みんなはルクリリさんというキャラクターを知っているだろうか?
そう。知ってる人なら知っている。
後田さんなんて呼ばれていたこともある。
聖グロリアーナ女学院戦車道チーム、マチルダⅡの車長を務めている、三つ編みを首元に垂らした栗色髪の女の子。
アヒルさんチームに二回ばかりしてやられている。
知らない人は、いますぐ画像検索してみよう。
彼女の台詞を思い出して欲しい。
「馬鹿め! 二度も騙されるか!」
ドヤ顔と金切り声のダブルパンチ。
優雅さとはほど遠い。気品の欠片もない。
聖グロのお嬢様とは思えない口の悪さである。
けしからん。
そこでルクリリさんには、くすぐりの刑を受けてもらうことにした。
「ちょ……!? な、なにこれ!?」
いま、画面の向こうには実験室の様子が映し出されている。
狭い個室の中央に手術台が置いてある。
その上に大の字仰向けになったルクリリさんがいる。ワイン色のタンクジャケット。黒いミニスカート。靴と靴下は予め取り払わせてもらった。
手首足首を縄で縛ってしっかりと拘束してある。
もがく程度に動くことはできるはずだが、腋を閉じたり膝を立てたりはできない。
「くそぅ……! チッ」
一人でいるとますます素が出るのか。舌打ちまでしている。
あの特攻おてんば娘ローズヒップさんですら、中途半端ではあるがお嬢様ことばをきちんと使っているのに……。
そんな口汚いルクリリお嬢ちゃんには、きつめのお仕置きが必要だろう。
こちらでボタンを操作する。
すると画面の向こう、ルクリリさんの寝た手術台の下からにょきにょきマジックハンドが生え出てくる。
「はぁ……っ!? な、なに!? なにこれぇ!? く、く、くそぅ、寄るな!! はなせぇ!!」
1、2、3、……合計で12本のマジックハンド。
それらが一斉に、ルクリリさんの身体をくすぐりはじめる。
「――くっ!!? はっ!!? ……くくくあはははははははははは!?」
ルクリリさん、さすがに腋脇腹お腹腿膝足裏、一斉にくすぐられれば耐えられない。
一瞬ガマンしようと気張ったようだが、すぐに破顔して笑っている。
「はぁぁあっはっはっはっはっはっはっは!!? 誰だぁぁあははははははははは!! こ、ははは、こんなっ!!! やめらぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」
ルクリリさん、三つ編みの髪の毛を振り乱して暴れている。
よほどくすぐったいらしい。
それは当然。
特殊工作員を自白させるために政府が開発した強力な拷問具なのだ。
肘や膝を必死にがくがく曲げようとしているが、縄は特注の頑丈なもので、そう簡単には切れないしほどけない。
「くあぁああははははははははははは!!! あひあぁ!!? こらぁぁああ!! どこ触ってるううううっひひっひっひっひっひ!!! くそぉぉああはははははははははは!!!」
ルクリリさん、内股をまさぐられて歯をむき出しにして笑いながら、ぶち切れている。
またまた汚い言葉を吐いて……。
反省の色が見えないので、もう少し強くしてやろう。
こちらでボタンを操作して、マジックハンドの動きを速めてやる。
「ぐはっ!!!? ひあぁあ゛ぁあぁぁあああああああああははははははははははは!!!?」
一瞬で反応が良くなった。
それもそのはず。
マジックハンドの指の動きが速すぎて、画面越しには目視できない。
「あ゛ぁぁぁあああああひゃひゃひゃひゃひゃ!!! んがぁぁああっはっはっははっはっはっはっはっはひぎぃぃいいい!!!」
ルクリリさん、顔を真っ赤にして、目を剥き、涎まで垂らして喜んでいる。
上半身はびくんびくんと上下にうねるようにもがき、足の指もぎゅーっと縮こまっている。
「ぎゃあははあははははははは!!!? やう゛ぇへぇぇえひぇひひひひひひひひっ!!! うがぁぁあはっはっはっはっはっはは~~!!!」
汚くずるずる鼻を鳴らしながら笑うルクリリさん。
ますます下品になってきたので、さらに強くしてやろう。
ボタンを操作すると、こんどは手術台の下からもう10本、マジックハンドが生え出てきた。
櫛やら筆やら歯ブラシやら羽根、耳かき、孫の手なんかの道具を持っている。
それらが他のマジックハンドに交じってルクリリさんの身体に襲いかかる。
「うごほお゛おおぉおおおお!!!? おう゛ぉおおっほっほっほっほっほ!!? ひぎぃいいぃぃ」
ジャケットのボタンが外されて、晒されたおへそに筆をつっこまれ、孫の手で脇腹や腋の下をほぐされる。
「い゛ぃぃいいいいいぃぃひひひひひひひひひ!!!? ぐはぁぁぁあ~~!!!」
最初から露出している脚は羽根やら耳かきの梵天でなで回され、足の裏は歯ブラシや櫛でごしごしガリガリ激しくくすぐられている。
「ぐへぇぇええへへへへへへへへ!!!? なんじゃぁああああこりゃぁああひゃははははははははは~~!!!??」
ルクリリさんが疑問に思うのも無理はない。
そりゃあ急にこんな所に連れてこられて、くすぐられるのは意味不明だろう。
でもね、全部、口汚いルクリリさんがわるいんだよ?
