くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2016年05月

ルクリリくすぐり

 みんなはルクリリさんというキャラクターを知っているだろうか?
 そう。知ってる人なら知っている。
 後田さんなんて呼ばれていたこともある。
 聖グロリアーナ女学院戦車道チーム、マチルダⅡの車長を務めている、三つ編みを首元に垂らした栗色髪の女の子。
 アヒルさんチームに二回ばかりしてやられている。
 知らない人は、いますぐ画像検索してみよう。

 彼女の台詞を思い出して欲しい。

「馬鹿め! 二度も騙されるか!」

 ドヤ顔と金切り声のダブルパンチ。
 優雅さとはほど遠い。気品の欠片もない。
 聖グロのお嬢様とは思えない口の悪さである。

 けしからん。

 そこでルクリリさんには、くすぐりの刑を受けてもらうことにした。

「ちょ……!? な、なにこれ!?」

 いま、画面の向こうには実験室の様子が映し出されている。
 狭い個室の中央に手術台が置いてある。
 その上に大の字仰向けになったルクリリさんがいる。ワイン色のタンクジャケット。黒いミニスカート。靴と靴下は予め取り払わせてもらった。
 手首足首を縄で縛ってしっかりと拘束してある。
 もがく程度に動くことはできるはずだが、腋を閉じたり膝を立てたりはできない。

「くそぅ……! チッ」

 一人でいるとますます素が出るのか。舌打ちまでしている。
 あの特攻おてんば娘ローズヒップさんですら、中途半端ではあるがお嬢様ことばをきちんと使っているのに……。
 そんな口汚いルクリリお嬢ちゃんには、きつめのお仕置きが必要だろう。

 こちらでボタンを操作する。
 すると画面の向こう、ルクリリさんの寝た手術台の下からにょきにょきマジックハンドが生え出てくる。

「はぁ……っ!? な、なに!? なにこれぇ!? く、く、くそぅ、寄るな!! はなせぇ!!」

 1、2、3、……合計で12本のマジックハンド。
 それらが一斉に、ルクリリさんの身体をくすぐりはじめる。

「――くっ!!? はっ!!? ……くくくあはははははははははは!?」

 ルクリリさん、さすがに腋脇腹お腹腿膝足裏、一斉にくすぐられれば耐えられない。
 一瞬ガマンしようと気張ったようだが、すぐに破顔して笑っている。

「はぁぁあっはっはっはっはっはっはっは!!? 誰だぁぁあははははははははは!! こ、ははは、こんなっ!!! やめらぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 ルクリリさん、三つ編みの髪の毛を振り乱して暴れている。
 よほどくすぐったいらしい。
 それは当然。
 特殊工作員を自白させるために政府が開発した強力な拷問具なのだ。
 肘や膝を必死にがくがく曲げようとしているが、縄は特注の頑丈なもので、そう簡単には切れないしほどけない。

「くあぁああははははははははははは!!! あひあぁ!!? こらぁぁああ!! どこ触ってるううううっひひっひっひっひっひ!!! くそぉぉああはははははははははは!!!」

 ルクリリさん、内股をまさぐられて歯をむき出しにして笑いながら、ぶち切れている。
 またまた汚い言葉を吐いて……。
 反省の色が見えないので、もう少し強くしてやろう。

 こちらでボタンを操作して、マジックハンドの動きを速めてやる。

「ぐはっ!!!? ひあぁあ゛ぁあぁぁあああああああああははははははははははは!!!?」

 一瞬で反応が良くなった。
 それもそのはず。
 マジックハンドの指の動きが速すぎて、画面越しには目視できない。

「あ゛ぁぁぁあああああひゃひゃひゃひゃひゃ!!! んがぁぁああっはっはっははっはっはっはっはっはひぎぃぃいいい!!!」

 ルクリリさん、顔を真っ赤にして、目を剥き、涎まで垂らして喜んでいる。
 上半身はびくんびくんと上下にうねるようにもがき、足の指もぎゅーっと縮こまっている。

「ぎゃあははあははははははは!!!? やう゛ぇへぇぇえひぇひひひひひひひひっ!!! うがぁぁあはっはっはっはっはっはは~~!!!」

 汚くずるずる鼻を鳴らしながら笑うルクリリさん。
 ますます下品になってきたので、さらに強くしてやろう。

 ボタンを操作すると、こんどは手術台の下からもう10本、マジックハンドが生え出てきた。
 櫛やら筆やら歯ブラシやら羽根、耳かき、孫の手なんかの道具を持っている。
 それらが他のマジックハンドに交じってルクリリさんの身体に襲いかかる。

