続いて、スクリーンの映像を校舎内へ。
 朝早いため、生徒の数はまばらだ。
 教室へ移すと、ひとり女子生徒が机に向かっていた。

 井筒華南(いづつ かなん)。
 顎下までの髪の毛の長さ、前髪はぱっつんにしている。一見まじめそうな優等生だが、しゃべってみると意外と気さく。しかも自分の意見をハキハキ言ってくれて気持ちが良い。だからと言って他人を頭から批判するでもなく、やんわり諭す術を心得ている。初めて話しかける勇気さえ持てれば、二回目以降話しかけるのはものすごくラクに感じる。話してみるとむちゃくちゃ良い子なので、大体の男子は初絡みで惚れる。でもすぐに彼氏持ちだと知って絶望する。なんと相手はT大法学部の大学生。幼馴染で10年以上のお付き合いだという。……

 華南はひとり黙々と冬休みの宿題をしていた。
 高校が作ったオリジナルの問題集だ。すでに残り2~3ページになっていて驚愕した。

 拓郎は、華南の名前を入力する。
 クラスメイトはフルネームを知っているので間違えようがない。

 自室の床から、にょきっと足が生えてきた。
 上履きを履いた、案外むっちりした華南の左足。紺のソックスはふくらはぎまでのもの。寒いためかくしゅっと短くはしていない。 

『……』

 華南は黙々と問題集を解き続けている。
 座っているために、膝下が転送されたことに気付いていないようだ。

 拓郎は華南の上履きを両手でつかみ、スポッと脱がした。
 上履きはおそらく夏休み明けから洗ってないのだろう。靴底がかなり黒くなっていた。触れてみると、少し湿っている。

『えっ?』

 ようやく華南は異変に気付いたらしい。

 紺ソックスを穿いたつま先に鼻を近づけ、すんっと嗅いでみる。

『ひゃっ……ぁ!? えっ、これっ……え?』

 においはそれほどきつくない。ちょっとだけ豆っぽいにおいがした。上履きの方を嗅ぎなおしてみると、そっちがにおいを放っているようだ。

 スクリーン上の華南はパニックで思考が止まっている様子。
 机の下をのぞきこみ、頭を掻く。
 悲鳴を上げて騒ぎ立てるような驚き方はしなかった。さすが優等生。

 拓郎は、ちょっとだけ湿った彼女の紺ソックスを力任せに引っこ抜く。

『うっ……うん?』

 華南も靴下を脱がされたことはわかったのだろう。
 きょとんとした表情のまま首をかしげた。
 手で消えた左足の位置をあおいでいる。

 華南の素足は、人差し指が長いギリシャ型だったが、指が全体的に短く丸いためあまり長さに差がないように見えた。
 少しだけ紺ソックスの糸くずが指の股に挟まっている。土踏まずは平らでわらじのよう。かかとにちょっと皮のはげた跡があるが、全体的にはきれいな足だ。

 拓郎は大きく口を開く。かぷり、と華南の足の指5本すべて口の中へ含めた。

『ひゃぁっ!!? ちょっ!? えっ!? えええっ!!?』

 さすがに足をなめられる刺激にはびっくりしたらしい。華南の声が裏返った。
 少し酸味がある。
 拓郎はれろれろ舌を動かし、華南の足の指の股へねじこんだ。

『ひゃはっ、ふひゃぁっ、ちょっ、やっ!!? なっ、ひぇぇっ!!? これっ、ふにゃぁぁん!!!』

 華南の足の指が口の中でぐにぐにもがく。
 声がちょっとつやっぽい。もしかして、こういうプレイが好きなのか?

『ふひっ、ひぃぃ~~っんひぃぃぃ~~!!!』

 華南は右手に持ったペンを噛んでよがり始めた。
 そのまま舌をのばし、ぺたーっと土踏まずからかかとまでなめ回す。

『んひひっ!!? くっぅうううううっ!!! んほぉぉ~~~んっ』

 机に突っ伏したり、体をのけぞったり、もがく華南。声がエロ過ぎて危ない。

 拓郎が口を離す。華南の素足はよだれで糸を引きべとべとになっていた。

『ひふぅ……ふぅ……』

 華南は顔を真っ赤にして机に突っ伏した。

 休みなんてあげない。
 拓郎は、よだれでべとべとになった華南の足の裏を両手10本の指ではじくようにくすぐりはじめた。

『ふにゃっ!!? あにゃはははははははははっ!! ちょまっ、ちょまってぇぇえ~~~ははははははははははははは!!!!』

 華南は体をびくんとのけぞらせ笑い出した。

 待って、ってなんだ……。
 拓郎は、普段彼女が彼とどんなプレイをしているのか気になった。

『ひゃはっ、あはっはっはっはっはっは!!? ちょとっ、強いぃいいい~~にぃぃいっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!』

 華南は椅子をがたがた揺らして暴れる。机上の問題集や筆記用具はとうに吹っ飛んでなくなっている。
 彼女の笑い声は普段ではなかなか聞けない高い声で、新鮮な感じがする。
 
 彼女が普段どんなプレイをしていようと、いま彼女の足は自分のものだ。

 拓郎はネチャネチャと彼女の指の股へ自身のよだれをすりこむようにくすぐる。

「ふにゃぁぁああはははははははっ!!! そこぉぉぉっ、そこにゃのぉぉほほほほほっほっほっほひぃいぃぃ~~!!!」

 拓郎はしばらく華南の不思議な笑い声を楽しんで、指を止める。
 上履きを素足ににゅるりとかぶせてやって、転送を解除した。

『あひぃ……はひぃ……』

 華南は机にほおをつけてぐったりとして、荒い息を立てている。
 顔は緩んでアヘっている。見たことない表情だ。

 ……まさか、昇天した、のか?

 拓郎は少し不安になりながら、華南のソックスをジップロックに仕舞った。

『華南 清潔感○ 感度◎ ニオイ豆』


(つづく)