くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2015年06月

くすぐりお試しフェイトちゃん

「フェイトちゃん。私、最近『転移魔法』覚えたんだよ」
「転移魔法……?」
 高町なのはとフェイト・T・ハラオウンは公園のベンチに座って涼んでいる最中だった。
「見てて!」
 なのはは言うと、突然魔法を発動する。
 すると、なのはの手の中に、ぶおんと人間の足首から先が出現する。
「えっ……な、なのは……?」
 ショートブーツを履いたそれは、フェイトの左足であった。
 フェイトが自分の足元に目をやると、その左足首から下は、白い光でおおわれ不可視化していた。
「フェイトちゃん、安心して。切断したわけじゃないから。ちゃんと体と繋がってるよ」
「い、いや、なのは? こんな場所で魔法を使うのは――」
 フェイトが焦って言うのを無視して、なのはは転移させたフェイトの左足からブーツをきゅぽっと脱がし、素足にした。
 そして、こちょこちょと足の裏をくすぐり始める。

「ひひゃっ!!? あっ、あひはははははっ!? ちょっ、ちょっとなのはっ!? やめあぁあぁああはひひひひひひひひひひ~~!!!」

 なのはの手の中でフェイトの足の指がくねくねと動いた。
 足首をなのはに掴まれており、まったく避ける術がない。
 なのはは爪を立て、フェイトの土踏まずやかかとをカリカリとかき混ぜるようにくすぐる。

「あぁぁあひゃははははははははっ!!! なななななのはぁぁあっ!!! やめてぇぇええいひひひひひひひひひひひ!!!」

 フェイトはベンチの上で笑い転げた。
 なのはの手の中では、フェイトの左足が足の指を思い切り広げたり反り返らせたりしながら、もがいている。

「よかったぁ。ちゃんと感覚まで繋がってるみたいだね。フェイトちゃん」

「はひっひっひっひっひっひっひっ!!! わかったぁ、わかったからやめぇえいっひっひひひっひっひっひっひ~~!!!」

 フェイトが必死に制止を求めるのを無視して、なのははほがらかに微笑んでくすぐり続けている。

「意外とこの辺の感覚とかどうかなぁ? ちゃんと神経まで転移できてるかなぁ?」

 首を傾げて言いながらなのは、フェイトの左足の小指と薬指の股の間に、指をつっこみねじる。

「うふゅひぃぃぃっ!!? ひっひっひっひっ!!! おねがいなのはあぁぁ!! 全部ぅぅぅぅっ!!! 全部くすぐったいからぁぁああひゃはははははははははやめてぇ~~!!」

 フェイトはベンチの上でもがき苦しみながら叫んだ。

「ホント? この辺とかも?」

 なのはは爪でこそぐようにして、フェイトの足の縁の部分をくすぐる。

「そこもだめぇえぇえひっひっひっひっひっひっ!!! お願いぃぃっ!! なのはぁあぁああはっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 フェイトのバカ笑いに、通りすがりの一般市民が何事かと視線を向けていた。

「いやあぁっはっはっはっはっはっはっ!!! なのはぁひゃひゃひゃっおねがっ!! 恥ずかしいぃぃからぁぁあはははははははは!!」

 公衆の面前でたっぷりと笑わせてから、なのはは魔法を解除した。


(完)



猫になったこちょ魔

 なるほど。この世界で私の姿は「猫」と呼ばれるらしい。
 この生物に憑依したのは偶然であった。
 道行く人間達の反応を見るに、猫という生物は人間にとって身近で親しみやすい存在。少なくとも、六本足の生物のように忌み嫌われているわけではないようだ。

