くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2015年10月

シャッフルエッグ

「誰だ!?」

 振り向きざまにハルナを大声を上げた。
 家の中はハルナひとりのはずだった。
 それが卵焼きを作っている最中、背後に気配を感じたのだ。

 青い長髪の女性。
 見たことのない学校制服を着ている。

 はじめは歩の知り合いかとも思ったが……。
「お前っ、メガロか!?」

 青髪の女性の耳は、明らかに人間のそれとは違っていた。
 先がとがっていて細長い。絵本に出てくる妖精やエルフといった生き物を連想させる。

「……あなたのせいです」

 エルフが呟く。ハルナはよく聞き取れなかった。

「え?」

「卵焼きキャラは私のものです!」

 エルフの激昂。
 と、同時に、地面から複数の触手が出現し、ハルナを雁字搦めにした。

「わっ、わわわっ!!?」

 ハルナは家に一人だったこともあり、だぼだぼの『かちぐみ』シャツと短パンといっただらしのない格好だった。
 四肢、胴に絡みつく触手によって、シャツはめくりあがり、短パンもずり下がる。

「な、こら! やめろっ! 離せ!」

「弁当箱の中一杯に卵焼きを詰めていく。それは本来私のキャラだったはずです。できる風なのに作ってくる料理はちょっと抜けている。そういうギャグです! そこが『から鍋』世代にとっては萌えポイントだったのです。私の大切なものを奪ったあなたを、許さない……っ」

 エルフは言うと、じりじりとハルナとの距離を詰める。

「わっ、なっ……キツっ……、なんだよ!? わけがわかんないよ! キャラって何だ――ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!?」

 突然ハルナは笑い出した。
 エルフがむき出しになったハルナのお腹をくすぐりはじめたのだ。

「大切な人を失った者の悲しみが、あなたにわかりますか!?」

 エルフは目に涙を浮かべて言いながら、片手で脇腹を、もう片手でヘソの穴をほじくった。

「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!? だぁぁあぁっはっははっはっはっはっは!! 何ぃぃぃ~~わけがわかんにゃぁぁぁあはははははははははは!!」

 ギチギチと触手がハルナの体をしめつける。

「どうしてあなたは、他人の気持ちを理解しようとしないのですか!?」

「あがはははははははははっ!? うひひひひひっ、わけが、ホントに意味ふめいぃぃぃ~~っひっひっひっひっひ!!!」

 ハルナの足に巻き付いていた触手が、ぐぐぐと持ち上がる。
 ハルナの左足が浮き上がり、足の裏がちょうどエルフの目の前に差し出された。

「ツンデレ、ドジ、天才、貧乳……っ! あなたはキャラを詰め込みすぎです! 欲張りにもほどがあるんです!」

 エルフは叫び、ハルナの素足の足の裏に爪を立て、ガリガリと掻きむしった。

「ふぎゃぁあぁぁあっはっはっはははっはっははっ!!? あひひひひひひひひひそそ、そんなこと言われてもぉぉ~~~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」

 びくびくと蠢くハルナの足の指。
 エルフはその指を掴んで反らし、つっぱった土踏まずをくすぐった。

「あぎゃあぁああはあははははははは! いぃぃぃ~~っひひひひひひひひひっひひやめてぇぇええあぁあぁぁあはははははははっははは!!!」

 ハルナは、笑わされ続け、歩らの帰宅と同時に触手もろともエルフは消え去った。
 エルフの目的はわからずじまいだった。


(完)


ゴーストバスターケン

 やぁ! 僕はゴーストバスターのケン!
 何やら島の共同住宅に悪霊がいるって噂を聞いたから、退治しに来たよ!

「……はぁ?」

 おっと、そんな、なんのことやらわからないってとぼけた表情で首を傾げても駄目だぜ、お嬢さん。君が悪霊だということはお見通しなのだよ。さっそく除霊の儀式を始めさせてもらうよ。
 そぉれ。

「……っ!?」

 ほらほら、油断してるからあっという間にグルグル巻きさ。
 ん? なんで触れるのかわからないって顔だね。
 さっき言ったろう?
 僕はゴーストバスター。人間にでも見えたのかな?

