くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2015年06月

魔女誇傷者未来永劫笑死

「『魔女の誇りを傷つけたものは、未来永劫呪われよ』だっけ?」
 無限書庫に到着したルーテシア・アルピーノは、彼女と対峙するや否や宣戦布告をした。
「そんなこと言ってるから、時代に取り残されるんだよ」
「あなたは――」
「時空管理局嘱託魔導師ルーテシア・アルピーノ! 盗聴・窃視および不正アクセスの件でお話聞きにやって来ました!」
「…………」
 ファビアは表情の乏しい瞳でルーテシアをにらむ。
 ルーテシアは美しい長髪をなびかせて、ニタッとサディスティックな笑みで応じた。
「おとなしく降参したほうがいいよ? でないと、お姉さんが、おしおきしちゃうから」
「魔女をあまり、舐めないほうがいい」

 数分後、ファビアの重力魔法によって上から押さえつけられ地面に這いつくばるルーテシアの姿があった。
「魔女の誇りに傷つけた者は、未来永劫呪われよ」
 ファビアは勝ち誇ったように言うと、箒を振った。
 すると、ルーテシアの目の前に、デフォルメされた「ばい菌君」のような五体の使い魔が現出する。
「く……ッ」
 身動きが取れないルーテシアは、手首、足首を掴まれ、仰向けに押さえつけられた。
 ファビアは詠唱を始めた。
「な、……なに? 呪いでもかけるつもり?」
 ルーテシアは強気に言うが、内心の焦りは隠し切れていない。
「あなたには、古き魔女狩りの贄となった者と同じ苦しみを味わってもらう」
「……ッ!」
 ファビアの言葉に、ルーテシアの顔が引きつる。
 魔女狩りという単語から、火あぶりや水責めといった拷問が連想される。
「(八神司令……、早く来て……)」
 迫る使い魔。
 ルーテシアは訪れるであろう苦痛に備えぎゅっと目をつぶる。
 しかし……、

 すぽんっ。

「……え?」

 ルーテシアは両足のブーツを脱がされた。
「(なに……? 足、責め?)」
 予想外の出来事に、ルーテシアは足元を見つめきょとんとする。

 晒された素足。
 左側の足首を掴んでいた使い魔が、口を開け、牙をむき出しにした。

「(いっ……!? 食われる!?)」

 ルーテシアがその鋭い牙を見て歯を食いしばった瞬間、

 べろんっ。

「ひゃぁぁぁあっ!!?」

 踵から指先まで、足の裏を舐められた。
 ぬるりとした刺激に思わず甲高い声を上げるルーテシア。
 すると、右足首を掴んだもう一体の使い魔も、ぺろぺろと彼女の素足を舐め始めた。

