くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2018年12月

サンタさんから足裏くすぐりフェチ向けのプレゼントが届いた! #2

『へっ!?』

 スクリーンの中で、園田が素っ頓狂な声を上げてバランスを崩した。
 突然、左足の膝下が消失したのだ。

『や、やだっ!! 痛いっ!』

 園田は大げさに騒ぐ。
 切断したわけではないので痛みはないはずだ。嘘つきめ。

 拓郎の自室のワープホールから、園田の左足がにゅっと生え出た。
 さきほどの文江の足よりやや肉付きが良い気がする。
 紺のソックスはゴムが少しバカにになっていてゆるゆるだ。靴はローファーではなくスニーカーだ。

 さっそくかかとに指をひっかけ、スニーカーを脱がす。

「あっ」
 拓郎は思わず声を漏らした。
 靴の下から現れた紺ソックスが、ずいぶんと汚い。靴に覆われていた箇所がところどころ白くなっていた。おそらく長く買い替えていないのだろう。何度も洗濯したせいか、色落ちしている。

 鼻をつま先に近づけ、においを嗅ぐ。やや埃っぽいにおいだ。

『やっ!!? ええっ!? なにぃ……』

 園田は涙目になって、足指をくねくね動かした。

 無駄な抵抗を……。

 拓郎は、園田の紺ソックスのゆるゆるのゴムに指をひっかけ、一気にはがしとる。

『きゃっ!! 寒いっ!』

 拓郎の部屋は暖房ガンガンだ。嘘つきめ。
 
 現れた園田の足は、文江の足とは対照的だ。爪の一部がつぶれ、足の裏には豆があり、ところどころ黄色く変色している。何より、ソックスが古く目が粗いせいか、足指の間や土踏まずの皺に小さな砂利や黒いゴミが付着していた。 親指が一番長い、典型的なエジプト型だ。

 拓郎は、かかとから親指の先までをべろーっとひと舐めした。

『ひゃぁあああああっ!!!? 気持ちわるぃっ!!』

 ちょっとしょっぱい。
 園田もまた、さきほどの文江と同じく左足があった空間を両手で掻き始めた。
 無駄だということが学習できていない。

 拓郎は、よだれのついた園田の土踏まずをぐりぐり人差し指でほじくってやる。

『ひゃっ!!? あひゃひひひひひひひひひひひひひっ!!? なにっ、なにぃいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!』

 途端に体をのけぞらせ、地べたをのたうちまわる園田。
 この年代の娘は足の裏が敏感なのだろうか。想像以上の激しい反応に、拓郎は満足する。

『やめてっ!! やめてぇえええっへっへっへっへっへっへっへ!!! 嫌ぁああはははははははははははははっ!!!』

 拓郎は、自分のよだれを足裏全面に塗りたくるようにしてくすぐってから、スニーカーを履かせ直して転送解除する。

『ひぃ……ふぅ……きもぃよぉ~~……うぇぇ』

 園田は泣いてしまった。
 靴の中がべとべとして気持ち悪いならさっさと靴を脱げばよいものを。笑いすぎて頭が回らないのか、もともと頭が悪いのか。

 ……ふぅ。

 拓郎は、部屋に散乱した文江と園田のソックスを拾い上げる。
 それぞれジップロックに入れて、名前を書いた紙を貼っておいた。

『文江 清潔感○ 感度○ ニオイ無』『園田 清潔感△ 感度○ ニオイ埃っぽい』


(つづく)












サンタさんから足裏くすぐりフェチ向けのプレゼントが届いた! #1

 12月25日。
 自室のベッドで目覚めた拓郎は、枕元に巨大な装置が置かれていることに気付いた。

(まさか、高校生になってもサンタさんが来てくれるとは……。信心深くお祈りした甲斐があった……っ!)

 拓郎は包装を破り捨て、説明書を開く。

(『膝下転送機』……! 任意の相手の片足の膝から下を転送して持ってくることができる……っ!)

