「赤星小梅って誰やねん」


「なん……だと……? 友よ、貴様、本当にガルパン見たのか!?」


「俺くんに勧められて見たけど……。そんな子いたかなぁ……」


「しかたない。googleとかyahoo!とかいう検索サイトで『赤星小梅』を画像検索したまえ!」


「んー……? (ポチクリ)……あ、この子か。みほが黒森峰時代に溺れてたのを救出してあげた」


「せや! ついでに『直下さん』でも検索して見たまえ」


「そんな子も知らないなぁ……(ポチクリ)……えっと、ん? ……あー、思い出した。全国大会決勝戦でカメさんチームが履帯破壊したヤークトの。『直したばっかりなのに』『うちの履帯は重い』とかって切れてたね。……へぇ、『履帯子』とか『ヤクパン子』『内法泰子』『ヤクパッチャン(JP-chan)』とかいう名前もついてるのかー」


「二人とも劇場版の登場は一瞬。台詞も二言三言しかない……」


「それは残念」


「そこでだ! 今日は二人を、くすぐってあげようと思う!」


「……俺くん、思考回路ショートした?」


・・・
・・・・
・・・・・


赤星さん
「助けてください! こんなの、あんまりです!」

直下さん
「はなせぇ! うちらに触れたらただじゃおかないぞぉ!」


「……どういう状況?」


「練習試合中の両名を拉致監禁! 手を後ろに縛っておいて、軍靴と靴下を脱がして、足枷に拘束した。いわゆる、ストックスと呼ばれる足枷。両足を突き出して拘束してあるので、正面から見ると、板から素足が生えているようにも見えりゅ」


「足の指まで拘束されてる……」


「そそ。せっかくだから足指をぴくりとも動かせない状態でくすぐってあげようかと」


「鬼だ……」


「友にはコレを貸してやろう」


「ん? なんだこれ?」


「頭皮ブラシだよ。ブラシの部分がシリコンでできている。それを活用しながら、友は、直下さんの足をくすぐってくれ」


「……しかたない。付き合ってやるか」

赤星さん
「や、やめてくださ――」

直下さん
「ひっ!? こらぁ! 近づくなぁ」


・・・
・・・・
・・・・・


コチョコチョコチョコチョ

カリカリカリカリ

ガシガシガシガシ


赤星さん
「やはははははははははは!!? だめぇっ、たすけぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」ビクンビクン

直下さん
「ひぁぁあっはっはっは!!! はなせぇぇえくあぁぁひゃははははははははははははぁぁぁ!!!」ビックビック


「友、どうだ? 女の子が指一本動かせない状態で足の裏をくすぐられている表情はかわいいだろう?」ガリガリガリガリ


「……かわいいというか、可哀想なんだけど」ガシガシ

直下さん
「ひゃぁぁあっはっはっはっはっは!!? 可哀想ならやめろよおおおおおっはっはっはっはっはっは~~」

赤星さん
「あひあぁぁはっはっはっはやめっ!!!? そんなとこ触らないでぇぇっへっひぇっひぇひひぇひぇひぇ!!!」


「そうかそうか。ゴム手袋をはめているおかげでくすぐったさが倍増しているようだ。赤星さんが喜んでくれて、俺は嬉しい。指の付け根が弱いようだな」コチョコチョコチョ

赤星さん
「ひゃひひひひひひひ!!? あ゛ぁ~~ああぁぁあははははははは、足があぁぁあひゃひゃ、攣っちゃううひひひひひひひひひひひ!!!!」


「うへぇ……二人ともすごい顔になってる……」ガシガシガシガシ

直下さん
「ふぎゃぁっはっはっはっはっは!!!」


「いい表情だろ? 出番の少ないモブが笑い狂う姿には、どこかそそられないか?」ガリガリコチョコチョ

赤星さん
「にゃはははははははひぇぇえええええぇ!!?」


「指が動かせないせいで、くすぐる度に土踏まずあたりがヒクヒクしてる……」グリグリガシガシ


「それもまた醍醐味だな! どうだ? 友、モブをくすぐり倒すのもなかなか楽しいだろう?」コチョコチョコチョコチョ

赤星さん
「ひぃぃぃひひひひひひひひ鬼ぃぅぅぅひひひひひ、ひゃめへぇぇぇっへっへっへ~~!!!」

直下さん
「はにゃぁぁあっはっはっはっはっはっは!!! もうだむぇえええっひっひっひっひ~~!!」


「……まぁ、悪くない」



(完)



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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 追加上映~5/31の支援ssです。

 メタ視点、主人公らと接点を持ってしまったがゆえに巻き込まれてしまう。モブキャラくすぐりには魅力がいっぱい!