嫌あぁぁぁぁあひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

「くねくね動きやがって、マジで美味そうな可愛い足だな、おい」
 ジンは両手でシスティの片足を持って、無理矢理足の指を開かせると、その間に舌を這わせた。

「うひぇへへへへへへへへへ汚っ、きてゃないぃぃ~~っひっひっひっひっひっひ!!!! お母様ぁあぁああひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

 ジンの唾液が、システィの足の指に糸を引く。
 しばらく舐めているうちに、システィの足は白くふやけてきた。

「美味ぇ、美味ぇ」

「おにぇがいぃぃぃ~~っひっひっひっひっひもう勘弁してぇぇぇぇ~~っひぇっひぇっひぇっひぇ」

 そのときだった。
 がちゃ。
 実験室の扉が間抜けな音を立てて開いた。
「は?」
「……え?」
 ジンもシスティも突然の出来事に動きを止めた。
 開かれた扉の向こうに、ロクでなしの魔術講師が立っていた。

 
(完)

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