 まさに希望に見合った代物だ。拓郎は頬をほころばせた。
 拓郎は足フェチで、常日頃から気に入った娘の足を手元でめでたいと思っていたのだ。

(これが出力装置か……)

 絨毯のような、敷くタイプの出力装置。
 ワープホールが中央にあり、そこから転送された物が出てくる。
 床に敷いたワープホールから、足が、野菜のように生え出てくる光景……。想像しただけでよだれがでる。

 続いてスクリーンを設置。
 これにより、膝下を転送する相手の姿を観察することができる。

(まったく……、粋なモノを用意してくれるサンタさんだ)

 拓郎は、FAXで高校あてに終業式欠席連絡を送り、部屋に鍵をかけて籠った。

 さっそく『膝下転送機』を起動させる。
 とりあえず、自分の通う高校の様子をスクリーンに映してみる。
 ずいぶんと朝早いが、すでにパラパラと登校してくる生徒がいる。

(寒い中をご苦労なことだな……)

 拓郎は登校中の生徒の中に見知った顔を見つけた。
 セミロングの髪。明るい笑顔。ブレザーの制服の上にコートを着て赤いマフラーを巻いている。
 同じクラスの駿河文江(するが ふみえ)である。
 隣にいるのは隣のクラスの園田(そのだ)というおさげの女子生徒。下の名前は知らん。たしか文江と同じ中学出身で仲が良かったはずだ。一緒に登校してきたのだろう。

 文江とはあまりしゃべったことがないのだが、日ごろからかわいらしい顔立ちだとは思っていた。
 比較的男子とも普通に話せるタイプなので、人望も高く印象が良い。ちょっと垢ぬけた雰囲気なので、足もきれいに手入れされているのではないかと予想する。

 拓郎は、装置に文江の名前を入力した。

 すると、床に敷いたワープホールから、垂直ににゅっと足が生えてきた。
 茶のローファー、紺ソックス、膝下の白いふくらはぎ。
 たしか11月中ごろまではくるぶしまでの短めのソックスを穿いていたが、さすがに寒くなったからか、今はふくらはぎを覆う程度の長いソックスを穿いている。

 至近距離で見る、さかさまに生え出た文江の足。ものすごく新鮮な光景だ。

「おおっ!! 尊いっ!」
 拓郎は思わず声を上げた。

『きゃっ……!?』

 スクリーンの中で文江が悲鳴を上げて、つまずいたように前のめりに倒れる。

『えっ……文江っ!? えっ、足、……ええっ!?』園田は口元を押さえた。

 文江の左足、膝下が消えているのだ。当然の反応だ。

『えっ、なにこれっ!! やだっ!!? ええ!?』文江もパニックに陥った様子。

 切断したわけではないので、痛みはないはずだ。

 拓郎は、さかさまの彼女の足のかかとへ指を滑り込ませ、ローファーをかぽっと脱がした。

『やっ!!? なにっ、だれか触ってる!?』
 文江は必死に左足があった位置を両手で叩くが、空振りするだけだ。
『文江……な、なにそれ? ど、どうなってるの?』
 おびえたような園田。
『知らないよ!! わけわかんなっ――』

 拓郎は、天井を向いた文江の足の裏をすーっと人差し指でなであげた。

『ふひゃはははははっ!!?』

『文江っ!!?』

 文江が突然笑いだし、園田が駆け寄った。

 もともと足の裏が弱かったのか、不意打ちに対処できなかったのか。

 拓郎は、すっ、すっ、上下に人差し指を這わせて、文江の足をくすぐる。

『やはっ!!? はははははっ、だっ、だれかがっ、足の裏触ってるぅうう、やだぁあはははははっ』

 文江は地べだで笑い転げる。
 くすぐったさを防ぐ手段がないので、どうしようもない。

 拓郎は、足のつま先をもって、するするソックスを脱がす。
 冷え性なのか、足先はひんやり冷たかった。汗もかいていないので、簡単に脱がすことができた。

『ひっ……や、やだぁっ!』
 文江は笑うのをやめると、おびえたように左足のあった空間を両手でまさぐり始める。
『ふ、文江? ……大丈夫?』
 園田はいまだ状況が把握できないようで、文江に質問を投げるばかり。
『大丈夫じゃないよっ! だ、だれかいるのっ! だれかが私の靴下脱がしたっ! きもいきもいやだぁ!』

 拓郎の目の前にある文江の素足。爪がきれいに整えられた、人差し指の長いギリシャ型だ。
 天井に土踏まずを向けたまま、足首から先がくねくねよじれた。
 目に見えない誰かに触れられるのをよほど嫌がっている様子。
 
