くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2015年08月

桐乃「あ。なんかメルルそっくりのロリガールくすぐりたい」

桐乃
「かーなこっ♪」

加奈子
「……んぁ……」ピクッ

桐乃
「かーなーこっ!」

加奈子
「……う、ん? あぁっ!? なんだこれ!?」ギチギチ

桐乃
「加奈子。おっはー」

加奈子
「おっはー! ――っじゃねぇよ! 世代違ぇよ! なんで加奈子、桐乃の部屋のベッドの上で縛られてんの!? 手も足も全然うごかねぇんだけど!」ギシギシ

桐乃
「ちなみに加奈子は制服姿」

加奈子
「誰に何を説明してんだよ! 唐突だよ! ちょっとは自然っぽく描写する努力をしろよ! 桐乃一応プロだろ!?」

桐乃
「へぇ~加奈子そんなメタ発言しちゃうんだぁ~じゃあ」ワキワキ

加奈子
「いっ……なんだよ桐乃その手つき!? 目が怖ぇーよ!」

桐乃
「最初はソックス越しでいっかなー」ツーッ

加奈子
「んひゃぁぁっ!!?」ビクッ

桐乃
「おお! なかなかの反応じゃん! 加奈子才能あるぅぅ!」コチョコチョ

加奈子
「んはははは!? ちょっ、こら桐乃やめっ!」

桐乃
「ほ~れ、ほ~れ♪」ワシャワシャ

加奈子
「ぎゃはははははっ!? こらやめれぇぇやはははははははははははっ!!!」ガタガタ

桐乃
「ぐへへ、かなかなちゃん足の裏弱い~」コチョコチョコチョコチョ

加奈子
「ぎゃっはっはっはっはっは!! わひゃひゃっ、わけわかんね!! 桐乃ぉぉ、なんのつもりだってぇぇぇっはっはっはっははっはっは~~!!」

桐乃
「なぜくすぐるのかって? それはそこに足があるから!」キリッ! ノ

加奈子
「だひゃひゃっ、さりげなく後ろに一文字足して自己アピールしてんじゃねぇ!! ってうおぉぉぉ~~!!? 踵ひっかくなぁぁあぁはははははははははは!!!」

桐乃
「ソックス越しでこんなに効くなんて、脱がしたらどうなるのかな~?」ニヤニヤ

加奈子
「んひゃぁあっはっはっはっはこらぁぁあ~~はははは、指そらすなぁぁあっはははははははは!!!」ガタンガタン

桐乃
「お客さん、かゆいところはありませんか~~?」カリカリ

加奈子
「うっせ馬鹿あぁぁあひゃひゃひゃひゃひゃっ引っ掻くにゃあぁぁぁあひゃひゃひゃひゃはっはっはっひゃひゃ!!!」ビクビクビクッ

桐乃
「じゃあそろそろ」ピタッ

加奈子
「……うへっ!?」

桐乃
「かなかなちゃ~ん、靴下ぬぎぬぎしましょ~ね~」ヌギヌギ

加奈子
「こっ、ちょっまっ――やめろっ!! ひっぱんなぁぁぁ!!」ブンブン

桐乃
「♪」スポン

加奈子
「うひゃぁっ!?」

桐乃
「加奈子の足、小さくてかわいぃぃぃ~~!!」ガリガリガリコチョコチョコチョ

加奈子
「だひゃっ!!? ぶっ、ぐひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!! やめろぉぉ~~~いぃぃぃひひひひひひひひひひひひ!!!」ギチギチ

桐乃
「実はさ……あたし、加奈子にお願いがあるんだ……」ガリガリガリガリ

加奈子
「なにゃっ!? ふざけんなぁぁぁははははははははははは!!? やめれぉぉ~~ははははははははは!!」クネクネピクピク

桐乃
「……加奈子、聞いてくれる……?」グリグリコチョコチョコチョコチョ

加奈子
「うぎゃひゃひゃひゃ指ぃぃぃ~~ひひひひひひ、指はやめれぇぇぇひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