「あ。猫ちゃん、こんにちは」

 ひとりの少女が近づいてきた。

「私の名前は月村すずか。野良ちゃんかな。良かったら私の家に来る?」

 好都合だ。
 この「月村すずか」という人間は、私に対してまったく警戒心を抱いていない。
 まずはこの人間を狩るとしよう。

 私は、屈んで手を伸ばしてきた月村すずかの目をじっと見つめた。

「ん? じっとこっち見つめて、お腹空いてるの――……っ!?」

 月村すずかの瞳が七色に輝く。
 その瞬間、彼女の動きが止まった。

「えっ……体が……?」

 魔法をかけた。
 これで彼女の体は完全にコントロールできる。

 さて、足を出してもらおう。

「なっ……きゃっ!?」

 彼女は自分の意志に反して尻餅をついたために、悲鳴を上げた。

「なにっ!? なんで、体が勝手に……?」

 彼女はアヒル座りをした足に手を伸ばし、靴を外す。

「えっ、なんで……っ、こんなところで脱ぎたくないのに……!」

 さらに靴下をつまみ、ぐいぐいと引っ張り抜いた。
 眉をひそめる月村すずか。
 私と目が合った。

「もしかして……猫ちゃんが、やってるの?」

 彼女は脱いだ靴下を丁寧に靴の中へ入れながら言った。
 もちろん彼女の意志ではない。

 準備が整うと、私は彼女の足へと近づく。

「ちょっと、猫ちゃん……。何するの?」

 怯えるような声を上げる月村すずか。
 私は、膝を折り曲げてぺたんとアヒル座りをしているために上を向いた彼女の左足の裏を、ぺろりと舐め上げた。

「きゃはっ!?」

 彼女の体がびくっと震えた。
 美味だ。
 私はさらに、ひくひくと震える足の真ん中のくぼみへ、舌を伸ばす。

「あはっ、あははははっ!! ちょっと、やだっ! 猫ちゃっ……くすぐったぃ、はははははっ!!」

 くすぐったい……。
 彼女の言う「くすぐったい」こそ、私にとってのエネルギー。

「あははははははっ!? お願いっ!! 猫ちゃんやめてぇぇ~~!!」

 私の舌の動きに合わせて、彼女の足の指もぴくぴくと動く。
 体は私にコントロールされているため、立ち上がることも、転げ回って気を紛らわすこともできない。

「やぁぁはははははっははっ!! ひぃっ、くすぐったいぃぃ~~! 舐めないでぇぇっはっはっはっはっは!!」

 月村すずかは涙を流して笑った。
 我々こちょ魔は、生命活動を維持するために、人間をくすぐり続けなければならない。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 『DDD産業』のDDD様に描いていただいた絵から、妄想を膨らませて書かせていただきました! 散らばったソックスも好きですが、靴の中に押し込められたソックスも好きです!
すずかちゃん(DDD様より)

嘱託魔導師くすぐり拷問

「時空管理局嘱託魔導師、フェイト・T・ハラオウン……っ」

 なんてことを敵の前で堂々と自己紹介してしまった10歳の魔法少女フェイトは、突然時空のゆがみに出現した魔導師にぼっこぼこにやられ、誘拐されてしまった。

「さて、フェイト・T・ハラオウンさん。時空管理局について知っている情報を洗いざらい吐いてもらいましょうか?」
 ローブに身を包んだ性別不詳の魔導師はフェイトに対峙した。
 フェイトは黄ボーダーシャツの上に長袖の黒デニムジャケットを着て、下は白のプリーツスカート、ショートブーツという格好だ。
 背もたれの広い巨大な肘掛け椅子に座らされて、両手両足をしっかりとマジックバンドで拘束されている。
「……っ、殺すなら……殺せっ」
 フェイトは歯がみして言った。
「殺したりしないよ。こんな可愛い魔法少女ちゃんを。そういう強情っぱりのところも可愛いね。フェ~イ~トちゃん」
「……っ」
 笑顔で言う魔導師に、フェイトは不快そうに顔を横へ背けた。
「こうでなくっちゃおもしろくないね! じゃあ自分の口からぜ~んぶ話しちゃいたくなるようにしてあげるね」
 魔導師は、小さなボタンのついたリモコンを取り出した。
「……な、なにをするつもり?」
 不安に駆られたのか、フェイトの顔に恐怖が浮かぶ。いくら気丈に振る舞っていても、やはり10歳の女の子だ。
「こうするつもりだよ」
 ポチッとリモコンのボタンを押すと、フェイトの座った椅子の背もたれの、ちょうど腰の横、両側からにょきにょきと二本、マジックハンドが生え出てきた。

「えっ……」

 マジックハンドを見たフェイトが、一瞬きょとんとした直後だった。
 二本のマジックハンドは、フェイトの脇腹へきゅっと指を突き立てた。

「っ!!!!?」

 フェイトの体が弓なりにのけぞる。
 そのまま、マジックハンドはくりくりと指を動かし始めた。

「きゃっ……んははは……っ!!」

 フェイトは顔を下へ向けてこらえた。
 足や手をびくびく震わせる。
 必死に我慢している。
 が、ほんの数秒だった。マジックハンドの徐々に激しくなる脇腹くすぐりに、フェイトはすぐに堪えきれなくなった。

