ロケット団が解散して数年。
 カントーに新たな巨大組織が誕生した。
 Tickle-Tickle団(ティコティコだん)。
 これは、ポケモンを「くすぐり」の道具としてしか考えない、変態集団の軌跡。

○○○

 タマムシシティ南部に位置するタマムシジム前。黄色のスーツに黄色いサングラスをかけた怪しい男女二人組が、フリーザーの『そらをとぶ』によって、降りたった。
「ここがタマムシジムですか」
 ロン毛で整った顔立ちの男が、自身の髪の毛をかき上げながら言った。
「R団最大の失敗は、有能なジムリーダー達を利用する術を知らなかったこと。カントー征服にあたっては、まず各地のトップ、ジムリーダー達を手なずけることが必要。トップが折れれば、住民は逆らえまい」
 ショートボブでマネキンのような顔立ちの女が続けた。

「まずは『くすぐり』にもっとも汎用性の高い草タイプのポケモン」
「エリカ様にはぜひご協力いただかなければいけませんね」

 T-T団幹部二名は、モンスターボールの大量に入ったバッグを携え、タマムシジムへと入っていった。

○○○


「ここはねー! おしとやかな女の子しか入っちゃいけないの!」

 T-T団幹部二名は、ジムに入ってすぐの部屋で、制服姿の女の子に、いきなり喧嘩を売られた。スカートが異様に短く、むっちりとした太ももが丸見えである。

「私はミニスカートのアコ。私にポケモンバトルで勝たないと、次の部屋には進めないよ!」
 ミニスカートのアコは丁寧に説明した。
「つまり、アコちゃんが負けを認めないと、僕達はエリカ様に会えないというわけですね?」
 ロン毛男が柔和な口調で尋ねた。
「そ! お兄さん物分りいいね!」
 アコの回答に、ロン毛男とボブ女は顔を見合わせうなずく。

「さ、どっちからいくの? お兄さん? それとも、そっちのおばさん?」
 気が急くのか、アコは上ずった声で言った。

 ボブ女の表情が硬直した。
「殺せ」
「仰せの通りに」
 ボブ女の冷徹な指示に、ロン毛男は乾いた笑いで応えた。
 ロン毛男はバッグから一つモンスターボールを取り出すと、地面にたたきつけた。

 ぼぅんっ、と音がして、キュウコンが現れる。

「へー! お兄さん、このジムのことしっかり勉強してるみたいね! じゃあ私は、マダツボ――」
「『でんこうせっか』」
 アコが言い終える前に、ロン毛男はキュウコンへ指示を出した。
 キュウコンは電光石火の早業で、アコに飛び掛った。

「――っ、きゃっ!?」
 アコはキュウコンの体当たりで、仰向けに押し倒された。
「ちょ、ちょっと!? 何っ? こっちまだ出してないよ!」
 アコは、キュウコンの前脚で両腕を押さえつけられた状態でもがく。

「さっきアコちゃんが自分で言いましたね? アコちゃんが負けを認めてくれれば次の部屋に進めると」
「えっ?」
「降参してもらえますか?」
 アコは、状況を把握するのに数秒を要した。
「……お、お兄さん達、ポケモンバトルを、やらずに、次の部屋へ、進むつも、り?」
 アコは、声を震わせた。
「降参しなさい」
 ロン毛男は続けた。
「そ、そんなっ! トレーナーを攻撃するなんて反則よ! ポケモンバトルに勝たないと、次の部屋には進めない決まりなんだから! 反則した人を、通すわけにはいかないよ!」
 アコは、キュウコンにのしかかられた状態で、もがきながら叫んだ。

「交渉決裂ですね。ではキュウコン、はじめましょう」

◎◎◎

「キュウコン、『しっぽをふる』攻撃」
 ロン毛男が言うと、アコにのしかかったキュウコンの九尾が、一斉にうねうねと動き始めた。
「……っ? な、なにっ?」
 アコは、男の指示の意図がわからない様子で、きょとんとしている。

「アコちゃん。降参して、僕達を通してくれる気になったら、いつでも言ってくださいね」
 ロン毛男は優しくアコへ語りかけた。
「え、どういう――……っ!!! っ、……ひゃあっ!?」
 アコは突然の刺激に身をよじった。
 キュウコンの柔らかい毛に覆われた尻尾が、アコの露出した太ももを撫で始めたのだ。
「きゃっ、んひゃっ……んひゃぁんっ!! な、なにをっ!!? ひひゃぁぁんっ!?」
 なまめかしい声を上げるアコ。

 キュウコンは尻尾二本を器用に動かし、先端をアコの両わき腹へ当てた。
「うひぃぃんっ!!?」
「敏感なようですね」
「ふひっ、ひっ、な、なんでこんなことをっ、ひゃぁぁっ!!」
 アコは、太ももに与え続けられる軽刺激に耐えながら言う。

「教えてやろうかビッ●」
 ボブ女が口を開いた。
「我らはTickle-Tickle団。ここカントーを『くすぐり』で支配するために立ち上がった秘密結社だ」
「ひっ、ひゃぁぁんっ!!? ……ティコ、ティコ……ふひぃぃん!!」

「草タイプのポケモンは『くすぐり』において非常に使い勝手が良い。タマムシジムには今後、我等の拠点として活動に協力してもらう」
 ボブ女が淡々と言うと、アコは苦痛に顔をゆがめながら、
「ふ、くひゃっ!!? 何言ってるの……ひひぃんっ! エひっ、エリカさんが、そんなの、くふっ! ……許すわけ、ないじゃないっ、いひゃぁぁんっ!!」
 アコの顔は真っ赤で、目には涙が浮かんでいる。

「……『くすぐり』で支配、とか、……ふひぃっ!? ひゃ、おばさん、……ばっかじゃないの? いひゃぁぁん!!」

「あーあ、また言っちゃいましたね」とロン毛男。
「……こんの、糞●ッチ!!」 
 アコの言葉で、ボブ女は完全に頭に血が上ったようだ。すぐ傍にいたロン毛男がとばっちりを受け、胸倉をつかまれた。
「やれっ!! 壊せ!! 笑い殺せ!」
 ボブ女は、ロン毛男の体をがくがくと揺すりながら怒鳴った。
「キュウコン、『しっぽをふる』攻撃」
 ロン毛男は、ボブ女のされるがままになりながらもあくまで冷静に対応していた。

 キュウコンはロン毛男の指示を受け、アコの両わき腹に当てた尻尾をくねくねと動かしはじめた。
「――っ、くひぃっ!!? いひ、いぃひひひひひひひひひっ!!! ひっひっひっひっひ~~っ! だ、それやめてぇぇ~~っひっひっひ!!」
 途端、アコは大声を上げて笑い始めた。
 両足をばたつかせ、必死にもがくアコ。短いスカートがまくれ、白いパンツが丸見えになる。

「笑い死ね! 糞ビ●チ!!」
 ボブ女が罵った。
 キュウコンは尻尾の先で、うねうねとアコのわき腹をくすぐり続ける。
「いやぁぁっはっはっはっはっはっ!! やめてぇぇ~~っひっひっひ!」
 