桐乃
「ねぇ、加奈子……」カリカリカリカリ

加奈子
「だからっ……ぎゃははははははっ!!! さっさと言えぇぇぇぇっははっはっはっははっはっはっはっは~~!!」

桐乃
「あたし、ブリジットちゃんとお友達になりたいの」コチョコチョコチョコチョ

加奈子
「はぁぁぁあ!!? うひゃひゃひゃひゃっ!!! そんなこと言われてもぉぉ~~はははっははははは!!」

桐乃
「加奈子、ブリジットちゃんと仲良しじゃん。だから、ちょっと、家に呼んでくれないかなーって思って」コチョコチョカリカリ

加奈子
「あぁぁ~~っはっはっはっはっはっは~~!!! おまっひゃっひゃっひゃ、そんなこと言って! あいつもくすぐる気じゃねぇぇかぁぁあぁひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」ビクビクビクビク

桐乃
「そんなの当たり前じゃん」シレッ ガリガリコチョコチョ

加奈子
「ぎゃはははははははははふじゃけんにゃぁぁぁあっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~!!!」

桐乃
「ん~、加奈子に協力してもらわないと困るんだけど――、あ、そっか」ピタッ

加奈子
「ぐへっ……ぎひ……ひ……?」

桐乃
「♪」ニッコリ

加奈子
「…………っ!」ゾクゾクッ

●●●

桐乃
「かなかなちゃん、シャンプーブラシでマッサージして血行をよくしましょうねぇ~」ガシガシガシガシワシャワシャワシャ

加奈子
「あばばばばばばばひぎゃぁぁあはっはっはっはっははっはははっははは!!」

桐乃
「うっは、めっちゃ足の指動いてるし」ガシュガシュガシュガシュ

加奈子
「がはははははははは息できなっはははははははっ!!! 息できなぁぁぁあぁはははははははははあはっは!!」

桐乃
「加奈子があたしのお願い聞いてくれないから悪いんだからねー」プンプン ガシガシガシガシガシ

加奈子
「じぬぅぅぅぅじぬぅぅううううひひひひひひひひひひひひひひっ!!!」

桐乃
「ブリジットちゃんとお友達になりたいなー」ガシュガシュガシュガシュ

加奈子
「だばばばははははははははっ!!! ふぎゃぁぁあはははっひひひひひひひひひひひひひ!!!」

桐乃
「しゃべれない? 弱くする?」ワチャワチャワチャ

加奈子
「んぎひひひひひっっひひひひひひひひひあばぁぁぁあはははははははっぶしゅぶしゅひぃぃぃぃ――」ビクビクビクビクゥゥウゥ

桐乃
「……ありゃりゃ、弱くする前に泡吹いちゃった」

加奈子
「………っ……っ」グッタリ

桐乃
「加奈子ー? 生きてる~~?」ペチペチ

加奈子
「……へ……ひ……」ピクピク

桐乃
「し、死んでる……っ!(嘘)」ガーン

「ま、いっか。加奈子の携帯、勝手に使わせてもらうねー」ケータイカチャカチャ


(完)


