くすぐり作文晒し場

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2018年09月

くすぐりアニメ?『がるぴり』レビュー 第2話

 先週放送分の次回予告において、くすぐりメカの一部であろうと思われる大量のマジックハンドがチラリと現れた。界隈諸君は期待に胸を膨らませたことであろう。

 そもそも本作『がーるず・おぶ・すぴりっつ』通称『がるぴり』はスタッフ発表時点でくすぐりシーンの登場が期待できる座組みであった。

 プロデューサーに大栗藤吉郎(おおぐり とうきちろう)。
 監督に桜田門左衛門(さくらだ もんざえもん)。
 脚本にアシカガタカハル。

 すでに界隈諸君には知っている人も多いことだろうが、念のために紹介しておこう。

 プロデューサーの大栗氏はアニメ業界30年のベテランである。
 彼が関わった作品の多くにくすぐりシーンが含まれることは、以前記事で書いた通り。「くすぐりシーンの含まれるアニメ」の一覧から関係スタッフの抽出を行うと、かなりの頻度で彼の名前を見つけることができる。
 ここ5年、大栗制作アニメ作品のくすぐりシーン含有率は100%である。さらに、1作品あたりのくすぐりシーンの合計秒数の平均は年々増加傾向にある。
 彼の発言力が増すにしたがいくすぐりシーンが増えることから、彼が界隈側の人間であることは間違いないだろう。

 桜田氏は、くすぐり界隈にではおなじみ『怪盗108面相』『有限桁数で表記する魔物冒険譚』『戀に至る厨二病』などを手掛けているアニメーション監督だ。
 彼の監督作品におけるくすぐりシーンの特徴は、「感じる系」ではなく「明確に笑っていると判断できる」「哄笑系」であることだ。
 原作では明らかに「感じる系」だったくすぐりシーンがアニメ化で「哄笑系」に変わっていることから、彼は決然と意志をもってくすぐりシーンを描こうとしていることがわかる。
 彼は、ツイッター上においてフォロワーから「くすぐり」に関する質問を受けた際、
『くすぐりは好きですよ^^ 重宝します』
 と、さらりと返している。
 フェチCOではなく「創作上くすぐりシーンの必要性を評価している」という意味であろう。それでも、界隈にとって「くすぐり」を公に肯定してくれる人物の存在は喜ばしい限りである。

 脚本のアシカガ氏はいわずもがな、界隈勢である。
 長年にわたってくすぐり小説をネット上に公開してくれていた創作勢だったが、10年前にくすぐり系ラノベで新人賞を獲り作家デビュー。くすぐり系ラノベを3冊世に送り出す。それから脚本学校に通い修行を積んだのち、4年前から脚本家として活動している。
 脚本家としての彼は、PやDの管理下でしか動くことができないため、当然くすぐりシーンを全面に押し出すことはない。しかし、ぬるりと界隈勢が喜ぶ言い回しを入れたり、一瞬くすぐりシーンを彷彿させるシーンを入れたりして、界隈に活気を与えてくれる。

 三者が『がるぴり』制作陣に集結したのは、間違いなく大栗プロデューサーの力によるものだろう。
 大栗氏は、深夜帯アニメを多く手掛ける桜田氏を監督に起用したり、4年目の新人脚本家アシカガ氏をベテランだらけの脚本勢に含めたりと、日曜朝枠アニメの限界に挑戦しようとしているのではないか? そんな気がしてならない。