「『しっぽをふる』」
 ロン毛男が追加で指示を出す。キュウコンは、四本の尻尾を器用に動かし、地団太を踏むように暴れるアコの両脚を絡め取った。
 尻尾はアコの両脚にそれぞれ二本ずつ、片方の尻尾が足首に巻きつき、もう片方の尻尾の先がうねうねと、アコの靴の内部へと侵入する。
「ぃあぁっはっはっはっはっは、やめっ、きっひっひっひ!」
 カポッとアコのローファーが外れ、両足とも床に落ちた。
 アコの靴を脱がした二本の尻尾が、白い靴下の上から、アコの足の裏をくすぐる。
「きひひひひひひひひっ!! ひゃめっ、いやぁぁあ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」

 さらに、太ももをくすぐっていた尻尾がアコの靴下とふくらはぎの隙間に侵入していき、ずるずると靴下を脱がしていった。
「うひゃははははははっ、やめっ!! やめてぇぇっ」
 ずるり、と尻尾の先で両足とも靴下を脱がし取られ、アコの素足が露になる。

 キュウコンの滑らかな尻尾の毛が、アコの素足の足の裏を襲った。
「うにゃぁぁあ~~っはっはっはっはっははっははっ!!! だめだめだめぇぇぇっひゃっはっはっはっはっはっは~~っ!」
 アコは涙を流して笑い叫んだ。
 尻尾の毛先が、アコの足の指と指の間に入り込み、アコに強烈なくすぐったさを与えている。
「いやぁぁぁっはっはははは!! くひゃひゃひゃひゃひゃひひゃひゃひゃ~~っ、ひぃぃぃひひひひひひ~~」

「『しっぽをふる』」
 ロン毛男が指示を出すと、キュウコンは四本の尻尾でアコの四肢を拘束し、アコの体を宙に浮かせた。
 X字につっぱるように拘束されたアコの体。首筋から胸元、腋からわき腹、太ももから足の裏までを、計五本の尻尾が縦横無尽に這い回った。
「にゃぁぁぁっはっはっははっはっははっははっ!!! いゃぁぁぁぁはははははははははははっ!!! ひゃめっ、あひゃぁぁあぁっ! ひゃめてぇぇぇうひひひひひひひひひ~~っ」
「良いザマだな。ビッ●」
 ボブ女は満足げに身動きの取れないアコの体を見上げた。
「いやぁぁっはっはっはっはっはっ!! やめてぇぇぇ~~っひぇっひぇっひぇ!!」

「『しっぽをふる』」
 ロン毛男が攻撃命令を発するたびに、キュウコンの尻尾責めは、ますます激しく、いやらしくなっていった。
 アコの上半身を襲う三本の尻尾は、ぐねぐねとそれぞれが独立した生き物のように動き、制服の袖や裾から内部へと侵入し、アコの素肌をくすぐった。
「うひゅひひひひひひっ!!! ぃいぃいいっひっひっひっひっひっひっひっ!! だすけっ!! たすけてぇぇ~~~ひへへへへへへへっ!!」
 アコは、髪の毛を振り乱して笑い狂った。

「そろそろ降参する気になりましたか?」 
 数分後、宙でX字に拘束されたアコを見上げながらロン毛男が言った。
「きゃぁぁっはっはっはっはっはっはっ!! ふぎぃいぃいぃぃっひっひっひっひ~~っ!」
 アコはロン毛男の声が聞こえないのか、聞こえないフリをしているのか、ただ首をぶんぶんと振り回して笑い続けていた。
 アコの服は乱れ、汗がにじんでいる。

「キュウコン、『あやしいひかり』」
 ロン毛男が言うと、キュウコンはアコをくすぐり続けながら、白い光を発した。
「きゃっはっはっは!!!? ひゃっ!!? な、なにっ!?」

「『しっぽをふる』」
「あぎゃぁぁぁぁっはっはっはっ!!? あひゃぁぁひゃひゃひゃ、なんじゃこりゃぁぁぁうひひひひひひひひひ~~」
 アコは『こんらん』状態が付加されたためか、それまで以上に反応が激しくなった。
 びくびくと痙攣するように体を震わせ笑うアコ。
「うぎひひひひひひひひっ!! あぎゃぁぁぁ、頭がっ、あひゃひゃ、頭がおがじぐなるぅぅぅぅっひっひっひっひっひっひっひっひ!!!」

「降参しますか?」
 ロン毛男はしばらくアコの笑い狂う様子を楽しんだ後、ゆっくりと口を開いた。
「あひゃひゃひゃひゃっひゃっ!! ごうざ、いぃぃ~ひひひひひひひ、ごうざんっ!!! 降参しますぅぅぅぅひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃひゃっひゃっひゃ~~っ!!」
 アコは目玉をひん剥いて笑いながら、泣き叫んだ。

 すると、部屋の奥側の自動扉が開いた。
 扉の向こうは、一本道の廊下が続いている。

「なるほど。トレーナーが負けを認めると、自動的に奥への扉が開く仕組みですか」
 ロン毛男はふむと頷くと、キュウコンをそのままにして部屋の奥へと歩を進めた。
「ちょっ!!? ちょっとっ……ぎゃぁぁははははははは!! 助けっ、いひひひひひ、早くっ!! これとめてぇぇぇぇっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」
 キュウコンは、アコの全身に尻尾を絡め、くすぐり続けている。

「口の聞き方も知らない糞●ッチは、死ぬまで笑っていろ」
 ボブ女は鼻で笑うと、ロン毛男と一緒に部屋の外に出る。
「ちょぉぉぉっ!!? いやぁぁぁひゃひゃひゃひゃっ、だずげっ、……げほっ、げほっ!! あぁぁぁっひゃっひゃっははっはっはは!」

 T-T団幹部二名が廊下に出た後、自動扉が完全に閉まるまで、アコの悲痛な笑い声は聞こえ続けた。
 廊下の先には、次の部屋へと続くであろう扉が見えた。


○○○


「あれー? あんた達、さっきここ覗いてなかった……?」

 T-T団幹部二名が次の部屋に入ると、先の部屋で何が行われていたかも知らないであろうガールスカウトの少女が待ち構えていた。

「あたしはガールスカウトのアサエ。ポケモンバトルね。どっちからいくの?」
 アサエは腰に手を当て、自己紹介した。
「この部屋も、さっきの部屋と同様に、君が負けを認めないと、次の部屋へは進めない仕組みですか?」
 ロン毛男が聞く。
「そう。言っとくけど、あたしは、アコより強いよ」
 アサエは言うと、自信ありげに笑みを浮かべた。

「なるほど」
「ふん。ここの娘どもは口の聞き方を知らん奴ばかりだ」
 ボブ女が苛立たしげにぼやき、バッグの中からモンスターボールを取り出した。
「こいつで十分だろう。やれ」
「そうですね。降参するまで遊ばせていただきましょう」
 ロン毛男はボブ女からモンスターボールを受け取ると、地面にたたきつけた。