桐乃「あ。なんか堕天使の足とかくすぐりたい」

黒猫
「……ぅ……」ピクッ

桐乃
「……あ、起きる?」

黒猫
「…………っ? え?」パチクリ

桐乃
「やっと起きた。黒いの」

黒猫
「………なんで私が、あなたの部屋のベッドの上で、両腕を体側につけてまっすぐ伸ばした状態で、ロープでぐるぐる巻きにされているのかしら?」ギシギシ

桐乃
「描写どうも。やっぱり黒いのって言ったらゴスロリ服かと思って」

黒猫
「あなた、まったく会話になっていないわ。というか、なんでストッキングまで脱がされているの?」

桐乃
「わひゃらっ! 黒いのの足白ーい! 驚きの白さ! はごろもっフーズ!」ドタバタ

黒猫
「あなた、トンカチで頭を打ったのかしら? 哀れね。お兄さんが気の毒だわ」フン

桐乃
「黒いのの足の裏は、び~んか~んなのかなぁ~!?」ワキワキ

黒猫
「足の裏って……え、まさか! あなた、その手の動き……っ」

桐乃
「引きこもりの足とかやっべ! 超やっべ! 柔らかそう! 萌えるぅ~」ジュルリ

黒猫
「あなた! 本当にどうしたの!? やめなさい! 寄ってこないで――」ギシギシ

桐乃
「♪」ツンッ

黒猫
「んひぃぃぃぃっ!!?」ビクンッ

桐乃
「うっは! 人差し指一本で最高の反応! こりゃたまらんわい!」ゲッヘッヘ

黒猫
「ちょっ……あ、あ、話し合いましょう! まずは話し合って打開策を――」

桐乃
「焦る黒いのテンションあがるぅぅうぅぅぅぅ!!!」コチョコチョ

黒猫
「にゃはははははっ!?」ビクビクッ

桐乃
「やっべ、ちょ~楽しいぃぃぃぃ~~!!」コチョコチョスリスリ

黒猫
「ふにゃははははははは!? ちょっ、ちょっははははははっ! やめなさい……っ!! やめなさいってぇぇ~~ふひゃはははは!」

桐乃
「天使ちゃんの踵赤ちゃんみたいでかわいー」クールクルー

黒猫
「ふひひひっひひひひひっ!! な、何言ってるのっ!! やめてぇぇ~~ひっひっひっひっひっひっひ!!」

桐乃
「だって同じ声じゃ~ん? おおおっ! 足指しまってくるぅぅぅ!」グ゙リグリ

黒猫
「ふにょぉほほほほっ!? そんなところ指つっこま――っあははははははははは!!!? そんなメタ発言やめにゃぁぁあひゃはははははははっは!!!」ギチギチ バタンバタン

桐乃
「天使の誇りを失った堕天使には制裁じゃ~」カリカリカリカリ

黒猫
「付け根はだめっははははははははっ!!! 付け根はだめなのぉぉ~~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」ビクビク

桐乃
「じゃあいったんやめたげる」ピタッ

黒猫
「……え」

桐乃
「……そのかわりさ、これからあたしの『犬のおまわりさん』聴いてくれる?」ニヤニヤ

黒猫
「いっ……意味がわからないわ! なんであなたの歌なんて――」フン……

桐乃
「♪」ガリガリガリコチョコチョコチョ

黒猫
「ぶにゃひゃっはっはっはっはっはっは!!? いぃぃぃぃやぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」ガタガタバタバタ

桐乃
「をっほ~~! 土踏まず爪でひっかくと効くぅぅぅ~~!」ガリガリガリガリ

黒猫
「おひょひょひょひょっ!!? ひゃめてっひゃめひぃぃぃ~~ひひひひひひひひひひひひひひ!!!」クネクネ

桐乃
「子猫ちゃんの肉球ぷにぷにぷに~♪」モミモミモミモミ

黒猫
「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ肉球なんかないぃぃぃひひひひひひひひひひひ!!」

桐乃
「お客さ~ん、こってますね~?」コチョコチョコチョコチョ

黒猫
「こってないぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひ!!! こってないからぁぁぁっはっははははははははっふひゃぁぁ~~!!」