「うごほお゛おおぉおおおお!!!? おう゛ぉおおっほっほっほっほっほ!!? ひぎぃいいぃぃ」

 ジャケットのボタンが外されて、晒されたおへそに筆をつっこまれ、孫の手で脇腹や腋の下をほぐされる。

「い゛ぃぃいいいいいぃぃひひひひひひひひひ!!!? ぐはぁぁぁあ~~!!!」

 最初から露出している脚は羽根やら耳かきの梵天でなで回され、足の裏は歯ブラシや櫛でごしごしガリガリ激しくくすぐられている。

「ぐへぇぇええへへへへへへへへ!!!? なんじゃぁああああこりゃぁああひゃははははははははは~~!!!??」

 ルクリリさんが疑問に思うのも無理はない。
 そりゃあ急にこんな所に連れてこられて、くすぐられるのは意味不明だろう。

 でもね、全部、口汚いルクリリさんがわるいんだよ?

 もはや笑い声なのか悲鳴なのか断末魔の叫びなのかもよくわからない甲高い声を上げ、身体中の穴という穴から液体を吹きだして笑うルクリリさんの姿から、少しは反省の色が見えるかな?

「ぐはぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?? ふげぇぇげぇぇへへへへへへへ~~!!!!」

 嗚呼、下品。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 追加上映~5/31の支援ssです。

 ノリと勢いで突発的にはじめてしまったガルパンウィーク終了!
 継続ちゃん一本だけにするつもりがなんでこうなった……?


↑よろしければクリック1票お願いします!
(別ウィンドウが開きます)











頼れる同志にくすぐりペナルティ

カチューシャ
「ノンナ」

ノンナ
「はい」

カチューシャ
「シベリア送り25ルーブルとツンドラ強制労働30ルーブル、マンネリ化して飽きちゃった。新しいペナルティ考えて」

ノンナ
「はい」


○○○


ノンナ
「ニーナ、アリーナ。不安定な足場におけるKV-2の砲塔の旋回には注意するよう言ったはずです。なんど転倒すれば理解するのですか」

ニーナ
「ぶじょほへしたぁ! ノンナさまぁ。戦っていらど、つい焦ってしまじょいして……」

アリーナ
「んだなしてすぅ……。ほったしても塩梅が難しぐて」

 日の当たらない教室にて。
 プラウダ高校戦車道チーム、重戦車KV-2の乗組員ニーナとアリーナは、それぞれ手首を揃えて縛られ、天井からロープで宙づりにされていた。
 二人は何度もKV-2砲塔旋回からの転倒による戦闘不能を繰り返し、ペナルティを受けることとなった。

ノンナ
「カチューシャの期待を裏切らないでください。二人には新しいペナルティの試用に協力してもらいます」

 ノンナが言い終えると同時に、吊られたニーナとアリーナの足元の床が左右に開いた。

ニーナ
「のんだ!?」

アリーナ
「な、なしてすか?」

 足をばたつかせて怯える二人。
 すると床の下から、細い長いアームのついたマジックハンドが生え出てくる。

ニーナ
「わ、……やめっ!? やめでけろぉ」

アリーナ
「やっ、やめで! んかぁ!!」

 数本のマジックハンドが二人の足を掴み、靴と靴下を脱がし取った。
 また数本のマジックハンドは、二人の上半身、腋や首あたりまで這い上がってくる。

ノンナ
「ペナルティ、開始します」

 ノンナの号令で、二人に周囲を囲んだマジックハンドが一斉に二人の身体をくすぐりはじめた。

ニーナ
「んがぁっ!!? んははははははははっはっはっははっはは!!!」

アリーナ
「やっ……ぶふぁぁははははははっ!!! おほぉ~~っほっほっほっほ!! もっちょかりぃいいっひっひっひっひっひ~~!!!?」

 マジックハンドは二人の腋の下、脇腹、脚から足の裏にかけて、こちょこちょと激しくくすぐる。
 ニーナとアリーナは、身体中を得体の知れないマジックハンドにまさぐられ、宙づりのまま身体を揺らし暴れている。

ニーナ
「なひゃはははははははは!!? なしてこちょがすがぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!?」