 ぼぅんっ、と音がして、ベロリンガが現れた。

「よーし、じゃぁあたしは……」
「『したでなめる』攻撃」
 アサエが自分の手出しを選んでいる間に、ロン毛男はベロリンガへ指示を出した。ベロリンガは太く長い舌を勢いよく、アサエへ向けて突き出した。

「よしっ、フシギダ――ふぎゅっ!!?」
 アサエは体の正面から、上半身をベロリンガに舐め上げられ、後ろ向きに尻餅をついて倒れてしまった。

「痛っ、べぇっ、……き、気持ち悪い」
 アサエは体に付着した唾液の不快感に顔をしかめながら、上体をゆっくりと起こした。
 ベロリンガはずんずんと歩いていき、アサエを見下ろした。
「……な、何?」
「ベロリンガ、『したでなめる』攻撃」
 アサエの問いかけに、ロン毛男は攻撃命令で応じた。

◎◎◎

 ベロリンガはアサエの首筋や肩を、長い舌で舐め始めた。
「キャッ!? ひゃっ、ははははっ! な、何っ!!? くすぐったい! きゃははっ」

「『したでなめる』攻撃」
 ロン毛男が言うと、ベロリンガは長い舌をぐねぐねと動かし、アサエの左腋の下へと無理やりにねじ込んだ。
「きゃぁっ!! やめっ、そんなとこっ!! あははははっ!! きゃははははははははっ!!! いやっはっはっはっはっはっ」
 アサエは必死にベロリンガの舌を掴んで引き剥がそうともがく。
 ベロリンガの舌はそのままアサエの左肩に巻きつき、左腕をいっぱいに万歳させる。
 さらに舌を伸ばし、舌先でアサエの左体側を、服の上からべろべろと舐め始めた。
「いやぁぁぁっはっはっははっはっはっ!!! ふゎっはっはっはっはっはっ!!!? やめてぇぇっ!! きゃっはっはっはっ、ふひゃぁぁっ、はっはっはっはっはっはっ~~!!」
 アサエは大笑いしながら地面をのたうち回った。

「あははははははははっ!!! だぁっはっはっはっは、何っ!!? 何が目的ぃぃぃいぃぃ~ひひひひひひひっ!!?」
 アサエはベロリンガの舌から逃げるかのように、地を這いながら叫んだ。上半身は唾液でべとべとになっている。
 
「僕達はただ、エリカ様にお会いしたいだけなんですよ。なので早く降参して、次の部屋へ通していただけますか?」
「ふゎっはっはっはっ、エリっ、ひひひエリカさんひひひひ、やっぱりっ! やっぱりエリカさんを見てたのかぁぁぁぁっはっはっはっはっは~~っ!!」
 アサエは体を激しく捩って笑う。
 そのたびにベロリンガの舌がアサエの体に絡まり、ベロリンガも苦しそうな表情を見せた。
「返答は?」
 ボブ女が苛立った声を上げた。
「やっはっはっはっは、そんなのっ!! ひひひひ、卑怯よぉぉ~~ぁっはっはっは! エリカさんにはっ!! ひゃっひゃっひゃ、バトルに勝たないと会えないんだからぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」

「『したでなめる』」
 アサエの拒否を受け、ロン毛男が追加攻撃を命じた。
 ベロリンガはさらに舌を伸ばし、舌先をアサエのスカートの裾から中へともぐりこませた。
「うひゃひゃひゃひゃっ!!!? なっ、そんなとこ入らないでっ!! ふはははははははははっ!!」
 スカートは思い切りまくれ上がり、股関節周りが丸見えになる。
 ベロリンガの舌は、アサエの内腿から下腹部を縦横無尽に舐めまわしている。
「うひひひひひひひひっ、いぃぃ~~っひっひっひっひっひ、ひゃめっ、やめてぇぇっぇ~~っへっへっへっへっへ!!」
 おへそ、わき腹、腰の周囲の素肌を直にぺろぺろと舐められ、嬌声の混じった笑い声を上げるアサエ。
「あひゃぁぁぁぁひゃっひゃっひゃっひゃっ!! んひぃぃんっ、っひっひっひっひ、ふひぃっぃぃぃひょひっひっひっひっひ!」

 膝から上を舌でくすぐり回され、体を激しく捩って暴れていたアサエであったが、しばらくするとアサエの体に変化が生じた。
「ひゃひゃひゃっ!!? にゃっ、にゃにぃぃひひひひひ!!?」
 笑い声の激しさが増していくにつれ、アサエの動きが鈍くなった。
「ようやく効いてきたか」
「そのようですね」
 ロン毛男は、一旦ベロリンガをアサエから引き離した。

「ひ、げほげほっ、……こ、これは、何……?」
 アサエは四肢を投げ出すように仰向けに倒れたまま、力なく声を出した。
「知っていますか? それが『まひ』状態ですよ」
「え……?」
 アサエの体はまるで人形のように動かない。指先がかろうじてひくひくと動くのみであった。

「これで、こちらの思うがままに君の体を弄べるわけだ」
 ボブ女が、アサエの体を見下ろしながら微笑した。
「ベロリンガ」
 ロン毛男が指示を出すと、アサエの足元に移動したベロリンガが、おぼつかない手つきで、ゆっくりとアサエの運動靴を脱がせ始めた。
「いっ……嫌っ」
 アサエの目には涙が溜まっている。
 両足とも靴を脱がし終えたベロリンガは、アサエの脚を押さえ、片足ずつゆっくりと靴下を脱がせ始めた。
「やっ、お願い……っ! 助けて」
 アサエは抵抗したいのだろうが、『まひ』状態のために体の自由が利かず、ベロリンガのされるがままになっている。ベロリンガはつたない仕草で、懸命にアサエの靴下を引っ張る。
 重力のままに膝がカクカクと曲がるアサエの脚。
 まるで人形のように脱力しきったアサエの左足から、ベロリンガはすぽりと靴下を脱がし取った。
「きゃんっ」
 つま先までは『まひ』がまだ行き届いていないのか、アサエの足の指がぎゅっと縮こまった。
 ついでベロリンガは、再び時間をかけて、アサエの右足から靴下を脱がし取る。
 アサエの両足を素足にしたベロリンガは、アサエの両足首を持ってかかとを合わせた。アサエの両足を揃えて持ち上げると、口元までもっていった。まるでホットドッグでも食べようとしているかのような仕草である。

「ぃい……っ! いやっ! やめてっ」
 アサエは何をされるのか予想したのか、泣きそうな声を上げた。
「なら、降参しますか?」
 ロン毛男は言うが、アサエは口ごもってしまった。
「ベロリンガ、『したでなめる』」
 