桐乃
「ん~? なんですって~? お客さん、聞こえませんよー?」グニグニグニグニ

黒猫
「ふひゃひゃわかった! わかったわぁぁぁっひゃひひひひひひひひひっ!?」

桐乃
「何がわかったのかなー? あたし、全然わかんないー」コチョコチョ

黒猫
「犬でもなんでも聴くからやめてぇぇぇぇひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

桐乃
「……♪」ピタッ

黒猫
「……ゲホゲホっ」ゼェゼェ

桐乃
「♪」ニコニコ

黒猫
「……あ、お、お願い……もう、くすぐりは、勘弁……」ヒィヒィ

桐乃
「準備してくるから待ってて! こ~ね~こ~ちゃん♪」ニッコリ

黒猫
「……っ」

●●●

桐乃
「あったあった!」タッタッタ

黒猫
「な、何……?」

桐乃
「じゃーん。迷子の子猫ちゃんには、やっぱこれだね。ねこじゃらしー!」

黒猫
「ちょっ!? あなたっ! そんなもので……っ、やめて!! ああっ、私の足の指から手を放して!」ブンブン

桐乃
「迷子の迷子の子猫ちゃん~、あなたのお家はどこですかぁぁぁぁぁぁ↑↑↑」ゾワゾワゾワ~

黒猫
「にゃぁあぁあああはははははははははははっ!!! うにゃぁぁぁあっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!?」ビクビクビクッ

桐乃
「お家ーを聞いてもわからにゃい♪」サワサワサワ

黒猫
「やぁぁああぁぁひゃひゃひゃふひひひひひひひひひ!!!」

桐乃
「名前ーを聞いてもわからにゃい♪」シュルシュルシュル

黒猫
「にゃぁぁぁっはぁぁっぁ~~ひゃめなしゃいっ!!! ひゃめなしゃいってぇぇぇっへっへっへっへっへっへっへ!!!」

桐乃
「にゃんにゃんにゃにゃーん♪ にゃんにゃんにゃにゃーん♪」

黒猫
「ふにゃぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃ!? なんでそんな歌あぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃひゃっひゃひひっひひひひぃぃ~~!」ギッタンバッコン