「ひゃはっ!? あはははっ! な、なにっ……やだぁっ!! いやっはっはっはっ!? や~」

 ルーテシアはぷるぷると首を振って笑い声を漏らす。
 くねくねと逃げる足を、使い魔は舌で追いかけ回し、ねぶり上げる。

「あははははっ!! ちょ、やめっ!! くすぐったいっ!! なんなのぉぉ~~あははははっ!!?」

「昔、魔女の疑いのかかった女を自白させるために使用された拷問」
 ファビアは訥々と語る。

「いやははははっ!! ちょっと……やめっ、気持ち悪いっあっはっはっはっは~~!!」

 ぺちゃぺちゃと足を舐める音が響く。
 使い魔は舌先を器用にくねらせて、ルーテシアの足の指の間にまでれろれとむしゃぶっている。

「何人もの者が、笑いながら無実を訴え、死んでいった。……あなたは、彼女らの苦しみを一身に背負って死ぬ」

「あは、ははははっ!? そんなのっ、そんなのいやっはっはっはっはっはっ!!」

 ルーテシアは長い髪の毛を振り乱して笑う。
 足元の使い魔はひとしきり舐め終えると、涎でテカったルーテシアの足の裏を小さな手でこちょこちょとくすぐりはじめた。

「あひゃっ!!? あははははははっ!! なっ!? いやぁぁっはっはっはっははっはっはっはは~~!!!」

 使い魔の手が、散々舐められてふやけたルーテシアの足の裏の皺をなぞるように這う。

「あひあぁぁはっはっはっはっはは!!! 助けてぇえぇえははははははははははははっ!!!」

 ルーテシアが激しく笑う中、ファビアが再び詠唱を始めた。

「なはははははは!? なにぃぃぃ~~もうやめてぇぇぇ~~~ひゃははははははは~~!!」

 すると、ルーテシアの足元に、ぽん、ぽん、とブラシと羽根が現れた。
 それらは意志があるようにルーテシアの素足の周りを浮遊する。

「やだぁぁははははははあははっ!!! そんなのぉっ、こっちこないでぇぇえっへっへっへっへへへっへ~~!!」

 ルーテシアの懇願もむなしく、ブラシと羽根が彼女の足の裏をくすぐりはじめる。

「やぁぁぁあっはっはっっははっははっはあひゃっはっはっはっはっはだぁぁあはははぁ~~!!!」

 ブラシはしゅこしゅこと彼女の足の指と指の間を磨きあげた。

「いぎゃぁぁああああははははははあははははうはははははあははははははやぁぁ~~!!!」

 使い魔の一体が彼女の足の指を掴み、無理矢理広げると、そこへ羽根が舞い降り、ちょこちょことと先端でくすぐり始める。

「いひぃぃ~~ひひひひひひひひひっ!!? やめぇぇ、やめてぇぇええあぁぁ~っはっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 ルーテシアの甲高い笑い声が響き渡る。

「あがははははははははっ……やっ、やぁぁはははははははっ! ひぎひひひひひひひひひぃぃっ!!」

 見開かれた目からは涙が流れ出し、開きっぱなしの口からは涎が滴り、彼女の体は激しく痙攣するように震えている。
 彼女がまさに限界を迎えようかというそのとき。

 バチンっ!

「……っ!?」

 突然出現したバインドによって、ファビアの体が絡め取られた。
 同時に、ルーテシアを襲っていた重力魔法、使い魔ともに消失した。
「……ぁっ、……へ、ひ?」
 ルーテシアが見上げると、ふわりと舞い降りる魔法少女。
「出遅れてるうちに、るー子の濡れ場があった……ってことでええんかな?」
「……い、いえ……ナイスタイミングです。八神司令」
 ルーテシアはなんとか声を絞り出した。
 優しく微笑んだその魔法少女は、さらに優しい笑みをファビアへ向けた。
 四肢を大きく広げて完全拘束されたファビアは、「ひっ」と顔を引きつらせた。
 対峙した瞬間、目の前の人物と自分との力量差を明確に理解してしまったのだろう。
「管理局海上司令、八神はやてですー。……ちょっとばかし、お話、聞かせてな?」

 ファビアは、このあと、滅茶苦茶くすぐられた。


(完)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 『DDD産業』のDDD様に描いていただいた絵から、妄想を膨らませて書かせていただきました! かなりのスピードで描いていただきました! しかも私の好きなキャラを覚えていてくださったようで感涙でございます。
るーるー(DDD様より)
 

くすぐりヴィーたん3

 それは、機動六課ができる前のこと。

「んぅ……あ、ああっ!?」
 ヴィータは目覚めて驚きの声を上げた。
 体がベッドに寝かされ、両手を頭の上でバインドで拘束されているのだ。
 地上部隊の制服である茶色のジャケットは脱がされて、ワイシャツ姿だった。
「ヴィータちゃん、おはよう!」
 声がして、ヴィータはびくっと振り返る。
 なのはが添い寝をしていた。
「な、なのは……」
「んもう、最近ヴィータちゃん、起きるの遅いよぅ待ちくたびれちゃった」
 なのははにっこりと微笑んだ。
 ヴィータは「ひっ」と恐怖に頬を引きつらせた。
「な、なんだよ……。なんであたしばっかり……てか、なんであたし、あれ? さっきまで……」
「うん。ヴィータちゃん、最近なかなか捕まらないから、食事に一服盛って、拉致しちゃった。てへ」
 なのはは悪びれた様子もなく舌を出して笑った。
「なんだよそれ……もう勘弁しろよ」
「ヴィータちゃんどうしたの? 前までもっと強気だったのに。そんな怯えた表情しないで。ヴィータちゃんは笑った方が可愛いんだから」
 なのはは言うと、ヴィータのガラ空きになった腋の下を人差し指を押し当てた。

「いひゃあぁぁっ!!? やめっ、やめろぉぉ~~~あはははははははははっ!!!」

 くりくりと人差し指でひっかくだけで、ヴィータは大笑いを始めた。

「ほぉら。ヴィータちゃんはやっぱり笑顔が一番だよ」

「あひゃははははははははははやだぁぁあああああっ!!! やめひぇ~~っひゃっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 なのはが両手をヴィータの腋の下にあてがって、こちょこちょと指を動かすと、ヴィータは上半身を左右にねじって笑った。
 自由な両足をジタバタと動かし、宙を蹴り、必死にもがいている。