 ベロリンガは、べろんと太い舌を突き出すと、むしゃぶりつくように勢いよくアサエの素足を舐め始めた。
「うひゃっ!!? ふにゃひゃはひいひひひひひひひっ!! ぃぃぃいやぁぁぁぁ~~ひゃひゃはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
 途端、アサエは壊れたように笑い始めた。
 体の痺れのために、四肢を動かすことも、首を振ることもできないため、ただ仰向けに天井を見上げたまま大口を開けて笑う。
「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!! ひゃめっ、ひゃめぇぇぇ、にゃぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」
 ベロリンガはアサエの素足の足の裏を、べろんべろんと激しく舐めまわす。
「うひひひひひひひひひひひひっ、にぃぃぃ~~っひっひっひっひっひ、ふぎゃぁぁぁっ!! くしゅぐったいぃ! くしゅぐったいよぉぉぉぉっひゃっひゃっひゃ~~!!」
 アサエの足の指が、くすぐったそうにくねくねと蠢く。
 足の指と指の間に付着したベロリンガの唾液がにちゃにちゃと音を立てた。
 ベロリンガは、アイスクリームを舐めるようにくちゅくちゅとアサエの素足を貪る。
「ふぎゃぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!! いぎぃっ!? い、だ、っふひひひひひひひひひっ!! あぁぁぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
 舐め始めこそ激しく蠢いていたアサエの足指であったが、『まひ』が効いてくると、徐々に動きが鈍くなった。
 気を紛らわせる手段すら失ったアサエの笑い声は、どんどん激しくなっていった。
「ぐひひっ、あぁぎゃぁぁひゃひゃひゃひゃひゃっ!! うへへへへへへへへへへへへへ、ひゃだぁぁぁっぁぁっはっはっはっはっはっはっ!! うぎゃぁぁぁぁはははははははははははは!?」

「アサエちゃん? 降参しますか?」
 たっぷり数分ほどアサエの反応を楽しんだ後で、ロン毛男は問うた。
「あひっ、あひっ、……あひゃひゃ、うくふひひひ……――っうひゃぁっぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
 アサエは体力の限界のようで、腹から搾り出すようにして笑い続けている。
 ベロリンガはべちゃべちゃと汚い音を立てて、アサエの足の指にむしゃぶりついている。
 長時間舐め続けられたアサエの素足は、ふやけて白っぽくなっていた。
「返答は?」
 ボブ女が急かす。
「うひ、あへへへ、こしゃっ!! ……はひっ!!? こうしゃんっ、あひゃひゃひゃひゃっ!!? ぶひっ……こしゃんしまっ、ひぃぃひっひっひっひっひ! ……降参しましゅっ、ふひゃははははははははは」

 アサエの敗北宣言とともに、部屋の奥の自動扉が開いた。

「この仕様。なかなか面倒だな」
「そうですね」
 T-T団幹部二名は、ベロリンガとアサエを放置して、部屋を出る。
「まひゃぁぁぁっはっはっはっは!! だすけっ、ひぃぃひひひひひひひひひ、あひゃぁぁっ」
 アサエにはほとんど言葉を発する余裕もないようだった。

「『したでなめる』」
 廊下からロン毛男は、部屋の自動扉が閉まる寸前に攻撃命令を残した。
「っ!!!? はにゃぁぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃ、ぎゃぁぁぁ~~っはっはっは――」
 自動扉の閉まる音によって、アサエの奇声は寸断された。


○○○


「タマムシジムにようこそ! あたしはエリートトレーナーのアヤカ! さっそくポケモンバトルを、……と言いたいところだけど」

 T-T団幹部二名が部屋に入ると、小柄な女の子が出迎えた。
 先の部屋と異なるのは、すでに彼女の手持ちと思しき三体のポケモン、ウツボット、モンジャラ、ラフレシアが場に出ていることであった。

「お二人にはお引取り願わないといけないわ!」
 アヤカは強気な口調で言った。
「これはこれは、ずいぶんとお若いエリートトレーナーさんですね」
 ロン毛男が言うと、アヤカは少しムッとしたような表情をした。
「……年齢は関係ないわ。これでもあたしは、タマムシジムのナンバー2! あたしの役目は、ジム内の各部屋をモニタリングして、挑戦者がエリカさんと戦えるレベルに達してるかどうか見定めることだったの!」
「ほう?」
 ボブ女は喧嘩を売るようにあごをしゃくった。
「そしたら何!? あなた達! ポケモンでトレーナーを攻撃するなんて反則よ! バトルもせずにズルして部屋を進んできた人達なんかにエリカさんは会わせません! お帰りください!」

 ロン毛男とボブ女は顔を見合わせた。
「それで、私達がのこのこ引き下がるとでも?」
 言うとボブ女は、バッグから三つのモンスターボールを取り出した。
「何を出しても無駄よ! エリカさんから譲り受けたこの三体で、返り討ちにしてあげるんだから! こっちが先にポケモンを出している以上、トレーナーには攻撃できないでしょう」

「誰が、ポケモンを出すと言った?」
 ボブ女は不適に笑みを作ると、三つのモンスターボールを、すでに場に出ているウツボット、モンジャラ、ラフレシアそれぞれに向けて投げつけた。
「えっ!?」
 アヤカは素っ頓狂な声を上げた。
 三つのモンスターボールは空だった。それぞれポケモンに当たったボールは捕獲エフェクトがかかる。
「何やってるの? 他人のポケモンがゲットできないことぐらい知って――……っ!!?」
 アヤカは言葉を切った。
 捕獲エフェクトは何の問題もなく進み、三体のポケモンは、まんまとボブ女の放ったモンスターボールにゲットされてしまった。
「なっ!!? えぇぇっ!? どういうことっ!?」
 アヤカは慌てた様子で叫んだ。
「我らT-T団が開発したスティールボールだ。他人のポケモンをゲットできる」
 ボブ女は淡々と述べた。

「そ、そんな……っ!」
 アヤカは焦った様子で、後ずさりする。
 それを見たロン毛男はふっと鼻で笑った。
「アヤカちゃん。予めポケモンを出しておくことで対応したつもりでしょうが、残念でしたね。これで先の二人とまったく同じ状況です。これから何をされるのかはわかりますね? さっさと降参するのが身のためですよ。さあ、エリカ様に会わせてください」

「……くっ!」
 アヤカは、左手に持っていた鞭をロン毛男とボブ女めがけて投げつけ、身を翻して走り出した。
「悪あがきか」
 アヤカは奥の扉へ向かっていた。逃げ込むつもりだろう。
「『こわいかお』」
 ロン毛男は、手持ちのモンスターボールを床に投げつけると同時に攻撃を命じた。

 ぼぅんっ、と音がしてカイリキーが現れる。

 カイリキーはキッと走るアヤカの背中をにらみつける。
「あぁっ!」
 キィィンっ、と『こわいかお』が発動すると、アヤカはすくみ、足を止めてしまう。
「『きつけ』」
 ロン毛男が指示を出すと、カイリキーは駆け出し、体勢を立て直そうとするアヤカに向かって突進した。
「きゃぁぁっ!?」
 背中からタックルを受け、倒れこむアヤカ。
 そのまま両腕を、カイリキーの上腕で羽交い絞めにされてしまう。
 カイリキーは両脚を前に回し、がっちりとアヤカの体を挟み込んでしまった。

