小山鈴江は、たった一人の文芸部員でした。
文芸部の部室は、人通りの少ない旧校舎の一画にあったので、ちょうど良いと思いました。
私は、小山鈴江にしばらく部室を自由に使わせて欲しいと頼みました。
彼女はなかなか首を縦に振りませんでした。そこで、彼女の笑い狂う写真と映像を見せました。先日部屋で隠し撮りしたものでした。彼女は顔面蒼白になって、部室の使用を許可してくれました。
私は二日掛けて、文芸部の部室に、人目につかないよう分解した拘束具を運びこみました。
まさか、学校内に、卓也君の部屋を再現できるなんて……。
私は見違えた部室を見て、感動しました。
あとは簡単でした。
一年生の教室へ行き、細野泉を呼び出し、「生徒会に提出してくれた書類に不備がある」と連れ出しました。
細野泉は犬のように従順で、無警戒。私を生徒会の人間だと信じ切っている様子でした。「先輩!」「先輩!」と人なつっこく話しかけてくる雰囲気。「可愛がられやすい後輩」というキャラを上手く使っていると思いました。
旧校舎に入ってしばらく経ったところで、さすがに不審に思ったようで「先輩? ホントにこっちで合ってます?」と首を傾げて聞いてきました。
人目もなかったので、その場で首のツボを押して気絶させました。
折りたたみの台車に細野泉の体を載せて、ごろごろ、部室まで運びます。
「ん……ぅん?」
彼女が目を覚ましたときにはすでに、足枷の拘束が終わっていました。
両足を前に突きだした状態でぺたんと座らせて、上靴も脱がして、両手は後ろで縛っています。
「えっ!? ええええっ!? 先輩っ? なんですかこれぇ!?」
細野泉は、大袈裟に声を荒らげました。
白いソックスを穿いた足がぴくぴく不安そうに動いています。足の裏はかなり黒ずんでいます。
「細野さん、卓也君のこと、好きなんでしょう?」
「え?」
細野泉は私の質問の意味が分からないのかように、きょとんとします。
イラッとしました。とぼけやがって。
「好きというか、尊敬はしてますけど……?」
「卓也君の彼女になりたいのなら、私の責めにも耐えないとねぇ?」
そういって私は手を伸ばします。
「か、彼女って……先輩、わけがわかりませ――んひっ!? せんぱっ……何するんですかぁ!?」
ソックスを脱がそうと触れただけで、彼女はくすぐったそうに足をくねらせていました。
私は構わず、彼女のつま先を掴んで、ぐいぐい引っ張って脱がし取りました。
足の指が細くて、引き締まった素足でした。走るのが速そうです。土踏まずには、私の足にはない、綺麗なアーチが作られていました。
私は、怯える彼女の足の裏を、カリカリほじくるようにくすぐりました。
「きゃひっ!!? あははははははははははははっ!!! いぃぃ~~っひっひっひっひ、何するですかぁあぁぁあっはっはっはっはっは~~!!!」
両足のアーチを爪でくすぐると、面白いように足の指が蠢きます。くねくねとバラバラに動いて、まるで指の一本一本が生きているかのようです。
あぁ……。
私は、彼女の笑い狂う姿を見て、再びあの快感を思い出すことが出来ました。
「いああぁぁあっはっはっはっはっはっはっは!!! やめてくださいぃいいっひっひっひっひっひ、くしゅぐったぁぁあっはっはっは!!?」
細野泉は、結んだ髪の毛を振り乱して笑いました。
もう泣いています。
私は彼に受けたくすぐりプレイをひとつひとつ思い起こします。
そういえば耳かきがありました。
私は耳かきを二本持ってきて、彼女の両足の土踏まずをカリカリ引っ掻きます。
「いだぁぁぁああははははは!!? あひぁぁぁあっははっはっははっはっは!! なんですかそれぇぇええっははっははっはっは?! やだぁぁああひっひひひひひひひひ」
そうでした。
耳かきの刺激は、なんだか痛いような、だけど笑いが止まらない、不思議な感覚がするのです。
細野泉は、大粒の涙を流して「痛い」と叫びながら、大笑いしています。
そこで私は耳かきを裏返し、梵天で彼女の足の裏を優しくサワサワとくすぐります。
「ひやっはっはっははっははっ!!? うほぉおおおおおはははははははは!! しょれはらめぇぇぇぇえひひひひひひひひひひひ!!?」
痛いようなくすぐったさから、突然優しいタッチに変わると、一層くすぐったさが増して感じられます。彼女の歪んだ笑顔は、私のものでした。卓也君にくすぐられる私が重なって見えました。
「やめてぇぇええええええええ!!! ぜんばぁあぁあいぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」
首を上下左右に振り乱し、びくびくと体中を揺らして暴れ続け、細野泉は目を回してしまいました。
私はまた勝ちました。
卓也君の彼女になれるのは、やっぱり私しかいないんだ。
(つづく)
♯1 ♯2 ♯3 ♯4 ♯5 ♯6 ♯7
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