 前置きが長くなってしまった。
 さっそく『がーるず・おぶ・すぴりっつ 第2話』のレビューをはじめるとしよう。

~~~

 冒頭は前回のおさらい。
 ナレーションは主人公の愛葉愛美(あいば あいみ)。

「わたし、愛光市立北中学校に通う2年生!」
 と、ハイテンションで語る例のあれ。

 容姿は、ピンクの髪色でミディアムショート、髪は縛らずにカチューシャでとめるだけ。
 制服はシンプルなポロシャツと紺スカート、白ハイソに白紐靴と公立らしい。
 寝坊して大慌て(この時点ですでに11時)、走って登校中、どこかで見たことあるようなマスコット妖精ペンスケが空から降ってきて激突。語尾に「~ポチャ」とかつきそうなデザイン。
 異世界の戦士がるぴりにえらばれたとかで、この世界に散らばった「どんでんのかけら」(←なんじゃそりゃ)を集める任務があるとか。
 最初はごねる愛美だったが、敵キャラのアッチョンブリ・ジャックと名乗る人物が公園で幼児から「どんでんのかけら」を奪おうとしているところへ遭遇、ペンスケが渡した「すぴりっつりんぐ」と呼ばれるミサンガで「ぴりピンク」(←言いづらい)に変身する。
 戦闘でアッチョンブリ・ジャックを撃破。助けた幼児は「どんでんのかけら」をきれいな石ころだと思って拾ったらしい。「どんでんのかけら」が敵の手に渡ると世界に危機が訪れるという。愛美は正義感に燃え、「がるぴり」として戦う決意をする。
 悪の組織「グランドミリオネア」では、ボロボロのアッチョンブリ・ジャックが富豪様なるボスキャラに怒られ、次なる刺客としてスピルバーグ・キングという人物が送られる流れに。とにかく「がるぴり」が五人そろうとやっかいだから、「どんでんのかけら」の前に「がるぴり」メンバーを探しだせということらしい。

 第1話のあらすじ説明に3分。90年代放映版のドランゴポールZ並みに丁寧だ。
 この時点で判明してるのは、主人公サイド「がるぴり」と悪の組織「グランドミリオネア」が「どんでんのかけら」をめぐって戦うという構図ぐらい。

 ここでサブタイトル『ぴりイエローを探せ!』が、透き通るようなかわいい声で読み上げられる。たぶん今回登場する新キャラの声優さんだろう。

 妖精ペンスケから「がるぴり」メンバーを探すように言われる愛美。「グランドミリオネア」も狙っているからと、さっき視聴者がタイトルコール前に聞いた話を繰り返す。
 秒で納得する理解の速さはさすがの主人公。えらばれしメンバーなる人物が近くにいると対応するミサンガ「すぴりっつりんぐ」が反応するとかなんとか。ピンクはすでに配布済みなので、残った色はイエロー、ブルー、グリーン、レッド。
 校内をしらみつぶしに探し回る愛美とペンスケ。廊下を走って先生に叱られるというお約束のコントで尺稼ぎ。結局見つからず愛美はがっくり。
 途方に暮れたところでイエローのミサンガが反応。「上の階だ!」と駆け上がると、そこは生徒会室。廊下の反対側の階段に人影が……。

愛美
「し、しつれいしまぁす」

 おそるおそる生徒会室に入室する愛美をあたたかく迎えてくれる生徒会長。名前は金森紗世(かなもり さよ)と言うらしい。ペンスケにこっそり教えるというていで視聴者に説明してくれる。
 黄な粉色の髪の毛はミディアムロング。天然パーマなのかふんわりしている。

紗世
「あら、あなた、2年の愛葉さんだよね? どうしたの? 困りごと? 私にできることならなんでも言ってね」

 おっとりとした口調でにっこり微笑む生徒会長。キラキラエフェクトがかかって、いかにも素晴らしい人物ですよ演出。普段関わらないであろう2年生の名前覚えてるだけでもすごいことは間違いなし。
 髪の色がもろに「ぴりイエロー」候補だが、視聴者はOP映像で紗世が「ぴりイエロー」じゃないことを知っている^p^ 声もサブタイの人と違う。
 画面上の愛美は、当然紗世を「がるぴり」メンバーだと思い込む。
 愛美は紗世にミサンガを手渡す。
 つけてもらうが無反応。

愛美
「ねえ、そのミサンガ壊れてるんじゃないの?」