 拓郎は、すんすんと足のにおいを嗅いでみる。無臭だ。

『いやぁあっ!! やだぁっ!!!』
 文江の足がびくっと震えるのと一緒に、本人も悲鳴を上げた。息遣いが素足を通して伝わってきて嫌なのだろう。

 拓郎は彼女の足の親指をパクリとくわえる。

『きゃああああああああっ!! きもいきもいきもいきもいぃぃぃぃぃ!!!』
 足指が口の中で激しく動く。文江本人も激しく暴れた。

 拓郎は舌先で、彼女の足の指の股をぺろぺろ舐めてやる。

『やぁあああはははははははっ!!! きもぃいいってぇえぇはははははははははははははっ~~!!!』

 再び笑いだす文江。
 園田はその場でただあたふたするだけの役立たずだ。

 じゅぽっ、と口を外すと、彼女の足によだれが糸を引いた。
 文江の足は、気持ち悪そうに足指をねちゃねちゃ動かす。
 てかてかになった彼女の素足。
 拓郎は、その足指をつかんで、付け根をガリガリかきむしった。

『ふぎゃぁああははははははははははっ!!!? なにこれぇぇえあぁぁあっはっははっはっはっはっは、ホントやだぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!』

 文江は地面でのたうち回って笑い転げる。
 画面上に映し出されるとんでもない光景。
 目の前にはピクピクとくすぐったさによじれる素足。

(いやはや……感無量だなぁ……)

 拓郎は、拓郎のよだれでべとべとになった彼女の素足にローファーをはめなおしてやって、転送を解除した。

『うへぇ……やだもぉー……』
 文江は地面に這いつくばったまま、顔をくしゃくしゃにして泣いている。
 左足だけ紺ソックスがなくなって多少寒いはずなのだが、気にしている余裕はなさそうだ。

『あ、……文江、大丈夫?』
 園田はおびえた表情でおそるおそる文江に近づく。
 おそらくこの「大丈夫?」は「近づいても大丈夫か?」という意味で、文江を心配しているというよりは自己保身の意味合いが強いのだろう。

(まったく……文江も友達に恵まれていないなぁ……)

 拓郎は舌なめずりをする。

(ついでに園田の足も拝んでおくとするか……)

 しかし、『膝下転送機』に園田の名前を入力しようとして思い出す。

(園田の下の名前、……知らねぇ)

 せっかく気分が乗っているのに水を差されてしまった。園田に対して憎しみが生まれた。
 あきらめきれないので、名字だけ入力してみた。
 いけた。
 この装置、最高のクリスマスプレゼントだ。


(つづく)












はじめよう! PIXIV FANBOX!

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登録方法はとっても簡単!
しかも一度登録してしまえば、支援解除もワンクリック!


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2)『クレジットカードでお支払い』もしくは『コンビニエンスストアでお支払い』を選択!
選択できたら、『お支払い方法を登録』を押しましょう!

クレジットカードはその場で決済できるので、現金を持って外出する手間が省けます!

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3)カード情報を入力して、『カード情報を登録』を押しましょう!


カード登録が完了すれば、あとは支援も解除もワンクリックで簡単に行えます!


支援を解除するするときは……

1)現在支援しているプランの『お支払い方法の選択』を選択!
2)ページ内『支援中』表示下部の『支援を停止する』を選択!

わずか2ステップ!
『支援を停止する』ボタンがちょっと見えづらいのは仕様です^p^


月額制という響きに抵抗がある人は、月末までに『支援を停止する』ボタンを押して、解除を済ませておきましょう!
現状のFANBOX仕様では、月の途中で解除しても、月末いっぱいまで支援者特典を見ることができます!(変更されないことを祈る!!)

「見たい月だけ支援する」「今月はお小遣いあるからちょっとだけ支援する」「今月は様子見じゃ。あとはおぬしの更新頻度と腕しだいょ、くくく……」という楽しみ方も大歓迎! 作り手にとっては嬉しいことこの上なしです!


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異世界擽り冒険記





さて、ここからは、
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② Vプリカは名義がニックネームなので、ネット上のカード登録で本名を使わなくて済む!