「さて、アヤカちゃん。降参してくれませんか?」
 T-T団幹部二人は、ゆっくりと歩いていき、床の上でカイリキーに後ろから抱きつかれるような形で仰向けに転がったアヤカを見下ろした。
 アヤカは、悔しそうに顔をしかめた。
「返答は?」
 ボブ女の言葉に、アヤカは、べっと舌を出した。

「あんた達なんか! 絶対、ぜぇ~~ったいに、エリカさんには会わせないもん!」
 ぷいっとそっぽを向くアヤカ。

「エリートトレーナーとは言え、まだまだ年相応のお子ちゃまですね」
「大人の怖さ、思い知らせてやれ」
 ボブ女の指示に、ロン毛男はにやりと頷いた。

◎◎◎

「『くすぐる』攻撃」

 カイリキーは下腕のそれぞれ人差し指で、アヤカのあばらをこりこりとくすぐり始めた。

「きゃっ!? なっ、やぁぁははははっ!! いやぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっ!!?」
 途端、アヤカは足をバタバタと動かし、身を捩って暴れはじめた。
 両腕をがっしりと抱えられ、がら空きになったわき腹付近をぐりぐり二本の指でほじくられるアヤカ。
「やぁぁぁっはっはっはっはっ!! やだぁぁぁ~~~いひひひひひひひひひひひひひひっ!」
 アヤカは首を左右に激しく振り、笑い叫ぶ。

「アヤカちゃんはずいぶんとくすぐったがり屋さんですね」
「感覚が未発達で敏感なのだろう。続けろ」

「『くすぐる』」
 ロン毛男の指示を受け、カイリキーは両手計十本の指で、アヤカのあばらをごりごりとくすぐる。
「ひぎゃあぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃ!! やめてやめてやめてっぃぃぃゃぁぁあああっはっはっはっはっはっは! ひぃぃははははははははは!!」

「『くすぐる』」
 カイリキーは、大きく開かれたアヤカの腋の下へ両手の指を差し入れ、こちょこちょとくすぐった。
「あひひひひひひひひっ!!! うひひひひひひっ、無理ぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひ~~っ!! こちょこちょ嫌だぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~!」
 アヤカは左右上下激しく体を震わせ、捩り、涙を流して大笑いする。
 カイリキーは、アヤカのあばらから腋にかけて、縦横無尽に指を這わせた。
「ぎゃぁぁっはっはっはっはっはっはっはは!! 駄目ぇぇえっひっひっひっひっひっひ! うへへへへへへへへへへへへ!?」

「降参しますか?」
「やだぁぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっ!! こちょこちょやめてぇぇぇ~~っひっひっひっひっひ~~!!」
 アヤカは大笑いしながらぶんぶんと左右に首を振った。

「『くすぐる』攻撃」
 カイリキーは追加攻撃命令を受け、アヤカの半そでシャツの袖口から指をねじ込み、無駄毛の一切ない素肌の腋を直にくすぐりはじめた。
「あひっ!!!? だっひゃっひゃっひゃ! ふぎゃぁぁ、やだやだやだぁぁぁぁぁひゃひゃひゃ、えっちぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひっ!!」
 アヤカは一層激しく手足をばたつかせて笑い悶える。
 アヤカが比較的自由な両足でがたんがたんと床を蹴り、体を激しく捩るため、背中をついたカイリキーの体もごろんごろんと揺れ動く。

「足がさびしそうだな」
 ボブ女がロン毛男へ目配せをすると、ロン毛男はバッグから新たなモンスターボールを取り出し、床にたたきつけた。

 ぼぅんっ、ともう一体、別のカイリキーが現れる。

「『くすぐる』攻撃」

 新たに出現したカイリキーは、地団太を踏むアヤカの両足首を下腕二本でがっちりと掴むと、体を反転させ、両脇にアヤカの足を抱え込んで腰を下ろした。
 アヤカを羽交い絞めにしたカイリキーも、両脚でアヤカの体を挟んだまま上体を起こす。
 アヤカの体は、両足を前に突き出してぺたんと尻をついて座ったまま、両脚、両腕を引き伸ばして固定された状態になった。
「やぁぁ! やめぇぇぇ! ひぃぃっひっひっひっひっひ!!」
 腋をくすぐられ続け、笑いながら抵抗の意思を見せるアヤカ。

 アヤカの足を抱えたカイリキーは上腕二本を伸ばし、左右に嫌々するように忙しく動き続けるアヤカの足から、ショートブーツを無理やり剥がし取った。
 アヤカの健康的な素足が露になる。
 素足でブーツを履いていたためか、しっとりと、やや蒸れている。

「いやっはっはっは、嫌だぁぁ~~、触らないでぇ~~っ!!」
 アヤカの懇願むなしく、ブーツを投げ捨てたカイリキーは、上腕二本で、アヤカの素足の足の裏をばりばりと激しく引っかき始めた。
「ぐゎっひゃぁっ!!? はぎゃぁぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!! だぁぁぁぁぁっはっはっは、ふにゃぁぁぁぁぁぁぁああああははははははははは!!!」
 足の指むちゃくちゃに動かして笑うアヤカ。
 カイリキーはアヤカの足の裏、かかとから土踏まずにかけて、わちゃわちゃとそれぞれ五本の指でくすぐった。
「ひゃっはっはっはっは! だひゃぁぁっひゃっひゃ、やめてぇぇぇ~~っひっひひっひ」
 膝をがくがくと揺らし笑い狂うアヤカ。
 二体のカイリキーによって、がっちりと体を固定されているため、足を引っ込めることも、腋を閉じることもできない。

「『くすぐる』」
 ロン毛男はさらに追加命令をくだした。
 アヤカの上半身を押さえたカイリキーは、アヤカのあばらから腋までを計十本の指先で耕すようにくすぐる。
「あぎゃぁぁぁっはっはっはっははっはっ!!! うひゃひゃひゃひゃひゃっ!! だめっぇぇぇぇふひっひっひっひっひっひ~~」
 アヤカの下半身を押さえたカイリキーは、アヤカの蠢く足指を捕らえ、指の間をほじくるようにくすぐる。
「ぎひひひひひひひひひっ!! やだっ、やだぁぁあぁっひゃっひゃっひゃ!! にゃあぁぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~」

 アヤカの小さな体を、カイリキー達のごつごつした二十本の指が弄ぶ。
 数分ほど大声で笑い続けたアヤカは、泡を吹き始めた。
「あひゃっ、はひゃひゃっ! ふひぃぃっ!!? もう嫌ッ!! あはははは、はっひゃひゃひゃひゃっ!!!」
 二体のカイリキーは、まったく容赦することなくアヤカの腋の下、足の裏をくすぐり続けた。
「あひひひひっ!! ひひひひ、きひっひっひっひっひ、うひゃひゃっ! あぁぁぁぁぁっ!! 駄目っ! うくっ……ぶっ、ひゃっ!!? くひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!!」
 アヤカの体は細かく痙攣をするようにびくびくと震えている。
「ふひゃっ、ひひひひっ!! あはぁぁ、は、ふひひひひひっ!! ……ぷはっ、嫌ぁぁぁぁっはっはっはっはっはっはっ!!! 駄目駄目駄目っ!!! はひゃぁぁぁぁああああっ!!!?」
 アヤカは急に体をびくんと捩り、奇声を上げた。
 その瞬間、アヤカのスカートの下から、透明な液体が流れ出てきた。

