カチューシャ
「ノンナ」
ノンナ
「はい」
カチューシャ
「シベリア送り25ルーブルとツンドラ強制労働30ルーブル、マンネリ化して飽きちゃった。新しいペナルティ考えて」
ノンナ
「はい」
○○○
ノンナ
「ニーナ、アリーナ。不安定な足場におけるKV-2の砲塔の旋回には注意するよう言ったはずです。なんど転倒すれば理解するのですか」
ニーナ
「ぶじょほへしたぁ! ノンナさまぁ。戦っていらど、つい焦ってしまじょいして……」
アリーナ
「んだなしてすぅ……。ほったしても塩梅が難しぐて」
日の当たらない教室にて。
プラウダ高校戦車道チーム、重戦車KV-2の乗組員ニーナとアリーナは、それぞれ手首を揃えて縛られ、天井からロープで宙づりにされていた。
二人は何度もKV-2砲塔旋回からの転倒による戦闘不能を繰り返し、ペナルティを受けることとなった。
ノンナ
「カチューシャの期待を裏切らないでください。二人には新しいペナルティの試用に協力してもらいます」
ノンナが言い終えると同時に、吊られたニーナとアリーナの足元の床が左右に開いた。
ニーナ
「のんだ!?」
アリーナ
「な、なしてすか?」
足をばたつかせて怯える二人。
すると床の下から、細い長いアームのついたマジックハンドが生え出てくる。
ニーナ
「わ、……やめっ!? やめでけろぉ」
アリーナ
「やっ、やめで! んかぁ!!」
数本のマジックハンドが二人の足を掴み、靴と靴下を脱がし取った。
また数本のマジックハンドは、二人の上半身、腋や首あたりまで這い上がってくる。
ノンナ
「ペナルティ、開始します」
ノンナの号令で、二人に周囲を囲んだマジックハンドが一斉に二人の身体をくすぐりはじめた。
ニーナ
「んがぁっ!!? んははははははははっはっはっははっはは!!!」
アリーナ
「やっ……ぶふぁぁははははははっ!!! おほぉ~~っほっほっほっほ!! もっちょかりぃいいっひっひっひっひっひ~~!!!?」
マジックハンドは二人の腋の下、脇腹、脚から足の裏にかけて、こちょこちょと激しくくすぐる。
ニーナとアリーナは、身体中を得体の知れないマジックハンドにまさぐられ、宙づりのまま身体を揺らし暴れている。
ニーナ
「なひゃはははははははは!!? なしてこちょがすがぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!?」
アリーナ
「いぎひひひひひひ、いぎでぎな゛ぁぁっはっはっはっは!!! んがっ、ほないぃぃっひっひひっひっひっひっひっひ~~!!!!」
わきわきと二人の腋の下で指をくねらせるマジックハンド。
ぐにぐにと二人の脇腹を揉みほぐすマジックハンド。
ガリガリと二人の足裏を掻き回すマジックハンド。
五本指を巧みに使うマジックハンドもあれば、人差し指だけを器用に使って各部位をほじくるようにくすぐるマジックハンドもあった。マジックハンドは、まるでそれぞれが生き物のように二人の身体中を蹂躙する。
ニーナ
「んがぁあっはっはっはっはっは!!! もひょおおおおおおほほほほ!? もちょこいぃぃっひっひっひっひっひっひ~~!!!」
アリーナ
「ぐぎひひひひひひひ、やめでぇえぇへへへへへへへへ!!! ほにゃ……っ!! ほにゃぁああはははははははは~~!!!」
ニーナとアリーナは顔を真っ赤にして、涙を流して笑っている。
二人とも暴れ方が激しく、激しく身体を揺する。
マジックハンドは二人の身体を執拗に追い回し、くすぐり続けた。
○○○
ペナルティ開始から数十分後。
床に下ろされたニーナとアリーナは失神している。
その顔は、長時間くすぐられ笑い続けたために醜く歪み、舌を出し、白目を剥いている。
ニーナ
「……ひぎ……うひぃひぃ……」
アリーナ
「……あひゃぁ……あへあへ……」
二人の身体はぴくぴくと小刻みに痙攣していた。
ノンナ
「カチューシャ、どうでしょう」
カチューシャ
「さすがノンナね! なかなか愉快じゃない!」
ノンナ
「ペナルティ名の下知を」
カチューシャ
「シベリア超特急60ルーブルね!」
ノンナ
「苦痛を伴うあまりにもくだらない笑い地獄60分間ですね。了解しました」
(完)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
追加上映~5/31の支援ssです。
プラウダ戦が収録されたDVDの特典映像で登場した二人。OVA含め、円盤購入組のファンは一層楽しめる劇場版でした。
