「にゃははははははは!!? やめへひぃ~~っひっひっひっひっひ~~!!」
 先ほどまでマナミがくすぐられていたベッドで、別の女の子が甲高い笑い声をあげている。
 マナミの小学校時代からの友人ヒトミである。彼女は現在マナミとは別の私立の学校に通っている。可愛いセーラー服姿だった。帰宅部だったため、学校が終わったタイミングでマナミのスマホから連絡を受け、のこのこ一人でやってきたところをおじさんたちに拉致されたのだ。
 ヒトミはマナミがくすぐられたときと同じように、四肢を大きく広げてX字に拘束され、腋、おなか、ふともも、足の裏をおじさんたちにくすぐられている。
「まっ、……マナミぃい~~ひひひひひひひひ!!! なんなのぉ~~っはっはっはっは、説明してぇぇ~~ひゃっはっはっはっはっはっは~~!?」
 マナミは縛られて部屋の隅に転がされているため身動きが取れない。いつも落ち着いていてクールのはずのヒトミが大口を開けて笑い狂う姿をただ眺めているしかない。
「ごめん……ヒトミ。あたしが悪いの……」
「やっはっはっははっはは!!? なんのことかさっぱりだぁあひゃっはははははははははは!!!!」
 ヒトミは髪の毛を振り乱して笑う。
「こいつ、腋の下むちゃくちゃ弱ぇな」「脇腹も弱ぇぞ」「鼠径部もなぁ! スカートの中は……薄ピンク!」
 おじさんたちは勝手なことを言いながらヒトミの体をくすぐりまくる。
「やめろぉぉ~~変態ぃっひっひっひ!!! さわんなぁぁあはっははっはっははっはは~~!!!」
「足の裏はあんまり利かないのか?」「直にくすぐってみろよ。こいつの持ち物に耳かきあったろ? あれを使え」
 ヒトミの黒ソックスがマナミの傍に飛んできた。ヒトミは両足とも素足にされる。
「いやぁあぁぁあひゃひゃひゃひゃ!!!? ぐひゃぁあああはひひひひひひひひひひ!!? それはらめぇぇえぇっへっへっへへっへっへへ~~!!!」
 ヒトミは耳かきで足指の股をひっかかれ絶叫した。
 おじさんたちは、ヒトミの反応に満足げだ。
「ごめん……ごめん……」マナミはうつむいて謝り続けた。 

(つづく)