「や、……やめて」

 おや? さっきまであんなふて腐れた態度を取っていたのに、この状況になってから急に怖くなったのかな?
 大丈夫。
 除霊って言っても、君が成仏してくれるって言うなら何もしないよ。

 さて、お嬢さん。
 成仏してくれないか?

「……っ」

 顔を背けて沈黙しても駄目だよ?
 まぁ、今まですんなり成仏してくれた悪霊なんていなかったから、はなから期待してなかったけれどね。

「……」

 震えてるよ? そんなにこの世に未練があるのかな?
 僕も仕事だからね。
 さて、と……。
 それにしても、綺麗な足だねぇ?

「きゃっ!? ……んぁぁんっ」

 急に触られてびっくりしちゃったかな?
 除霊の儀式は初めてかい? あ、そりゃそうか。
 うん。
 敏感な子にはちょっときついかもしれないねぇ。

「きゃはっ、ははっ!! やぁぁ~~!」

 悪霊のなのに暑がりなのかな?
 こんなに露出して……。ちょっとはしたないかな?

「あははははははっ! やだぁっ! 足っ、足の裏ひっかかないでぇ~~!」

 露出してるくせに敏感なんだ?
 それじゃあさそってるようにしか見えないよ?
 どれ、それじゃあ指の間も。

「やはははははははははっ!!! いやぁあ~~ははははははっ!」

 暴れても無駄だよ。
 これは特殊な縄だからね。いかに豪腕な悪霊でも逃れられない。

「嫌ぁぁあっはっはっっはっはっははやめてぇぇ~~! くすぐったいぃぃ~~やぁぁあっはははははははははは!!」

 白くてなめらかな肌触り。
 日々手入れをかかさないようだね。

「あぁぁ~~っはっはっはっはっっはっっはやぁぁあぁ、そんなとこやめてぇぇ~~いひゃはははははは!!」

 しばらく笑っていれば、ぼーっとしてきて、自然と成仏できるからね?

「いやぁぁあぁ~~!! 死にたくないぃぃぃ~~ひっひっひっひっひっひやめてぇえ~~!!」

・・・

 後日、『ゴーストバスター』を語ったインチキ霊能力者は、盗賊の若頭と名探偵に見つけ出され、なぶられた。
 いくらくすぐったところで、普通の霊はもちろん、龍ヶ嬢七々々(りゅうがじょう ななな)は成仏できない。


(完)