桐乃
「なーいてばかりいる子猫ちゃん♪」ザワザワシュルシュル

黒猫
「あなたが泣かしてやぁぁぁひゃひひひひひっひひひひひひひひひ!!!」

桐乃
「いっ、ぬっ、のぉぉ~~おまわりさん!」ネコジャラシポーイ

黒猫
「ふぎゃぁあぁあっ……!!! え……」

桐乃
「困ってしまってぇぇ???」ワキワキ

黒猫
「いっ……や、やめてっ……おねが――」

桐乃
「こちょこちょこちょこちょこちょ♪」

黒猫
「ぶにゃひゃっひゃっひゃ!!? しにゅぅぅぅぅうひひひひひひひひひひひひっ!!! 笑い死ぬぅぅぅううっひゃひゃはははははははっはははやぁぁぁぁ~~っはっはっはっはっは~~!!!」ビクンビクン ビクビク

~~~

桐乃
「ま、い、ごのー、ま、い、ごのー♪」

黒猫
「…………あへっ……あへっ……」グッタリ

桐乃
「ありゃ? まだ160ループだよ~~」ペチペチ

黒猫
「……ふにゃ……ひへへ……」ピクピク

桐乃
「し、死んでる……っ!(嘘)」ガーン

「ま、いっか。次は誰にしよっかなー♪」ケータイカチャカチャ


(完)


吉永さん家のストックス

 吉永双葉(よしなが ふたば)が誘拐されたのは、その容姿が、彼の娘にそっくりだったからだ。
 サロペットジーンズにポニーテールと少女は両手を縛られ、足には木板の枷をはめられていた。
「おいこら! 放せよおっさん! あたしに何の恨みがあるっていうんだよ!」
 双葉ががるると般若の形相で唸るのをよそに、誘拐犯の男は彼女のランドセルをまさぐっていた。
「こらぁ! 無視すんな! 勝手に人のもん触ってんじゃねぇ!」
「吉永双葉ちゃんか……、本当に、うり二つだ……」
 男は双葉の名前を確認すると、呆けたような表情で双葉の元へ歩み寄ってきた。
「な、なんだよ……っ」
 ぐっと顔を近づけられ、双葉は気味悪そうに顔をゆがめた。
「双葉ちゃん。いや、ユウナちゃん。やっと会えたね」
「はぁ? 何言ってんの、おっさん」
「あぁ、ごめんよ。あまりに似ていたものだから、ついね……」
 男はうっすらと涙ぐんで言った。
「ユウナって……」
 双葉が聞き返すと、
「僕の娘だよ」
 男のしんみりとした声に、小学四年生の少女は想像力を膨らませる。
「まさか……あんたの娘って……」
「二日前から部活の遠征で家を出ているんだ」
 双葉は思わずずっこけそうになった。
「死んだんじゃねーのかよ!」
「死んでないよ! むしろ県で表彰されるぐらい元気だよ!」
「すげぇ!」
「でも、部活が忙しくて最近全然僕と遊んでくれなくなってね。しかも反抗期まで重なって、僕のことを『きもい』だの『近づくな』だの……」
 男は、おいおいと泣き始めた。
 あまりにみっともない姿に、さすがの双葉も顔を引きつらせた。
「だがら……、ひっく……、今日は、小学生のユウナと、ひっく、久しぶりに……いっじょに、遊ぼうと、おもってぇ」
「いやいや! あたし、ユウナじゃないから! どれだけ似てるのか知んないけど!」
「じゃあユウナちゃん、は、囚われたお姫様で……」
「何設定作ってんだよ! こら! やめっ」
 男はぐずぐずと鼻水を流しながら、双葉の足元へとかがむ。
 板の枷から二本つきだした双葉の足から、運動靴を脱がし取った。
「な、なにすんだよ!? こらぁ!」
 双葉は喚くが、男は無視して、露わになった双葉の素足の足の裏をこちょこちょとくすぐり始めた。

「――ひゃっ!? あひゃはははははははははっ!!!? なっ、なにすんだぁぁ~~!?」

 双葉は男の奇行に目を見開き、直後、大口を開けて笑い始めた。
「姫、どうか、……我が軍に降伏を」
 男はまだ軽く涙ぐみながら、両手10本の指を、双葉の足の裏に走らせる。

「ぎゃっはっはっはっははっはは知らねえ!! 知らねえよばかぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 双葉はぶんぶん首を左右に振って笑い狂う。
 小学生同士のじゃれあいで軽くくすぐり合うことはあっても、ここまで完全に拘束されてのくすぐりは初めての体験だった。

「ちょぉお~~足がぁぁっはっはっは、足が攣るぅぅぅうひひひひひひひひひひひひひひ!!!」

 双葉の足の指が激しく動く。
 足は上下にわずかに傾く程度で、まったく身動きが取れない。
 しゅりしゅりと足の皮が擦れる音が部屋中に響く。

「姫! 姫!」
 男は必死な表情で双葉の顔を見やる。
 鼻は赤いが、設定に没入しているようだ。

「ぎゃはははあははははははやめろぉぉ~~!!! やめろぁぁぁああっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

 双葉は顔を真っ赤にして笑う。
 上半身をはげしくよじり、ぶんぶんとポニーテールを振り乱す。

「あぁ姫! そのようなはしたないお姿を……」
 男は哀れむように双葉に語りかけると、双葉の足の指を掴んで反らし、ぐりぐりと指の付け根をひっかきはじめた。

「ふぎゃぁぁぁあっはぁぁぁぁあぁ~~!!!? いひひひひひひひひひやめてぇぇええうひゅひひひひひひひひぃぃひぃひぃ!!!」

 双葉は背中をバタンバタンと壁に打ち付けて笑う。
 あふれ出る涙と、開きっぱなしの口から流れ出た涎でサロペットジーンズが汚れていく。
 いくら面白いテレビを見ても、これほど涙を流して笑うことはなかった。
 すべてが新鮮で、初めての感覚だった。

「あぁぁぁぁあ~~あはぁあぁあっはっはははっははふひぃぎぃぃぃぃ!!!」

 双葉は目を見開き、絶叫を上げる。
 まさに双葉が限界を迎えようとした時、突如、部屋の壁が爆風で吹き飛んだ。
「な、なんだ!?」
 男が狼狽する。
 爆風の中からぬっと現れた影は、人間のそれではなかった。

『我は吉永家の門番。双葉に危害を加えた罪、身をもって知るが良い』

