谷井はコンビニに入った。
「いらっしゃいませー!」
「……い、い、いらっしゃいまっせ……っ!」
 ちょうど森脇瑠璃(もりわき るり)がレジにいて、新人らしい女の子に指導してあげている。
 ショートカットで明るい笑顔の似合う瑠璃。彼女もまた実乃莉の高校時代の友人。高校卒業後は、劇団を続けながらフリーターをやっているらしい。
 新人らしい子はおさげで童顔。おそらく高校生アルバイトだろうが、見ようによっては中学生にも見えるほどのあどけなさがある。おろおろしていて鈍くさそうだ。
「ちょっといいかな?」
 谷井はレジにいた2人にアンドロイドの画面を見せた。

「あばばばばばばば!!?」

「ぐえぇぇーっ!!?」

 ――

「あひゃひゃひゃ!!? ひぇぇええ~~のえひゃぃいぃぃっひっひひっひっひ、ひゃひゃひゃぁぁあ~~!!!」

 コンビニのレジの上に行儀悪く素足をのせて大笑いする瑠璃。
 彼女の素足を売り物の歯ブラシセットとボディソープでくすぐっているのは、おさげの新人、もとい日垣乃恵(ひがき のえ)だ。
 瑠璃には『新人指導係は、新人から足裏くすぐり責めを受けるのが常識』、乃恵には『新人は先輩をくすぐり責めする達人。失神するまでくすぐり指導を行う』という洗脳を与えてある。

「先輩、いいですか? 足の指の股には神経がひしめき合ってるから、歯ブラシで丁寧にほぐしてあげないといけないんです!」

「はぎゃぁあひゃひゃひゃひゃ!!? ひぎぃえぇぇっひぇっひぇっひぇ、わかっりゃのぇぇひゃっぁあいっひひひひひっひっひっひっひ~~!!!」

 瑠璃の素足は綺麗に引き締まったハイアーチ。指の一本一本が細くて長め、人差し指が他よりわずかに長いギリシャ型だった。
 彼女は大口を開けて笑い狂う。レジの上で、綺麗な素足がくねくねとくすぐったそうによじれた。


(つづく)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 洗脳アプリとか洗脳ペンライトとか洗脳ノートとか。くすぐりモノでも量産されて欲しい^p^





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