「ひ、ひ、ひっ……は――っ、ははっ、ああっぁぁぁぁ~~はははははははははははは!!!?」

 わちゃわちゃと腰の横で動くマジックハンドに合わせて、フェイトは体をよじり、大口を開けて笑い始めた。

「フェイトちゃん笑った顔、可愛いじゃないかー」

「ゃめてっ!!! やめてぇぇえ~~~はははははははははははははははは!!!」

 ぐりぐりとツボを探すようにくすぐられ、フェイトは笑い続ける。

「さあフェイトちゃん。時空管理局について話してごらん? そうすれば楽になるよ?」

「きゃははははははははははっ……嫌っ、……やぁあぁぁぁあっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 フェイトは首を左右に激しく振って拒否を示した。

「言わないと、もっといろんなところもくすぐっちゃうぞ?」

「いやぁぁぁいやぁぁぁはははははははははひひひひひっひひひひひひひひひ!!!」

 フェイトの拒否は、何に対する拒否か傍から見るとよくわからなった。
 目に涙を浮かべて笑うフェイト。ときどき歯を食いしばって堪えようとする仕草も見せるが、ものの数秒で馬鹿笑いに返っていく。

「いいねー。楽しいねー。じゃあ次はー」
 魔導師は、さらにリモコンのボタンを押した。
 すると今度は、フェイトの足元から二本のマジックハンドが生えてきた。

「やだぁぁぁははははははははやだぁぁぁあ~~っはっはっはっはっはっはひぃぃ~~!!!」

 それを見たフェイトは必死に叫びながら足をくねらせるが、拘束されていてはどうにならず、マジックハンドによって両足ともブーツをきゅぽんと脱がされてしまった。
 素足で履いていたために蒸れてピンク色になったフェイトの足の裏に、マジックハンドの指が突き立てられる。

「いやぁぁぁあぁ~~っひっひっひっひっひっひっひひっ!!! やめてぇぇぇ~~っはっははっははっはっはっはっはっは!!!」

 がちゃがちゃとフェイトの足元で動くマジックハンドの指の動きに合わせて、フェイトの足の指もびくびくと痙攣するように蠢く。

「フェイトちゃん。早く言わないと、笑いすぎてお腹がよじれちゃうよ?」

「やだぁぁぁはははっはっはっはっはっ、助けてぇぇ~~~っへっへっへっへっへっふにゃぁぁ~~~!!!」

 金髪のツインテールを振り乱し、口から涎を垂れ流して笑うフェイト。
 普段のクールに引き締まった表情からは想像できないほどの乱れっぷりだった。

「やぁぁぁ~~~やぁぁあああああはははははあははっふひひぃぃひぃひぃひぃひぃ~~!!!」

「ポチッとな」
 魔導師がリモコンのボタンを押すと、さらにマジックハンドが増え、フェイトの腹部、腋の下、太ももにまでくすぐりが及んだ。

「いぎゃぁあぁぁっはっはっはっはっはふぎゃぁっぁあははははははははははやめてぇぇ~~やべてぇぇ~~ひひいひひひひひひひひひひひ!!!」

 フェイトは泣き叫ぶ。
 羞恥心も自尊心もかなぐり捨てるように笑いまくっている。

「大丈夫? フェイトちゃん? 笑い死になんて恥ずかしくない? さっさと喋っちゃいなよ」
 魔導師は催促するが、フェイトは首を横に振った。

「じらないぃぃぃっひっひっひっひっひホントに何もしらないよぉぉ~~っほひひひひひひひひひひひひひひひぃ!!!」

 フェイトは舌を出し、白目までむき始めた。
 かなり限界のようだ。

「ホントに強情。フェイトちゃん最後のチャンスだったのに残念だったね。じゃあもう笑い死んじゃいな。だらしない死に顔は見せしめに使っちゃうからね」

「いびゃぁぁあっはっははっはっっはっはひゃべでぇぇっぇっひぇっひぇっひぇっひぇっひぇうひぃぃぃ~~!!! あぁぁあぁぁっひゃっひゃっひゃ――」

 そのときだった。
 一瞬で白い閃光に包まれるフェイトと魔導師。
 フェイトの記憶はそこで途絶えた。

 後日、時空管理局の医務室で目を覚ましたフェイトは、なのはに助けられたことを知った。
 あの魔導師は、なのはの全力全開のスターライトブレーカーで船ごと木っ端微塵に吹き飛んだらしい。
「なのは……ありがとう……」
 フェイトが軽く微笑もうとしたら、体の方があの激しいくすぐったさを思い出して、身震いしてしまった。


(完)