「お子ちゃまには刺激が強すぎたようですね」
「ずいぶんと意地を張る娘だな」
 T-T団幹部二人はアヤカの失禁を見て、鼻で笑った。

 カイリキー達は、アヤカが失禁してもなお、『くすぐる』攻撃を緩めない。
「『くすぐる』」
 ロン毛男は、ダメ押しの追加攻撃を命じる。カイリキーたちの指の動きが加速した。
「あぎゃぁぁぁ~~っはっはっはっはっはっ!! ひゃめっ、もうやめてっ!!! あひゃひゃひゃ、うひぃぃぃ~~っひっひっひっひ!」
 アヤカの股間あたりから、ぷしゅっと軽い音がした。
 再び失禁してしまったようだ。
「そんなに気持ち良いか」
「あぎゃははははは、ちがうぅぅぅぅひひひひひひひっ!!! いぃぃ~~ひっひっひっひっひっ、ぎもぢよくないよぉぉぉっひっひっひっひっひっひ~~っ!!」
 アヤカはほとんど白目を剥きそうな勢いで叫んだ。
 アヤカの体は、どう見ても限界である。
「まだ降参しないつもりですか?」
 ロン毛男が聞くが、アヤカは首を左右に激しく振った。
「いやだぁぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃ!! あぎぃぃひひぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひ!!」
 アヤカの体が上下にがくんがくんと震える。
「ごうざんじないっ!!! いぃぃひひひひひひひひひひ、あたしはっ!!! ぐひひひひひっ、降参しないのぉぉぉぉうひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」

「なら、笑い死ぬまでくすぐってやろうか」
 ボブ女が言う。
「いやぁぁぁっはっはっはっはっは!! こちょこちょやだぁぁぁひゃははははははは」
 アヤカは泣き叫ぶ。
「降参は?」
「それもやだぁぁぁぁっひゃっひゃっひゃ!! 負けたくないぃぃぃっひっひっひっひっひ~~!!」

 ボブ女はため息をついた。
「仕方ない。やれ」
「こんなお子ちゃまには少々残酷ですが、こう頑なな態度を取られれば仕方ありませんね。カイリキー、『みやぶる』攻撃」

「……ふぇっ?」
 ロン毛男の命令を受けたカイリキー達は急に『くすぐる』手を止めた。
「……えっ、な、……何をするつも――っ、きゃぁぁぁぁぁっ!!!?」
 アヤカの足をくすぐっていたカイリキーが、アヤカの衣服を、勢いよく破り裂き始めた。

 あっという間に、尿で湿った下着一枚の姿にされてしまうアヤカ。
「いやぁぁ……ふぇぇぇ、やだぁぁ……」
 アヤカは泣きだした。
「『みやぶる』」
 ロン毛男が容赦なく追撃命令を下すと、カイリキーはアヤカの下着までも脱がし取った。
 全裸にされたアヤカは、恥ずかしそうに顔をゆがめ、嗚咽を漏らして泣いた。

 二体のカイリキーは、アヤカの両手、両足を下腕で掴み、アヤカの体を大の字に広げさせて、床に仰向けに押し付けた。
「『きあいだめ』」
 命を受けたカイリキーは、精神を統一させるように動きを止めた。
「……えっぐ、ふぇぇ」
「アヤカちゃん? この場における『きあいだめ』が何を意味するかわかりますか?」
 涙をぼろぼろと流すアヤカにロン毛男が声をかけた。
「……いやぁ……やだぁ……ひっく」
 アヤカは答えずに泣き続ける。
「『急所ランク』の上がったカイリキーの攻撃を、その小さな体で、とくと楽しんでください。『くすぐる』攻撃」

 二体のカイリキーは、アヤカの腋とお腹にそれぞれ十本の指をつき立て、くすぐり始めた。
「――だひゃぁぁぁっはっはっはっはっは!!? あひっ、うへへへへへへへへ!! ひぎゃぁぁぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!」
 アヤカはくわっと両目を見開き、押さえつけられた四肢の先をびくびくと震わせて笑う。
「あぎゃぁぁぁぁっはっはっはっはっはっはっ!! 無理無理無理ぃぃぃぃっ、にいぃぃっひっひっひっひっひっひ!!」
 目いっぱいに引っ張られたアヤカの体の上を、カイリキーの二十本の指が這いまわる。『急所』を的確に刺激されるアヤカは、身を打ち震わせて笑い狂った。
「ぐひひひひひひひひっ!! ぃぃぎぃぃぃっひっひっひっひっひ、あぎゃぁぁぁぁひゃひゃはひゃひゃひゃひゃっ!!」

 ぴゅっ。

「ぎゃはははははははははっ、うぅひゃぁぁっぁあっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!?」
 再び失禁してしまうアヤカ。
 アヤカは、乳首、胸の付け根のツボ、お腹を長時間責め続けられ、とうとう耐えられなくなったようだ。
「あがぁははっはははっはっ……降参っ!! ひゃぎゃははははははは、降参しまっ……っだはっはっはっはっはっは!! 降参しますぅぅぅぅうぅわっはっはっはっはひゃっひゃっひゃっ~~!?」

 部屋の奥の自動扉が開いた。
 と同時に、アヤカは体をびくんと震わせ、白目を剥いて気を失ってしまった。

「本当に体力の限界まで粘っていたようですね」
「根性だけは見上げたものだな」

 T-T団幹部二人が廊下まで出ると、自動扉は閉まり始めた。
「『めざましビンタ』」
 室内で、下腹部をくすぐっていたカイリキーが、アヤカを乱暴にたたき起こす。
「そして『くすぐる』」

 ロン毛男の言葉が発されると同時に、扉が完全に閉じた。


○○○


「はあーい……。よいお天気ね。気持ちいい……すー……すー……あらいけない寝てしまったわ……。ようこそ。わたくしタマムシジムのエリカと申します。お花を生けるのが趣味で、ポケモンは草タイプばかり」

 T-T団幹部二名が最後の部屋に到達すると、和装のおっとりとしたジムリーダーが、とぼけた様子で出迎えた。他の部屋の惨状はまったく把握していないようだ。
 ボブ女は三つのモンスターボールを床にたたきつけた。
 ぼぅん、と三体のポケモン、ウツボット、モンジャラ、ラフレシアが出現する。