もはや笑い声なのか悲鳴なのか断末魔の叫びなのかもよくわからない甲高い声を上げ、身体中の穴という穴から液体を吹きだして笑うルクリリさんの姿から、少しは反省の色が見えるかな?
「ぐはぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?? ふげぇぇげぇぇへへへへへへへ~~!!!!」
嗚呼、下品。
(完)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
追加上映~5/31の支援ssです。
ノリと勢いで突発的にはじめてしまったガルパンウィーク終了!
継続ちゃん一本だけにするつもりがなんでこうなった……?
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(別ウィンドウが開きます)
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「馬鹿め! 二度も騙されるか!」
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優雅さとはほど遠い。気品の欠片もない。
聖グロのお嬢様とは思えない口の悪さである。
けしからん。
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「ちょ……!? な、なにこれ!?」
いま、画面の向こうには実験室の様子が映し出されている。
狭い個室の中央に手術台が置いてある。
その上に大の字仰向けになったルクリリさんがいる。ワイン色のタンクジャケット。黒いミニスカート。靴と靴下は予め取り払わせてもらった。
手首足首を縄で縛ってしっかりと拘束してある。
もがく程度に動くことはできるはずだが、腋を閉じたり膝を立てたりはできない。
「くそぅ……! チッ」
一人でいるとますます素が出るのか。舌打ちまでしている。
あの特攻おてんば娘ローズヒップさんですら、中途半端ではあるがお嬢様ことばをきちんと使っているのに……。
そんな口汚いルクリリお嬢ちゃんには、きつめのお仕置きが必要だろう。
こちらでボタンを操作する。
すると画面の向こう、ルクリリさんの寝た手術台の下からにょきにょきマジックハンドが生え出てくる。
「はぁ……っ!? な、なに!? なにこれぇ!? く、く、くそぅ、寄るな!! はなせぇ!!」
1、2、3、……合計で12本のマジックハンド。
それらが一斉に、ルクリリさんの身体をくすぐりはじめる。
「――くっ!!? はっ!!? ……くくくあはははははははははは!?」
ルクリリさん、さすがに腋脇腹お腹腿膝足裏、一斉にくすぐられれば耐えられない。
一瞬ガマンしようと気張ったようだが、すぐに破顔して笑っている。
「はぁぁあっはっはっはっはっはっはっは!!? 誰だぁぁあははははははははは!! こ、ははは、こんなっ!!! やめらぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」
ルクリリさん、三つ編みの髪の毛を振り乱して暴れている。
よほどくすぐったいらしい。
それは当然。
特殊工作員を自白させるために政府が開発した強力な拷問具なのだ。
肘や膝を必死にがくがく曲げようとしているが、縄は特注の頑丈なもので、そう簡単には切れないしほどけない。
「くあぁああははははははははははは!!! あひあぁ!!? こらぁぁああ!! どこ触ってるううううっひひっひっひっひっひ!!! くそぉぉああはははははははははは!!!」
ルクリリさん、内股をまさぐられて歯をむき出しにして笑いながら、ぶち切れている。
またまた汚い言葉を吐いて……。
反省の色が見えないので、もう少し強くしてやろう。
こちらでボタンを操作して、マジックハンドの動きを速めてやる。
「ぐはっ!!!? ひあぁあ゛ぁあぁぁあああああああああははははははははははは!!!?」
一瞬で反応が良くなった。
それもそのはず。
マジックハンドの指の動きが速すぎて、画面越しには目視できない。
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上半身はびくんびくんと上下にうねるようにもがき、足の指もぎゅーっと縮こまっている。
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最初から露出している脚は羽根やら耳かきの梵天でなで回され、足の裏は歯ブラシや櫛でごしごしガリガリ激しくくすぐられている。
「ぐへぇぇええへへへへへへへへ!!!? なんじゃぁああああこりゃぁああひゃははははははははは~~!!!??」
ルクリリさんが疑問に思うのも無理はない。
そりゃあ急にこんな所に連れてこられて、くすぐられるのは意味不明だろう。
でもね、全部、口汚いルクリリさんがわるいんだよ?
もはや笑い声なのか悲鳴なのか断末魔の叫びなのかもよくわからない甲高い声を上げ、身体中の穴という穴から液体を吹きだして笑うルクリリさんの姿から、少しは反省の色が見えるかな?
「ぐはぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?? ふげぇぇげぇぇへへへへへへへ~~!!!!」
嗚呼、下品。
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