くすぐりヴィーたん

 それはまだ機動六課設置前のこと。
「ヴィータちゃん、制服姿可愛いね!」
 高町なのはは、ヴィータの初制服姿を見て、感嘆の声を上げた。
 茶色をベースにした管理局地上部隊の制服はヴィータの小さな体にフィットしていた。
「ああ、あんがとよ……」
 ヴィータは少し照れたように、頬を掻いた。
「じゃあ、くすぐっていい?」
「……は?」
 なのはの突然の提案はヴィータを困惑させた。
 なのはは聞き返すヴィータの四肢をバインドで拘束した。ヴィータの体はたちまち空中でX字に拘束された。
「ちょっ!? わ!? はぁぁぁ???」
 ヴィータは素っ頓狂な声を上げた。
 なのははてへっと舌を出して笑い、
「私、可愛いものを見るとくすぐって笑わせたくなる性質があるんだよ」
「性質ってなんだよ!? わけわかんねーよ! 離せよ!」
 ヴィータは体をよじる。
 が、なのはのバインドは強力で、まったく歯が立たない。
「HEY!」
 なのはが言うと、ぽん、ぽん、とマジックハンドがヴィータの周囲に出現した。
「お、おいっ!? こら、やめ――」
 ヴィータの制止も聞かず、マジックハンドはヴィータの脇腹を揉みほぐし始めた。

「うひゃっ!!? あはははははははははっ!? なななっ、なにすんだぁぁあははははははははは!!」

 ヴィータはたまらず笑い声を上げた。
 ジャケット越しとは言え、ヴィータはかなりのくすぐったがりだった。

「ヴィータちゃん。つり目だから、笑顔になると一段と可愛く見えるね! もっと笑おうよ!」

 なのはが言うと、さらにマジックハンドが増え、ヴィータの腋の下をこちょこちょくすぐる。

「うはぁあぁはははっ!? なのっ、なのはぁぁっはっはっはっはっは!!!? やめろぉぉ~~はははははははは!!」

 ヴィータには何がなんだかわからない。
 何故制服姿を見られただけでこんな目に遭わなければならないのだろうか。
 マジックハンドは指を器用に動かし、脇腹のツボや、腋の下の骨をしごくようにくすぐってくる。

「あひゃあぁあっははっはっははっはっはだっはっはっはっは!!! やだぁぁああ笑いたくないぃぃぃっひっひっひっひっひっひ~~!!」

 目に涙を浮かべ、ヴィータは笑い叫んだ。

「そんなこと言わないで! ヴィータちゃん、今、すっごく可愛いよ!」

「うるさいぃぃいっひっひっひっひっひ~~!! なのはごらあぁああっはははははははははははははは!!!」

 首をぶんぶんと左右に振りヴィータは暴れる。
 体はびくびくと痙攣するように動いている。

「ヴィータちゃん怒らないで! 笑って笑って」

 ヴィータの足元に出現したマジックハンドが、ヴィータの靴と靴下を脱がし取り、放り捨てた。
 そのまま、わちゃわちゃと素足の足の裏をくすぐり始める。

「やぁぁあっはっはっはっはっはは!!? だぁぁあっはははははははやめろぉぉ~~やめてぇぇぇええひゃははははははははははは!!!」

 ヴィータは身をよじって笑い狂う。
 両手の指や足の指が激しく暴れもがいている。

「可愛いよヴィータちゃん! 制服よく似合ってるよ! ほらほら楽しい楽しい」

「楽しいわけあるかバカぁあぁああひゃひゃひゃひゃひゃ!! うひゃあぁああぁあ~~っはっはっはっはっはっはっはぎゃぁああ!!!」

 開きっぱなしの口からは涎が垂れ流れ、見開かれた目から涙が溢れる。
 鼻水まで噴出し、ヴィータの顔はぐしゃぐしゃだった。

「あひゃひゃひゃひゃひゃだぁあぁああははははははははは! もうやべぇぇええうへへへへへへへへへ!!!」

 ヴィータは泣き叫び喚き、結局一時間あまりくすぐられてようやく解放された。
「うへ……あひ、いひ……」
 意気消沈してぐったりと床に倒れ込んだヴィータに、なのははにっこりと笑いかけた。
「ヴィータちゃん。また遊ぼうね♪」
 このように、管理局の白い悪魔に目をつけられた新人局員は、ときどきオモチャにされる。


(完)


管理局の白いちっこいの拉致擽

 時空管理局に恨みがあったので、適当に魔導師を拉致ってきた。

「や……やめてください。どうしてこんなことするんですか……?」

 怯えているのか、声が震えている。
 奪った身分証明データによると、名前はキャロ・ル・ルシエ。
 自然保護隊所属の陸士だ。
 おっとりとした雰囲気と童顔のために、実年齢よりもずいぶんと若く見える。
 両手両足は拘束済み。両足を前に突き出すような体勢で、ぺたんと台の上に座らせてある。