Vプリカを使うには、
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2つのステップが必要!

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1)1つめのステップ! アカウント開設!
Vプリカのページhttp://vpc.lifecard.co.jp/の『アカウント開設』を押しましょう!

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2)4つの項目へチェックを入れて、『次へ』を押しましょう!

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3)登録したいメールアドレスを入力しましょう!
入力できたら、画像認証欄に表示された半角英数を入力!
3カ所の記入が済むと『確認』ボタンが出現します! 『確認』ボタンを押しましょう!

4)入力したメールアドレス宛に届いたメールを確認!
メールに記載されたURLをクリック!
個人情報を入力すれば、アカウント開設完了です!

5)ここからは2つめのステップ! カード発行!
まずは、コンビニの発券機でVプリカの申込券を手に入れましょう!
申込券をレジに持っていきお支払い!
発行コードの記載された紙片をゲット!


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6)おかえり。Vプリカのページhttp://vpc.lifecard.co.jp/の『ログイン』を押しましょう!

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7)ログインページはこんな感じ! 4で登録したIDとパスワード、電話番号の下4桁を入力!
なんだか見辛い画像認証の半角英数を入力して、『ログイン』ボタンを押しましょう!

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8)ログインするとこんな感じ。『コード入力』を押しましょう!

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9)コード入力欄に、紙片に書かれた『Vプリカ発行コード』を間違いの無いように打ち込みます!
『次へ』を押しましょう!

10)「SMS認証」か「電話認証」か問われます。選択しましょう!
認証が完了すれば、すぐにVプリカが発行されます!


Vプリカの発行手順は公式サイトでも確認できます!→http://vpc.lifecard.co.jp/buy/index.html


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コンビニ決済はじまりました!
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手順解説ページはコチラ
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2018年のアナログくすぐり絵 詰め合わせ

今年描いたアナログくすぐり絵。ツイッターhttps://twitter.com/ert_ertingにアップしたものも含む

渋谷尭深
オリキャラ足揚げポーズ
クルセイダー
宝多六花
大星淡ちゃん
憧ちゃん10
憧ちゃん6
憧ちゃん1
sinfa
界堂笑
高木さん
恋ヶ崎桃2
恋ヶ崎桃
鈴仙優曇華院イナバ
立華奏
搭城小猫 ハイスクールD×D
長谷川翠2
多田李衣菜 デレマス
緒方智絵里 デレマス
十六夜咲夜
射命丸文
魂魄妖夢
岡橋初瀬
逸見エリカ
ヨグ
ユウカ(はじまりの魔法使い3)
マリー
シャルロット・デュノア IS
カチューシャ
エノ
アリス・マーガトロイド
あかり おまえをオタクにしてやるから











麻雀部本内くすぐりスカウト

「なんやこいつ振込みマシンやないかい」
「言うたるなや。周りの手が早過ぎんねん」
 とある闇企業の重役室。スキンヘッド顔面凶器とパンチパーマ能面の男は、第71回全国高等学校麻雀選手権大会準決勝第2試合先鋒戦の生放送を見ながら感想を漏らした。
 画面に大きく映し出されているのは、南北海道代表有珠山高校2年の本内成香(もとうちなるか)。周囲に翻弄され、泣きべそをかいている。
「ほんまにこいつでええんか?」
 顔面凶器が能面に訊ねた。
「裏技覚えさしたら少しは使えるやろ。それに、少しぐらい凡人混ぜといた方がバランスええねん」
「そんなもんかいな」
 能面の意見を、顔面凶器は呆れたように鼻で笑った。

★★★

「……ん」
 本内成香が苦悶の表情を浮かべ、うっすらと目を開いた。
「……えっ?」
 成香は、状況がうまく把握できず唖然とする。

「お、目ぇ覚ましたようやな」
 顔面凶器の言葉に、成香はハッと顔を前方へ向けた。

 ぶらさがり緊縛台によって、成香の体はえびぞり状態で宙に浮いていた。四肢を背部に集めるようにしてロープで縛られており、背中上空のフックから吊るされている。
 体を動かそうとすると、有珠山高校の夏服を着た成香の華奢な体にロープがぎちぎちと食い込んだ。

