「あがははははははは!!? やだぁぁっはっはっはっはっはっは、やめてぇ~~!!」
 先ほどまでヒトミがくすぐられていたベッドで、涙を流して笑うブレザー姿の少女。マナミと同じクラスのニナだ。ニナもヒトミと同様にマナミのスマホから連絡を受け、学校帰りに拉致されたのであった。
 四肢をめいっぱいX字にひっぱり伸ばされ、がら空きの腋やおなか、股の下、足の裏をくすぐられている。
「ひひぃ~っひっひっひ、マナミちゃんっはっはっはっはっは、助けてぇぇ~~っへっへっへっへ~~!!」
 ニナはかわいらしい顔をぐしゃぐしゃにして叫んだ。小さな体におじさんたちの太い指がひしめきあっている。
「ごめん、ニナちゃん……あたしのせいで……」
「わっかんねぇへぇぇ~~ひぇひぇひえひぇ!! ふざけんにゃぁぁあっはっはっはっはっはっは~~!!!」
 クラスで委員を一緒にやったときは優しい言葉で励ましてくれた。明るくて可愛くて、クラスの人気者。そんな彼女が口汚くののしってくる……。マナミはいたたまれなくなった。
「縞パンはいいなぁ!」「全身よわよわすぎてびっくりだ!」「足の指がくねくねしてエロいな!」
 マナミの傍には、ニナのバッグが荒らされた残骸と、脱がされたスニーカーと白ソックスが落ちている。
「もうやだぁぁっはっはっはっはっはは!!! なんで私がぁぁあひゃっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

(つづく)