くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2017年03月

くすぐりボルボックが幻想入り #19

19

フランドール
「お姉さま~」

レミリア
「なに? フラン、甘ったるい声出して気持ち悪い」

フランドール
「ひどい! こんなに可愛い妹を! あ、咲夜がマリモ倒したからお茶にしましょうって。新しいブラッドカステラを仕入れたそうよ! ささ、大広間にいきましょ」

レミリア
「……」

フランドール
「どうしたの? 変な顔して」

レミリア
「……マリモ退治に成功したのなら、なんで咲夜自身が私へ報告しに来ないのかしら?」

フランドール
「どきっ!?」

レミリア
「どきって……擬態語を口に出すな」

フランドール
「咲夜は、えーっと……ほら! マリモの後片付けが大変なのよ! 私がお茶の時間聞いたら、すぐだって言うから」

レミリア
「じゃあフランが勝手に言ってるだけなんじゃない……まったく。まあ、様子見もかねて、下に降りてみようかしら」

フランドール
「にたぁ……♪」

レミリア
「にたあ?」

フランドール
「ううんっ!!? なんでもないよお!!」

レミリア
「……」

・・・

フランドール
「さ♪ お姉様、どうぞこちらのお部屋の中へ――」

レミリア
「フラン」

フランドール
「?」

レミリア
「『運命を操る程度の能力』、甘く見過ぎてないかしら」

フランドール
「え……」

・・・

フランドール
「きゃははははははははははは!!? こんなはずじゃなかったのにぃいいいっひひっひっひひひっひっひ~~!!!」

 紅魔館大広間。
 フランドールは無数の触手に四肢を絡め取られ、体中をくすぐられている。
 小型のくすぐりボルボック数十体がひしめき合い、フランドールの体に群がる。

フランドール
「くひぃいひひひひひひひひひひひっ!!! 私がぁぁあああ、能力っ……ありえなっ……ひゃひゃひゃ、なんでぇぇぇ~~はっはっはっはっはっはっは!!!?」

 服はところどころやぶけ、触手が彼女の皮膚を直になで回す。
 脱げた靴と靴下が床に転がっている。

レミリア
「そんなちんけな植物妖怪に『くすぐられる』程度の運命、簡単に軌道変更できるわ」

 レミリアの周囲半径50cm区間には、くすぐりボルボックが入れない。遠巻きに触手をくねらせるだけで、レミリアに近寄れない様子。

フランドール
「おねぃひゃぁぁあっはっはっはっはっはっはっは、これはきひゅぃいいいひひひひっひっひっひっひっひっひっひっっひ~~!!! わだっ、わだしの力がぁあ゛ばば、あがぁああ゛あ゛ぁぁああぁああぁ~~!?」

レミリア
「あなた、くすぐられるのは昔から苦手だったものね。これだけの触手にくすぐられたらそりゃ――……え?」

フランドール
「ひぎゃぁぁあ゛あぁ゛あ゛がひゃひゃひゃひゃっ!? 何ぃいい゛ぃい゛いぃ!? なに゛ぃ゛ぃぎひひひひひひひひひひひひひ!!?」

レミリア
「そんな……まさか……!? 運命の軌道が修正されていく……!? いや違う、私の操った運命の軌道が破壊されて……」

 レミリアの周囲に集まっていたくすぐりボルボック、触手をねじこむようにして、レミリアの安全地帯に侵入してくる。

フランドール
「ん゛あぁ゛あぁはっはっはっはっはっはっは!!? ざま゛あぁぁあぁぁああっぁあっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~!!! ま、マリモっ!! 私の妖力吸って強くなってんだよばあぁぁぁあかぁぁはははははははははは~~!!!」

レミリア
「ふざけるな……私がこんな植物妖怪ごときに運命を翻弄されるなんて、あり得ない……っ!」

 レミリア、眉間に皺を寄せ瞑想をはじめる。

フランドール
「無駄無駄無駄ァぁぁあぁはっはっはっはっはっはっっはっはっは~~!!!」

 フランドール、もがき苦しみながらも、楽しそうにケラケラ笑う。
 くすぐりボルボックはとうとうレミリアの体に到達し、

レミリア
「――んひんっ!!? ……ちょっ、やめ、……! 集中できな……――ぷはっ!!」

 脇腹を撫でられ、一瞬吹きだしたところで、触手は一斉にレミリアの体を覆い尽くす。

レミリア
「ふぎっ……んあ゛あははははははははははははははっ!!!? 嫌ぁあぁああぁ゛あぁ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁあぁ~~」

