くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

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KTR彼女

「ごめん、ユーキ。私の方から告ったのに……」

 学校の帰り道。
 交際中のユリから突然別れ話を切り出された僕は、頭が真っ白になった。

 彼女とは付き合って二年。
 交際する前からも家が近所でよく遊ぶ仲だった。
 気弱でいじめられっ子だった僕を、ユリはよくかばってくれていた。
 ユリは僕よりなんでもよくできた。
 勉強、スポーツはもちろん、口だって達者だし、大人の扱いも上手い。
 僕が中学校のテストで赤点を取ってしまったとき、ユリはつきっきりで勉強を教えてくれた。
 僕は飲み込みが悪かった。なんども赤点を取ってしまう僕のために、ユリは毎日勉強を教えに来てくれた。ユリにいつまでも迷惑をかけるのが申し訳なくて、そのとき志望していた進学校への受験勉強を断念しそうになった。
 そんなとき、
「迷惑なわけないじゃん! ユーキがその高校に行きたいって言うから、私だってがんばったんだから! ユーキと、ずっと一緒にいたいから! それなのに……、なんで迷惑とか、そんなこと……」
 ユリは目に涙を浮かべていた。強気な彼女の泣いているところをはじめて見た。
 僕はそのときはじめて、ユリの気持ちを知った。
 ユリが僕のお節介を焼いてくれるのは、僕のことを好いていてくれたからだった。
 僕だって、ユリのことが好きだった。けれど、ユリに僕は見合わないと思っていたのだ。
 ユリから告白をうけて、僕とユリは交際をはじめた。
 それから僕は奮起した。飲み込みが悪いなりに勉強のしかたを考えて、ユリの力も借りながら、なんとか志望校に合格することができた。
 一般入試合格発表の日、ユリは推薦で早々合格が決まっていたのに、わざわざ僕のために発表会場まできてくれた。ユリが僕の受験番号を見つけてくれて、泣いて喜んでくれた。その日、僕とユリは、帰り道、生まれてはじめてのキスをした。

 僕は、ユリに甘えすぎていたのかもしれない……。

 目の前で申し訳なさそうに目を伏せる彼女を見ているとそう思う。
 高校の制服姿のユリ。ショートカットで整った顔立ち。最近また少し発育が良くなったように見える。

 高校に入ってから、デートでも、勉強でも、ユリにリードしてもらってばかりだった。
 僕はユリと一緒にいられるだけで楽しかった。
 けれど、ときおり物足りなさそうな顔をするユリは、僕にもっと求めていたのかもしれない。
 コミュニケーション能力? 積極性? 腕っ節? 負けん気? ……全部、ユリにはあって僕にないものだった。

 やっぱり、僕じゃ、ユリに見合わなかった。
 ユリにはきっと、もっとふさわしい人がいるはず……。
 むしろ、いままで僕に付き合ってくれただけでも感謝したい。

 僕は気持ちに割り切りをつけて、彼女の申し出を受けた。

 別れ際に手を振るユリは、寂しそうに微笑んでいた。
 僕はただ「いままでありがとう」と言った。彼女は、なにか言いたそうに口を開きかけて、やめた。
 僕は最後の最後まで、彼女の求めることがわからなかった。こんなときに、他になんて言ってあげればいいのかわからなかった。ユリの気持ちがわからない以上、僕は彼氏失格だ。フラれて当然だと思った。


 心にぽっかりと穴があいたような気分だった。
 帰宅すると、自分宛に荷物が届いていると母親が教えてくれた。
 小脇に抱えられる程度のダンボール箱。母親は「最近はインターネットでなんでも買えて便利ねぇ」と笑っていた。
 見慣れたアマゾンの箱だった。確かに、ときどき教材やCDの購入で利用してはいたが、最近何かを注文した覚えはなかった。
 自室に持ち帰って開封する。
 すると、確かに箱はアマゾンのものだったが、注文書の類いは入っていない。白いラベルのDVDが7枚ほど詰まっていた。ラベルには通し番号しか書かれていない。
 よくわからない。
 よくわからないけど、見てみよう……。ユリと別れて、気分が落ち込んでいたせいかもしれない。僕は、本当になんとなくという気持ちで、1番のDVDを、プレイヤーにセットして再生してみた。

「……え」

 映し出されたのは僕とユリの姿だった。二人とも制服姿で、学校からの帰り道のようだ。
 手撮りらしく画面がぶれぶれだ。
 ゆっくり、ゆっくりと、僕とユリの背中を追うように画面が移動していく。
 身に覚えのない映像……。
 いつの間に? 誰が? なんのために?
 映し出された自分とユリの姿を見ていると、急に寒気がした。
 ノーカットの無編集映像が延々と続く。
 しばらく歩いて、僕とユリは立ち止まる。いつも分かれる十字路だった。今日、僕がユリに別れを告げられた十字路だった。
 そのとき、雑音に混じって、ユリの声が聞こえた。
「じゃあ明日、11時に駅前で。遅れないでよ!」
 僕の声は小さすぎて聞こえない。
 ユリの言葉でわかった。これは先週末の映像だ。週末にデートの約束をしていた。テスト期間でしばらく一緒に遊べなかったから、ひさしぶりのデートだった。ユリが珍しくはしゃいでいたのを覚えていた。……それなのに、デート当日、突然ユリの方からドタキャンされて――……。
 背中に気持ちの悪い汗が流れた。
 ……ユリに、なにかあった?
 画面の中で分かれる僕とユリ。画面は去った僕ではなく、ユリの背中を追っていた。
 ユリは軽くスキップしている。
 突然、複数の足音がして、ユリの背中へ向かう画面が速くなった。
 ユリが気配に気づいたらしい、ばっと振り返ったところで、画面はブラックアウトした。彼女のびっくりしたような表情が僕の目に焼き付いていた。

