くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

2019年03月

こちょこちょホワイトデー #1

 ホワイトデー当日の朝。伊藤誠一は十字路でため息をついた。
 幼馴染の等々力叶とは毎朝一緒に登校している。
 しかし、待ち合わせ時間を過ぎても彼女はやってこなかった。
「……またこのパターンか」
 誠一は十字路を曲がり、彼女の家へ向かった。
 叶の両親は共働き。会社に泊りになることがしょっちゅうだった。
 叶は、親が家を空ける夜は、羽目を外して夜更かしする悪癖を持っていた。それで翌朝起きられないことが多いのだ。
 まったく世話が焼ける……。これだから金持ちの娘は。
 誠一は叶の豪邸の前まで来て、やっぱりか、と思う。
 彼女の両親の車がない。案の定、昨日夜更かしをして寝坊しているようだ。
 誠一は扉の前まできて、違和感に気付く。
「……ん?」
 家の中からうっすらと声が聞こえてくる。
 防音がしっかりした豪邸にもかからず扉の外まで聞こえてくるということは、かなりの大声で叫んでいることになる。
 家の中には叶ひとりのはず。……
 誠一は急いで扉の生体センサーに指をかざす。ピピッと音がしてロックが解除された。
 家の中に入ると、

「やはははははははははっ!!! やだっ、ひゃぴぃいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」

 奥から甲高い笑い声が聞こえた。
 まぎれもなく叶の声だ。
「か、叶!?」誠一は靴を脱ぎ散らかして声のする方へ走った。
 ダイニングに入って、誠一は唖然とする。
 パジャマ姿の叶がフローリングの上でじたばたと四肢をねじるようにして笑い転げている。
 彼女の体中に、どろりとしたスライムのような白い液体が付着している。それらがぐねぐねと動き回り彼女の体をくすぐっているのだ。

「ぷひゃっはっはっはっはっは!!? せせっ、せいちゃん!!? なんなのこれぇぇぇえあはっはっははっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 叶は誠一に気付くと、両手を伸ばし、助けを求めるかのように宙を掻いた。
 体についた白い液体がぼてぼてとフローリングに飛び散る。
 彼女の顔面にも大量の白い液。なんの液なのか見当もつかない。
「こっちが聞きたいよ!」

「あひゃぁぁぁぁあひひひひひひっひひっ!!! せいちゃんがぁぁぁっはっはっは、送ってきたんじゃんかぁぁあっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 叶は激しく体をねじってもがきながら叫んだ。
 いったいいつから笑い続けているのか、声が枯れている。
「は? ぼくが?」
 叶がもがき笑いながら指をさす。
 テーブルの上に、見覚えのある包装紙と箱。「あっ」と思わず声がでた。間違いなく、昨夜老婆から買ったホワイトデーのお返し商品だ。

「あひゃひゃっ、開けたらっ!!! 急に中身が襲ってきてぇぇぇえうひゃひゃひゃひゃっ!!!!!」

 叶の体にまとわりついた白い液体が彼女の体中をはい回る。
 パジャマの裾から入り込み、袖口から出たり入ったり。足裏にねっとりとへばりついたそれは指と指の間まで入り込んでいる。

 そのとき、誠一の頭に、老婆の言っていた言葉がよみがえる。
(チョコを倍にして返します)

 チョコを倍にして返す、……チョコ×2を返す、……コチョ×2……!

「……ば、馬鹿な……!」
 誠一はあまりにもばかばかしい趣向に絶句した。
 ……ということは、この白い液体は?
 床に落ちた白い液体を人差し指ですくい、匂いを嗅いでみる。

 甘い……。
 ホワイトチョコレートだ……。

「あひぁぁああばばばはははははっ!!! せいちゃんっ、助けてぇえぇええひぇぇえぇひぇっひぇっひぇっひぇっひぇ!!!」

 あきれている場合ではない。
 とにかく、叶を助けなければ。
 素材がチョコレートということは……。
 誠一はキッチンへ走り、ボウルに水を注いだ。
「叶、かけるぞ!」
 誠一は一言ことわりを入れてから、叶の全身に水をぶっかけた。
 彼女の体中にまとわりついていた白い液体が、どろどろと流れ落ちる。

「ひぃ……ひぃ……、死ぬかと、思ったょ」

 叶は荒い息を立てた。

 誠一は一息つく。が、すぐに思い至る。
 いや、待てよ。叶の家にコレが届いたということは、……。
 誠一は血の気が引くのを感じた。


(つづく)










