少し前までは、くすぐり罰制度とは無縁の優等生だった。
それなのに……。
「ひやぁあっはっはっはっはっは!! やめてぇぇっはっはっはっはっは~~!! ゆるひてっ、ごめんなさいぃいいっひっひっひっひ!!!」
新井寛奈(あらい ひろな)は、四肢をX字に広げた状態でベッドに固定され、8人の生徒らに全身をくすぐられていた。
学校指定セーラー服とミニスカートに素足という格好である。
寛奈を取り囲んだ生徒らは、彼女の腋の下、お腹、腿や足の裏など余すところなく指を這わせている。
あまりのくすぐったさに、端正な顔をくしゃくしゃにゆがめ、大口を開け、目に涙を浮かべて笑う寛奈。
寛奈は人一倍敏感だった。何度くすぐられても、くすぐったい感覚には慣れることができない。
寛奈は数ヶ月前にはじめてくすぐり罰を受けて以来、くすぐり罰の常連となっていた。
寛奈は毎日のように、彼女を妬む生徒たちによって、罠に掛けられるようになってしまったのだ。
睡眠薬を盛られるのは日常茶飯事。寛奈は強烈な眠気と戦いながら授業に臨むも、結局居眠りでくすぐり罰を受けるハメになる。
くすぐったがり屋であることが知れてしまったせいで、授業中に脇腹を突然くすぐられることもある。たまらず大声を上げてしまい、授業妨害でくすぐり罰を受けるハメになる。
教科書や提出するプリントを何者かに隠され、忘れ物をした罰としてくすぐり罰を受けることもある。
「あぁぁぁ~~っはっはっはっはっは!!! ホント無理いぃいいっひいひひっひっひっひひっひ~~!!!」
今回は、いつの間にか机の中に入れられていた携帯電話が授業中に鳴り響いたことによる罰だった。
寛奈は身に覚えのない携帯電話の存在に当惑したが、担当教師は聞く耳をもたなかった。
「ほ~らほら。いっつも優等生ぶってるからこんな目に遭うのよ~」
「先生のご機嫌取りとかやめな~」
「顔、超ブサイクだよ?」
寛奈をくすぐる生徒達は好き勝手言う。
日頃のストレスを発散させているのか、くすぐり方は激しい。
「いや゛あぁあぁああっはっはははははははは!!! いきがっ、あ゛ぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
上半身を這い回る数十本の指。
アバラや腋の下に食い込む指。
寛奈の身体はびくんびくんとまな板の鯉のように跳ね回っていた。
「いぃぃぃっひっひっひっひっひっひっ!!! 休憩っ、きゅうけいさせてえぇぇえ゛ぇぇえ゛っへっへっへ~~っへっへ!!」
足の裏をくすぐっている2人の生徒は、櫛や耳かきといった道具まで用いている。
しゃりしゃりと足の皮のこすれる音が響く。
寛奈の足の指はくすぐったそうにびくびくと激しく蠢いていた。
寛奈へのくすぐり罰は、リンチに近かった。
寛奈は罰を受ける頻度が高すぎて、ほぼくすぐり役、および監視役のメンバーが固定化してしまったのだ。
くすぐり役の生徒も、監視役の教師も、一様に寛奈のくすぐり悶える姿を見て、楽しんでいる。
普通ならば倫理上の問題で憚られるような長時間のくすぐり罰に……
「あ゛ぁ~~~はははははは!!? ひゃぁあああははははははははははあぎゃぁぁ!!?」
ぷしゅっ。
寛奈は身体を大きく仰け反らせて痙攣した。
直後、彼女のスカートにじわりと染みが広がっていく。
「うわっ!? 新井、小便漏らしてるじゃん」
「きったねぇ~」
くすぐり役の生徒達は、なおも寛奈の身体をくすぐり続けながら悪態をつく。
「ひびゃぁああははははははははは!!? おねがぁぁっはっはっはっはっは!!! もうやう゛ぇでぇぇええへへへっへへっへ~!!!」
「漏らしても笑ってるし。せんせー! 新井さん、おしっこ漏らしたんですけど、どうしますー?」
寛奈の左足をくすぐっていた生徒が監視役の教師に声をかけた。
教師はとぼけたような表情で首を傾げた。
「うん? そうかー。漏らしちゃったのかー。それはよくないなー。もっと反省させてやらないとなー」
「はーい」
生徒は寛奈の足の指を掴んで反らし、櫛でがしがし掻き鳴らした。
「ひえぇえええ゛え゛えぇえひぇひぇひぇひぇ!!!? あがぁぁああはははははははははははは!!!」
しゅっ、しゅっ。
寛奈の股間で、再び音がする。
「また漏らしてるし」
「くすぐったすぎて気持ちよくなってんじゃないの?」
「うわ、変態。優等生のくせに」
くすぐる生徒らの悪態に、寛奈はボロボロ涙を流した。
「ひぃぃ~~っひっひっひっひ……やう゛ぇぇぇ、うへっぇえ、ふぇぇええ、いひぇっひぇっひぇっ~~」
「泣いちゃった」
「でも笑ってるし」
「ぶっさいくな顔だなぁ~」
寛奈が苦しめば苦しむほど、くすぐり役の生徒らの責めは激しくなった。
「あがひゃぁぁああひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!! たすけひぇぇえええっへっへっへっへっへっへっへ~~~!!!」
その日も寛奈のくすぐり罰は2時間ぶっ通しで続けられた。
(完)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
