「佐天さんはちゃんとパンツを穿いているようですね」
「初春はときどき穿いてない癖に」
「毎日穿いてますよ!」
初春は、いつもスカートめくりをしたりからかったりしてくる佐天に復讐しようとしていた。本来は腹黒キャラであるはずの初春が、アニメ版オリジナルキャラである佐天のせいで、ただの天然いじられキャラのようになり定着してしまったのだ。
部屋に連れ込み、ベッドにIの字拘束をするまではよかったが、やはりアニメ版で定着してしまった関係は変わらず、口では負けてしまう。
「……や、今日という今日は佐天さん、許しませんからね!」
初春は宣言する。が、佐天は余裕の笑みを崩さない。
「ふぅん? 初春が私に何ができるのかなー?」
「こうできるんです!」
初春はムキになって叫ぶと、佐天のセーラー服の裾をぺろんとめくりあげた。
「おっ?」
初春は露わになった佐天のお腹をなでなでと指先でくすぐり始めた。
「ひゃっ、んふっ!!? あはっ、なっ、なはははははっ!? 何っ、何するのっ、あはははははは!!」
佐天は突然の刺激に戸惑い、体をよじって悶えた。
「私、これでも佐天さんの友達ですから。暴力は振るえません。それで、傷つけずに罰を与える手段を思いついたんです」
「だはっ!? だからってっ! やはは、くすぐりはぁぁあ~~!!」
佐天は首を左右に振りながら笑いをかみ殺す。
「佐天さん。お腹ぷるぷるしてますよ? 本当はすごく敏感なんじゃないですか?」
言いながら、初春は爪を立て、こそこそとヘソ周りを優しくこそぐ。
「ふひひひひひひひっ!! やっ、……初春やめ――んはぅっ!?」
佐天は悲鳴とともに言葉を切った。
「へぇ、佐天さん、ここが弱いんですかぁ」
佐天は口をぱくぱくとさせて首を小刻みに振った。
初春の指は、佐天のヘソの穴にすっぽりとはまっていた。
「ちょっと動かして見ましょうか~」
「あぁぁあああぁあっ!! やめやめっ!! 初春やめぇえ~~」
初春がほんの少し、指の第一関節を動かすだけで、佐天は激しく身もだえた。
「やめて欲しいですか? 佐天さん?」
初春は言いながら、再び指の動きを抑えた。
佐天は「ひっ」「ひっ」と嗚咽のような声を漏らしながら首を縦に振った。
初春はにっこりと笑い、
「駄目ですよ」
くりくりくりくり。
「あがぁぁああああああひひひひひっひひひひひひひひっ!!! ふひぃぃぃ~~ひっひひなぁあぁあああああああ!!!」
初春はへそにつっこんだ指を動かしながら、片手で佐天の脇腹を揉みほぐした。
「ひゃはははははははははっ!!! 初春だめぇえぇ~~~~だめだってぇぇえうひひひひひひひひひひひっひひひひひひ!!!」
佐天は体を上下に揺らしながら絶叫した。
「両手両足をまっすぐに伸ばされているので、ぴんと引っ張られたお腹がくすぐりやすくて助かりますよ。なーでなーで」
「あひゃははははははははは嫌ぁぁあぁあああやみてぇぇええうひひひひひひひひひひひひひひ!!」
初春は指先でなでるようにくすぐったり、爪で弾いたりしながら、佐天のお腹をいじり倒した。
数分ほど経って、初春は佐天の靴下を脱がしにかかった。
「……げほっ、うひぃ……う、う、初春ぅぅ、も、もう、終わりじゃ、ないの?」
くすぐられ続けたために、佐天は涙目になっている。
「なんであの程度で終わりなんですか。だらしがないですよ佐天さん」
初春はすぽっと佐天の靴下を両足から脱がし取った。
きゅっと佐天の足の指が縮こまる。
「条件反射って奴ですかねぇ? そんなに指を丸めても、大事な足の裏は全然守れてませんよぉ?」
「ひ、……ひぃぃ」
佐天は初春の笑顔に恐怖した。
「そんなに怯えた顔しないでください、佐天さん。ほ~ら、土踏まずですよ~?」