アリーナ
「いぎひひひひひひ、いぎでぎな゛ぁぁっはっはっはっは!!! んがっ、ほないぃぃっひっひひっひっひっひっひっひ~~!!!!」

 わきわきと二人の腋の下で指をくねらせるマジックハンド。
 ぐにぐにと二人の脇腹を揉みほぐすマジックハンド。
 ガリガリと二人の足裏を掻き回すマジックハンド。
 五本指を巧みに使うマジックハンドもあれば、人差し指だけを器用に使って各部位をほじくるようにくすぐるマジックハンドもあった。マジックハンドは、まるでそれぞれが生き物のように二人の身体中を蹂躙する。

ニーナ
「んがぁあっはっはっはっはっは!!! もひょおおおおおおほほほほ!? もちょこいぃぃっひっひっひっひっひっひ~~!!!」

アリーナ
「ぐぎひひひひひひひ、やめでぇえぇへへへへへへへへ!!! ほにゃ……っ!! ほにゃぁああはははははははは~~!!!」

 ニーナとアリーナは顔を真っ赤にして、涙を流して笑っている。
 二人とも暴れ方が激しく、激しく身体を揺する。
 マジックハンドは二人の身体を執拗に追い回し、くすぐり続けた。


○○○


 ペナルティ開始から数十分後。
 床に下ろされたニーナとアリーナは失神している。
 その顔は、長時間くすぐられ笑い続けたために醜く歪み、舌を出し、白目を剥いている。

ニーナ
「……ひぎ……うひぃひぃ……」

アリーナ
「……あひゃぁ……あへあへ……」

 二人の身体はぴくぴくと小刻みに痙攣していた。

ノンナ
「カチューシャ、どうでしょう」

カチューシャ
「さすがノンナね! なかなか愉快じゃない!」

ノンナ
「ペナルティ名の下知を」

カチューシャ
「シベリア超特急60ルーブルね!」

ノンナ
「苦痛を伴うあまりにもくだらない笑い地獄60分間ですね。了解しました」



(完)



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 追加上映~5/31の支援ssです。

 プラウダ戦が収録されたDVDの特典映像で登場した二人。OVA含め、円盤購入組のファンは一層楽しめる劇場版でした。











友「赤星小梅って誰やねん」 俺「画像検索したまえ!」


「赤星小梅って誰やねん」


「なん……だと……? 友よ、貴様、本当にガルパン見たのか!?」


「俺くんに勧められて見たけど……。そんな子いたかなぁ……」


「しかたない。googleとかyahoo!とかいう検索サイトで『赤星小梅』を画像検索したまえ!」


「んー……? (ポチクリ)……あ、この子か。みほが黒森峰時代に溺れてたのを救出してあげた」


「せや! ついでに『直下さん』でも検索して見たまえ」


「そんな子も知らないなぁ……(ポチクリ)……えっと、ん? ……あー、思い出した。全国大会決勝戦でカメさんチームが履帯破壊したヤークトの。『直したばっかりなのに』『うちの履帯は重い』とかって切れてたね。……へぇ、『履帯子』とか『ヤクパン子』『内法泰子』『ヤクパッチャン(JP-chan)』とかいう名前もついてるのかー」


「二人とも劇場版の登場は一瞬。台詞も二言三言しかない……」


「それは残念」


「そこでだ! 今日は二人を、くすぐってあげようと思う!」


「……俺くん、思考回路ショートした?」


・・・
・・・・
・・・・・


赤星さん
「助けてください! こんなの、あんまりです!」

直下さん
「はなせぇ! うちらに触れたらただじゃおかないぞぉ!」


「……どういう状況?」


「練習試合中の両名を拉致監禁! 手を後ろに縛っておいて、軍靴と靴下を脱がして、足枷に拘束した。いわゆる、ストックスと呼ばれる足枷。両足を突き出して拘束してあるので、正面から見ると、板から素足が生えているようにも見えりゅ」


「足の指まで拘束されてる……」


「そそ。せっかくだから足指をぴくりとも動かせない状態でくすぐってあげようかと」


「鬼だ……」


「友にはコレを貸してやろう」


「ん? なんだこれ?」


「頭皮ブラシだよ。ブラシの部分がシリコンでできている。それを活用しながら、友は、直下さんの足をくすぐってくれ」


「……しかたない。付き合ってやるか」

赤星さん
「や、やめてくださ――」

直下さん
「ひっ!? こらぁ! 近づくなぁ」


・・・
・・・・
・・・・・


コチョコチョコチョコチョ

カリカリカリカリ

ガシガシガシガシ


赤星さん
「やはははははははははは!!? だめぇっ、たすけぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」ビクンビクン