 ジト目になってペンスケに囁く愛美。「ミサンガじゃなくてすぴりっつりんぐっぺ!」とムキになって切れるペンスケ。ペンスケの存在を一般人に隠したい設定のはずなのに、紗世の真ん前でよくその音量でしゃべれるものだ。
 すると、

紗世
「ぺんぎんがしゃべってる!?」

 案の定紗世に指摘される。
 ペンスケと愛美はやばいという表情。誤魔化す流れになるかと思いきや、

愛美
「そうなんです、会長! 私たち、がるぴりなんです!」

 素直に言っちゃった。主人公の愛美は包み隠さない性格らしい。ペンスケが「僕はがるぴりじゃなくて妖精っぺ」と、愛美の言った「私たち」に突っ込む。このくだりいるのだろうか。
 愛美が紗世にことのいきさつを説明すると、

紗世
「もしかしたら、私の妹かもしれないわね」

 紗世も高速理解で協力してくれる。

愛美
「妹さん?」

紗世
「そう。ちょうどさっき、私の忘れたお弁当を届けにきてくれたの」

 紗世の妹は星羅(せいら)というらしい。名門私立聖グラントリノ女学院に通っている中等部2年生だそうだ。紗世は「自慢の妹」だと声を弾ませる。しかし、その笑顔には影がかかる。
 紗世が妹のことを語っているところで、回想シーン挿入。星羅の容姿が明らかになる。黄な粉色の髪の毛を左右イカリングに結んだ吊目の女の子。制服はクリーム色のサマーセーターとチェック柄スカート。紺ソックスにローファーだ。ネクタイが赤で目立つので上半身に目が行きやすい制服。見下したような視線を紗世に向け、「ん」と弁当箱を放り去っていく。サブタイの声である。残された紗世は寂しそう。回想終了。
 愛美とペンスケは顔を見合わせて「その子だっ!」と声をそろえる。
 視聴者はOP映像でその子が「ぴりイエロー」って知っているので、特に驚きはない。

 とりあえず、愛美とペンスケは星羅を追って学校の外へ。
 ごく普通の平日、授業日のはずなのに、彼女らの自由行動はいったいなんなのか。弁当箱届けられたってことは午前中のはずなんだが……。

 愛美が出ていった生徒会室に、紗世がひとり残される。
 紗世は自分の妹ががるぴりに選ばれたことを純粋に喜んでいる様子。「あっ」と自分の腕につけっぱなしのミサンガに気付く。

紗世
「大切なものらしいから、ちゃんと取っておいてあげなきゃ」

 わかりやすく独り言で説明してくれる紗世。
 窓越しの彼女の姿からズームアウトして高層ビルの上。悪の組織「グランドミリオネア」のスピルバーグ・キングが双眼鏡でその様子をうかがって、にやり。

 ここでAパート終了。
 気になる引き際に胸躍らせつつ、CMはさんでBパートへ。  

 Bパート開始早々、愛美、路上を歩いていた星羅を背後から呼び止める。

星羅
「なに、あんた?」

 星羅はかなり警戒している様子でとげとげ。
 愛美が紗世の名前を出すと、星羅はものすごく嫌そうな表情になる。

星羅
「あんなやつ、金森の恥さらしよ!」

 激昂する星羅に驚く愛美。
 話を聞くと、星羅と紗世は腹違い。金森家当主秀次(ひでつぐ)が使用人との間に作った子が紗世で、正妻との子が星羅だという。幼少のころは仲の良かった姉妹だったが、成長するにつれて疎遠に。周囲の大人の影響で世間体を気にする星羅が一方的に紗世を嫌う関係になっているという。
 姉妹そろって、身内のことを他人にしゃべりすぎだ。

愛美
「会長――お姉さんは、星羅ちゃんと仲直りしたいと思ってるんじゃないかな……」

 愛美の余計な一言で星羅はぶち切れ走り去る。途方に暮れる愛美とペンスケ。

 そのころ、北中学校の生徒会室に悪の組織「グランドミリオネア」のスピルバーグ・キングが現れる。
 スピルバーグ・キングは紗世に、「すぴりっつりんぐ」を渡すように命じる。

紗世
「(これが、愛葉さんたちが言ってたグランドミリオネアね。このひとにミサンガは渡せない!)」
「……し、知りません」

 紗世、丁寧に心の声ナレーションをしたうえで、とぼけて見せる。
 生徒会室にはなぜか紗世ひとり。机に向かって生徒会の仕事をしていたようだが、この時間帯がいったいなんなのかは相変わらず不明。授業免除とか、そういう人なのか?

キング
「それはおかしいなあ。さっきペンギンが君に渡していったはずなんだけど」