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こちょこちょホワイトデー #0

「せいちゃん、明日何の日か覚えてる?」
 中学校の帰り道、幼馴染の等々力叶(とどろき かなえ)が試すように聞いてきた。
「うん? お前の誕生日だっけ?」
 伊藤誠一(いとう せいいち)はあてずっぽうで答えた。
 正直どうでもいい。
 誠一はいつも思う。女子はどうして日付にこだわるのか。日付なんてただの記号に過ぎないというのに。
「もう! 私の誕生日は7月じゃん! 毎年プレゼントくれるのになんで覚えてないの!」叶はむくれる。
「そうか。毎年お前が催促した翌日が誕生日だからてっきり今日も同じパターンかと」
「いい加減な奴! 明日は3月14日ホワイトデーだよ」
「なんだそれ?」
 誠一はとぼけた。
「男の子が女の子にバレンタインチョコのお返しをする日だよ!」
 叶はムキになって言った。
「お菓子屋の陰謀か……」誠一はげんなりした。
「もう、そんなことばっか言って! 今年せいちゃん、いっぱいチョコ貰ってたでしょ! 忘れずに返さなきゃダメだよ! マナーだよ!」
 叶と十字路で別れて、誠一はため息をついた。
 どうやら叶はお返しを楽しみにしているらしい。しかし、誠一はホワイトデーのお返しを一切用意していない。気にも留めていなかった。これから買いに行くとしても時間がない。木曜は塾の日なのだ。
 バレンタインデーのことを思い出してみる。そういえば、クラスメイトの女子数名からもパウンドケーキを貰っていたっけ。驚いたのはチョコが一個もなかったこと。みんながみんなパウンドケーキ。初心者向けの手作り菓子ということで被るのだろう。おかげで小麦粉で腹がパンパンになった。
「塾の帰りにコンビニでも寄るか……」
 コンビニなら24時間開いているし、なんらかのものは買えるだろう。……

 塾帰り。コンビニに寄った誠一は立ち尽くした。コンビニのホワイトデーグッズが売り切れだった。それどころか、棚の菓子類がすべて売り切れ。染みチョココーンすら残っていなかった。
「どうすんだよ、……これ」
 誠一は肩を落としてコンビニを出た。背後から「冷やかしなら来るなバカヤロー」と店員の罵声が聞こえた。
 とぼとぼ夜道を歩いていると、
『ホワイトデー期間限定! チョコお返し代行サービスあります』
 道端に置かれた長机に手書きの張り紙。椅子に座った老婆がひとり、こちらをじっと見つめる。
 あまりに怪しく胡散臭い。
 素通りしようと思ったが、5mほど進んで引き返した。
 これ、スルーしたら絶対あとで気になりだして眠れなくなる奴だ。
「あのぅ……」
「いらっしゃいませ」
 誠一が声をかけると老婆はすぐに反応した。
「『チョコお返し代行サービス』っていうのは、バレンタインデーにチョコをくれた人に対して、お返しを代わりに届けてくれるサービスって解釈でいいの?」
「はい。チョコを倍にして返します」
 老婆はしわがれた声で返した。
 誠一は「へぇ」と感心する。面倒なホワイトデーを代わりに処理してくれるならこんなにありがたいことはない。しかし、いくつか気になることもある。
「倍ってどういうこと?」
「倍は倍でございます」
「明日中に届くんだよね?」
「もちろんでございます」
「どんな商品が届くの?」
「こちらでございます」
 老婆が机の下から取り出したサンプルらしき箱。きれいなラッピングで、いかにも高級そうだった。
「高いんじゃないの?」
「1人200円から受け付けております」
「買った!」
 誠一は即決した。
 申込用紙に、自分の名前と住所、お返しをしたい相手の名前を書き込む。
「あ」誠一の手が止まる。叶は幼馴染であるため住所を知っていたが、他のクラスメイトの住所はわからない。
「学校名だけで結構でございます」
 そりゃ便利だ。誠一はさらさらとペンを走らせた。
「お買い上げ、ありがとうございました」
 誠一はほくほくとした気持ちで帰路につく。
 これでホワイトデーはばっちりやり過ごせる!
 あまりにも怪しいサービスだったにも関わらず、誠一は疑う気がまったく起きなかった。いつの間にか老婆の雰囲気に呑まれていた。
 振り返ると、たった今までいた老婆が長机ごと消えていた。
 不思議にすら思わなかった。……


(つづく)









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くすぐり新年会 #3


「あひゃ……あひ……」ミノリはくすぐりから解放されてもなお、へらへらと笑みを浮かべてもだえていた。

 ミノリの罰ゲームが終わった時点で、お開きまで残り10分を切っていた。
 ようやく帰れる。
 ユヅキは安堵するが、
「よーし! ラスト一回いくぞー!」
 キタノの宣言で、罰ゲームくじが再開された。

 ユヅキは絶望のままくじを引かされる。トイレに逃げ込む暇もなかった。

「ユヅキちゃん! 罰ゲーム!」
「えっ」
 ユヅキは自分のにぎった割りばしを二度見した。まぎれもなく赤い印がついている。
 何も考えずに引いたくじが当たり。……
 絶望した。
 そのまま放心状態で罰ゲームを決めるくじを引くと、

「『全身こちょこちょ』……『30分』」

「ユヅキちゃん! 大当たり! 全身こちょこちょ30分きたーっ!」
 キタノが囃し立て、場が一気に沸いた。

「……ま、待って! もうお開きの時間じゃ――」
 ユヅキは、『英研』の女子たちに取り押さえられながら叫ぶが、
「だめだめ! 罰ゲームは罰ゲーム! 最後までしっかり受けてもらうからねー!」
 キタノの言葉に「そうだそうだ」と呼応する男たち。「ユヅキちゃん往生際が悪いぞー!」ノリノリの『英研』女子がユヅキのソックスを脱がしながら言った。