「……あら、そちらはわたくしのポケモン達ではございませんの?」
 エリカが寝ぼけ眼に言うのを無視して、ボブ女はウツボットへ指示を出した。
「『まきつく』」
 ウツボットはツルを伸ばし、エリカの体に巻きつけた。エリカはあっという間に四肢の自由を奪われ、両腕両脚を揃えてまっすぐ伸ばした、Iの字体位に拘束された。
「あらあら……」
 エリカはおっとりと言う。
「エリカ様に、お願いがあります」
 ロン毛男は、縛り付けられたエリカの肢体を見上げ、交渉を開始した。

○○○

「……つまり」
 一通り説明を黙って聞いたエリカは口を開いた。
「お二人は、ポケモンを使ってトレーナー達の体にいかがわしい行為をはたらく団体の代表の方々で、タマムシジムをその団体の活動拠点として活用したいとおっしゃるのでしょうか」
「『いかがわしい行為』などとは。……やや誤解があるようですね」
「我々の目的は『くすぐり』によって、カントーを笑顔で満たすことだ」 
「……他人を無理やりに笑わせて何になるというのでしょう? わたくし、理解できませんわ」
 エリカはおっとりとした口調ながら、毅然とした態度を取る。
「エリカ様にはご理解いただけない?」
「理解いたしませんわ」
「ならば、我々に協力は?」
「できかねます」
 エリカはT-T団の要請を、丁重に断った。
 ボブ女は、深いため息をついた。
「ならば、その体にお願いするとしよう」
「エリカ様も身をもって体験いただければ、この行為の魅力、ご理解いただけると思います。きっと、虜になるほど、お楽しみいただけますよ」
 T-T団幹部幹部二名が怪しく笑う。
 そしてボブ女は、モンジャラに目配せをした。
「モンジャラ、『くすぐる』攻撃」

◎◎◎

 モンジャラがエリカの体をくすぐり始めて数分が経過していた。
 Iの字に引っ張られたエリカの上半身を、モンジャラのツルが触手のようにうねうねと這い回っている。
 傍から見ると非常にくすぐったそうな光景であるが、エリカは未だはっきりとした笑い声は上げておらず、ときどき嬌声の混じった声をもらすのみであった。

「くっ……、このようなこと、を、続けても、無駄でして、よ……。ん……っ」

 エリカは目をつぶり、左右に首をゆっくりと振りながら歯を食いしばるように言った。

「エリカ様、いかがですか? 手塩にかけて育てたご自身のポケモンにくすぐられるお気持ちは?」
 モンジャラの触手は、エリカの腋の下や脇腹で蠢き続けている。
 エリカは口を一文字に閉じたまま、体を震わせた。顔を赤らめて悶えるエリカの目には、うっすらと涙が浮かんでいる。
「言うことをすっかり聞かなくなった自分のポケモンに弄ばれるのは、さぞ楽しいだろう?」
 エリカが答えずにいると、ボブ女が囃すように言った。
「……これっぽっちも、楽しくなんて、ありませんわ……んくっ、そうやって精神攻撃をしているおつもりでしょう、が……んぅっ、悪趣味極まりないですね、ん……っ」

「エリカ様、なかなか笑顔を見せてくださいませんね?」
 モンジャラの触手の先がわさわさとエリカの脇腹をくすぐる。
「んっ、……くっ、だ、こんなことして……っ、何が楽しいのですか……っ、んぅっ」
 エリカは身をよじりながら言う。
「おっとりとして見えて、なかなか頑固なようだ。モンジャラ、『くすぐる』攻撃」
 ボブ女は鼻で笑うと、モンジャラへ追加攻撃を命じた。
 モンジャラの触手の動きが速くなった。
「んふっ……くぅっ、……おやめになって、モンジャラ……わたくしが、んくぅぅっ、……わたくしが、おわかりになりませんの……?」
 モンジャラはエリカの言葉にまったく反応を示さず、腋の下へツタの先をねじ込んだ。
「ふぁ……っ!? ……っ、んぐっ」
 色っぽい声をあげ、身を大きく震わせるエリカ。
「無駄ですよ、エリカ様」
「他人のポケモンに指示ができないことぐらい、ジムリーダー様なら知っているだろうに」

 さらに数分間、エリカを艶かしい声で鳴かせた後、ロン毛男は問う。
「どうですか、エリカ様? 『くすぐり』の魅力、わかっていただけましたか?」
 エリカは顔を赤らめ、目に涙を浮かべたまま、歯を食いしばった。
「……くっ、わかりませんわっ! んふっ……っふ……くぅん」
 モンジャラの触手がエリカの上半身を撫でるように動く。エリカは反った体をくねくねとよじった。
「エロそうに腰を振ってこのアマは」
 ボブ女が苛立たしげに言う。
「一度思い切り笑っていただかないと、この魅力は伝わらないようですね」
「弱点を責めるべきだな。一度鉄仮面を剥ぎ取ってしまえば、こっちのものだ」

 ボブ女は言うと、モンジャラを見やる。
「モンジャラ、足だ」
 指示を受けたモンジャラは、数本の触手を、ウツボットのツルにかかとを揃えて拘束されているエリカの足元へ伸ばした。モンジャラは触手をエリカの草履にからませ、エリカの足から脱がし取った。足袋を履いたエリカの足裏はやや灰色に汚れていた。
「……あっ、なっ、何を……」
「おっとりとしたお嬢様は、足が弱いと相場が決まっている。モンジャラ、『くすぐる』」

 モンジャラは、二本の触手の先でエリカの両足の裏をなでなでと均すようにくすぐり始めた。
「――っ!!! ふわっ、……だっ、ぷはっ! ……んふっ、くくく、ふっ」
 エリカは多少吹き出したものの、笑い出すのはなんとかこらえたようだった。
 エリカの足が、くすぐったそうに左右にくねくねと動いた。
 モンジャラの触手がエリカの足の裏を、上下に、規則正しいテンポで往復する。
「くはっ!! はっ、やっ!? ……やめっ、おやめくださいっ! ふくぁっ、くくく、んふぅぅ」
 エリカは今にも笑いだしそうに、口角がひくひくと動いている。

「しぶとい女め。モンジャラ、足袋も脱がしてやれ」
 ボブ女が言うと、モンジャラは触手の先を器用に使い、エリカの両足からするりと足袋を脱がした。
 エリカの白い素足が露になった。
「『からみつく』」
 モンジャラは触手をエリカの素足へ伸ばす。
「きゃっ、……やっ!?」
 エリカが軽く悲鳴を上げた。数本の触手は、ものすごいスピードでエリカの足の指をからめとり、拘束した。
 一瞬のうちに、エリカは両足の指十本を全て触手に捕らえられ、指一本動かせない状態になった。
「ま、まさか、こんな状態で……、あ、あんまりですわ」
 エリカは顔面蒼白になってもがいた。ぎちぎちとウツボットのツルの締め付ける音がする。ウツボットのツルがきつく結ばれているために、Iの字で拘束されたまま身動きが取れない。
「さあ、ショウの始まりですね。エリカ様」
「存分に笑え。頑固なお嬢様」
 T-T団幹部二名はにやりと笑った。