紗世
「知りません! お引き取りください! 学校内は関係者以外立ち入り禁止ですよ」

 キングと紗世、しばらく問答。紗世は一歩も引かない。
 そこで、

キング
「それなら、しかたないなあ」

 キングが不敵な笑みを浮かべると、突如紗世の背後に黒い影が現れ、中から無数のマジックハンドがあふれだす。

 キター―( ゜∀ ゜)――!!

 またたくまにマジックハンドが紗世の手足足首、肩をつかみ、椅子に座ったままの紗世を拘束する。

紗世
「な、なにをするつもりですか?」

 紗世のとぼけた表情が良い。

キング
「こうするつもりだ」

 お約束のやりとりをやって、キングが指をパチンと鳴らす。さっきは念じただけでマジックハンドが現れたのに、今度は指鳴らして起動させる。仕組みがよくわからない。

紗世
「やっ……!? あはははははははははっ!?」

 無数のマジックハンドが紗世の上半身をまさぐり、がっつり笑い出す紗世。

キング
「さあ出せ、すぴりっつりんぐを」

紗世
「あはっ、知らないっ、すぴりっつりんぐなんて知らないっ、いやぁぁ~~っはっはっはっはっははっはっは!!」

 ふんわりヘアを振り乱して大笑いするシーンが意外と長い。
 上半身責めの描写がメインだが、一瞬足元のカットで靴を脱がしてソックス越しの足の裏を人差し指でくすぐるマジックハンドも映った。

キング
「腹がよじれる前に観念することだな」

紗世
「きゃ~っはっはっはっは、やめてぇ~~あはははははははは!」

 そうして紗世の笑い顔のまま、場面転換。
 
 愛美ら、ミサンガがないことに気付き、慌てて学校へ向かう。
 その様子を、星羅がいまいましげな表情で見送る。

 星羅の感情がいまいちわからない……。

 再び生徒会室。
 息を切らせる紗世に、「しぶといな……」と毒づくキング。
 そこへ愛美らが到着。ぴりピンクへ変身。変身シーンは割とあっさり目演出。ピンクのふりふりコスチュームは若干ロり気味。スカートの下はドロワースなので、見えても大丈夫。

 ぴりピンクがマジックハンドを攻撃して紗世を解放する(チッ)

 憤怒のキング。おまじないを唱えると黒い空間からさらに無数のマジックハンドが現れる。マジックハンドは剣やら盾やら弓やら持っている。
 念じたり、指を鳴らしたり、唱えたり、キングの攻撃指令の伝達方法がまったく統一されていない。部下は困るんじゃないだろうか。

 マジックハンドなかなか強く、ぴりピンク苦戦。
 戦うぴりピンクの後ろで、紗世が星羅にケータイで電話をかける。(←なぜ、愛美らが星羅を呼び戻しに言く際に使わなかったのか?)
 電話にて、紗世が必死に説得するが、星羅は渋る。

 そんななか、ぴりピンク、マジックハンドに両足を掴まれ転倒。頭を下にして宙吊りにされてしまう。

 本日二度目のくすぐりシーン。

 武器を持っていないマジックハンドがぴりピンクの脇腹から腋にかけて、上半身をくすぐる。

ぴりピンク
「やだっ!? なにこれっ、――あはっはっはっはっはっはっはっは!!?」

 一瞬戸惑う表情とセリフが入っているのが粋である。

 しかし、剣や弓で戦った末にくすぐり攻撃って……。

 不思議な展開に戸惑っていると、生徒会室の扉が開き、星羅が突然乱入。紗世の説得についに応じたらしい。
 一同びっくり。

紗世
「星羅!」

ぴりピンク
「星羅さん!」

キング
「なんだと!?」

 この瞬間、敵も一緒に驚いて攻撃をやめる心理は理解できない。

 星羅はしぶしぶ紗世からミサンガを受け取って「ぴりイエロー」に変身。かなりのキラキラ演出。初回だからか長い。イエローカラーのゴスロリファッションってあんまり見ない組み合わせかもしれない。新鮮なデザインだ。

 ぴりイエロー、べらぼうに強い。謎の金色ビームで、難なくキングら敵キャラを撃破。
 なんと変身完了から撃破までわずか9秒。

( ゜Д ゜)

 怒涛の展開のうちに、いつの間にか紗世と星羅の確執も緩和された様子。
 星羅が仲間になって、愛美が「これからよろしくね!」と握手を求め、エンディングへ。