 そこで1番のDVDは終わっていた。
 僕はすぐに、2番のDVDを手に取った。衝動的だった。乱暴にDVDを入れ替えて、再生ボタンへ指をのばす。
 この先、見てはいけないような気がした。見てしまうと、もう後戻りができなくなるような気がした。ユリとの大切な思い出がすべて穢れてしまうような予感がした。見なければよかった。知らなければよかった。後悔しか残らないだろうことは、自分でもよく理解していた。生理的な嫌悪感のせいで、心臓がバクバクと高鳴った。……それでも僕は、再生ボタンを押さずにはいられなかった。

 ぶれぶれの画面に映し出されたユリの姿。
 制服のまま、ベッドの上で仰向けに寝かされている。
 ユリは眠っているようだ。小さく胸が上下している。
 カメラが寄り、顔のアップ、胸元、脚まで舐めまわすように映し出される。

 僕は、嫌悪感で吐き気を催した。

 画面外から、太い腕が出てきた。節くれ立った指と、濃い腕毛。男のものだ。カメラを回している者と、別に仲間がいるらしい。
 男の手が、ユリの足を掴んで軽く持ち上げる。スカートの中の薄桃色の下着が垣間見えた。
 ユリは、すーすーと寝息を立てている。
 男の手は、ユリの穿いていた紺色のハイソックスに指をかけて、ゆっくりと脱がしはじめた。
 ユリは、身じろぎする様子もない。
 露わになる、ユリの白いふくらはぎ、くるぶし……。
 すぽっと、ソックスを脱がせると、ユリの素足が震動でぶるりとくねった。
 画面一杯に映し出されるユリの素足。細い指、綺麗なアーチ。親指よりも人差し指の方が長いために、足全体の輪郭が銛のように見える。紺色のソックスを一日中穿き続けていたためか、足の裏の皺や、指の間に、うっすら紺色の毛が挟まっている。

 夏場にたまに見る程度だった。こんなに間近で見る機会なんて、いままでになかった……。

 画面外から、ぬっと男の横顔が現れる。知らない男だ。メガネをかけて太っている。荒い息とにやけ顔。見ているだけで嫌悪感を抱いた。
 すると突然、男は自身の顔をユリの足の裏へ押しつけた。
 そのまま、すーすーと深呼吸する男。

 僕は、見るに堪えず、一瞬顔を背けてしまう。

 再び見直すと、男はユリの足の指の付け根に、鼻をこすりつけていた。
 ユリの足の指がぴくぴくと動いた。
 ユリの表情は、やや眉間に皺が寄り、くすぐったそうだ。

 男がユリの足の臭いを嗅ぐ映像は、数分間続いた。
 ユリのもう片方のソックスも脱がせると、今度はカメラが上半身に寄る。
 男は、ユリのシャツのボタンへ手をかけた。
 ひとつひとつ、焦らすようにボタンを外していく。

 僕は、思わず顔をしかめる。

 ユリの胸に、薄桃色の下着が見えた。
 フリルのついた、かわいらしくもあり上品なデザインだった。

 十数年の付き合いの中で、ユリの下着なんて、見たことがない。それをこんな男に晒されて……。

 男は、ユリのシャツからスカートまで、ゆっくりゆっくりと脱がしていく。
 10分以上かけて、ユリは下着姿にされてしまった。

 ベッドの傍に乱雑に放り捨てられたユリの衣類……。

 ユリは薬でも嗅がされているのかまったく起きる気配がない。

 ベッドで仰向けに寝かされる下着姿のユリ。
 そんなユリの周りに、画面外からまた別の男が近づいてきた。三人、四人。見知った顔はない。

「……や、やめて」

 もう手遅れであることがわかっていながら、僕は思わずつぶやていた。喉がからからに渇いていて、声がかすれた。

 男達の手にはロープが握られていた。
 彼らの腕が、ユリに伸びていくところで、画面がブラックアウトした。

 2番のDVDが終わった。……
 見たくない。もうこれ以上見たくない。そう体中が嫌悪感を示しているのに、やめることはできなかった。
 心臓の高鳴りが収まらない。

 3番のDVDを再生すると、いきなりの全身が映し出された。
 先ほどまでの手撮り映像ではなく、天井からの固定カメラの映像のようだった。
 ベッドの上で仰向けに横たわった下着姿のユリを見下ろすような構図。
 ユリは両手両足をまっすぐ上下にのばして、アルファベットのIの字のような形になっている。
 手首と足首をロープで縛って固定されていた。