~~~

 翌日。
(うへぇ。まだ足がむずむずするなぁ)
 四年一組の教室で上履きをすりあわせた。
 ふと、前の席の女子生徒がドリルに没頭しているのが目に入る。
 無防備に開かれた腋の下……。
 双葉はイタズラな笑みを浮かべると、そっと女子生徒の背後から腋の下へ手を差し入れた。

 その後しばらく、四年一組でくすぐり遊びが流行したのは言うまでもない。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 某チャットルームで遊んでいる最中に書いたものだったのですが……
 なんと『DDD産業』のDDD様が絵を描いてくださいました!
吉永双葉ちゃん(DDD様より)
 哄笑顔+転がった靴がサイコーにそそられます! 足枷がリアル! ありがとうございました!

合コン

 涼風優衣(すずかぜ ゆい)は内気だった。
「優衣、合コン参加してくれない?」
「え……合コン?」
 私立A高校2年のクラスにて、古手楓(ふるで かえで)が優衣を誘う。
「そ! B高の男子と! こっちの参加者足りなくて困ってるんだよね~」
「……そう、なんだ」
 優衣は気乗りしない。
 楓は明るく快活。人付き合いも得意そうで、苦にならないのかも知れないが、優衣は、人の大勢集まりわいわいと騒ぐ雰囲気が苦手だった。
「……私は、あんまり」
 優衣が言葉を濁すと、楓はパンと手を合わせた。
「お願い! 人数合わせでいいから! 来てくれるだけでいいの! 優衣だけが頼りなの!」
 楓のしつこい誘いに、優衣はしぶしぶ了承してしまった。

 合コン当日、待ち合わせ場所に着くと、すでに楓が待っていた。
 優衣のおとなしめの服装に対して、楓の服装はなかなか露出が多く派手だった。
 少し遅れて、隣のクラスの藤堂久実(とうどう くみ)が現れた。
 こちらもかなり薄手の格好。
 夏だから仕方ないのかもしれない。
「涼風さん、初めまして~、あたし久実~」
「あ……はい。……よろしく、お願いします」
 参加メンバーはこれで全部らしい。
 楓と久実がきゃっきゃとだべりながら歩く後ろを、優衣はとぼとぼついていった。
 傍から見ると、別グループにしか見えない。
 優衣は場違いな感じがして、早くも帰りたくなった。
 
「え……」
 優衣がたじろいだのは、到着した合コン会場の店が座敷だったからだ。
 靴を脱いで上がるなんて、聞いていなかった。
「どうしたの? 優衣、早く上がりなよ」
 楓は自信のサンダルをひょいと脱ぎ捨てて、素足になって言う。
 久実もまったく躊躇なくムートンブーツを脱いで、素足になった。久実は素足のままブーツ履いていた。
 優衣は外で靴を脱ぐのがあまり好きではなかった。
 しかし、来てしまったものは仕方が無い。
 優衣は、しぶしぶスニーカーを脱いで、ソックスを履いた足の裏をそっと畳につけた。
 知らない人がたくさん歩き回った畳を踏むのは、少し気持ちが悪かった。