擽狂の餓鬼と戦姫

 城を抜け出し、ただの娘として町を歩くのは、エレンの楽しみのひとつだった。
 その日も彼女は長い白銀の髪を首筋あたりで束ね、麻の服を着、まるで市井の娘のような風体だ。
 道行く人の誰も彼女が戦姫などと思いもしない。
 道中、露店でジャガバターを買って食べた。
 素焼きのカップを道ばたへ投げ捨てた。拾い上げた少女が、おそるおそるといった風に近づいてきた。
「あの……」
「ん? どうした?」
 少女はボロ布のような服を着、靴も履いていなかった。
「これ、いただいてもよろしいのでしょうか?」
「ああ。もう私のものではないからな。好きにして良い」
 途端に少女は、満面の笑みを浮かべる。
「ありがとうございます!」
 小銭拾いにここまで感謝されたのは初めてのことだった。
 少女の笑顔は無垢で飾り気がなく、エレンの警戒心を薄めた。
「……あと、その、つかぬことをお伺いしますが……」
「ん? なんだ?」
 小首を傾げおどおどと顔を寄せてくる少女に、エレンは聞き返す。
 エレンは、迂闊だった。
 少女に一歩、たった一歩、懐に踏み込ませることを許してしまったのだ。
「七戦姫、みぃつけた」
 笑う少女の顔は、邪悪だった。

~~~

 エレンが目を覚ますと、そこは薄暗い牢屋のような空間だった。
 立ち上がろうとして、ガチャリと音が鳴る。
 手首足首に、鉄の枷がはめられていた。
 エレンは、四肢を大きく伸ばし、仰向け大の字に寝そべるような形で拘束されていた。
「……く、ここは……?」
 エレンは首をもたげ、自分の体を見下ろす。
 衣服の乱れはない。強姦されたわけではないようだ。
 エレンの目覚めを見計らったかのように、部屋の扉が開いた。

「わー綺麗な髪の毛!」
「かわいい服! この人が七戦姫ー?」
「強そう!」

 バタバタと騒がしく入ってきたのは、先の少女と同い年かそれ以下の小さな少女や少年達だった。一様に、ボロ衣を体にまとっている。五人、六人、と徐々に増えていく。

「な、なんだ、お前達は?」

 エレンにはまったく状況が飲み込めない。
 小道で少女に何をされ、どうして気を失ったのかも、まったく把握できなかったのだ。

 そんなエレンの言葉を無視して、少女のひとりが、両手をエレンの脇腹に乗せ、くすぐりはじめた。

「はひゃっ!!? なっ、何をするっ!!?」

 ますます状況が飲み込めない。
 部屋に入ってくる少年、少女は、エレンの体に群がるや、その小さな手で、こちょこちょとエレンの体中をくすぐり始めるのだ。

「やっ、こらっ!! きみたっち……っ、ひ、ひ、――あはっ、あはははははははははっ!!!」

 あっという間に10人に増えた少年少女に全身をくすぐられ、エレンは笑い出した。
 腋の下、脇腹、お腹に数十本の指が這い回る。
 足元ではブーツが脱がされ、素足にされた。
 狭い足の裏には、20本の指が突き立てられた。

「あひゃははははははははっ!!? ひぃぃ~~っひっひっひっっひっひなんだ君たちはぁぁあっはっはっっはっははやめれぇぇ!!」

 エレンは訳も分からず馬鹿笑いする。
 薄い服に突き立てられる指の刺激は、戦姫といえ、わずか16歳の少女に耐えられるような生ぬるいものではなかった。

「いひゃぁぁっはっははっはっはっはは!!! くすぐったぁいぃひひひひっひひひひひおねがぁっはっはっはっっは、やめてぇぇぇ~~っひっひっひひひひひひひ!!!」

 少年少女達は、一端くすぐり始めると、私語も挟まず、ただひたすらエレンの体をくすぐり続けた。
 エレンの全身を襲う計100本の指は、まるで機械のように無慈悲で、その動きは、まるでムカデの足のように不規則だった。

「いやぁああひゃひゃひゃひゃひゃひゃぎゃぁぁぁっはっはっはっはっはっはやだぁぁあぁ!!!」

 エレンは美しい銀髪を振り乱し、びくびくと美しい体をのけぞらせて笑い狂った。
 口元からは涎がしたたり、鼻水が吹き出し、せっかくの美貌が台無しだ。

「おねがいぃぃひひっひひひひひひひひひっ!!! やめてぇぇぇやべっ、……やべでぇぇぇうひゃひゃひぇひぇひぇひぇ!!!」

 エレンは涙を流して笑う。
 少年少女達の指の動きは、抑えられるどころか、どんどん激しくなるようだった。