「……ん、んぅ」

 画面の中のユリが、うっすらと目を開けた。2番のDVDからは少し時間が経っているようだ。ユリが自然に目覚めるまで、編集されたらしい。

「え……」

 ユリは目をしばたたいて、一瞬キョトンとした表情になる。
 そして見る見る顔を紅潮させた。

「な、なにこれっ!!? どこっ!? なんで私っ、はだ……っ!! だれかぁっ!」

 ユリはギシギシとロープをきしませてもがきながら叫んでいた。
 かなりの恐怖だったのだろう。
 パニックに陥ったユリは、金切り声を上げている。

 いつも強気で、余裕のあるユリが、こんなに乱れて……。

 しばらくして、ユリははっと、画面の外の何かに気づいた様子。

「だ、誰!? あんたたち……!! 私をここに連れてきたの……! なにっ……えっ!? 来ないで!!」

 画面の四方から六人の男が現れ、ユリの周囲を取り囲む。
 さっきユリの足の臭いを嗅いでいた男や、ロープを持っていた男もいた。

「やだっ!! なにするつもりなのっ!!! やめなさいっ!」

 ユリは声を荒らげる。必死に強気を装っているが、涙目になっている。
 男達は、ユリの言葉には反応せず、ただ「うひひ」と気味の悪い笑いを漏らしている。

 僕は、いよいよ体中が熱くなった。
 心臓が高鳴りすぎて、胸が痛かった。
 がちがちと歯が鳴って、左手の親指を噛んだ。

 ……彼女が、レイプ、される。

 そう覚悟を決めた矢先、

「きゃっ……はっ」

 ユリは笑い声を上げた。
 男達の一二本の手が、ユリの体をくすぐりはじめたのだ。

「は、はっ!!? なっ、やめっ、んはぁあははっ!!? やだぁぁ!!!」

 ユリは、びくびくと体を震わせて、頭を左右に激しく振った。
 その表情は嫌悪感に歪んでいる。
 男達は、無言のままにやにやと嫌らしい笑いを浮かべ、ユリの素肌に指を這わせていた。
 二人が腋とアバラ、二人が脇腹と太もも、二人が膝と足の裏である。

「やめっ……!!! やだぁぁはははははっ!! こんなのっ、なんでぇぇ~~~あはははははははははははは!!!」

 しばらくは笑い声をごまかすように声を絞っていたユリだったが、ものの数秒で本格的に笑い出してしまった。
 眉間に皺を寄せたまま、だらしなく大口を開けて笑う下着姿のユリ。波打つように体を震わせている。
 男達はこちょこちょとユリの全身をくすぐり続けている。

 なんだ、これは……?

 僕は唖然とした。
 好きだった女性が、目の前で、大勢の男達にくすぐられている。
 まったく予想外の光景……。

「嫌ぁあぁあっはっはっはっはっはっははっは!!! やめてぇぇ~~~!!!」

 ユリの白い肌に、男達のごつい指が食い込む。
 両腕両脚をまっすぐに伸ばしたまま身動きの取れないユリにとっては、かなり強烈な刺激に違いない。

「やぁあぁ~~っはっはっはっはっはは!! なんでぇぇ~~~なにが目的なのおお~~あはははははははははは!!!」

 目に涙を浮かべ、ユリは叫んだ。
 可愛い顔をくしゃくしゃにゆがめ、涙を流し、口元から涎を垂らしながら……。

 画面を見ている僕にも、男達の目的がまったくわからなかった。
 よってたかって身動きの取れない女の子をくすぐって、なにがしたいのか……。

「やぁあぁあはっはっはっはっはっはは!!! ひぎゃぁあああははあはははは~~!!!」

 ユリの笑い声が徐々に激しくなっていく。
 体中がびくびくと悶えて、まるで陸地に上げた魚のようだった。

 苦しそうに笑い続けるユリを見ていると、胸が苦しくなった。
 好きな女の子が、まったく見ず知らずの男の手で、大笑いさせられている……。僕の頭は、その事実を受け入れることに強烈な拒否反応を示した。

 なんでこんな奴らに、ユリは笑わされているんだ……。

 ユリの笑い声が耳に残る。
 彼女の悲痛な笑い声を聞けば聞くほど、自分でも訳の分からない感情に押しつぶされそうになった。

 薄ら笑いを浮かべてユリをくすぐる男達。
 腋から足の裏まで、全身をくすぐられて、下品な笑い声を上げるユリ。

 そんな映像が一時間ほど続いたところで、画面がブラックアウトした。

 4番のDVDは、自然と手に取っていた。
 僕は、……いったい、なにをしているんだ? いったい、なにを見ているんだ? いったい、なにを、期待しているんだ?
 番号が進むにつれて、どんどんユリがひどい目に遭わされているというのに、……僕は、なにを楽しみにしているんだ?

 僕は、自分自身に激しい嫌悪感を抱く。

 涙が出た。
 認めたくなかった。
 僕は、ユリが、他の男達に弄ばれる姿を見て、欲情していたのだ。

 意識した途端に、僕の陰茎は激しく勃起した。
 自分の体は、ユリが次になにをされるのか、期待してしまっている……。

 サイテーだ……。

 僕は股間を殴りつけながら、4番のDVDを再生した。

「をほっ!? うほほほほほほっ!!!? いひゃぁあぁあ!!!?」

 いきなり画面いっぱいにユリの笑い顔が映し出され、びっくりした。
 ユリは目を見開いて、舌を出して笑っている。
 可愛い顔立ちが見るも無惨。
 一瞬誰かわからなくなるぐらい、醜く歪んでいる。
 長年の付き合いの中で、こんな表情見たことがなかった。

 いったいどこをどんな風にくすぐられているのか……。

 カメラが次第にズームアウトしていく。
 すると、どうやら一人の男がユリに馬乗りになって、アバラから腋にかけてくすぐっているようだった。

 男の手をよく見ると、ゴム手袋がはめられている。
 ゴム手袋越しにくすぐられると、そんなにくすぐったいものなのか。ユリは、乳房を激しく震わせながら、笑い狂っている。

「あひっやひゃっひゃっひゃははひははははははっ!!! もうだめっ!!! だめぇええああはははははははは!!! いいひひひひひひ、いい加減っ!!! んひひひ、なにが目的か教えてよあおおあおおあはははははひゃひゃひゃひゃひゃ~~~!!!!」