 完全に場の空気にのまれた。

 ユヅキは座敷の上で仰向け大の字に寝かされ、手足にひとりずつ『英研』女子がのっかった。
 まったく身動きが取れない。

「待っ……! こんなの聞いてな――」

「罰ゲームスタート!」

 ユヅキの抵抗むなしく、『全身こちょこちょ』罰ゲームが開始された。
 手足に乗った女子4人に加えて、左右に座った男子2人と足元の女子3人も加わって、総勢9人でくすぐられる。

「――んぶっ」一瞬、思い切り頬を膨らませてこらえるが、「ぷはっ、だははははははははははははは!!!?」耐えきれず思い切り噴き出してしまう。

 首、腋、あばら、お腹、内股、足の裏、……全身で這いずり回る指、指、指。全身が鳥肌立つ。神経がひっくり返るような錯覚を覚えた。
 やばい。やばい。やばい。頭がおかしくなる!

「やはははははははちょぉぉおっ!? ちょっと待ってえぇぇっへっへっへっへへっへっへっへっへっへ~~!!!」

 想像以上のくすぐったさにユヅキは泣き叫んだ。

「うんうん。良い笑顔だ。ユヅキちゃん。仏頂面より笑った方がかわいいよ」
 キタノが挑発するように言った。

「ひゃっはっはっはっは、やめて……っ!!! やめさせてくださいぃいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」

 ホントに死んじゃう!
 ユヅキはキタノに向かって必死に叫んだ。

「だめだめ。あと29分あるからね。ミノリちゃんだって頑張ったんだから、ユヅキちゃんも、ねぇ?」

「ひひゃぁぁはっはっはっはっはっは、そんなっ……無理ぃいいひひひひひひひひひひひひひひっ!!!」

 こんなにくすぐったいのに、あと20分以上なんて耐えられるわけがない。
 ユヅキは恥を忍んで懇願する。
 泣きわめき、許しを請う。
 キタノは首を横に振るばかりであった。

「ユヅキちゃんさー、そんなつれないこと言わないでよー」
「そんなに笑って実は楽しんでるんでしょ」
 そんなことを言いながら足の裏をくすぐってくる『英研』女子たち。

「うるしゃぁあはっはっはっはっははっは、やめろってぇぇえへっへっへっへへっへっへっへ~~!!!」

 挑発的な言葉にユヅキはついつい反応してしまった。

「うわ、年上に向かってため口じゃん」
「ちょっとお仕置きがいるねー」
 足元の2人はそんなことを言いながら、どこからか取り出したヘアブラシでユヅキの素足をこすりはじめた。

「いひゃひゃひゃひゃっ!!? それやめぇぇぇ~~はっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっははは!!!」

 土踏まず、指の付け根をブラシでこすられる未知の刺激。
 ユヅキは耐えられようもなく泣き叫んだ。

「だれきゃぁぁはっはっはっはっは、誰か助けてぇひぃぃいっひっひひひっひっひっひ~~!!!」

 一瞬目に入るミノリの姿。ミノリは座敷の隅で気まずそうに座っていた。
 ミノリっ……!
 ユヅキは目で訴える。ミノリはさっと目をそらした。

 あ……。

 自分もさっき、助けを求めるミノリを見捨てていた。
 すると、突然罪悪感が押し寄せ、自分がこうしてくすぐられるのも仕方がないことのような気がしてきた。

「ユヅキちゃん、どう? 楽しんでる?」キタノの声が聞こえた。

「やはははははははははっ!!! 楽しいいぃっひひっひっひっひ、楽しいでしゅぅううっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 ユヅキは涙を流しながら叫んだ。
 笑いすぎて自分の頭は変になったのだろうか?
 何を言われても、何をされても、従わなければならないような気がした。

 もう、どうにでもなれ。そんな気分だ。

「上着、脱がすよ?」
「ひゃっひゃっひゃ、はいぃいっひっひっひっひっひ」

「スカート、取って良い?」
「いひっひっひっひっひ、いいれすぅううひひっひひひっひっひ~~」

 言われるがままに、ユヅキは従った。
 笑えば笑うほど、なにもかもがどうでもよくなってくる……。

 罰ゲームの30分が終わるころには、ユヅキは下着のみの姿になっていた。

「うわ……ユヅキちゃん、さっきとは別人みたいな顔してるよ」
 キタノですら引いている。
 自分がどんな表情をしているのか想像もつかない。
「ユヅキちゃん。この後二次会で家飲みやるんだけど、もちろん来てくれるよね?」

 家にまでついていったら、何されるかわかったもんじゃない……。

「はひ……もちろんでしゅ……」

 理性に反して、口が勝手に動いていた。

 散々くすぐられ、キタノの言いなりになったユヅキは、後日『外検研』から『英研』へサークル替えすることになる。


(完)












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