 あんた個人には恨みはないが、少しばかり鬱憤を晴らさせてもらおう。

「……え。あっ! あなたもしかして……、一週間前に釈放された武力団体構成員の……」

 若くてもさすがは管理局員。犯罪者の顔はちゃんと把握しているらしい。
 感心、感心。
 ところで、邪魔な靴は脱がさせてもらおう。

「いっ!? な、やめてくださいっ」

 暴れても無駄だ。
 たかだか魔導師ランクCそこそこで外せる拘束じゃない。

 両足の靴下も引っこ抜いて、素足にする。

「やっ……」

 小さな白いあんよが現れた。
 きゅうっと指を縮こまらせてかわいいものだ。

 足の裏の中心辺りに、きゅっと皺がよっている。
 そこを指で引き伸ばしてやる。

「きゃっ!? あはっ!? な、なにするんです……っ、かははははっ!!?」

 びっくりしたように足の指が広がると、くねくねと逃げるように暴れ始めた。
 足の指を掴んで伸ばし、土踏まずをカリカリ引っ掻いてやる。

「あっ、あははははははははっ!!? いやぁぁあぁははははははははっ、やめてぇ~~!!!」

 ずいぶんかわいい声で鳴いてくれるね。
 それにしてもずいぶんと敏感肌だ。
 爪を立てて、わしゃわしゃと皮膚をこすってやると、掴まれた足の指もびくびくとあらぶっている。

「いやぁっひっひっひっひっひっひ!!! おねがっ……やめてくだしゃいぃぃぃ~~ひっひひひひひひひひふひぃぃ~~!!」

 足の裏全体をまんべんなく掻きむしるもよし。

「やぁぁははははははははははっ!! やだぁぁあっはっはっはっはっはっは!!?」

 思い切り足の指を後ろ側へ反らしてやって、つっぱった土踏まずの中心を、局所的にこりこり引っ掻いてやるもよし。

「にゃははははははっ!?! ふひぃぃいぃ~~っひっひひひひひひひひひひ!! なんでこんなことするのぉぉ~~うにゃぁぁはははははははは!!!」

 指の付け根も案外効くみたい。

「ひやぁあぁああはははははははっ!!? いひひひっひひひひひっやだぁぁあぁ!! 触らにゃいでぇぇぇっひっひっひっひぷぴぃぃ~~!!!」

 しばらくくすぐってやめてやると、ぽろぽろ涙を流し始めた。

「……ひぅ……や、やめて、……ください……」

 やはり年頃の女の子。
 少し刺激が強すぎたのかも。
 でも、こっちにだって事情があるからね。

 ハンディモップを見せてみた。

「いっ……やっ!! も、もうやめてください!!」

 怯えたように喚きだした。
 首を左右に振って、かわいらしい。

 良い表情を見せてくれたので、お礼に足の裏を掃除してあげよう。

「嫌っ、やめてっ!! やめてく――……ぷひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?」

 わさわさ両足の裏を撫でてやると、はじけたように笑い出した。

「ぷひひっひひひひひいひやぁぁあああっはっはっはっはっはっははは!!!」

 足の指がくねくねと暴れている。
 実はこのモップ、化学繊維でできているためちょっと硬い。足の裏の皮膚を磨くにちょうど良さそうなのを持ってきた。

「おにゃぁああっ!!? お願いぃぃっひっひひっひっひひやべっ、やめでぇぇえっへっへっへっへっへっふへぇぇ~~!!!」

 ひどい顔になっている。
 涙と涎でぐしゃぐしゃだ。

「いやぁあぁああおでっ!!! いかいひひひひひっひひっ!! 一回やめてぇぇぇあぁあぁがあぁあははははははははははは~~っ!!!?」

 甲高い悲鳴を上げたかと思うと、ちょろちょろ台の上に液体が広がり始めた。
 どうやら失禁してしまったらしい。
 かわいいバリアジャケットが汚れてしまった。

 足の裏をモップでくすぐられておしっこ漏らすなんて、まだまだ修行が足りないなあ。

「あああぁぁあはははははははははっやべでぇぇえ!!! やべでぇぇええぇっひえっひえっへっへっへっへっへっへうひゃぁあ~~!!!」

 やめてあげない。
 だってまだ、鬱憤は晴れてないから。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 『DDD産業』のDDD様に描いていただいた絵から、妄想を膨らませて書かせていただきました!
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