 ユリは髪の毛を大きく振り乱して叫ぶ。
 すでに一時間以上くすぐられ続けているはずだ。
 それなのに、まだ男達は、ユリの言葉を無視し続けているのか……。

 ユリの素肌を男の指がこすり上げるごに、きゅっきゅと音を立てている。

「ひやぁあああははははははははっ!!! ひぃぃ~~っひひひっひっひひっひ、やめてぇぇえええひひひひひひひひひひ!!!」

 ガクガクと首を上下に揺らして笑うユリ。
 ユリの泣き叫ぶ姿に、僕は見入ってしまった。

 5枚目のDVDは、力なく涙を流すユリの表情から始まった。

「も、もう……げほっ、いい加減にしてぇ……」

 笑いすぎて息が上がっている様子。首回りや額にもじっとりと汗がにじんでいた。

 カメラがゆっくりと移動していく。
 胸、おなか、太もも……。
 ユリの足元、足の裏がアップになったところで画面が止まった。

「おねが……、げほっ、もう、くすぐられたくないぃ」

 ユリの泣き声。
 こんな弱気なユリの姿は新鮮だった。

 画面外から現れる男達の腕。
 彼らの手には、櫛やら耳かきが握られていた。

 画面の隅にユリの表情のワイプが出現したところで、男達のくすぐりが再開された。

「いぎぃぃいいいいぃぃっ!!? いやぁぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!」

 右足の裏はぐしぐしと櫛で激しくくすぐられ、左足の裏は耳かきと手でくすぐられている。
 びくびくともがく足の指。
 くねくねとよじれる足。
 ユリはびたんびたんとIの字に拘束された体をベッドに打ち付けながら笑っている。

「やめへぇぇぇえっへっっへへっっへ!!! くすぐったいぃぃひひひひひひひひひひひっ!!! もうやだぁぁぁあ~~っっはっはっはっひゃっひゃっひゃひゃひひひっひ!!」

 ユリは、ときおり咳き込みながら、泣き叫ぶ。

 わけもわからず、ただくすぐられ続ける数時間。
 ユリの顔は汗と涙と涎でぐしゃぐしゃで、じゅるじゅると下品に鼻水を鳴らしている。

 僕は、さっき別れたばかりのユリが、こんな壮絶な経験をしていたという事実が信じられなかった。
 ユリの変化が、まったくわからなかった……。
 僕は、それにもショックを受けた。

「うへぇ……もぅ……、いやぁ……」

 しばらくくすぐられたユリは、100均で売っているような足指セパレーターを足にはめられた。
 足の指が左右に大きく広げられて固定されると、土踏まずがひくひくと動いた。
 涙を流し、弱音を吐くユリ。
 そんなユリを、男達は再び容赦なくくすぐりはじめる。

「ひやぁあああぁあはははがあああぁぁぁあぁぁぁ!! あぁぁぁああ~~ひゃひひひひひひひひひがぁあぁぁぁあ!!?」

 がしがし、ぐしぐし。
 数十本の指が、ユリの足の裏に這い回る。
 足指が動かせない状態でくすぐられるのはよほどの刺激なのか、ユリは目をひん剥いて笑っている。

 もう何時間も、断続的にくすぐられているユリ。
 全身汗でびっしょり。彼女の体力は限界のように見えた。

 6番のDVDは、一人部屋に放置されたらしいユリの泣き顔からはじまった。

「もう……やだぁ……えぐ、誰かあ……、帰して……」

 力なく天井へ向かって嘆くユリ。普段の強気な表情はない。
 彼女の体はほてったように赤かった。

 しばらくして、ひとり、男が画面外から現れる。
 ユリの足の臭いを嗅いでいた男だった。

「……な、なんで、こんなことするのぉ……」

 ユリは男に向かって言った。声は枯れている。
 すると、少なくともDVDの中でははじめて、男が口を開いた。

「ユリちゃん、そろそろ体がくすぐって欲しくなってきたんじゃないかな?」

 僕には男の言っていることが理解できなかった。

「……そんなこと、……あるわけないじゃない」

 ユリは顔を真っ赤にして首を振った。
 よく見ると、ユリの体がぴくぴくと痙攣しているようだった。

「ユリちゃん。嘘はよくないなあ、体はうずいて仕方が無いくせに」

 男はそう言って、ユリの拘束されたベッドの上部へ回り込む。
 ユリの顔を上から覗き込むような態勢で、両手わきわきさせながらユリの腋の方へ。

 それを見たユリは、途端に暴れ出す。

「……――や、やあっ!! だめぇ!! もうくすぐらないでっ!!! これ以上やられたら――」

「これ以上やられたらなんだって?」

 男はそう言って、体をよじって暴れるユリの腋に指を差し込んだ。

「ぃぎゃぁああああああああああああっ!!?」

 ユリはびくんと体を波打たせ、奇声を発した。

 男は、ユリの汗ばんだ腋のくぼみを指先でほじくるようにくすぐった。

「ぐやぁあぁはっははっはっははっははっは!!!? だめぇぇええいひひひひひひひひひひっ、だめだってぇぇぇえああひぇひぇえへぇへひゃひゃへぇひぇひひひひひ~~!!!!」