晒そう企画『ストーカー』の二次創作です。
文芸部の部室は、人通りの少ない旧校舎の一画にあったので、ちょうど良いと思いました。
私は、小山鈴江にしばらく部室を自由に使わせて欲しいと頼みました。
彼女はなかなか首を縦に振りませんでした。そこで、彼女の笑い狂う写真と映像を見せました。先日部屋で隠し撮りしたものでした。彼女は顔面蒼白になって、部室の使用を許可してくれました。
私は二日掛けて、文芸部の部室に、人目につかないよう分解した拘束具を運びこみました。
まさか、学校内に、卓也君の部屋を再現できるなんて……。
私は見違えた部室を見て、感動しました。
あとは簡単でした。
一年生の教室へ行き、細野泉を呼び出し、「生徒会に提出してくれた書類に不備がある」と連れ出しました。
細野泉は犬のように従順で、無警戒。私を生徒会の人間だと信じ切っている様子でした。「先輩!」「先輩!」と人なつっこく話しかけてくる雰囲気。「可愛がられやすい後輩」というキャラを上手く使っていると思いました。
旧校舎に入ってしばらく経ったところで、さすがに不審に思ったようで「先輩? ホントにこっちで合ってます?」と首を傾げて聞いてきました。
人目もなかったので、その場で首のツボを押して気絶させました。
折りたたみの台車に細野泉の体を載せて、ごろごろ、部室まで運びます。
「ん……ぅん?」
彼女が目を覚ましたときにはすでに、足枷の拘束が終わっていました。
両足を前に突きだした状態でぺたんと座らせて、上靴も脱がして、両手は後ろで縛っています。
「えっ!? ええええっ!? 先輩っ? なんですかこれぇ!?」
細野泉は、大袈裟に声を荒らげました。
白いソックスを穿いた足がぴくぴく不安そうに動いています。足の裏はかなり黒ずんでいます。
「細野さん、卓也君のこと、好きなんでしょう?」
「え?」
細野泉は私の質問の意味が分からないのかように、きょとんとします。
イラッとしました。とぼけやがって。
「好きというか、尊敬はしてますけど……?」
「卓也君の彼女になりたいのなら、私の責めにも耐えないとねぇ?」
そういって私は手を伸ばします。
「か、彼女って……先輩、わけがわかりませ――んひっ!? せんぱっ……何するんですかぁ!?」
ソックスを脱がそうと触れただけで、彼女はくすぐったそうに足をくねらせていました。
私は構わず、彼女のつま先を掴んで、ぐいぐい引っ張って脱がし取りました。
足の指が細くて、引き締まった素足でした。走るのが速そうです。土踏まずには、私の足にはない、綺麗なアーチが作られていました。
私は、怯える彼女の足の裏を、カリカリほじくるようにくすぐりました。
「きゃひっ!!? あははははははははははははっ!!! いぃぃ~~っひっひっひっひ、何するですかぁあぁぁあっはっはっはっはっは~~!!!」
両足のアーチを爪でくすぐると、面白いように足の指が蠢きます。くねくねとバラバラに動いて、まるで指の一本一本が生きているかのようです。
あぁ……。
私は、彼女の笑い狂う姿を見て、再びあの快感を思い出すことが出来ました。
「いああぁぁあっはっはっはっはっはっはっは!!! やめてくださいぃいいっひっひっひっひっひ、くしゅぐったぁぁあっはっはっは!!?」
細野泉は、結んだ髪の毛を振り乱して笑いました。
もう泣いています。
私は彼に受けたくすぐりプレイをひとつひとつ思い起こします。
そういえば耳かきがありました。
私は耳かきを二本持ってきて、彼女の両足の土踏まずをカリカリ引っ掻きます。
「いだぁぁぁああははははは!!? あひぁぁぁあっははっはっははっはっは!! なんですかそれぇぇええっははっははっはっは?! やだぁぁああひっひひひひひひひひ」
そうでした。
耳かきの刺激は、なんだか痛いような、だけど笑いが止まらない、不思議な感覚がするのです。
細野泉は、大粒の涙を流して「痛い」と叫びながら、大笑いしています。
そこで私は耳かきを裏返し、梵天で彼女の足の裏を優しくサワサワとくすぐります。
「ひやっはっはっははっははっ!!? うほぉおおおおおはははははははは!! しょれはらめぇぇぇぇえひひひひひひひひひひひ!!?」
痛いようなくすぐったさから、突然優しいタッチに変わると、一層くすぐったさが増して感じられます。彼女の歪んだ笑顔は、私のものでした。卓也君にくすぐられる私が重なって見えました。
「やめてぇぇええええええええ!!! ぜんばぁあぁあいぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」
首を上下左右に振り乱し、びくびくと体中を揺らして暴れ続け、細野泉は目を回してしまいました。
私はまた勝ちました。
卓也君の彼女になれるのは、やっぱり私しかいないんだ。
(つづく)
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こんばんは。ertです。
晒そう企画『ストーカー』の二次創作です。