直下さん
「ひぁぁあっはっはっは!!! はなせぇぇえくあぁぁひゃははははははははははははぁぁぁ!!!」ビックビック


「友、どうだ? 女の子が指一本動かせない状態で足の裏をくすぐられている表情はかわいいだろう?」ガリガリガリガリ


「……かわいいというか、可哀想なんだけど」ガシガシ

直下さん
「ひゃぁぁあっはっはっはっはっは!!? 可哀想ならやめろよおおおおおっはっはっはっはっはっは~~」

赤星さん
「あひあぁぁはっはっはっはやめっ!!!? そんなとこ触らないでぇぇっへっひぇっひぇひひぇひぇひぇ!!!」


「そうかそうか。ゴム手袋をはめているおかげでくすぐったさが倍増しているようだ。赤星さんが喜んでくれて、俺は嬉しい。指の付け根が弱いようだな」コチョコチョコチョ

赤星さん
「ひゃひひひひひひひ!!? あ゛ぁ~~ああぁぁあははははははは、足があぁぁあひゃひゃ、攣っちゃううひひひひひひひひひひひ!!!!」


「うへぇ……二人ともすごい顔になってる……」ガシガシガシガシ

直下さん
「ふぎゃぁっはっはっはっはっは!!!」


「いい表情だろ? 出番の少ないモブが笑い狂う姿には、どこかそそられないか?」ガリガリコチョコチョ

赤星さん
「にゃはははははははひぇぇえええええぇ!!?」


「指が動かせないせいで、くすぐる度に土踏まずあたりがヒクヒクしてる……」グリグリガシガシ


「それもまた醍醐味だな! どうだ? 友、モブをくすぐり倒すのもなかなか楽しいだろう?」コチョコチョコチョコチョ

赤星さん
「ひぃぃぃひひひひひひひひ鬼ぃぅぅぅひひひひひ、ひゃめへぇぇぇっへっへっへ~~!!!」

直下さん
「はにゃぁぁあっはっはっはっはっはっは!!! もうだむぇえええっひっひっひっひ~~!!」


「……まぁ、悪くない」



(完)



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 追加上映~5/31の支援ssです。

 メタ視点、主人公らと接点を持ってしまったがゆえに巻き込まれてしまう。モブキャラくすぐりには魅力がいっぱい!









ドッグ・ウォー! Ⅲ

 おなじみ廃校学園艦の倉庫内である。

「あがぁあああっはっはっはっはっはっは!!? やああぁははははっはははは!!! やめろおおお~~!!!」

 短パン軍服を着た女の子。
 ペパロニはX字拘束台の上で、激しく笑い狂っていた。

「アンツィオの犬ころめ! 重戦車P40を軽戦車CV33で助けに行こうとするような無謀な忠犬は、我々が駆逐してやる!」

 男8人に囲まれ、ペパロニは身体中をくすぐられている。

「あぁあぁあっはっはっはっはっはっは!!! ちょっ、たんまあぁああっはっはっはっはっは~~!!! 激しぃいひっひっひっひっひっひ!!!」

「ペロは腋の下をほじほじされるのが良いようだなあ、おい!」

「やめえっ、あぁあああああっはっはっはっはっはっはっは!!? いひひひ犬みたいな名に略すなぁああっはっはっはっはっは~~!!!」

「ペパ・ロニ子」
「オーディオコメンタリーネタはやめい。円盤購入者にしか通じねぇ! おら、アバラもごりごりすっぞ!」
「脇腹ぐにぐにもいいだろ? な?」

「くわぁああっはっはっはっはっはっは!!! あ゛ああああああああ~~!!? ちょ、ホントに無理ぃいいっひひひひひひひひひひひ!!!」

「健康そうなたくましい脚も揉みほぐしてやんよ」

「ぐわぁああああはははははははははは!!? ひぃっぃ~~っひっひっひっひっひっひ!!!」

 男どもは好き勝手いいながらペパロニを激しくくすぐる。
 ペパロニは激しく首を左右に振って大笑いしていた。

「ヘイ、ドッグ! パスタの気持ちを思い知らせてやんよ!」

 ソックス越しに足の裏をくすぐっていた男はそう言うと、ペパロニの足から勢いよくソックスを脱がし取った。
 露わになったペパロニの素足。
 男はどこからか木製のスパゲッティフォークを取り出すと、ガリガリ、ペパロニの足の裏を掻き始めた。

