「さっきはよくも、おいらの大事な、……ブツを蹴り上げてくれたな!」
 紬が逃げようとして股間を蹴り上げた男だ。

 ブツって……、自分の性器すら口に出して言えないのか。クソ童貞。

 紬は心中毒づいた。
 ……つもりだったが、
「童貞だと!? お、おま、おま……もう許さん!」
 あろうことか口に出てしまったらしい。男が激高した。

 やばい。くすぐられ笑い過ぎたためか認知判断力が低下している。
 紬は焦りを隠すために男をにらみつける。が、男の手にしたものを見て、総毛だった。

 電気マッサージ器。

 男が電気マッサージ器にスイッチを入れる。先端がぶぶぶと振動を始めた。
「足を押さえておいてくれよ」
 男が他の男に言うと、二人駆け寄ってきて、紬の両足を押さえた。
 左右に広げて、開脚させられた。
「ちょ、……まじ? そこは、ダメ――」
 紬の制止を無視して、男は電気マッサージ器を紬のスカートの中へ突っ込んだ。

「んぐぅ……っ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、あ゛あ゛っ、あ゛あ゛~~っ!?」

 紬は目を見開き、びくびくと体をけいれんさせた。
 ぴんと伸びきった両脚。足指がきゅうと縮こまる。

「やだぁ゛っ、あ゛あ゛ぁっ、あヴぇっ、や゛あ゛あ゛~~~~~っ!!!」

 男が押し付けているため、骨盤にごりごりと振動が伝わり続ける。
 体の芯から震わされ頭の中がぐちゃぐちゃになる。
 そんななかで、「おい、俺たちもいくぞ」と棒立ちしていた男二人が参入。
 男二人は両手にゴム手袋をはめており、紬のブラウスの裾から両手を忍び込ませ、素肌をくすぐりはじめた。

「あ゛あ゛っ!!? あ゛あ゛ばははははははははははっ!!? ぐぎゃはははははははっ!!!? ぎぃいい゛ぃい~~あ゛あ、゛あ゛、あ゛、あ゛あ゛、がひぃっひっひっひ~~!!!?」

 紬は絶叫する。素肌にゴムの指20本をこすりつけられるのは未知の感覚だった。胸の付け根から腰周りまで、ゴム指がクモのようにはい回る。あまりのくすぐったさに脳がショートするような錯覚すら覚える。
 さらにそこへ、両足首を掴んでいた二人が紬の膝や足の裏をくすぐり始める。

「あぎぁ゛~~~がひっひひひひひひ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛がががががひゃひゃひゃひゃ、ひぬぅぅぅ゛ううう゛ぅぅ!!!! ひに゛ゅ゛ぅ゛ぅぐうっひひひひひひひひひひい゛い゛い゛い゛!!!?」

 くすぐったさと痛みが入り混じったようなおぞましい快感の嵐。頭の中がぐちゃぐちゃにかき乱される。紬は理性を働かせる間もなく失禁した。
「うわ、きたねっ」
「あらら、漏らしちゃったね。そんなに体が敏感になってたのかな」
「さすがにくすぐられ即電マはきつかったか」
 男が電気マッサージを紬のスカートから引き抜く。紬は、ガクッと全身を弛緩させ、はぁはぁと息をついた。

「や、やだ……っ」
 紬は自分が失禁してしまったことに気付き、涙を流した。
 こんな奴らの前で、無様に笑い転げた挙句、失禁まで……。

 紬の心が折れた。

「ふぇ……ふぇえぇ」
 一度折れてしまった心を持ち直すことは不可能だった。紬は声を上げて泣き出してしまう。

「あらら、泣いちゃって、かわいそうに」
「さっきまであんなに口悪かったのに」
「猫かぶってたからだろ」
「すぐまた笑顔にしてあげまちゅからね~」
 男たちははやし立てながら、紙袋の中をあさりだした。


(つづく)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 100均にいくと、ついつい買いすぎる。そのうえ、家に帰ってから買い忘れに気付く^p^
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