くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2017年02月

くすぐりボルボックが幻想入り #9



???
「ちょっと手こずりすぎなんじゃない?」

 後方からの声に、美鈴、ハッと振り返る。
 パチュリー・ノーレッジが歩み寄る。

美鈴
「パチュリー様!」

パチュリー
「繁殖力の高い妖藻に、物理はダメでしょう」

 パチュリーは手に持った本を開き、

パチュリー
「『アグニシャイン』……っ」

 ずぼぼぼぼぼぼぼぼ。

 パチュリーの詠唱とともに、湖の畔、横一線、炎の雨が降り注ぐ。
 陸地に上がっていたボルボックが一掃される。
 くすぐられていた妖精達が、解放され、どさどさと地面に落ちる。

美鈴
「パチュリー様、お見事です!」

パチュリー
「無事な妖精メイドは負傷した者を連れてただちに撤退しなさい」

 担架を持ってきた妖精メイド達が、倒れた妖精メイドを回収し、運んでいく。

妖精メイドA
「申し訳ありません……パチュリー様……力及ばず……」

妖精メイドB
「くひゃひ……しゅ、しゅみましぇん……」

妖精メイドC
「し、死ぬかと思いましたぁぁ……ふぇえ」

 妖精メイドたちが後方へ引きさがる。
 湖からは未だに絶えること無く続々とくすぐりボルボックが上陸してくる。

パチュリー
「植物型の妖怪退治なら、最初から私を呼んでくれればよかったのに。全体魔法が使える魔法使いがいないと、さすがにこの数はきついでしょう。『アグニシャイン』!」

 ずぼぼぼぼぼぼぼぼ。

 横一線、岸に上がろうとしたボルボックを焼き尽くす。

美鈴
「よ! さすがパチュリー様!」

パチュリー
「咲夜から聞いて駆けつけたのよ。なんなの、この妖藻。どこから湧いてくるの?」

美鈴
「それが私にもさっぱりで。どうやら魔法の森から湖を渡ってきたようなんですが。妖怪をくすぐって妖力を吸収することで、増え続けているようです」

パチュリー
「くすぐって妖力を、ねえ……、あ、また出てくる……『アグニシャイン』」

 ずぼぼぼぼぼぼぼぼ。

美鈴
「すごい! パチュリー様のおかげでもうマリモ一匹、岸に上がってこられませんよ!」

・・・

 パチュリーが湖から湧き出るボルボックを焼き払う後方にて。
 撤退した妖精メイド達が紅魔館へ向けて移動中。
 先ほどくすぐられていた妖精達は、担架に載せて運ばれている。

妖精メイドB
「……ん、んひゅひっ……」

 ずるり。

 そのなかのひとりの服の内側から、小さなボルボックが滑り落ちる。
 滑り落ちたボルボックはにょろにょろと触手の伸ばして地面を這っていく。

・・・

 小さなボルボックは、湖へ向けて魔法を使うパチュリーの足元まで到達すると、触手を伸ばし、パチュリーのスカートの裾から内部へと潜り込む。

パチュリー
「アグニシャ――……むきゅんっ!!?」 

 パチュリー、びくんと体を仰け反って本を落とす。

美鈴
「パチュリー様!?」

 パチュリーの服がもごもごと動く。

パチュリー
「きゃっ……なはっ、なにっ……やだっ……んはっ、くはっ、ひひゃぁぁん、あひあぁぁっ!!!」

 パチュリー、くねくねと身をよじって暴れる。
 服の内部ではボルボックの触手が彼女の弱点を探るように蠢いている。

パチュリー
「あぁぁあぁぁぁっ……かっ――あはははははははははは!? やめっ、あぁひぁぁあああはははははははははははははははっ!!!」

 パチュリー、顔を真っ赤にして笑い出す。

美鈴
「まさか、服の中に!?」

 パチュリーの攻撃がやんだことで、湖から再びボルボックが湧いて上陸してくる。

パチュリー
「きゃはははははははははっ!! ちょっとそれだめぇぇぇえ~~、あひゃぁぁあん!!! そこはぁぁぁあっ!!! ひぃぃ~~っひっひ、やめてぇぇへっへへへっへへへっへへ~~!!!」