~~~

 思ったよりもくすぐり回だった。
 そこは素直にうれしいのだが、EDで脚本クレジットが表示されなかったのは気がかり。構成に携わるアシカガ氏含む数名の脚本家、この話に関しては誰も責任を取りたがってないということだろうか。たしかにツッコミどころは万歳だったが……。
 2話の時点でもめた形跡があるのは不安材料ではあるが、早々にくすぐりシーンが登場したことは界隈にとって喜ばしい。今後に期待を込めて支援していきたい。
 とりあえず、キングという敵キャラはぐり要員としてカウントして良いだろう。
 ローテーションだと次のキング登場回は5話あたりだろうか。要チェックである。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 パラレルワールドでくすぐりアニメが放映中です。どうもこちらの世界では放送されないようなので、知り合いのレビューブログの文章をコピペしておきます。











土足の赤ずきんにお仕置き

「見ろよあの赤ずきん、家の中土足で歩いてるぜ」
「家にだれもいないからってふざけてんな」
「スレの期待裏切ってんじゃねーよ」
「凸ろうぜ」
「教育的指導が必要だ」
「足フェチ万歳!」
「あのぅ、僕ヘソフェチなんですけどついていっていいですか?」
「なんでここにいるしw」
「許す!」
「みんなでいこうず」

 こうしてその場に居合わせたスレ民達は、エルデにて赤ずきんが居候する鈴風家に凸した。

「な、何っ!? どこから来たの!?」

 突然現れた集団に驚く赤ずきん。
「皆の者かかれぃ!」
 三銃士といえど、スレ民にはかなわない。
 あっという間にねじ伏せられ、両手両足にひとりずつのって床に押し倒される。
「こやつ。プープーサンダルみたいなふざけたブーツ履きおってからに」
 言いながらひとりのスレ民が赤ずきんの右足からブーツをねじり取った。
「やっ、やだぁ!」
「うへぇ、履きっぱなしだから蒸れに蒸れてんなぁ? どれ、こちょこちょ」

「きゃははははははっ!?」

 晒された素足は汗ばんでいた。
 スレ民はすぐさま、五本の指で赤ずきんの素足をくすぐりはじめた。

「ちょっと、何ぃぃぃ~~いきなりやぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」

 びくびくと体を揺らして笑う赤ずきん。

「ひゃっはー、幼女の素足は最高だぜぇ」
 もうひとりのスレ民が赤ずきんの左足のブーツを引っ張り取る。
 露わになる素足。
 右足をくすぐられているために、ビクビクと呼応するようによじれている。
「んまんま」
 スレ民は、赤ずきんの左足をしゃぶり始めた。

「うひひひひひひひひひひひひひゃだぁぁぁああっひっひっひっひっひっひっひぃぃぃ~~!!」

 足の指の間まで丹念にねぶり上げる。
 舌の動きにあわせて、くねくねと足指が蠢いた。
 スレ民は足の親指を口に含み、きゅぽんっと吸い上げて、
「ん~~、じゅ~し~」

