「ぎゃはははははははははっ!!? いひゃっはっはっはっはっはっは、いぃぃい゛ぃ゛ぃぃ~~~ぎひひっひひひひひっ!!!」

 椅子に拘束されたままの陽葵は、おっさんにアバラをくすぐられて大笑いしている。
 勇作がくすぐったときの反応とは大違い。
 首を左右にぶんぶんと振り回し、涙を流して喜んでいる。

「ぶひひ。陽葵たんは可愛いなあ」

「あひゃひゃひゃっ、ごひゅじんしゃまひゃぁぁあっはっはっはっはっははっは~~!!!」

 破顔して笑い狂う陽葵。
 小学生の頃からその整った顔立ちは、年下年上関係なく人気があった。
 なんども告白されたらしいが、浮いた話は一度も聞いたことがない。
 明るくて誰にでも分け隔て無く接する絵に描いたような優等生。
 そんな彼女が、嬌声を上げながら笑い悶える姿は、学校の連中が見たら卒倒するかもしれない。

「ぶひ。陽葵たんには、くすぐればくすぐるほどボクのことがもっとも~っと好きなるようにしてあげるよ」

 おっさんはそう言って、洗脳アプリを陽葵の顔の前に持っていった。

「あひぃぃいい゛ぃい゛、あばっ、あばばばばば、ぎぎぎぎっぎぎぎぎいぎいぎいぎぎぃいいい゛!!?」

 陽葵は再び痙攣するように身体を仰け反らせた。
 くすぐられ続けて膀胱が緩んでいたためか、痙攣と同時にスカートの裾からちょろちょろ失禁が起きた。

「あらら、陽葵ちゃん足元まで汚れちゃったねえ。ぶひ」
 おっさんは、陽葵の足元にしゃがみ両足を抱え込み、彼女の尿まみれのソックスを両足とも脱がし取る。
 そして、芋虫のように太い指でボリボリとくすぐり始める。

「うぎぃひぃぃいいい~~っひっひっひっひっひっひ!!!? あがやぁあぁぁぁぁ゛ァだあぁ゛~~~!!!」

 弱点は脇腹あたりのはずだったのに、これまでにない反応を見せた。
 先ほどの洗脳でより敏感になっているようだ。
 陽葵は目を剥いて、鼻の穴を大きく膨らませて奇声を発する。

「陽葵たん。気分はどうかな? ぶひひ」

「あぎゃぁぁあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あぁあぁ~~~!!! ごしゅじぃぃぃしゃま゛あぁばばばっばばひゃひゃひゃひゃひゃ!? あがががが、好き過ぎて死んじゃうう゛う゛ひひっひひひひひひひ~~!」

 陽葵は、顔を真っ赤にして、頭上からハートを飛ばす。
 おっさんが爪を立てると、きゅ~っと陽葵の素足の指が縮こまった。

「陽葵たん。指を開いてよ。くすぐりにくいよ」

「はひいい゛っぃい゛い゛っひっひひひいいぃぃっひ、好き好きぃいぎぃぃぎぃぎひひひひひひひひ~~!!! しゅぃぐぎぎぎっぎっひっひっひ」

 陽葵は、壊れたロボットのように「好き」を連呼しながら足指をピンと開いた。
 おっさんは「ぶひひ」と鼻を鳴らして、彼女の足を貪る。

「ぎぎゃぁああ゛あばばばばひゃひゃひゃひゃ、だひぃ゛ぃ゛~~っひっっひ、すぎぃぃ!! しゅきぃ゛ぃひひひひひ~……」

 陽葵の奇声が部屋中に響きわたる。
 勇作はただ姉の壊れていく様子を見つめていることしかできなかった。

 そんなとき、玄関のチャイムが鳴った。


(つづく)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 洗脳アプリで大切な家族がKTRシリーズ!

 くすぐっている最中に感度アップって、書いたことがなかったかも……。
 洗脳アプリってまだまだ可能性を発掘できそうなネタです!

 「陽」と「葵」っていう漢字、ここ数年ずっと名付けランキング上位に入り続けてますね。そろそろ木偏ブームがきそうな予感がします。




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