 合コンが始まった。
 机を挟んで、A高校女子とB高校男子が向かい合って座る。
 B高校の男子は隆史(たかし)、祐二(ゆうじ)、浩(ひろし)と名乗った。
 みんな一様にチャラく、優衣は合わないなぁと思った。
 特に祐二の視線は嫌だった。じろじろと、優衣の体、特に下半身を見つめてくる。優衣は目が合わないようにうつむいていた。
 楓、久実は楽しそうに喋っている。
 優衣は話を振られたときに一言二言発する程度。
 しばらく盛り上がったところで、男子達が女子側へ回り込んできた。
 祐二が久実の傍に、隆史が楓の傍に、そして浩が一番奥に座った優衣の傍にやってきた。
 浩がしきりに話しかけてくるのを、優衣は「はぁ……」とか「まぁ……」とか曖昧に苦笑いで答えていた。
 楓と隆史は盛り上がっている。
 祐二と久実は、妙にべたべたとスキンシップを図っていた。
「俺、最近足つぼマッサージにはまってるんだよね~」
 祐二が言った。
 すると久実が、
「ほんとー? じゃーやってみてよー」
 などと足を差し出す。
 祐二はにやにやと気持ちの悪い笑みを浮かべながら、久実の素足を触る。
「あはっ、ちょっとくすぐったいよぉ~」
 久実は笑いを漏らし、嫌がった素振りを見せる。しかし、足を引っ込めようとはしなかった。
「久実ちゃんはちょっと肝臓がよくないね~、飲み過ぎじゃないの~?」
「あはははっ! やぁんっ、あたしまだ未成年だよー? きゃはっ、ホントにあってるの-?」
 ひとしきりじゃれついた後、祐二は隣の楓を見て、
「楓ちゃんも足、綺麗だよね~?」
「え? そうかなー」
 照れる楓の素足を、祐二は遠慮無く掴み上げた。
「きゃっ! もう、祐二君、えっちー」
 口では言うが、やはり楓も足を引っ込めようとはしない。
「おいおい、女の子に乱暴するなよ」
 などと隆史がへらへら言う。
「おお! めっちゃ形綺麗じゃん! 足指小さいし」
 祐二は楓の足の形を褒めながら、指で楓の足の指をなぞる。
「やはっ!!? ちょっとぉぉ~~くすぐったい! あはははははやだぁ」
 楓はくすぐったそうに身をよじって笑う。
 手をぱたぱたさせるが、やっぱり足は引っ込めない。
 優衣は、そんな様子を傍目で見て、頬を引きつらせた。
(あんなべたべた触ってくるの、やだな……)
 そんなことを思っていた矢先、
「優衣ちゃんも、裸足になりなよ」
「……えっ?」
 突然祐二に声をかけられ、優衣は戸惑った。
「ひとりだけ靴下履いてるから、疎外感あるんじゃないかと思って」
 祐二はにやにやしながら言う。
「え……私は……別に……」
 優衣は顔を引きつらせた。
 祐二がただ自分の足を触りたいだけなのは明らかだ。
 視線を泳がせて、楓と目が合う。
「そーだよ。優衣、暑くない? 靴下脱いじゃいなよ」
 助け船を出してくれるかと思いきや、楓は男子の味方だった。
 すると久実も、
「ほらほら。せっかく祐二君、気を遣ってくれてるんだから、空気読みなー」
 笑いながら言う。
 だから嫌なんだ……。
 優衣は今更ながら、合コンの誘いに乗ったことを後悔した。
「私は、……いいよ」
「えー脱がないの?」
「たぶんその服、裸足の方が合うと思うし」
 嘘つけ。
 その場にいる面々は、言葉巧みに優衣の靴下を脱がせようと言葉を並べた。
 優衣は首を横に振り続けた。
 すると、楓と久実が顔を見合わせてニッと笑う。
「ふぅん、自分で脱がないなら……」
「脱がせちゃえ!」
 突然楓と久実が、優衣の履いた靴下のつま先を持ち引っ張る。
「やっ!! ……ちょっと、二人ともやめ、やめて!」
 優衣は左右の靴下の口を必死に掴んで叫ぶ。
 つま先がびよんと伸びる。
 優衣も負けずと引っ張り上げ、食い止める。