 ユリは首をぶんぶんと左右に振って笑いもがく。

「ほらほら。ユリちゃん体は正直じゃないか。もう乳首が立ってる。興奮しちゃってるんだろ?」

 男の言うように、ユリの胸は下着越しにもぷっくらと突起が見えた。

「ひゃぁあああっはっはっはっはっはっはっは!!! そんなごどおぉおほほほほほほ、そんなことないぃぃひひひひひひひひひひひ!!!」

 ユリは激しく首を振る。

「嘘つくなら、もっと強くしてあげるよ」

 男は茶化すように良いながら、ぐりぐり親指をユリの腋のくぼみへねじこんだ。

「いぃぃぃ~~っひひひひひっひひひひ!!!? ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!!」

「ほらほらすごいすごい」

 ユリの暴れぶりが半端なかった。
 びたんびたんと背中をベッドに打ち付け、激しくIの字に引き伸ばされた体をよじる。
 ユリの細くてきれいな体がちぎれそうなほどだ。

「ユリちゃんは腋の下のこのあたりゴリゴリされるのが好きだよね~?」

「ちがうあぁあうあうあいひひひひひひひひひひひひっ!!!? あぎぃぃいいあはははははははははははははは!!!」

 男の挑発。
 ユリの反発。

 男の方は完全に遊んでいる。

 ユリが、訳の分からない男に弄ばれる光景。

 僕は、ただ食い入るようにその映像に見入っていた。

 男は、これまでの数時間でユリの弱点を熟知しているようだった。
 わざと口に出して、ユリを挑発している様子。
 腋だけでなく、

「脇腹は軽く爪立てた方が好きだよね? ユリちゃん」

 男はユリの横っ腹に爪を立てて上下させた。

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!? ひぃぃぃいいいっひっひひっひっひっひ~~!!!」

 ユリはお腹をひくひくさせながら悶えた。

「足は指の付け根がいいんだよねぇ?」

 男はユリの足の指を押さえつけて反らし、親指の付け根あたりをカリカリとくすぐった。

「きぃぃぃいい~~ひひひひひひひひひひひひひひひっ!!! そこだめぇぁぁあああははははははははははははははは~~!!!」

 ユリは、各部位をくすぐられるごとに激しい反応を見せた。
 男楽しむように、ユリの体に指を這わせ続けた。

 7番のDVDでは、ユリは再び、大勢の男達に全身をくすぐられていた。

「いひゃぁぁあががあはははははははははははっ!!!! ぎぃひひへぇひぃぇへぃえひぃええはひひひひっひひひ!!!」

 舌を出し、激しく笑うユリに、

「ユリちゃん、下品なアヘ顔もかわいいねぇ。親が見たら泣いちゃうレベル」
「涎垂らして喜んで、ホント変態さん」
「もっとやって欲しいんだろ? ほれほれ言ってみな?」

 男達は嘲笑する。

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!! ひぎぃぃいいいいはひっひひっひっひっひっひ~~!!」

 ユリはただ大口を開けて笑うだけで、否定も肯定もしなくなっていた。

 みだらに涎を垂らして笑い続けるユリ。目は焦点が合っていない。
 顔のアップになるとよくわかった。
 恍惚の表情。
 もう、僕の知っているユリではなくなっていた。

 ……いったい何時間、見続けたのだろう。
 僕は画面の前でため息をつく。
 周囲には使用済みティッシュが散乱していた。

 僕は、もう、なにもかもあきらめていた。

「……あ、ユーキ。ごめん。今日、急に体調悪くなっちゃったから、……うん。うん。ありがと。またね」
 7番のDVDの最後のチャプター。ユリはベッドに腰掛けて電話をかけていた。
 私服姿だ。別の日らしい。
 家に帰してもらえたのだろうか。
 電話を切ったユリは、乱暴に電話を放り捨てる。自ら衣類を脱ぎ去り、生まれたままの姿になった。
 彼女がベッドに仰向けに寝そべると、複数の腕が画面外から現れた。
 そこで唐突にブラックアウトする。

 僕は「え?」と思わず声を漏らした。
 下腹部のうずく感覚が気持ち悪い。

 しばらくすると、画面上にURLが表示された。
 すぐにPCを立ち上げ、検索をかける。
 有料アダルト動画サイトのURLだった。
 『ユリ 8』というタイトルの動画を見つけたので、僕は迷わず課金した。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 ピクシブのマイピク限定で公開していたKTR小説です。













なれるっ! くすぐりストーカー! ♯1

 こんにちは。反町かの子です。
 卓也君が大好きです。
 破局したいまでも大好きです。
 彼から受けたくすぐりプレイが忘れられません。

 卓也君の家には、木の板を張り合わせて作った足枷がありました。
 足首から先を通す穴が二つ横に並んでいて、西洋画で見たことのあるギロチンを思い浮かべました。
 はじめて彼の家に遊びに行った日。
 彼は私に、足を入れるように言いました。驚いたけれど、卓也君に嫌われたくなかったから、言われた通りにしました。
 学校帰りだったので私は制服姿。
 白いソックスを穿いた足を、穴にはめ込み、がっちりと固定。
 彼が指をわきわきさせるだけで、私は足がむずむずしてきて、きゅっと足指を縮こまらせました。
 私は怖くなって、「ちょっと待って……」と言いました。
 卓也君はにっこり微笑むだけで、待ってはくれませんでした。問答無用で、いきなり私の両足の裏へガリガリと爪を立てました。

「んきゃっ!? ふはっ、は、は、あぁああぁぁぁは、あはははははははははっ!!! ひひゃぁああひっひあひっあひぃぃいい!!」

 私は小さい頃から人と話すのが苦手でした。
 人前で大声で笑うこともめったにありませんでした。

「きあぁぁあぁあひっひっひっひ、いひぃぃっ!!? うひゅひぃいあひああはははははははは、ふは~~!?」

 笑い慣れていなくて、終始変な声をあげてしまいました。
 彼の爪が私の足の裏の皮膚をこすり上げ、しゃりしゃりと音を立てていました。
 羞恥心なんて気にする余裕なんてないぐらいくすぐったくて、私は泣きながら笑っていました。