「あひゃひゃひゃははははははっ!! ホントにやべぇえっ、やめるのだぁぁあっはっはっははっはっはっはは~~!!!」

「やめるのだって、ヴィータちゃん口調が変になっちゃってるよ? かわいいなぁ」

 なのはは言うと、ヴィータの膝の上に乗っかり、足を押さえつけた。
 靴下を脱がし、素足にした両足の裏をさわさわとくすぐり始める。

「うひひひひひひひひひっ!!? 嫌あああははははははははは!!!」

「あはは。足の指びくびくって可愛いよ、ヴィータちゃん」

 なのはは、ヴィータの足の裏をガリガリと掻きむしった。

「あぁあああはははははっ!! ひぎゃぁあああっはっははっはっはっははっはっはっはおねがぁあはひぃぃぃっひっひっひ!!! なのはやめぇぇぇえぇえうひひひひひひひひひひひ!!!」

 首を左右に激しく振って、涙を流して笑うヴィータ。

「ヴィータちゃん最近ホントにくすぐったがりになったんじゃない? 昔はもっと我慢できてたのに」

「だぁぁあかりゃあぁなのはのせいだってぇぇえええひゃひゃはははははははははははははは~~っ!!! あがぁぁあああ~~笑い死ぬぅううううひゃはははははははははははっ!!!」

 その日もヴィータは、失神するまでくすぐり倒された。


(完)


くすぐりお試しフェイトちゃん2

「フェイトちゃん。私、『フェイトちゃんの足の指の味がそれぞれ変わって楽しい魔法』覚えたんだよ!」
 突然フェイト・T・ハラオウンの家に押しかけた高町なのはは、息を切らして言った。
「なのはが、何を言っているのか、まったくわからないよ」
 フェイトは突然のなのはの言葉に戸惑っていた。
 その日は他のメンバーが家を留守にしていた。
 なのははじろじろと私服姿のフェイトの体を舐めるように見て、
「さ、フェイトちゃん、足出して」
「いやなのは……っ、落ち着いて」
 フェイトがなんとかたしなめようとすると、
「バインド」
「きゃっ!? えっ!?」
 なのはは魔法を発動させ、フェイトの四肢をバインドで拘束した。
 そのままバインドを動かし、スリッパを履いたフェイトの左足をなのはの方へ寄せる。
「な、なのは、こんな格好恥ずかしいよ」
 なのはは無言でフェイトの足からスリッパをぬがす。
 フェイトの素足が露わになった。
 足の指がきゅっと恥ずかしそうに縮こまった。
「フェイトちゃんの足はいつも美味しそうだね」
「なな、なのは!? いつもそんな風に見てたの?」
「でも指を動かされると魔法かけ辛いから、ちょっといじるね」
 言うとなのはは、さらに小さなバインドで、フェイト五指を開いて拘束した。
「あわっ!? ……ちょ、ちょっと、なのは、ダメだよ」
 フェイトは顔を赤らめる。
 なのはが魔法を発動させると、フェイトの左足の指が白く光った。
 が、すぐに光は消えた。
「……な、何か、変わった?」
 フェイトがおそるおそる聞く。
 なのはは答えずに、フェイトの足の親指に舌を這わせた。

「ひゃぁああああああっ!!?」

 フェイトはびくんと体を震わせた。

「うん。うまくいってるよ。親指はストロベリーだよ」
 言いながらなのはは、フェイトの足の親指にむしゃぶりついた。

「いひゃははははははっ!? やっ、ちょっとなのはぁあはははははっ!! ふひひひひひっ、やめてぇえ~~」

 フェイトは首をぶんぶんと左右に振って笑った。
 なのはは口でフェイトの足の親指を覆い、ちゅるちゅると吸い付く。

「いひひひひひひひやぁああああっ!!! なのはぁあぁあやめてぇぇ汚いよぉぉ~っはっはっはっはっはっは!!」

 きゅぽんっと、なのはが口を離した。
 ぺろりと舌なめずりをして、
「……フェイトちゃんの足が汚いわけないよ」
「い、……や、なのは? もうやめ――」

 続いてなのはは、フェイトの足の人差し指を舐めた。

「うひゃぁああああっ!!」

「うん。メロン味。少し不安だったけど、ちゃんと指ごとで味が変わってるね」
 なのは言うと、さっきの親指と同様に、むしゃぶりついた。

「あひゃぁあははははははははっ!!! ああぁあっ!! やだぁあっ!! なんでめろんっ……んやぁあはっははっはっはっはっはっは!!!」

「中指はレモンだよ」

 なのははすぐ隣の中指にも舌を這わせ、れろれろと舐めた。

「うひひひひひひひっ!!? 嫌あああぁあああっ!! くひゅぐぅぅぅ~~舌の動きやだぁぁあひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」