 腋の下では複数の少女達が我先にと指をつっこみ蠢かせ、脇腹では少年少女が穴掘りでもするようにほじくり返し、スカートの中では頭を突っ込んだ少年少女が内ももや下着の上のへそにまで指を伸ばし、足の裏では少年達がガリガリ貪るようにくすぐっている。

「ひぎゃぁぁあぁああいやぁぁあああひゃっひゃっひゃっ!! ひゃっはがぁぁぁっはっはっはっはっは!!! あぎゃぁぁああ~~!!!」

 あまりのくすぐったさに、エレンは失禁して気を失ってしまった。
 目覚めたとき、そこは城内のエレンの部屋だった。
 傍らにいたリムが優しく微笑んだ。
 エレンはますます状況が飲み込めず、困惑した。


(完)

RAはくすぐりに弱い

 海老原深青(えびはら みお)には秘密があった。
 正体を隠す正義の味方『レスキューエンジェル』(通称RA)として、美杉市の平和を守っているのだ。
 ところが夏休みが明けたばかりのある日、
「海老原、お前、RAだろ?」
「ふぇっ!?」
 みおは突然クラスの男子に声をかけられ、素っ頓狂な声を上げた。
「違うよぉっ!?」
「嘘つけ。テレビで見たけど、完全にお前じゃん」
「てか、胸にでかでかと『海老原』ってあったし……」
 詰め寄る男子達に、みおは必死に否定し続けた。
 業を煮やした男子達は、椅子に座ったままのみおを押さえつけた。
「だったら吐かせるまでだ。やっちまおうぜ!」
 すると、男子の一人はみおの後ろから脇腹を、もう一人は片足を持ち上げて上履きを脱がして足の裏をくすぐり始めた。

「あはっ!? あははははははっ!! やだぁっ!! やめてぇああははははははははは!!」

 みおはくすぐられるのに弱い。たまに知り合いのお姉さんや兄にもやられるのだが、足の裏や脇腹を少し触られるだけで笑い転げてしまうのだ。

「あははははははは違うからああっ!!! 私じゃないからぁ!!」

 ぶんぶんとツインテールの髪の毛を揺らし、必死に否定するみお。
 男子どもは薄手のセーラー服の上から、こちょこちょとくすぐり続けた。

「ちっ、吐かないかー。せっかく海老原はくすぐりに弱いって聞いたのに」
「服の上からだからだろ」
「そっか! 直にやっちまうか」

「!!!」

 みおは焦った。
 体を左右に揺すって抵抗するが男子の力にはかなわない。
 足をくすぐっていた男子がみおの白いソックスをすぽっと脱がし取った。

「あははははははやぁあんっ!! そこはだめぇぇ~~!!」

 みおは素足をくねくねと動かして抵抗する。
 が、がっちりと足首を掴まれているためほとんど無意味。逃げ場がない。
 男子はみおの足の裏をわしゃわしゃとくすぐりはじめる。

「うひひひひひひひひひっ!!? いやぁあああはははははははははははは!!!」

 脇腹をくすぐっていた男子も、セーラー服の裾から手を突っ込み、素肌のお腹をくすぐった。

「あひゃっはっはっははははっははっ!! ひぃぃ~~っひっひっひっひっひやめてぇぇ~~!!!」

 袖からも手をつっこまれ、腋の下をくすぐられる。

「やだやだやだぁぁあっはっはっはっはっはっはっははひぃぃ~~!!」

 みおは苦手な足や腋を散々くすぐられ、とうとう秘密をばらしてしまった。
 クラスのみんなに知られてしまった。
 それならばと、みおは、別のクラスにいる親友にも打ち明けた。
「ごめんね、ゆーみ、黙ってて……」
 親友のゆーみはきょとんとして、
「え……知ってたけど」
「なんですと!?」
「おにいさんから聞いた」
「お兄ちゃんェ……」


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 『渚のロブスター少女』p.108にくすぐりシーンがあります。
 「足の裏やわき腹を少しさわられただけで、笑いころげそうになる」て表記があり、さらに脇腹をくすぐられて笑い悶えるみおちゃんの挿絵付き。台詞での笑い声は「あははは」と一行のみですが、責めるお姉さんの「ほーれほれほれ」とか、やめた後の地の文「しゃがみこみ、ひー、ひー、とおなかをおさえながら呼吸を整え」など、そそられるポイントが満載。
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