「あひあぁぁあひゃぁああぁははははっはっ!!? いひひゃぁぁああぁぁ!!!」

 彼は私のソックスのつま先を持って引っ張りました。
 足枷で固定されているところを無理に引っ張るので、伸びてしまいます。
 彼はそれでも力任せに引っこ抜き、私を素足にしました。

 彼は私の耳元で「足、弱いんだろう?」と囁きました。濡れました。

 素足をくすぐられはじめると、もう私は正気を保っていられませんでした。
 あまりのくすぐったさに、頭が真っ白になりました。

「ふひゃぁぁあああははひゃひゃひゃひゃっ!!!? ひぎぃぃいいっひひっひっひっひ、もっどぉぉおおおおおひゃひゃひゃ! もっどやっでえぇぇえええひぇひえぇひぃえひぇ!!!」

 気がつくと、私は彼に、もっとくすぐって欲しいと懇願していました。
 彼は私の足の指を一本一本丁寧に広げて、爪でこそぐようにくすぐりました。

 もう、私は、彼のくすぐりの虜でした。

 それからというもの、彼の家に行くたびに、私は足の裏をくすぐられました。
 耳かきで土踏まずをこりこりされたこともありました。
 ブラシでごしごしと踵を磨かれたこともありました。
 足の指を全部縛られて、まったく身動きの取れない状態で、足の裏全体を櫛でガシガシとくすぐられたこともありました。

 私は、彼にくすぐられるのが好きでした。
 毎日通うようになりました。
 もっと強い刺激を、せがむようになりました。

 破局は、唐突でした。卓也君からでした。「四六時中べったりで鬱陶しくなった」んだそうです。
 私は、泣きました。
 大好きな卓也君に、もうくすぐってもらえないと思うと、涙が止まりませんでした。

 しばらくは、ろくに食事もできませんでした。

 彼のことを思い出すために、彼の家にあったのと同じ拘束具を買い集めました。
 部屋の模様替えをして、彼の部屋とまったく同じに見えるようにしました。
 ときどき、自分で自分の体を拘束して、妄想の中で卓也君にくすぐってもらう。……
 そうしてなんとか喪失感を誤魔化し、日々を乗り切ってきました。

 そんなある日のことでした。
 私は、いつものように朝早く学校へ登校して、卓也君の下駄箱の傍に隠れていました。卓也君の登校時間のデータを取るためです。日課でした。
 すると、一人の女子生徒が近づいてきて、卓也君の下駄箱の中にピンク色の封筒を置いていきました。
 私は彼女が立ち去るのを待って、下駄箱から封筒をひったくりました。
 それがラブレターだとわかった瞬間、私は歯ぎしりするほどの嫉妬心に駆られました。

 卓也君のくすぐりプレイに耐えられるのは、私だけ。あんな小娘に耐えられるわけがない……。

 歯の浮く文章は読んでいるだけで虫ずが走ります。末尾には『小山鈴江』と記されていました。


(つづく)


♯1 ♯2 ♯3 ♯4 ♯5 ♯6 ♯7


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 晒そう企画『ストーカー』の二次創作です。




愛しの彼はくすぐりフェチ ♯5

 日曜日。
 村田綾香は予定通り、石川保奈美を先輩の家に連れ込んだ。
 ベッドの上でIの字に拘束された保奈美は戸惑いを隠せないようだった。
「えっ……ええっ!? 綾香ちゃん? 奈美ちゃん?」
 ミニスカートに革ジャケット姿。生足である。彼女はブーツを素足で履いていたのだ。
 奈美は保奈美の蒸れた足をくすぐるのが、少し楽しみだった。
 綾香は申し訳なさそうに眉をひそめている。
「さ、綾香ちゃん。はじめるんだ」
 先輩はすでに撮影を始めていた。
 しぶる綾香。
「いいのか? あの動画を公開されても」
 先輩の脅しに、身震いした綾香はそっと保奈美の身体へ手を伸ばした。
「ごめんなさい……石川さん」

「えっ……何っ、綾香ちゃ――きゃはぁっ!?」 

 保奈美は、綾香の指先が脇腹に触れると同時に声を上げた。
 綾香はびくっと手をひっこめた。
「綾香ちゃん、何やってるんだ。続けるんだ」
 先輩の言葉におびえながら綾香は再び手を伸ばす。

「ちょっ、ちょっと! 綾香ちゃんやめっ――きゃはははっ」

 保奈美の脇腹の横で、ちょこちょこと小刻みに指先を動かし始めた。

「くひひひっ……やはっ、なっ! やめて! やめてよぉ! ふくひひ……っ」

 保奈美は眉をしかめて声を荒げる。
 必死に耐えている様子。
 奈美は、自分もくすぐりたくてうずうずしていた。
「まだまだ手つきがぎこちないな。奈美。お手本を見せてやれよ」
 奈美は待ってましたと、さっそく保奈美の足下へ移動した。