「ひやああああ゛ぁあぁあぁぁあぁぁあ~~~~がはははははははははははは!!!? ふぎひひひひひひひひひひひ!!?」

 鍋のパスタをかき混ぜたり皿に盛りつけるために使用するスパゲッティフォーク。歯が太く、足の裏をくすぐるには便利である。
 等間隔で数列並んだ歯のそれぞれが、足の裏の柔らかい皮膚に食い込む。
 ペパロニの足はくねくねと嫌がるようによじれている。

「あがぁあはははっはっはっはっはっはっは!!! やう゛ぇぇぇえ~~~うひぃぃぃひひひひひひひひひひ~~!!!」

 ペパロニは泣いていた。
 全身くすぐられ喉がかれるまで笑わされ、やがて失神した。

 男達は彼女の亡骸を背に、次の犬を求め、旅立ってゆく。

 現存する学園艦から犬が駆逐される日はそう遠くないのかもしれない……っ。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 追加上映~5/31の支援ssです。

 短パン好きです。


↑よろしければクリック1票お願いします!
(別ウィンドウが開きます)

ドッグ・ウォー! Ⅱ

 廃校となった学園艦。
 かなりの数の戦車を保管できそうな広々とした倉庫。
 何年も使われていないようで、電球は割れ、天井にはクモの巣がかかっていた。

「撃破した戦車に催眠ガスを流し入れて、車長を拉致するなんて……。練習試合は罠? 卑劣きわまりない。正面から勝負しない。まるで、元副隊長の戦法のようね」

 黒のタンクジャケットに深紅色のスカート。
 逸見エリカは、倉庫の中央に配置されたX字拘束台の上で、両手両足を大きく広げ仰向けに拘束されていた。
 手首足首、腰をベルトで縛り付けられている。

 そんな状態でも生意気な態度を取るエリカに、男は一喝する。

「黒森峰の犬め! 妹を貶めても姉の好感度は上がらないって、いい加減気づけ! 『崇拝と信頼は違う』って言葉、もっぺん聞き直してこいよ」

「……!? は、……はぁ? 犬? 何を馬鹿なことを言って――んがっ!!?」

 エリカが動揺している隙に、彼女を取り囲んだ4~5名の男どもが、彼女の無防備な身体をくすぐりはじめた。

「かはっ!!? なっ……!! 気安く触るなっ、……んはっ、くはははっ……!!?」

 エリカは顔を真っ赤にして悶えた。
 ジャケット越しとはいえ、敏感な腋の下や、脇腹、露出した太ももに指を這わされるのは、年頃の女の子には刺激が強い。
 普段生意気な態度を取っていても、所詮は犬だ。

「ご主人様の周りで敵を威嚇してまわる犬! お前のような一方通行かつ排他的すぎる忠誠心が、幾多の争いや対立を生んできたのだ! 恥を知れ!」

 足元の男は怒号を飛ばしながら、エリカのソックスを脱がし取った。
 素足にした足の裏を爪でがりがりとくすぐる。

「きやっ!!? ……ぶふっ――、あは、あははははははははははははっ!!?」

 エリカはたがが外れたように大口を開けて笑い出した。

「おお、この犬! 足が弱いようだぞ! みなも寄れ!」

 男の呼びかけで、エリカの足元へ男どもが集まり、総員で足の裏をくすぐりはじめた。

「あ゛ぁあっぁあ~~っはっはっはっはっはっは!!? やめ……っ、あひあはははははははははははは!!!」

 エリカの二本の素足。狭い足の裏の領域を数十本の指が這い回る。
 足指を掴んで反らし付け根あたりをくすぐる者。踵を十本の指で掻きむしる者。土踏まずをなで回したりほじくったりする者。……

「乗ってる戦車に似て、足元が緩いんだなああああ!」
「ご主人様のお尻を追いかけてまわるせいで凝ってるんだろ? なぁ、わんこ?」
「犬めえええ! 犬は駆逐だぁあああ!」

 男どもは口々に奇声や怒号を上げながらくすぐっている。

「ああ゛ぁああああああ~~!!! はははははははははははっ!!? ぐへぇ」

 エリカは苦手な足の裏を激しくくすぐられ、やがて失神した。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 追加上映~5/31の支援ssです。
 夜分不思議な感覚に陥り、シリーズ化しました。

 エリカさんのような、自分の劣等感から生じる不満を他人に向けちゃってそれが余計に負の循環になっちゃってる系キャラ、わりと好きです^p^


↑よろしければクリック1票お願いします!
(別ウィンドウが開きます)






累計PV数
メールフォーム

名前
メール
本文
最新コメント
  • ライブドアブログ