「いひゃぁあぁっはっはっはっはっは、それ私のぉぉ~~~ふひひひひひ私のぉぉ~~っはっはっはっっはっは!!」

 スレ民達によってたかって全身をくすぐられる赤ずきん。
 露出した腋、首、肩、お腹。

「ほう、ヘソフェチよ。道具を使うとかなかなか準備がいいではないか」
「恐縮です」
 スレ民のひとりはネコジャラシで赤ずきんのヘソ周りをくすぐっていた。

「ふひぃぃぃ~~~っひっひっひっひっひ嫌ぁぁぁあああくすぐり殺されるぅぅうううひゃはやはははははははは!!」

 泣き叫ぶ赤ずきん。

「ねぇ。弱いくせに何で露出してるの? ねぇ?」
 スレ民はネコジャラシの柄の先端を赤ずきんのおへそをいたぶりながら言う。

「ひぎぃぃぃっひっひっひっひっひっひやぁぁつんつんしないでぇぇぇえっひっひっひっひ!!」

 赤ずきんは泣き叫び悶える。
 暴れ方も一段と激しくなる。
 押さえつけた足を蹴り上げたり、お腹のくすぐったさから免れようとくんっとお腹を引っ込めた。

「くっ、押さえが弱いな。俺たちの力を見せてやれ!」

 スレ民は協力し、さらに赤ずきんを押さえつけた。
 手足足首をしっかりと押さえ、ぐっと体を伸ばす。

 ヘソフェチだと公言したスレ民は、縦に伸びたヘソの穴をなぞるようにくすぐる。

「ひゃ~~っひゃっひゃっひゃっひゃひゃっひゃっひゃ!!! あひぁぁぁぁぁあああ」

 伸びきった脇腹には複数の指が突き立てられた。

「ひぎぃぃぃいひひひひひひひっひひひひっひひひはぎゃぁぁあああああ!!!」

 足の指は反らされ、足裏に何十本もの指が這い回った。

「あひゃはははははあははあはははっ!!! いぃぃぃ~~っっひひひひひっひひひひひひひひひひひひひひひ~~もうやだぁぁぁあ~~~!!!」

 数分間くすぐり続けた後、家の中では靴を脱ぐように言って聞かせた。
 その話以降、赤ずきんは室内で靴を脱ぐようになった。


(完)


杏子のくすぐりパートナー

「働かざる者食うべからず!」

 美樹さやかの家に居候中の佐倉杏子は、突然そんなことをさやかに言われ、短期バイトを探していた。

「お嬢ちゃんにぴったりの良い仕事あるよ」
「はぁ?」
 うさんくさい求職センターのおっさんに提示されたのは、
「『くすぐりパートナー募集』?」
「そそ」
「なんだこれ? いかがわしいバイトじゃないのか?」
「ノンノン。ちょっとくすぐられて笑うだけ。笑うのは健康にいいし一石二鳥。しかも日当五万」
「五万!?」
 杏子は不安を感じながらも、そのバイト紹介を受けた。

 数日後、杏子は指定されたホテルに向かった。
 私服は一着しか持っていなかったが、むしろそれが良いと太鼓判を押された。
「……なんかおかしい」
 扉の前まできて、杏子は不安に駆られる。
 呼び鈴を押そうか押すまいか迷っているうちに、中から大学生ぐらいの男が顔を出した。
「杏子ちゃんだね? 話は聞いてるよ。ささ、入って」
「う……」
 促されるまま、杏子はホテルの部屋に入った。
「さ、ベッドに横になって」
「え」
「大丈夫。初めてなんだろ? 俺がリードしてやるよ」
「あ、……いや、そうじゃなく――!?」
 杏子はいきなり男に押し倒された。
「ちょっ!? こら、やめろっ」
 華奢に見えた男の力は意外にも強く、杏子は手首を縛られ、ベッドの格子に括り付けられた。
「……っ!!」
 杏子は犯される恐怖に目をつぶった。
「あ、そうか。犯されると思ったのか。大丈夫だよ。バイトで告知した以上のことはやらないよ。くすぐるだけ」
 男はやさしく諭すように杏子に語る。
「ほ、ホント、かよ……」
 杏子は訝しげに眉をひそめた。
 男はにっこりと笑い、
「そうそう。だから、そんな不安そうな顔せず――」
 両手を杏子の脇腹へ添えた。
「笑いなよ」
 男の指がきゅっと杏子の脇腹へ食い込む。

「ひゃっ!!? んはっはっはっはっ……ちょ、やっ、あぁあぁあああああああああはははははははははははは!!!」

 ぐりぐりとえぐるように男の指が杏子の脇腹を刺激する。
 杏子は初めての刺激に、たまらず大声で笑ってしまった。

「やっぁあああっはっはっははっはっははぐるしっ!!! 苦しいいぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひ!!!」

 髪の毛を振り乱して笑う杏子。
「へぇ。杏子ちゃん、八重歯かわいいね。もっとその可愛い笑い声を聞かせてよ」
 男は十本の指をバラバラに動かし、杏子の脇腹からアバラをくすぐった。