「『くすぐる』攻撃」
 ボブ女の指示で、モンジャラの数十本の触手が、一斉にエリカの足の裏に襲い掛かった。

 エリカはカッと目を見開いた。
 数十本の触手が、指一本動かせないエリカの足の裏で踊り狂う。

「――……ぶはっ!!!? ……………っ、っ、っ、っ!!!」

 エリカは口を開いたまま、呼吸を停止したかのようにガクガクと頭を上下に震わせた次の瞬間、

「ぁぁぁぁぁあああああああっははははははははははっ!!! ひゃぁぁぁぁっはっはっははっははっははっははっはっ!! だぁっはっはっはっはっはぁ~~っ!!」
 ぷつりと糸が切れたように、馬鹿笑いをし始めた。

「ひぎゃぁぁぁぁぁっはっはっははっはははっはははっはっ!! ふげぇっぇぇひひひひひひひひひひひひっ!!! いっぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひ!!」
 顔をぐしゃぐしゃにゆがめ、鼻水を吹き出しながら笑うエリカ。
「エリカ様。ステキな笑顔ですね」
「おしとやかで誇り高く気丈なジムリーダーエリカを慕うタマムシシティの住人が見たら、卒倒しそうな光景だな」
 ロン毛男とボブ女は満足げに言う。
 モンジャラの触手は、エリカの、かかと、土踏まず、指の付け根など、足裏の狭い範囲をひしめき合うようにして、蠢いている。
「ひぎぃぃぃぃっひひひひひひひひひひっ!!! ぁぎゃぁぁあぁっはっはっははっはっはははっはっ!! だゃぁあぁぁぁはぁっはっはひゃぁひゃひゃっははひゃっひゃっ!!」
 土踏まずの真中辺りが、ひくひくと動く。エリカは髪を左右に激しく振り乱し、舌を出して下品に大笑いしていた。

「エリカ様、ご気分はいかがですか?」
 ロン毛男が訊ねた。
 エリカの素足にからみついたモンジャラの触手は、くねくねと小刻みに動き続けている。
 太い触手はエリカの足裏の表面をまんべんなく撫でるようにくすぐり、細い触手は足の指の間まで入り込み、先端で柔らかい皮膚をこそぐようにくすぐっている。
「あひゃぁぁっはっはっははっはっは、ばっひぎぃぃぃ、足っ!!! いぃぃぃいひひひひひひ、足っ、足ぃぃ~~っひっひっひっひっひっひっひ~~っ!!!」
 エリカは涙を流しながら笑い叫んだ。

「そうか。足だけでは物足りないか」
 ボブ女は言うと、ラフレシアに向かって指示を出す。
「ラフレシア、『くすぐる』」
 するとラフレシアの大きな花の中心部から、大量の粉が噴出し、エリカの体を覆った。
「ぶはっはっはっはっ、……げほっ!!!? ふぁっ!? ――ぃぃいいいっひっひひひひひひひひひひひひひ!!? にゃはっ、なんですかぁあぁぁぁはっはっはっはっは!?」

「草ポケモンを専門に扱うジムリーダーと言えど、ラフレシアの『くすぐる』攻撃を受けるは初めてか」
 ボブ女が解説をする間も、モンジャラによる足裏のくすぐりは続く。 
「やめっ、ひぎぃぃひゃひゃひゃっ!! やめてぇぇぇぇうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははははっ!!」
 奇声のような笑い声を上げるエリカ。笑いすぎて頭が回らなくなっているのか、言葉遣いが乱れてきている。
「体に付着した花粉は、粒子の一つ一つが微動する。小さな粒子が体中でばらばらに振動することで、まるで体中を虫に這いずり回られているような感覚を楽しむことができる」

「ぎひゃっ!!? あがぁぁぁぁぁははは、ぎひゃひゃひゃひゃひゃっ!! あひぇぇっひぇっひぇひぇひぇひぇっ!!!」
 着物の胸元、袖口から内部へ入り込み、エリカの素肌に付着した花粉が振動をはじめた途端、エリカは体を弓なりに仰け反って笑い出した。
「いやぁぁぁぁあっはっはっはっはっはははっ!! ぎゃぁぁっはっはっはっははっはっはっは~~」

「エリカ様。楽しんでいただけているようでなによりです」
 ロン毛男は、エリカが身をよじって笑う様子を眺めながら言う。
「あひゃぁぁっはっはっはっはっは!! 楽しくないっ! ひぃいぃ~~っひっひ、楽しくないですぅぅぅぅぅひぇひぇひぇひぇひぇっ!!」
 エリカは首を左右に激しく振りまわして叫んだ。
「そうか。ならば『くすぐる』」
 ボブ女が追加攻撃を命じると、モンジャラは数本の触手を伸ばし、エリカの袴の裾、胸元、袖口から内部へと侵入させた。
「あひゃぁぁぁぁはっはははははははっ!! だめぇぇぇぇっへっへっへっへ、入ってこないでぇぇっぇぇうひひひひひひひひひひ」

 モンジャラは細かい毛のたくさん生えた触手の先端で、エリカの腋や胸、お腹、内股などの素肌をじょりじょりと撫でるようにくすぐり始めた。
「ぷぎゃぁぁぁぁははははっ、嫌あぁぁっひゃっひゃっひゃ!!? あひぃぃぃ~~っひっひひひひひひひひっ!! ひぎぃぃぃぁはっははははははははははは!!」
 エリカの口元からだらだらと涎を流れ出した。
 触手はエリカの素肌を這い、まるで弱点を探しているかのうように、服の中をくねくねと動き回る。
 
 触手の先端が、腋の下のちょうど乳房の付け根のツボを探し当てた。
「ふひぃぃっ!!!?」
 ぐりぐりとツボをほじくるように触手が動く。
「いぎゃぁぁははっははははははははっ!! うひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 また別の触手は、エリカのへその中を掃除するように、こそこそと先端を這わせる。
「はひひひひひひひひっ、ふひょひょひひひひひひひっ!! あぎゃぁぁぁ~~ひひひひひひひひひひひひ」

 エリカの素足はすっかり血色の良い桃色になっていた。触手群は、エリカの土踏まずでわちゃわちゃとばらばらに動きまわっている。
「ひゃっひゃっひゃっ!! むでぃぃぃひひひひひひひひ! 無理っ、にゃぁ~~あぁぁぁはっはははははははっ!? 無理だってぇぇっぇうへへひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

「エリカ様。早く観念されたほうが身のためですよ?」
「嫌ぁああぁぁはっはっはっはっはっはっ!! あぁぁぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
「『くすぐる』攻撃」
「ふぎゃぁぁぁっはっはっは!!? だぁぁぁ~~ははっははははははは!!」

 エリカは自分の大切なポケモンたちに、体中をまさぐられ、弄ばれ、ただただ涙を流して笑い続けた。

○○○

 Tickle-Tickle団は、数時間に及ぶ拷問の末にエリカを屈服させ、タマムシジムを手に入れた。
 彼らの『くすぐり』によるカントー征服計画はまだ始まったばかりである。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 昔ピクシブにアップロードしたものです。
タマムシジム陥落表紙