 服をむしられ、帽子を弾き飛ばされ、靴と靴下を脱がされ、フランドールの隣に一緒に宙づりにされる。

フランドール
「きゃはははははははははははは!!! いいざまねぇぇえい゛ぃぃ゛ひひひひっひっひっひ~~、おねえしゃまぁぁ゛あぁぁっばばばば!?」

レミリア
「ふがぁああ゛あ゛あぁぁあ~~~ひゃはははははははは!!!? この私がぁあぁあ~~、こんにゃ、低級妖怪にぃい゛ぃ゛ぃっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #18

18

 紅魔館。庭先にて。

咲夜
「あはぁぁあぁっはっはっっはっはっはっはっ!! お嬢様なんでぇぁえっぇえははっはっはっははっはっはは~~!!!」

 ボロボロに破けたメイド服姿の咲夜、触手に四肢を拘束され、体中をくすぐられ大笑いする。

フランドール
「なあんだ。普通にくすぐるだけなのね」

咲夜
「やはっはっははっはっはは、苦し……お嬢様あぁぁ、逃げてくださいあぃあああはっはっはっはっははっははっはっは~~!!! いひゃぁぁああん!!」

フランドール
「……でも、これはこれでちょっぴり興奮するかも」

咲夜
「フランお嬢さまぁぁあっははっははっはっはは!! はやくぅううひひひっひ、レミリアお嬢様にご連絡おをおおほほほぼぼぼぼぼぼぼ!」

フランドール
「そうね♪ お姉様の痴態も見てみたくなっちゃった♪」

 フランドール、にっこりと笑うと、パタパタと飛び去る。

咲夜
「ちょっ……フランお嬢さまぁぁあっはっははっは!!? 何を企んでぇ~~えふぁぁっはっはっははははっはがぁぁあ~~~!!??」



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #17

17

 魔法の森。その深部。木々の頭からつきでている巨大ボルボック。その高さ15m程度。
 札弾、星弾、小粒弾、座薬弾、光弾、ウイルス弾が、巨大ボルボックへ降り注ぐ。
 霊夢、魔理沙、妖夢、鈴仙、早苗、燐は、空中で無数の触手攻撃をかわしながら弾幕をまき散らす。

妖夢
「速さが足りない!! その程度は、到底、幽々子様の空腹は満たされない!!」

 妖夢、目にもとまらぬ速さで地上から襲いかかる触手を切り裂いてゆく。

お燐
「お姉さん素早い! 速さと火力なら、あたいも負けないよ!」

 燐、炎を纏った車輪を召喚し、高速移動しながら触手の群を焼き切る。

鈴仙
「……さっきよりも大きくなってる。本当に、なんなのかしら。この生命力」

早苗
「これだけ撃ちこんでダメとなると……」

萃香
「私の出番かな!」

 萃香、むくむくと巨大化し、巨大ボルボックに立ち向かう。
 触手を引っ掴み、一本背負い。ぶくぶくと太った巨大な藻のかたまりが、宙に弧を描いて地面に叩きつけられる。
 辺り一面に藻の破片が散乱する。
 そこへ、追い討ちをかけるように弾幕を撃ち込む一同。動き続ける触手を叩き切る妖夢。炎玉を放つ燐。巨体を生かして、触手をねじ切る萃香。