美鈴
「やっばい……!」

 美鈴、岸に上がってくるボルボックの大群と、笑い転げるパチュリーを交互に見て、

美鈴
「パチュリー様を放せえい!」

 パチュリーを救出に突進。
 しかし、美鈴がパチュリーの服を掴んだ瞬間、

 きゅるきゅるきゅる。

美鈴
「ふぁっ!?」

 パチュリーのスカートの下から飛び出したボルボックが、たこ足のように触手を広げ、美鈴の体に飛びつく。

美鈴
「なっ!? これっ、パチュリー様の服の中で分裂した――あぁあぁひゃっはっはっはっははっはっはっはっはっ!!?」

 美鈴の上半身にへばりついたボルボックの触手が、彼女の腋の下をくすぐる。

美鈴
「あはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!? なあっぁこれぇぇっ、力がぁ、ぬけるううううははっはっはっはっはっはっはっはは~~!! パチュリー様ぁあぁああはははははは!!!」

 美鈴、仰向けに倒れたところを、岸から上陸したボルボックに取り囲まれ、無数の触手でくすぐられる。
 服は破かれ、靴を脱がされ、地面に四肢を引っ張り伸ばされてのくすぐり地獄。

美鈴
「いやぁぁあはははははははははははははっ!!? これはひどいぃいいいひひひひひひひひひひひ!!!」

 パチュリーもまた、ボルボックの大群に埋め尽くされ、くすぐられている。

パチュリー
「あ゛あ゛ぁぁああはばははははははははははっ!!! らめぇぇえぇ~~~、変にゃ声でちゃううああひぁぁあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ~~~~~!!!」

 服の中でもごもごと動き回るくすぐりボルボック。股関節周りを激しくくすぐられている様子。
 足元ではブーツと靴下が脱がされる。足の指を触手で絡み取られ、引き伸ばされた足の裏をくすぐられている。

パチュリー
「やう゛ぇぇぇえ゛ぇぇ~~やう゛ぇでぇぇぇあひゃひゃひゃひゃひひひひひひぃい゛ぃ゛い゛ぃぃ゛い゛ひひひひひひひひ~~!!?」

 舌を出して笑い狂うパチュリーの傍で、どんどん分裂し増殖するボルボック。
 脇を素通りして、くすぐりボルボックの大群は紅魔館へと向かう。



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #8



 霧の湖、紅魔館側の岸。

妖精メイドA
「きゃははははははははやめてぇぇ~~っひっひっひ!!!」

妖精メイドB
「あひあぁぁんっ……そこはだめぇぇええへへへへへっ!」

妖精メイドC
「こんなの多すぎいぃぃっひっひっひっひひっひ!!」

 大量のくすぐりボルボックに取り囲まれ、妖精メイド達が続々と餌食になる。
 妖精メイドをくすぐったボルボックは、さらに分裂して増殖する。

美鈴
「これは、まっずい!!」

 湖から続々と上がってくる大小様々なくすぐりボルボック。数は百を超えている。
 美鈴は鉄拳と同時に米粒弾をばらまき、次々とくすぐりボルボックを始末していくが、切りが無い。

美鈴
「湖の妖怪の妖力で無限に増えてるのか……さらに、妖精メイドから搾り取った妖力で陸上でも分裂し始めてるし」

 美鈴、鉄拳や蹴りと一緒に大量のランダム米粒弾を発射することができる。
 広範囲攻撃のできない妖精メイドらは、四方からのくすぐりボルボックに対応できず、次々と捕まっている。