「……っ」
「なんや、怖くて声も出んか?」
「……こ、怖いです……っ」
 顔面凶器の顔を見て、成香は涙目になって言った。

「なあお嬢ちゃん」
 顔面凶器の隣から能面が現れ、ぐっと顔を成香に近づける。
 成香はびくっと体を震わせ、ぎゅっと目を閉じた。
「裏プロならんか?」
「……っ」
 能面の言葉に、成香は目を強く閉じたまま震えるだけだった。

「なんや嬢ちゃん、喋られへんのか?」
 顔面凶器が苛立って言う。
「お前の顔怖すぎるんや。こらいっぺん緊張ほぐしたらなあかんなぁ」
 能面は言うと、顔面凶器に目配せをした。

□□□

 顔面凶器はぶら下がった成香の左側に立つと、両手の人差し指を、上から成香のあばらへ突き刺した。
「――ふひゃっ!?」
 目をつぶっていた成香は、突然の刺激に目を見開き、びくっと体を揺らした。
 顔面凶器は成香の両肋骨にあてた指をそのまま、ゆっくりぐりぐりと動かした。
「ひゃっ、ひゃ、ひゃっ!! ひぃっ!!?」
 宙吊りにされた成香は、腋を閉じることも、身をよじることもできないため、ただただ首を上下左右に振って、笑いをかみ殺していた。

「その体勢、きついやろ?」
 顔面凶器は指を動かし、成香の板のような乳房の付け根をなぞるようにくすぐった。
「ふひゅぁぁっ! ひゃははっ、ひゃはっ!? ひゃっひゃっひゃ!」
 成香は首を激しく振った。
 顔面凶器は、成香の両腋に二本ずつ指を置いて、ぐりぐりと徐々に力を込めていった。
「ひゃ、ひ、ひっひっひっひっ!? ――っ、っひゃひひひひひ、あぁぁぁぁっ!! あぁぁぁぁっはっはっはっは~~っ! ひゃはははははははははは!!」
 成香は顔を真っ赤にして、髪の毛を振り乱して大笑いし始めた。
「なんや、あっちゅーまやったな」
「ほとんど体動かされへんのや。そら我慢できんわな」
 顔面凶器は計四本の指で、成香の両腋の下をくすぐる。
「ひゃひゃひゃひゃひゃっ! うはっ!! やっ、やめてくださいっ!!! あひひひひひひひひひひひひっ!!」
 成香は首をぶんぶんと振り回し、涙を流して叫ぶ。
 四肢の先端がぴくぴくと激しく痙攣するように蠢いている。
 ロープの軋む音は、どんどん強くなった。

「ほな、わしもいこか?」
 能面は言うと、顔面凶器の反対側、成香の右側に立った。
「ひゃはははははっ、助けっ、助けてくださいぃぃっひっひっひっひ~~っ」
「なんやお嬢ちゃん? 一緒に働いてくれる気なったんか?」
 能面は声をかけながら、軽く成香の腰をもみほぐした。
「ぶふぅひひひひひひひっ!!!? いひゃぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
 成香の反応が激しくなった。
「なんや敏感な嬢ちゃんやな」
「縛りがきつすぎたんかもしれへんなあ」
 能面は言いながら、成香の両足から黒いローファーを脱がした。
 白いソックスに包まれた足の裏が露になる。膝を曲げて縛られているため、足の裏が正面を向いている。
「いやっ……ひゃっひゃっひゃっ、やめてくださいっぃっひっひっひっひ!」
「お嬢ちゃん? やめて欲しかったら、こっちの要求のんでもらわななあ」
 能面は、成香の両足の裏をそれぞれ人差し指でカリカリとくすぐりはじめた。
「あひぃっ!!? うはっはっはっはっは、やぁぁははははははははははっ!!」
 成香の足先が、ぷるぷると震えた。