 フェイトの足の指がひくひくと震える。

「あ、こうやって舌先でちろちろされるのはくすぐったかった?」

「あひひひひひひひひっやめっ、あやぁあああっはっはっはっはっははっははっはっは~~!!!」

 フェイトは絶叫した。

「薬指のピーチはちょっと味が薄いかなぁ……?」
 なのはは不安そうに首をひねりながら、じゅぽじゅぽとフェイトの足の薬指をしゃぶる。

「ふひぃぃぃ~~っひっひっひっひなのはあぁああひゃひゃひゃっ!!! そこはぁあああひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」

 フェイトは泣き叫ぶ。
 普段自力で動かすことも少ない薬指は、特に敏感だったらしい。

「ちなみにこうやって指の間は、二つの味が楽しめるんだよ」
 なのは言うと、フェイトの中指と薬指の間にぺちゃぺちゃ舌を這わせた。

「うひゅひひひひひひひぎゃあぁあああははははははははっ!!! だめだめだめぇええええっへっへへっへっへふひゃぁあ~~!!?」

「最後の小指はグレープ! ……あれ? もうちょっと濃い予定だったんだけどなぁ」
 なのはは味を確かめるように、ちゅぅ~っとフェイトの足の小指を吸い出すようにくわえた。

「にゃぁああああああははははははははっ!!! なのはぁぁあだめぇえぇえひひひひひひひひひひ!!!」

「薬指と小指までくるとちょっと魔法が弱くなっちゃったね。反省反省。味の並びももう少し改良が必要かなぁ」

「あひゃひゃひゃひゃっもういっ! もうわかった……もう済んだらやめてぇぇえ~~やっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 いつまでもぺろぺろとなめ続けるなのは。
 フェイトは発狂したように髪の毛を振り乱しながら喚く。

「あ、そうかミックス味も楽しめるんだね!」
 なのはは突然ハッとして、フェイトの五指を覆うように口に含んだ。

「うぉほぉぉ~~ほひょひょっ!!? あひあぁああ全部はだめだってぇええうひゃぁあぁはひゃはひゃはひゃはひゃひゃ!!!?」

「ひょっとにゃめにふひ?」

「舐めにくいならやめてぇえぇえええあひゃっひゃっひゃっひゃっひゃふぎゃぁああ~~!!!」

 その日を境に、フェイトはときどき、なのはのぺろぺろキャンディになった。


(完)


コロナ 対 べろべろマン

「ほぉらほぉら、コロナちゃんの足は美味しいなぁ~」

「えひゃひゃひゃひゃひゃ嫌ぁぁぁあひゃひゃひゃ、やめへぇぇぇふへへへへへへへっ!!!」

 ストライクアーツの練習試合。
 『べろべろマン』というふざけた名前の対戦相手に敗北したコロナ・ティミル。
 勝敗が決するやいなや、べろべろマンはコロナを押し倒し、魔導着のブーツを脱がしとり、素足の足の裏を舐めまわしたのだ。

「あやぁぁあぁはははははははははおにぇがひゃひゃひゃひゃめぇぇえうへへへへへへへっ!!!」

 コロナは激しく笑い狂った。
 足の裏を舐められるのは初めてのことだった。

「コロナちゃん。すごく一生懸命戦ってくれたもんねぇ。おかげで汗ばんだブーツの中ではじっくり熟成されて……」

「いやぁぁあひゃひゃひゃそんにゃこと言わないでぇぇぇええふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

 べろべろまんの舌はまるで生き物のようにぐねぐねと動く。
 舌先はコロナの足の指の間へと入り込み、べちゃべちゃと唾液を散らしながら這いずり回った。

「うひゃへへへへへへへへ!!? あひゃぁあぁああひゃひゃひゃひへへえへへへへえふひゃぁぁあ!!?」

 コロナは両手を振り回してもがく。
 笑い、泣き叫ぶコロナを見て、べろべろマンは恍惚の表情を浮かべた。
 たぶんべろべろマンは人間ではない。


(完)