「あぁああああっはっはっはっはっははっはははっ!!! こんなのぉぉ~~何がたのしいってぁぁあぁひゃははははははははははははは!!!」

 杏子は目に涙を浮かべて泣き叫ぶ。
 自由な足がじたばたと激しく蹴るように暴れた。

「そうか。杏子ちゃんはくすぐりの良さがわからずにこのバイトを受けちゃったんだねぇ。やっぱり日当目当てかな?」

「あひゃっはっはっははっっはは当たり前っ、あたりまぇだひゃぁあぁぁ~~っはっはっははっはっはっははは!!!」

「じゃあ今日はお兄さんがい~っぱい開発してあげよう」

 男は言うと、ベッドの上で暴れる杏子の足に乗っかり、ブーツに手を掛けた。
 突然くすぐりとまり、杏子は大きく咳き込んだ。
「げほげほげほっ……あ、や、それは――」
 杏子が制止しようとするも遅く、男は杏子の左足からブーツが脱がし取られた。
「ぅあ……」
 杏子は開放感に思わず声を漏らしてしまった。
 その日は一段と暑く、ブーツの中はかなり蒸れていたのだ。
「ふふ。さすが長時間歩き回っただけのことはあるね。しっとりと蒸れていいかんじだ。臭いも……すんすん。ばっちりだ」
「や、やめろ、よぅ……」
 恥じらいに疎い杏子も、生足を直に嗅がれるのは恥ずかしかった。
「ほぉ~ら。蒸れ蒸れの足の裏は敏感かなぁ?」

「うひゃぁあああああああ~~!!?」

 男が、人差し指で杏子足の裏をなぞり上げたのだ。
 杏子の足の指が、びっくりしたように反り返る。

「うんうん。良い反応だ。じゃあ土踏まずの真ん中を人差し指でほじくってあげよう」
 男は、足元が見えない杏子のために丁寧に説明しながら、足の指の付け根の膨らみをガリガリと五本の指で引っ掻いた。

「ふぎゃははははははははははははっ!!!? いぎゃぁぁあっはあっはっははっははっはははっ!!! なあなあぁぁひゃひゃひゃひゃっ、言ってたのと全然ちがうぅうううひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!!」

 杏子は甲高い声を上げた。
「うん。素直な杏子ちゃんもかわいいね」

 男に足の指を掴まれ引き伸ばされくすぐられると、杏子はびくんと体を仰け反らせた。

「あがぁぁああああああひゃはははははははやぁぁあぁっはっはっはっはっはっはっははっっは!!!」

 杏子は初めての感覚に頭がおかしくなりそうだった。
 育ちのために靴下を穿く機会は生まれてからほとんどなかった。
 それゆえ、ブーツに覆われた素足は蒸れているのが普通だった。

「指の股もしっかり蒸れてるね。良い子良い子」

 男は、杏子の足の指の股へ手を突っ込み、爪の先でこそぐようにくすぐった。

「あひゃぁあああひゃひゃひゃひゃひゃっ!!? どどどこさわってんにゃぁぁあぁあああひゃはひゃひゃひゃひゃひゃひゃうひぃぃぃ~~~っひぃぃぃぃぃいぃ!!!」

「こういうチロチロと小刻みにくすぐられると楽しいだろう?」

「ふへぇぇえええ~~~ひぇっひぇっひぇっひぇ楽しくないぃぃぃっひっひっひっひっひあがぁあぁぁぁぁくるっちまうあがぁぁぁぁあはっはっははっはっはっはっははっはっはあ!!!」

 杏子は白目を剥いて泣き叫んだ。
 口からは涎が流れ出て、いくら笑っても腹の底から再び笑いがこみ上げてくる。

 足の裏から送られてくる刺激はそれほど強烈だった。

「やぁぁあぁああああああやべろぉぉぉ~~ひひひひひひひひひあががががいっだんすとぉぉぉぉ~~~ぴひひっひっひっひっひっひっっひっひひ!!!」

 数分間くすぐられ続けた杏子はほとんど発狂状態だった。
 びくびくと身体中を震わせ、ひとしきり甲高い悲鳴を上げたかと思うと、

 ぷしゅ。

「あ~漏らしちゃったか。そんなに気持ちよかったんだねぇ」
 男はニコニコと笑いながら、さらに貪るように杏子の足の裏をくすぐる。

「ぎもぢぐないぃぃぃぃぃ~~~~ぎもぢぐないのにぃぃぃ~~~ひっひっひっっひっひっひひいがぎゃぁぁぁあああああひゃっひゃっひゃっひゃっひゃはふひゃぁぁぁあああ!!!」

 杏子はさらに二回、三回と失禁するまでくすぐられた。
 足の裏をくすぐられた時間は合計で二時間程度。
 杏子の顔は涙と涎でぐしゃぐしゃだった。

「うへへ……へひゃ……ひぎぃ……ふひ」

 男がすでに帰り支度を完了しても、杏子はとろんとした目でベッドに仰向けに寝そべったままだった。

「ふふふ。足の裏だけでこんなになるなんてキミが初めてだよ。どうだい? また来て、くれるよね?」


(完)


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