「ひゃっはっはっはっはぁ~~っ! やめっ、おねがっ、……っはっはっはっはっはっは」
 まったく体の動かせぬ状態で、腋と足の裏を同時にくすぐられ、泣き叫ぶ成香。
「素直にこっちの言う事聞いた方が身のためやで?」
 顔面凶器は、両手の指を成香の肋骨に食い込ませるようにして、ごりごりと揺り動かした。
「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!! ひゃめっ!! あぁぁ~~っはっはっはっはっは、駄目ですぅぅうひひひひひひひひひっ!」
 髪の毛を振り乱し、大笑いする成香。
「靴下脱がしたるわ」
 能面は、ロープできつく縛られた成香の右脚から、白いハイソックスを無理やり引き抜いた。
 やや桃色になった成香の素足の足の裏。能面は、成香の皺のよった土踏まずに五本の指を当て、バリバリと掻き毟った。
「ひぎゃぁぁっはっはっはっは!!? あははははははははっ!! ひゃめ……っ、ひゃめぇぇぇっへっへっ! ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!」
 成香の足の指がびくびくとくすぐったそうに蠢く。
「ひぃぃ~~っひっひっひっひ!! 助けっ……いひゃっはっはっはっはっはっはっは~~っ!!」

□□□

 数分後。
「どや? うちで一緒に働くか?」 
 能面は、成香の後ろから、成香の両足の裏をくすぐりながら言う。ソックスは両足とも脱がされて素足にされている。
「ほひゃひゃへへへへっ!! ひゃめぇぇ、ひゃめぇぇひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」
 成香は整ったかわいらしい顔を泣き崩して笑い狂っている。
「なんや、返事もできひんのか?」
 顔面凶器は成香の下にしゃがんで、ぴんと反らされた成香のお腹を指先でわしゃわしゃとくすぐった。
「うひひひひひひひひひひっ!!? いぃぃ~~っひっひっひっひ、あひゃぁぁ~~っ!!!」
 すでに成香の顔は涙と涎でぐしゃぐしゃである。
「ひひひひひひ、息がっ!! うひょひょひひひ、息ができまぜんっぃぃいぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひ!! じぬぅぅひひひひひひひ、死んでじまいまずっ! あひゃひゃひゃひゃひゃっ」
 成香は涙で枯れた声を震わせ、叫んだ。

動く成香

「なら、言う事あるんとちゃうんか?」
 顔面凶器は言いながら、成香のわき腹を両手で挟み込むようにして、こそこそと指先でくすぐる。
「あひひひひひひっ!!? きぃぃっひっひっひっひっひっひっ!! やめっ、やめてぇぇぇひゃひゃっはっはっはっはっは!」

「わからんかの? お嬢ちゃん」
 能面は、成香の両足の指の付け根にそれぞれ両手の指を突きたて、ガシガシとくすぐった。
「ふぎゃぁぁぁぁあっはっはっはっはっはっは!! 嫌ぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!! あひゃひひひひひひひひ~~っ」
「ほんまにわからへんのかいな」
 顔面凶器は成香の両わき腹それぞれのちょうど真ん中あたり、体側に親指ぐりっと押し込み、激しく震わせた。
「あぎゃっ!!? うぎひひひひひひひっ!! いひゃぁぁぁ~~っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!! いぎがぁぁぁぁはははははははははは!!」
 涎と涙を撒き散らして笑う成香。
「わがりまじだぁぁっはっはっはっはっは!! ながまにぃぃぃっひっひっひっひ、仲間にっ!! なりまずがらぁぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」

「ほな、小休止や」
 能面の合図で、顔面凶器も手を止めた。
「……っげほ! げほっ、げほっ!」
 くすぐりが止むと、成香は大きく咳き込んだ。
「嬢ちゃん、気分どうや?」
「……ひぃ、ひぃ、……し、死ぬかと、思いました」
 成香はうつろな目で答えた。
「仲間になるっちゅうんは、ほんまやな?」
「…………」
 顔面凶器の質問に、成香は押し黙った。

 能面は顔面凶器と顔を見合わせると、成香のスカートをぺろんと捲り上げた。
「ひゃぁっ!?」
 悲鳴を上げる成香。露になる臀部。
「お嬢ちゃん。もうちょい説得が必要なようやな」
 能面は言うと、大きな毛筆を取り出した。
「……えっ、ど、どういう、……な、何をされるおつもりですか?」
 成香は背後の気配に怯えながら、こわばった声を出す。
「やっぱりパンツ履いてへんのやな」
「えっ?」
「お嬢ちゃんみたいにその場しのぎで『仲間なる』言うて、裏切る奴らがぎょうさんおるんよ。ワシらがお嬢ちゃんの迷い、全部断ち切ったるわ」