くすぐり罰制度を悪用しようの派生作品です。
それなのに……。
「ひやぁあっはっはっはっはっは!! やめてぇぇっはっはっはっはっは~~!! ゆるひてっ、ごめんなさいぃいいっひっひっひっひ!!!」
新井寛奈(あらい ひろな)は、四肢をX字に広げた状態でベッドに固定され、8人の生徒らに全身をくすぐられていた。
学校指定セーラー服とミニスカートに素足という格好である。
寛奈を取り囲んだ生徒らは、彼女の腋の下、お腹、腿や足の裏など余すところなく指を這わせている。
あまりのくすぐったさに、端正な顔をくしゃくしゃにゆがめ、大口を開け、目に涙を浮かべて笑う寛奈。
寛奈は人一倍敏感だった。何度くすぐられても、くすぐったい感覚には慣れることができない。
寛奈は数ヶ月前にはじめてくすぐり罰を受けて以来、くすぐり罰の常連となっていた。
寛奈は毎日のように、彼女を妬む生徒たちによって、罠に掛けられるようになってしまったのだ。
睡眠薬を盛られるのは日常茶飯事。寛奈は強烈な眠気と戦いながら授業に臨むも、結局居眠りでくすぐり罰を受けるハメになる。
くすぐったがり屋であることが知れてしまったせいで、授業中に脇腹を突然くすぐられることもある。たまらず大声を上げてしまい、授業妨害でくすぐり罰を受けるハメになる。
教科書や提出するプリントを何者かに隠され、忘れ物をした罰としてくすぐり罰を受けることもある。
「あぁぁぁ~~っはっはっはっはっは!!! ホント無理いぃいいっひいひひっひっひっひひっひ~~!!!」
今回は、いつの間にか机の中に入れられていた携帯電話が授業中に鳴り響いたことによる罰だった。
寛奈は身に覚えのない携帯電話の存在に当惑したが、担当教師は聞く耳をもたなかった。
「ほ~らほら。いっつも優等生ぶってるからこんな目に遭うのよ~」
「先生のご機嫌取りとかやめな~」
「顔、超ブサイクだよ?」
寛奈をくすぐる生徒達は好き勝手言う。
日頃のストレスを発散させているのか、くすぐり方は激しい。
「いや゛あぁあぁああっはっはははははははは!!! いきがっ、あ゛ぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
上半身を這い回る数十本の指。
アバラや腋の下に食い込む指。
寛奈の身体はびくんびくんとまな板の鯉のように跳ね回っていた。
「いぃぃぃっひっひっひっひっひっひっ!!! 休憩っ、きゅうけいさせてえぇぇえ゛ぇぇえ゛っへっへっへ~~っへっへ!!」
足の裏をくすぐっている2人の生徒は、櫛や耳かきといった道具まで用いている。
しゃりしゃりと足の皮のこすれる音が響く。
寛奈の足の指はくすぐったそうにびくびくと激しく蠢いていた。
寛奈へのくすぐり罰は、リンチに近かった。
寛奈は罰を受ける頻度が高すぎて、ほぼくすぐり役、および監視役のメンバーが固定化してしまったのだ。
くすぐり役の生徒も、監視役の教師も、一様に寛奈のくすぐり悶える姿を見て、楽しんでいる。
普通ならば倫理上の問題で憚られるような長時間のくすぐり罰に……
「あ゛ぁ~~~はははははは!!? ひゃぁあああははははははははははあぎゃぁぁ!!?」
ぷしゅっ。
寛奈は身体を大きく仰け反らせて痙攣した。
直後、彼女のスカートにじわりと染みが広がっていく。
「うわっ!? 新井、小便漏らしてるじゃん」
「きったねぇ~」
くすぐり役の生徒達は、なおも寛奈の身体をくすぐり続けながら悪態をつく。
「ひびゃぁああははははははははは!!? おねがぁぁっはっはっはっはっは!!! もうやう゛ぇでぇぇええへへへっへへっへ~!!!」
「漏らしても笑ってるし。せんせー! 新井さん、おしっこ漏らしたんですけど、どうしますー?」
寛奈の左足をくすぐっていた生徒が監視役の教師に声をかけた。
教師はとぼけたような表情で首を傾げた。
「うん? そうかー。漏らしちゃったのかー。それはよくないなー。もっと反省させてやらないとなー」
「はーい」
生徒は寛奈の足の指を掴んで反らし、櫛でがしがし掻き鳴らした。
「ひえぇえええ゛え゛えぇえひぇひぇひぇひぇ!!!? あがぁぁああはははははははははははは!!!」
しゅっ、しゅっ。
寛奈の股間で、再び音がする。
「また漏らしてるし」
「くすぐったすぎて気持ちよくなってんじゃないの?」
「うわ、変態。優等生のくせに」
くすぐる生徒らの悪態に、寛奈はボロボロ涙を流した。
「ひぃぃ~~っひっひっひっひ……やう゛ぇぇぇ、うへっぇえ、ふぇぇええ、いひぇっひぇっひぇっ~~」
「泣いちゃった」
「でも笑ってるし」
「ぶっさいくな顔だなぁ~」
寛奈が苦しめば苦しむほど、くすぐり役の生徒らの責めは激しくなった。
「あがひゃぁぁああひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!! たすけひぇぇえええっへっへっへっへっへっへっへ~~~!!!」
その日も寛奈のくすぐり罰は2時間ぶっ通しで続けられた。
(完)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
くすぐり罰制度を悪用しようの派生作品です。