くすぐりヴィーたん2

 それは機動六課ができる前のお話。

「ヴィータちゃーん! ヴィータちゃんどこー?」
 高町なのははヴィータを探して管理局内を探し回っていた。
 建物の中を練り歩きながら「スターライトブレイカー」をぶっ放すその姿は、まさにターミネーターであった。
「白い悪魔だ! 白い悪魔がくるぞ!」
「あああ、助けて! 私は、本当に知りません!」
 局員達の悲鳴がこだまする。
 なのははニコニコと恐ろしい笑顔でヴィータの名を呼び続け、立ちはだかる局員達を吹き飛ばしていった。
「……くそ、なんでまたあたしなんだよ……」
 ヴィータは倉庫の裏に隠れていた。
 地上部隊制服の茶色のジャケットを脱ぎ、頭を隠している。
 しかし、……

 ドーン!

「!?」

 突然の轟音にヴィータが顔を上げると、
「ヴィータちゃん、みぃ~つけたぁ~♪」
 倉庫の天井を砲撃で吹き飛ばされ、なのはがのぞき込んでいた。
「な、なのは……!」
 ヴィータは抵抗するまもなく、ワイシャツ姿のまま四肢をバインドで拘束された。
 ふわりとヴィータの体が浮かび上がり、なのはの前まで引き寄せられる。そのまま両手を体側につけたIの字の姿勢で拘束された。
「ヴィータちゃん、こんなところで何してたの? もしかして私から逃げてたのかな?」
「そ、そんなんじゃ、……ねーけど」
 ヴィータはぷいっと視線を逸らす。
 なのはの顔が見ていられなかった。
「あ、そのちょっと怯えた感じの表情可愛い! じゃあ――」
「ひっ!?」
「くすぐっていい?」
 なのはニッコリと笑うと、
「HEY!」
 ぽん、ぽん、と二つマジックハンドを出現させた。
 さらに、ヴィータの左足首の捕らえていたバインドがぐぐぐと持ち上がっていく。
「……んなっ!?」
 ヴィータは左足だけを前につきだした姿勢で固定された。
 すかさずマジックハンドがヴィータの左足から靴と靴下を奪い去る。
 素足にされたヴィータの足の指がきゅっと縮こまった。
「なな、なのは、なんだよこの体勢……」
 恥ずかしそうに顔を赤らめてにらむヴィータ。
「今日はヴィータちゃんのかわいい足の裏をじっくり観察しようと思ったの!」
 なのはが言うと、マジックハンドはヴィータの左足の裏に指を突き立て、くすぐりはじめた。

「うひゃっ!!? あははははははははははっ!! やめあぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!」

 ヴィータの足がくねくねとよじれる。
 もう何度目かわからないなのはの余興によってすっかり開発されてしまったヴィータは、わずかな刺激にも耐えることが出来ず大笑いしてしまう。

「あぎゃあぁっはっははっははははっはっは!!! なのはだめあぁぁああははははははははははは!!!」

 足を自ら差し出したような間抜けな格好でくすぐられるヴィータ。
 頭を左右に激しく振って、すでに鼻水まで垂らしている。

「やっぱりヴィータちゃん可愛い! 足の指がぴくぴく動いて赤ちゃんみたい!」

「やぁああああはやははははははっはひっひっひっひっひ!!! そんな足ぃぃぃひひっひっひっひはがぁぁあぁっはっはっはっはっは!!!」

 マジックハンドは指先でヴィータの土踏まずや踵をガリガリと引っかき回している。
 その刺激に、足の指が苦しそうにもがいたり、反り返ったりめちゃくちゃに動く。

「あがははははははははははっ!!? もうだめっ!! だめだってぇえ~~ひゃははははははははははははははっ!!!」

 がくんがくんと首を揺らして笑うヴィータ。
 左足をたった二本のマジックハンドでくすぐられているだけだが、すでに限界の様相だった。

「んー。ヴィータちゃん最近ちょっとスタミナ落ちてきたのかな?」

「あひゃひゃひゃひゃっ!!? なの……っ、なのはのせいだひゃっはっはっははっはっはっはっはっは~~!!!」

 ヴィータは涙を流して大笑いしながらなのはをにらんだ。

「あっ、その顔可愛い! ヴィータちゃん! 今! それ! もっと!」

 マジックハンドはなのはのテンションに呼応するように動きが激しくなる。
 足指の間をこじ開け、ぐりぐりとほじくってくる。

「うぎひひひひひひひひ!? それだめっあばばばははははははははははっ!!! やめれぇええええひゃひひいひひひひひひひひひ!!」

 ヴィータはその日も、失神するまでくすぐられた。


(完)


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