□□□

 能面は中腰になると、露出された成香の秘部から肛門にかけて、筆先でなぞり上げた。
「うひひひぃぃんっ!!!?」
 成香の体がびくびくっと震えた。きゅっと中央に向かって縮こまる臀部。
「どうや? 気持ちええか、お嬢ちゃん?」
 言いながら、ゆっくりと筆を上下させる能面。
「あひゃっ!? ひゃっ、ひゃひっ!!? ふひょっ!! にゃっ、何、ひひぃぃんっ!? 私、もうっ!! 仲間になりますってっ……きゃひぃんっ!?」
 成香は顔を真っ赤にし、体を悶えさせながら言った。目には大粒の涙が溜まっている。

「さっき小休止言うたやん。お嬢ちゃんみたいにその場しのぎするような子は、体に現実の厳しさ教えたらなあかん」
 能面が目配せをすると、顔面凶器は立ち上がり、成香と能面の後ろに立った。
「ひゃひっ、ひゃひっ!? やはっ! やめてください……っ、ひぅっ!! 変な、あぁぁっ、気持ち悪いですっ、……んひゃぁっ」
「気持ち悪いか? すぐ楽しなってくるで?」
 顔面凶器は言うと、両腕を前に突き出した。
「ひゃぁっ、楽しくって、――っ!!? んはっ!!? いひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」
 成香の嬌声は唐突に笑い声に変わった。
 顔面凶器は、中腰になった能面の上から、突き出された成香の素足のかかとをがりがりとくすぐり始めたのだった。
「どや? おもろいやろ、嬢ちゃん」
「きゃははははははははははっ!! あひぃぃっ、いぃぃっひっひっひっひっひ、おもしろくないですっ!!! あひゃぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~っ!」
 成香は泣きながら叫んだ。足の指がくすぐったそうにもがく。
「おもろないて、笑とるやん」
 顔面凶器は爪を立てて、成香の両足の裏、かかとから指の付け根までを往復移動させた。
「ひゃひゃひひひひひひひひっ!! くしゅぐったぃっひっひっひっひっひっひ!!! くすぐったいからですっ!! あぁぁ~~っひゃっはっはっは、やめてぇ~~っ!」
 成香を縛ったロープがぎちぎちと激しく音を立てる。
「『くすぐったい』だけか?」
 能面は、筆先で成香の肛門付近をねちねちと撫で回した。
「あひあひあひゃひゃひゃっ!! あだまがっ、あひゃひゃひゃっ!! 頭がおかしくなるぅぅぅうっひっひっひっひっひっひっひ~~っ」

「この辺も弱いんやろ?」
 能面は言うと、筆を持っていないほうの手で、成香の大腿部を指先でくすぐった。
「あはっ、あはははははははっ!! もうひゃめぇ、やめてぇぇっはっはっはっはっはっはっは!」
「ほう? そんなところも効くんか」
 顔面凶器は、強制的に曲げられ突き出された成香の膝小僧を、片手の指先でこそこそとくすぐる。
「あひゃぁぁあぁぁ、ひぃぃ~~っひっひっひっひっひっひ!! 私の、ぃぃい~~っひっひっひ、私の体で遊ばないでぇぇぇひひへへへへへへへ」
 成香は舌を出して泣きながら笑い、懇願する。
「もう敬語も使われへんか?」
 能面は筆先を成香の秘部へと這わせ、もう片方の手で下腹部をくりくりとひっかいた。
「んひょひょひょっ!!? ふひゃひゃひゃ、ぎぃぃぃひっいひいひっひっひっひっひ!! もぅひゃめてぇぇ~~っ!」
「嬢ちゃんも遊ぶんがおもろなってきたんやろ」
 顔面凶器は成香の膝を鷲掴みにするように、大腿部から膝へ指を這わす。
「ぢがうぅぅぅぅひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! 限界ぃぃぃっひっひっひっひっひっひ!! 無理ぃぃぃあひはひはひひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」

 成香は喉をからして笑い続ける。
 この後、成香がどのような末路をたどるのかは、別のお話。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 2014年1月にpixivに投稿した作品です。
 挿絵を動かしてみました。
 作戦会議中にひとりだけ寝てる子。

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