早苗
「ゴジ○対ビオラ○テ……」

魔理沙
「なんて?」

早苗
「いえ、なんでも……。ん?」

 早苗、ふと気づき、戦線離脱。

早苗
「霊夢さん、どうしましたか? 攻撃をやめてしまって」

 霊夢、バラバラになって木々に絡まった藻の破片をじっと眺めている。

魔理沙
「ん、何かあるのか?」

 魔理沙、霊夢の元へふわりと飛んでくる。

霊夢
「……あいつら、私達の攻撃、効かないんじゃない?」

早苗
「えっ!?」

魔理沙
「まさか!」

霊夢
「見て。弾幕で木っ端微塵になった細胞が――」

 しゅるしゅるしゅる。

魔理沙
「……!? どんどん集まって、小さな個体として再生した……だと……!?」

早苗
「だとしたら、あんなにバラバラにしたら、まずくないですか?」

・・・

萃香
「――ふにゃあああああっ!!?」

鈴仙
「なにっ!?」

お燐
「鬼さんどうしたの?」

 巨大萃香、突然暴れ出す。

萃香
「にゃはははははははははっ!!? だひゃっ、いきなりいああははっははっはっはっはっはっはっはっは!」

鈴仙
「わっ……! 危ない」

 萃香が腕を振り回して暴れる。避ける鈴仙達。

妖夢
「斬れぬものは、あんまりない!!」

 妖夢、一太刀で萃香の着ていた服を切り裂く。

鈴仙
「あ……あれはっ……!?」

お燐
「あちゃあ、ちっこい藻が体中に張り付いてくすぐってるね」

萃香
「ひあぁはっはっはっはっはっはっはっはっ!! かゆいっ……きついあぁはっははっはっはっはっはっはっはっはは~~!?」

 萃香、体中を掻きむしりながら笑う。

・・・

早苗
「服の中で再生したんですね……」

魔理沙
「まて。鬼の妖力なんか吸収しちまったら」

霊夢
「やばいわね」



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #16

16

 妖怪の山。滝。


「わひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!! いえぇあぁぁああっばばばばばば、無理無理ぃいいいひひひひひひふぎぃぃ~~!!!」

 くすぐりボルボックの触手でIの字に拘束され、全身をくすぐられる犬走椛。
 ガラ空きの腋の下、おへそ、素足の足の裏を、触手でなでまわされる。


「ひぎぃぃいっひっひひひっひひひひひっひ!!! もうだめぇぇえええははははははははははは~~!!」

 椛、体をびくびくと痙攣させ、涙と涎をまき散らしながら笑い狂う。

 その様子を滝の裏側から眺める影ひとつ。
 鍵山雛は、ぞっと身震いして、奥の洞窟へ引っ込む。

にとり
「う~ん……」

 洞窟の奥で、にとりが首をひねっている。


「入り口、確認してきたけど、さっきより増えてるわよ、くすぐり藻。もうウジャウジャ……。白狼天狗達が捕まってくすぐられてた。ここ、大丈夫なの?」

にとり
「光学迷彩張ってるからね。奴らの妖力はマックスでも4面ボス程度。それなら全然こっちの対応範囲。5面ボス級ラスボス級の妖力吸わない限りは、ここへは入ってこられないはず」


「……それってつまり、そのクラスの妖怪がくすぐられたらやばいってことよね」

にとり
「まあね。まあそれ級の妖怪様方は、自分で身を守る程度の能力は備えてるだろうから大丈夫だろうけどね。不意打ち喰らったり、行動に制限が掛かったり、舐めプしたりしない限りは。それよりさ。雛の溜めてた厄を分析して調べてみたんだけど、ちょっと困ってるんだよね」


「どうしたの?」

にとり
「幻想郷で発生する災厄では、奴らを倒せない」


「どういうこと?」

にとり
「弾幕とか毒霧とか魔法とか……幻想郷でそういったダメージを受けたり不遇に遭ったりすると、それを厄として溜め込むのが雛の能力でしょ。だからその厄の元になった事象をひとつひとつデータ化して、奴らの細胞データと照合してみたんだ。そしたらさ、どんな攻撃を受けても奴らは再生可能って結論になっちゃうんだよね……。つまり正真正銘の不死身の妖怪ってこと」


「えっ……なにかの間違いじゃないの?」

にとり
「なんど計算してみても同じだった。ただこれは、あくまで雛の溜めた厄をベースに算出した結果だから、幻想郷内限定の不死身。すなわち……」


「すなわち?」

にとり
「幻想郷の外の世界の攻撃なら奴らを倒せるかもしれない」



(つづく)



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くすぐりボルボックが幻想入り #15

15

 紅魔館。

咲夜
「……く、まさか。パチュリー様がやられるなんて」

 窓ガラスを突き破り、大量のくすぐりボルボックが館の中へ入り込んでいくる。
 咲夜は時を止める。
 制止した時の中、咲夜は入り込んだボルボックにナイフを突き立てる。ボルボックを外へ放り捨て、窓を修復する。

 しかし、時を元に戻すと、再び窓を突き破って入ってくるボルボック達。

咲夜
「……スペカも底をつきかけてる。それなのに、一向に減らないマリモおばけ……。もはや私ひとりで侵入を食い止めるのは……」

フランドール
「ふうん。これがくすぐって妖力を奪っていう妖怪?」

 ゆらり、と咲夜の背後に現れるフランドール・スカーレット。

咲夜
「フランお嬢様!? こちらへ出てきては危険です!」

フランドール
「咲夜、ちょっとやられてみてよ。どうな風に妖力奪うのか見てみたい」

咲夜
「……え」

フランドール
「『スターボウブレイク』!」

 フランドール、掲げた右手から中弾をランダムにまき散らし、咲夜、ボルボック、ともども吹き飛ばす。



(つづく)



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