「ひゃひひひひひひひひひひっ!!! げほっ……ぶひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!! ややっ、休ませて!! お願い休ませてゃっはっはっはっはっはっははふひぃぃいぃいぃい!!!」
初春は人差し指を立てて、カリカリと佐天の素足の足の裏をほじくる。
「ひぃぃぃ~~っひっひっひっひっひっひ!!! やめぇぇえええ!! ういはりゅぅぅうううううっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」
「だから、足の指をそんなに動かしたところで、どこも守れませんって。佐天さん。悪あがきがお好きなんですか?」
言いながら、初春は指を二本、三本と増やし、佐天の足の裏にできた皺を引き伸ばすようにくすぐる。
「はひっはひあはっひっはひっひっひっひっ!!!? ふひぃぃぃひひひひひっひそんあっ!!! そんなこと言われもあひぃぃぃぃぃ~~ひっひっひひひっひっひっひ!!! くすぐったいいっぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!」
佐天は顔を真っ赤にして笑い悶えた。汗ばんだ体がびくんびくんと踊り狂う。
ぎちぎちと拘束した縄が音を立てる。
「だひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!! 初春ぅぅうううひひひひひひひひひひホントにやめぇぇええひひひひひひひひ――」
佐天は、初春の後ろ姿を見て気付いた。
背中を向けて中腰になった初春のスカートの中。
「ひゃぁぁああ~~~っはっはっはっはっはっ!!! ううぅぅいぃぃいはるぅぅぅぅぅちゃんとパンツ穿いてないぃぃぃいひひひひひひっひっひっひひっひっひっひ!!!?」
大声でそんなことを言った佐天は、余計に二時間程度、初春にくすぐられ続けた。
(完)
「初春はときどき穿いてない癖に」
「毎日穿いてますよ!」
初春は、いつもスカートめくりをしたりからかったりしてくる佐天に復讐しようとしていた。本来は腹黒キャラであるはずの初春が、アニメ版オリジナルキャラである佐天のせいで、ただの天然いじられキャラのようになり定着してしまったのだ。
部屋に連れ込み、ベッドにIの字拘束をするまではよかったが、やはりアニメ版で定着してしまった関係は変わらず、口では負けてしまう。
「……や、今日という今日は佐天さん、許しませんからね!」
初春は宣言する。が、佐天は余裕の笑みを崩さない。
「ふぅん? 初春が私に何ができるのかなー?」
「こうできるんです!」
初春はムキになって叫ぶと、佐天のセーラー服の裾をぺろんとめくりあげた。
「おっ?」
初春は露わになった佐天のお腹をなでなでと指先でくすぐり始めた。
「ひゃっ、んふっ!!? あはっ、なっ、なはははははっ!? 何っ、何するのっ、あはははははは!!」
佐天は突然の刺激に戸惑い、体をよじって悶えた。
「私、これでも佐天さんの友達ですから。暴力は振るえません。それで、傷つけずに罰を与える手段を思いついたんです」
「だはっ!? だからってっ! やはは、くすぐりはぁぁあ~~!!」
佐天は首を左右に振りながら笑いをかみ殺す。
「佐天さん。お腹ぷるぷるしてますよ? 本当はすごく敏感なんじゃないですか?」
言いながら、初春は爪を立て、こそこそとヘソ周りを優しくこそぐ。
「ふひひひひひひひっ!! やっ、……初春やめ――んはぅっ!?」
佐天は悲鳴とともに言葉を切った。
「へぇ、佐天さん、ここが弱いんですかぁ」
佐天は口をぱくぱくとさせて首を小刻みに振った。
初春の指は、佐天のヘソの穴にすっぽりとはまっていた。
「ちょっと動かして見ましょうか~」