「くふっ……やっ!! 奈美ちゃん……!? 何っ、これ、どういうこと!!?」

 歯を食いしばりながら、怒気を露わにする保奈美。
 奈美は無視して、保奈美の両足の裏を人差し指でほじくり始めた。

「くひひひひひひひっ!? ……んふふ、ひひ、――ふはっはっはっはっはっはっはっはやめてぇぇ~~~!!!」

 保奈美は一瞬耐える素振りを見せたが、蒸れた足の裏のくすぐったさには耐えきれなかったのか大笑いを始めた。

「奈美ちゃやぁぁあ~~っはっはっはっは!! 何するのぉぉ~~ひっひっひっひっひっひぃぃ!!」

 可愛らしい声を押しつぶすようにして叫ぶ保奈美。
 足の指はぐねぐねともがき苦しむように蠢いている。

「ごめん……ごめん……」
 つぶやきながら、綾香は保奈美の腋の下をくすぐる。

「ひゃははははははは!? やめてっ!! あやかちゃぁぁあんひひひっひひっひひ!!」

 たった二本の指に翻弄されてくねくねとよじれる保奈美の素足は見ていて痛快だった。
 奈美は指を増やし、ガリガリとむさぼるように保奈美の足の裏をくすぐった。

「ぎゃぁぁっははははっははははははっは!! ふひゃぁぁあひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

 保奈美は泣き叫んだ。
 奈美は楽しかった。

 保奈美は足の指の間に汗をかいていた。
 そこへ指をつっこみ、ずるずると滑らせるように動かした。

「えっへっへっへっへへへへひひひひひひひひぃぃ~~ひっひっひっひやぁぁああ~~~!!!」

 保奈美はびくびくと身体をよじって笑う。
 綾香もだんだんくすぐる力加減がわかってきたようで、指の動きが激しくなっている。
 済まなそうな顔をしながらも、少し顔が赤い。
 奈美は、綾香に負けていられないと思った。

「やぁあぁあひゃひゃひゃひゃ!!! うひひひぃ~~~っひっひっひっひっひっひっひ!!」

 保奈美は可愛い顔をぐしゃぐしゃにして笑い続けた。
 しばらくして先輩は奈美達のくすぐりをやめさせた。
 釘を刺し、保奈美と綾香を帰す。

(…………)

 奈美は、物足りないと感じていた。

「奈美。だいぶくすぐりが上手くなったじゃないか」
 先輩のお褒めの言葉は、たいして嬉しくなかった。
 欲求不満だったのだ。
「先輩」
「なんだ?」
「桃香のムービー……コピーして、いただけませんか?」

 奈美は、思い至った。
『こないだはごめん。ちゃんと謝りたいから、今から遊びに行って良い?』
 桃香はきっと許してくれる。
 そうしたらまた桃香をくすぐろう。
 抵抗したら、先輩がやったように脅せば良い。
 奈美は、桃香をくすぐりたくて仕方が無かった。
 今すぐ、くすぐりたくて、仕方が無かった。


(完)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 晒そう企画の『ストーカー』を原作にした、リメイク第二弾。
 ひとまず完結です。
 今回はIの字拘束にこだわってみました。
 揃えられた足。くねくねと身をよじる様。魅力がいっぱいです。

 今回より、オリジナル作品完結ごとに満足度アンケートを設けます。
 読者の方が気軽に参加できる機能が欲しかった! 奮ってご参加ください!










愛しの彼はくすぐりフェチ ♯4

 調査の結果、石川保奈美は、日曜日に六組の村田綾香(むらた あやか)と映画に行く約束があることが判明した。
 幸い奈美は、選択授業で綾香と面識があった。
 彼女の性格は多少分かっていた。
 気が弱くて従順。
 奈美は先輩に、綾香を強制的に協力させて、日曜に保奈美をくすぐる計画を提案した。

「な、何するつもりですか……?」
 土曜日。
 奈美は部活を終えた綾香を拉致して、先輩の家に連れ込んだ。
 ベッドの上でIの字に拘束された綾香は不安そうに眉を寄せている。
 セミロングの髪に童顔。
 制服のブレザーがよく似合っている。
「奈美。俺の趣味がわかってるじゃないか。こんな可愛い子なら是非協力を仰ぎたいな」
 先輩は、好みの女子が一人余分にくすぐれるということで喜んでいるようだった。
「え……っ」
 先輩は、恐怖に身を震わせる綾香のブレザーのボタンを外した。
「いや……っ! 後背さん……助け――」
 綾香が言い終える前に、先輩の指がワイシャツの綾香の腋の下へつっこまれた。

「うひゃっはっ!!?」

 綾香は敏感だったようで、身体が上下にびくんと波打った。
 そのままこちょこちょと先輩は指を綾香の腋の下で動かした。

「いひゃっはぁぁぁははははははは!!! うふぇへへへへへっへへっへ、ひぃぃ~~っひっひひひひひひひひひひひひひ!!!?」

 おとなしくておっとりとしているイメージの綾香のバカ笑いに、奈美は驚いた。
 腋の下をくすぐられて、身体を引きちぎらんばかりに左右に激しくねじって笑う。

「ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃやめてぇぇ~~~ふひぇひぇへへへへへへへへへ!!!!」

 先輩の指が綾香の腋の下で激しく動き回る。
「奈美。何をぼーっとしているんだ? 奈美も手伝えよ」
「あ、はい」
 奈美は綾香の珍しい表情に釘付けになっていた。
 足下へ移動して、綾香のスクールソックスをつま先から引っこ抜いた。
 足の裏は少し汗をかいている。
 もう罪悪感などなかった。
 上半身のくすぐったさに、悲鳴を上げ続ける綾香。
 呼応するように足の指が激しく動いていたので、奈美はその指をがっしりとつかみ押さえつけた。
 反らして、ぴんと張った足の裏を、がりがりと掻きむしる。