美鈴
「咲夜さーん……っ、妖精メイドたち全然使えましぇーん! 早く戻ってきてー!」



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #7



 博麗神社。

霊夢
「ふうん。くすぐって妖力を奪う妖怪ねえ……いまいちピンとこないわね」

早苗
「くすぐり……なんだか、宗教の香りがします! もしかしたらの我々の信仰の脅威になるかも」

妖夢
「野菜ですか……幽々子様は肉の方がお好みです」

萃香
「なんかおもしろそうだな!」

お燐
「異変!? あたいもとうとう自機化のチャンス!?」

魔理沙
「なんでこんなに妖怪がいるんだよ!」

早苗
「人間です。守矢の普及活動に参りました」

妖夢
「半霊です。貧乏巫女に食費を浮かすノウハウを教わりに……」

萃香
「酒飲みに~」

お燐
「マーキングに」

霊夢
「ちょっと、マーキングはやめてよ! 掃除大変なんだから。……まあとりあえず、針妙丸に餌やったら、様子見にいってみようかしら。魔法の森ね?」

早苗
「私も行きます! 守矢神社の信仰の妨げになる存在は、何人たりとも許しません」

妖夢
「野菜か……味付け次第で、もしや……っ」

萃香
「酔い冷ましにいくぞ~」

お燐
「あたいも行くよ! こんなチャンスめったにない!」

魔理沙
「いつも通りの緊迫感で安心するZE☆ \(^o^)/」



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #6



 人間の里と魔法の森の境界。
 鈴仙、空を飛んで魔法の森へ向かう途中。

鈴仙
「ん? あれは?」

 地上。猪ほどの大きさのくすぐりボルボック二体によって、赤蛮奇がくすぐられている。
 触手が彼女の胴体をぐるぐる巻きに拘束している。

赤蛮奇
「あぁあ~~っはっはっはっはっはっはっ!!! くすぐったいぃいいっひっひっひっひっひ~~たすけてぇぇええ!!!」

 外れた頭部が泣き叫びながら、自身の体の周囲で飛び跳ねている。

 触手は、赤蛮奇の腋の下や脇腹、素足をくすぐり続けている。

赤蛮奇
「きああぁあっははははははははははははっ!!? しつこいいいひひひひいひひひひひ~~!!」

 バシュン!

 バシュン!

 座薬状の弾が二発。それぞれくすぐりボルボックに直撃。
 触手の拘束がゆるみ、ドサリと赤蛮奇の胴体が地面に倒れる。

 鈴仙、痙攣するくすぐりボルボックに向けて、再度座薬弾を放つ。
 すると、くすぐりボルボックは動かなくなる。

赤蛮奇
「……ひ、ひぃ、あ、ありがとう……死ぬかと、……けほ……」

鈴仙
「なんだ、くすぐりボルボック、全然弱いじゃない。お師匠様が大袈裟に言うから、もっととんでもない妖怪かと思ってた。これなら私ひとりでもなんとかなりそうね」

 鈴仙、倒れた赤蛮奇には目もくれず、魔法の森へと足を踏み入れる。



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #5



 霧の湖。

わかさぎ姫
「ひゃぁあんっははっはっはっはっははっ! なんでぇぇえ~~、水の中にゃのにぃぃっひっひっひっひっひ~~!!!」

 ばしゃばしゃと水しぶきが上がる。
 無数の触手がわかさぎ姫の体中にまとわりつき、彼女をくすぐっている。

わかさぎ姫
「離れないぃいひひひひひひっひっひっひひ~~らめぇえぇぇえ~~!!!」

 その様子を対岸から眺める影ふたつ。

美鈴
「人魚が触手でくすぐられています!」

 紅美鈴、双眼鏡を覗き込みながら叫ぶ。

咲夜
「新たな水生妖怪の仕業?」

 その傍らで怪訝な表情を浮かべる十六夜咲夜。

美鈴
「なんか飛沫がいっぱいあがってて本体がよく見えないんですが……あれは、……マリモ? マリモから触手が数本生え出ているように見えます」

咲夜
「マリモ?」

美鈴
「球状集合体を作る淡水性の藻の一種ですよ。外の世界のアカン湖に生息するマリモは、天然記念物に指定されています」

咲夜
「一般的なマリモのうんちくはいらない。なんで、マリモが人魚をくすぐってるのかって?」

美鈴
「そりゃ私に聞かれても困ります。いままで見たことないですから。マリモが妖怪をくすぐってる光景なんて」

咲夜
「マリモが妖怪を、ねえ……。数は、わかる?」

美鈴
「んー……ひーふーみー……ざっと見ても20個体以上いますね。あっ、なんか分裂してます。しかもおっきくなってるし……。あ、くすぐられた人魚、ひからびてますね」

咲夜
「妖力を吸収するのか……、面倒ね」

美鈴
「なんか、水中の妖怪を手当たり次第にくすぐりながらこっちに向かってきますけど……」

咲夜
「岸で迎え撃つしかなさそうね。いいわ。紅魔館へは上げさせない。私はお嬢様たちへ連絡を。妖精メイドに招集をかけておくから、美鈴が戦闘の指揮を執りなさい」

美鈴
「らじゃー」



(つづく)



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