 そこで、祐二が優衣の後ろにいた浩に目配せする。
 浩はそっと両手を優衣の脇腹に添え、優しくくすぐった。
「……っ!!? ひゃひぃぃん!!?」
 優衣はびくんと肩を揺らし、甲高い声を上げて、両手を靴下の口から離してしまう。
 そのすきに楓と久実が一気に力を込めた。
 直後、すぽんっと優衣の靴下は両足とも脱がされてしまった。
「やだぁ……」
 優衣は、素足にされ、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にした。
 楓と久実がその足首を掴み、祐二の前へ持って行った。
「優衣ちゃん力抜いてよ~、指を丸めてると形がよくわかんないからさ~」
 祐二は言いながら、人差し指で、皺の寄った優衣の足の真ん中あたりを撫でた。
「――あぁっ!!!? ちょちょちょちょちょ!!? やややややややああぁぁぁぁぁ~~!!!」
 突然の刺激に優衣は思わず素っ頓狂な声を上げた。
「あははは、何その反応! 優衣かわいい」
「こんな反応するんだぁ」
 楓と久実が楽しそうに言う。
 祐二は、パーになった優衣の足の指をがしっと掴むと、
「優衣ちゃん、足の裏敏感なんだぁ~?」
「ひっ!?」
「じゃあ、楽しいことしよっか?」
 素足にされて丸見えになった優衣の足の裏を、こちょこちょとくすぐり始めた。
「はひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!? うへぇえぇええひゃへへへへへへへへはひゃあぁあ~~!!!?」
 優衣はたまらず笑い声を上げてしまう。
 他人に見せるのすら恥ずかしい足の裏の上を、祐二の指が這い回る。
「優衣ちゃん、笑ったら可愛いじゃん。もっと笑え~、ほれほれ~」
 祐二は楽しそうに言いながら、五本の指をわしゃわしゃと優衣の足指の付け根あたりでかき回した。
「ふへひゃひゃひゃひゃひゃっ! やぁぁああああひゃぁぁあっはっはっはっはっははひやぁぁあ~~!!!」
 優衣は顔を真っ赤にして笑った。
 くすぐったくてたまらない。
(やだぁ、笑いたくないのに……っ)
 足の裏から送られてくる刺激は、びりびりと優衣の脳をかき回し侵略してくるような心地がした。
「あひひひひひひひひひひひゃだぁぁああっははひゃひゃひゃひゃひゃ~~!!」
 いつの間にか他のメンバーも便乗して、優衣の脇腹や腋の下をくすぐってくる。
 もう片方の足の裏もくすぐられ、優衣は狂いそうだった。
「ひゃぁああっはっはっはっはっはやだぁあぁひゃひゃひゃっ!!! やめへぇぇええふへへへへへへへへへへへ!!!」
 五十本の指に全身をくすぐられ、優衣は髪の毛を振り乱して激しく笑う。
 人前でこんなに大声を上げたのは初めてだった。
 頭の中がぐちゃぐちゃになって、何も考えられなくなる。
 もう何分間、何時間も、くすぐられている気がしてくる。
 優衣は、くすぐられ、大笑いしているうちに、人前で大口を開けてバカ笑いする恥ずかしさも、素足を晒す恥ずかしさも、どうでもよくなってきた。

 祐二はその後、自分が足好きであることを暴露した。
 バレバレだったので、みんなで笑い合った。
 解散になって、
「優衣ちゃん、二次会やるけど、来るでしょ?」
 誘われるままに、優衣は受けた。
 その日初めて、優衣は素足のままスニーカーを履いた。歩くうちにだんだん指先が蒸れてきて、癖になりそうだった。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 内気な子を知らない男にくすぐらせたかった!
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