「あぁぁあああぁあっ!! やめやめっ!! 初春やめぇえ~~」
初春がほんの少し、指の第一関節を動かすだけで、佐天は激しく身もだえた。
「やめて欲しいですか? 佐天さん?」
初春は言いながら、再び指の動きを抑えた。
佐天は「ひっ」「ひっ」と嗚咽のような声を漏らしながら首を縦に振った。
初春はにっこりと笑い、
「駄目ですよ」
くりくりくりくり。
「あがぁぁああああああひひひひひっひひひひひひひひっ!!! ふひぃぃぃ~~ひっひひなぁあぁあああああああ!!!」
初春はへそにつっこんだ指を動かしながら、片手で佐天の脇腹を揉みほぐした。
「ひゃはははははははははっ!!! 初春だめぇえぇ~~~~だめだってぇぇえうひひひひひひひひひひひっひひひひひひ!!!」
佐天は体を上下に揺らしながら絶叫した。
「両手両足をまっすぐに伸ばされているので、ぴんと引っ張られたお腹がくすぐりやすくて助かりますよ。なーでなーで」
「あひゃははははははははは嫌ぁぁあぁあああやみてぇぇええうひひひひひひひひひひひひひひ!!」
初春は指先でなでるようにくすぐったり、爪で弾いたりしながら、佐天のお腹をいじり倒した。
数分ほど経って、初春は佐天の靴下を脱がしにかかった。
「……げほっ、うひぃ……う、う、初春ぅぅ、も、もう、終わりじゃ、ないの?」
くすぐられ続けたために、佐天は涙目になっている。
「なんであの程度で終わりなんですか。だらしがないですよ佐天さん」
初春はすぽっと佐天の靴下を両足から脱がし取った。
きゅっと佐天の足の指が縮こまる。
「条件反射って奴ですかねぇ? そんなに指を丸めても、大事な足の裏は全然守れてませんよぉ?」
「ひ、……ひぃぃ」
佐天は初春の笑顔に恐怖した。
「そんなに怯えた顔しないでください、佐天さん。ほ~ら、土踏まずですよ~?」
「ひゃひひひひひひひひひひっ!!! げほっ……ぶひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!! ややっ、休ませて!! お願い休ませてゃっはっはっはっはっはっははふひぃぃいぃいぃい!!!」
初春は人差し指を立てて、カリカリと佐天の素足の足の裏をほじくる。
「ひぃぃぃ~~っひっひっひっひっひっひ!!! やめぇぇえええ!! ういはりゅぅぅうううううっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」
「だから、足の指をそんなに動かしたところで、どこも守れませんって。佐天さん。悪あがきがお好きなんですか?」
言いながら、初春は指を二本、三本と増やし、佐天の足の裏にできた皺を引き伸ばすようにくすぐる。
「はひっはひあはっひっはひっひっひっひっ!!!? ふひぃぃぃひひひひひっひそんあっ!!! そんなこと言われもあひぃぃぃぃぃ~~ひっひっひひひっひっひっひ!!! くすぐったいいっぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!」
佐天は顔を真っ赤にして笑い悶えた。汗ばんだ体がびくんびくんと踊り狂う。
ぎちぎちと拘束した縄が音を立てる。
「だひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!! 初春ぅぅうううひひひひひひひひひひホントにやめぇぇええひひひひひひひひ――」
佐天は、初春の後ろ姿を見て気付いた。
背中を向けて中腰になった初春のスカートの中。
「ひゃぁぁああ~~~っはっはっはっはっはっ!!! ううぅぅいぃぃいはるぅぅぅぅぅちゃんとパンツ穿いてないぃぃぃいひひひひひひっひっひっひひっひっひっひ!!!?」
大声でそんなことを言った佐天は、余計に二時間程度、初春にくすぐられ続けた。
(完)