「ノンナ」
ノンナ
「はい」
カチューシャ
「シベリア送り25ルーブルとツンドラ強制労働30ルーブル、マンネリ化して飽きちゃった。新しいペナルティ考えて」
ノンナ
「はい」
○○○
ノンナ
「ニーナ、アリーナ。不安定な足場におけるKV-2の砲塔の旋回には注意するよう言ったはずです。なんど転倒すれば理解するのですか」
ニーナ
「ぶじょほへしたぁ! ノンナさまぁ。戦っていらど、つい焦ってしまじょいして……」
アリーナ
「んだなしてすぅ……。ほったしても塩梅が難しぐて」
日の当たらない教室にて。
プラウダ高校戦車道チーム、重戦車KV-2の乗組員ニーナとアリーナは、それぞれ手首を揃えて縛られ、天井からロープで宙づりにされていた。
二人は何度もKV-2砲塔旋回からの転倒による戦闘不能を繰り返し、ペナルティを受けることとなった。
ノンナ
「カチューシャの期待を裏切らないでください。二人には新しいペナルティの試用に協力してもらいます」
ノンナが言い終えると同時に、吊られたニーナとアリーナの足元の床が左右に開いた。
ニーナ
「のんだ!?」
アリーナ
「な、なしてすか?」
足をばたつかせて怯える二人。
すると床の下から、細い長いアームのついたマジックハンドが生え出てくる。
ニーナ
「わ、……やめっ!? やめでけろぉ」
アリーナ
「やっ、やめで! んかぁ!!」
数本のマジックハンドが二人の足を掴み、靴と靴下を脱がし取った。
また数本のマジックハンドは、二人の上半身、腋や首あたりまで這い上がってくる。
ノンナ
「ペナルティ、開始します」
ノンナの号令で、二人に周囲を囲んだマジックハンドが一斉に二人の身体をくすぐりはじめた。
ニーナ
「んがぁっ!!? んははははははははっはっはっははっはは!!!」
アリーナ
「やっ……ぶふぁぁははははははっ!!! おほぉ~~っほっほっほっほ!! もっちょかりぃいいっひっひっひっひっひ~~!!!?」
マジックハンドは二人の腋の下、脇腹、脚から足の裏にかけて、こちょこちょと激しくくすぐる。
ニーナとアリーナは、身体中を得体の知れないマジックハンドにまさぐられ、宙づりのまま身体を揺らし暴れている。
ニーナ
「なひゃはははははははは!!? なしてこちょがすがぁぁっはっはっはっはっはっはっは~~!!!?」
アリーナ
「いぎひひひひひひ、いぎでぎな゛ぁぁっはっはっはっは!!! んがっ、ほないぃぃっひっひひっひっひっひっひっひ~~!!!!」
わきわきと二人の腋の下で指をくねらせるマジックハンド。
ぐにぐにと二人の脇腹を揉みほぐすマジックハンド。
ガリガリと二人の足裏を掻き回すマジックハンド。
五本指を巧みに使うマジックハンドもあれば、人差し指だけを器用に使って各部位をほじくるようにくすぐるマジックハンドもあった。マジックハンドは、まるでそれぞれが生き物のように二人の身体中を蹂躙する。
ニーナ
「んがぁあっはっはっはっはっは!!! もひょおおおおおおほほほほ!? もちょこいぃぃっひっひっひっひっひっひ~~!!!」
アリーナ
「ぐぎひひひひひひひ、やめでぇえぇへへへへへへへへ!!! ほにゃ……っ!! ほにゃぁああはははははははは~~!!!」
ニーナとアリーナは顔を真っ赤にして、涙を流して笑っている。
二人とも暴れ方が激しく、激しく身体を揺する。
マジックハンドは二人の身体を執拗に追い回し、くすぐり続けた。
○○○
ペナルティ開始から数十分後。
床に下ろされたニーナとアリーナは失神している。
その顔は、長時間くすぐられ笑い続けたために醜く歪み、舌を出し、白目を剥いている。
ニーナ
「……ひぎ……うひぃひぃ……」
アリーナ
「……あひゃぁ……あへあへ……」
二人の身体はぴくぴくと小刻みに痙攣していた。
ノンナ
「カチューシャ、どうでしょう」
カチューシャ
「さすがノンナね! なかなか愉快じゃない!」
ノンナ
「ペナルティ名の下知を」
カチューシャ
「シベリア超特急60ルーブルね!」
ノンナ
「苦痛を伴うあまりにもくだらない笑い地獄60分間ですね。了解しました」
(完)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)
こんばんは。ertです。
追加上映~5/31の支援ssです。
プラウダ戦が収録されたDVDの特典映像で登場した二人。OVA含め、円盤購入組のファンは一層楽しめる劇場版でした。