「あひゃぁあ~~ひゃひゃひゃひゃ!!!? あぎゃあははははははははははははははダメぇえぇえぇへへへへへへへへ!!!」

 綾香は敏感だった。
 奈美は自分の指の動きに合わせ、悶え、叫び、笑い声を上げる綾香の様子に満足感を覚えた。

「ふぇぇえひゃひゃひゃひゃ!! うしゅひひひひひ、後背さんやめてぇ~~~ひぇひゃははははははははは!!」

 少し指の動きを変化させるだけで、綾香はおもしろいように反応する。
 しばらくくすぐっていて、奈美は、綾香の弱点を見つけた。

 足の指の間だ。

 奈美は縮こまる綾香の足の指を無理矢理押し広げ、自分の人差し指をその指間へグリグリとねじこんでいった。

「うぎゃぁぁあひゃひゃひゃふふぇへへへへへへへへへへ、あきゃきゃきひゃひゃひゃひゃぁ~~っ!!!」

 綾香は泣き叫ぶ。
 奈美はくすぐりながら、綾香の反応を見たくなった。

「ふひぇひぇひぇひぇ!!! ひぎぃぃぃ~~っひっひっひっひあがぁぁああっはっはっはっはっは!!!」

 綾香は鼻水を垂れ流し口周りを涎でべとべとにしながら、舌を出して笑っていた。
 ひどい顔だった。
 先輩にムービーを撮られていた。
 奈美は満足した。

 解放されても、綾香は立ち上がれなかった。
 口を半開きにして頬を引きつった表情で、へらへらしている。
「綾香ちゃんいいか? この動画をネットにアップロードされたくなかったら……」 
 先輩は動画を綾香に見せた。

『あきゃぁぁあああ~~っははははははひあぃはぃひひゅふふふふふふふ!!!?』

 綾香は自分のとんでもない表情を見せつけられて、小刻みに首を振る。
「明日、石川保奈美ちゃんをこの家へ連れてくるんだ。いいね?」


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 こんばんは。ertです。
 晒そう企画の『ストーカー』を原作にした、リメイク第二弾!
 

愛しの彼はくすぐりフェチ ♯3

 桃香をくすぐった翌日、学校で桃香に避けられた。
 奈美はショックだった。
 自分に非があることはわかっていた。
 しかし、少しだけ不服だった。
(桃香が告白しろって言ったんじゃん……)
 奈美はため息をついた。
(自分勝手だなぁ、私……)
 くよくよしていても仕方が無い。
 そのうち時間が解決してくれるだろうと、奈美は思った。

「新入生に、石川保奈美(いしかわ ほなみ)って可愛い子がいるだろ? 日曜にあの子連れてきてよ。奈美にもくすぐらせてやるから」
 先輩の指定した石川保奈美という生徒は、奈美のクラスとは別の棟にある九組の生徒だった。
 九組の前までやっていて、奈美は少し物怖じした。
 桃香のとき以上に罪悪感があった。
 桃香は友人と言うことで多少気を遣わなかった部分があった。
 保奈美とは初対面である。
 初対面の人を呼び出してくすぐるなんて……。
 確かに奈美自身、人をくすぐることに興味は抱いていたが、自分とまったく関係の無い人間にまで迷惑をかけるのは気が引けた。
「なんでもするんだよね?」
 先輩の言葉を反芻する。
(……私、先輩のこと好きだし、仕方ないよね)
 九組の生徒に、保奈美を呼んでもらった。
「えっと、……一組の?」
 ポニーテールを揺らす保奈美は、奈美に見覚えがあるようだった。
「後背奈美。石川さん。急にごめんね。実は石川さんと友達になりたくて、日曜日、一緒に遊べない?」
 奈美は切り出した。
「あ、そうなんだ。ありがと。奈美ちゃん、て呼んで良いよね」
 保奈美はすごく可愛らしい声だった。
「でも、ごめん。日曜日は他の友達と約束があるの。また今度にしてもらえる?」
 奈美は少しホッとしている自分に気がついた。

 放課後。
 先輩の家にて。
「ダメだろ、奈美? 俺が日曜って言ったら、ちゃんと日曜に約束とってくるんだよ」

「はひゃはははっはははっはあはははっ!!! ごめんなさいぃぃぃ~~っひっひっひっひ~~!」

 奈美はベッドの上でIの字に拘束されて、先輩に足の裏をくすぐられていた。
 スクールソックスは両方とも脱がされて素足にされている。
 本日体育があったために蒸れて、両足ともかなり敏感になっていた。

「どうして日曜に保奈美ちゃんを連れてこれないんだ? ん?」
 先輩の指がうりうりと足の指の付け根をほじくる。

「だひゃっひゃっひゃ!! だってぇぇえっへっへっっへへ、もう約束があるってぇぇぇっはっはははははははははは!!!」

 奈美は必死に足の指を縮こまらせて抵抗するが、先輩の握力で強引に引き伸ばされ、くすぐられる。

「それは向こうの都合だろ? 俺には関係ない」

「そんにゃぁああぁっはっはっっははっはは!!! だぁぁ~~っはっはっはっっはっは!!!」

「絶対に日曜に連れてくること。なんでもするんだよね、奈美? 手段は選ぶな。わかったね?」
 先輩の十本の指が、奈美の足の裏を縦横無尽に這い回る。

「いひゃはははははあはは!!! わかった!!! わかったからぁぁっはっはっはっはっは!!! わかりましたぁぁぁ~~っははっはははっは!!!」

 奈美は笑い叫びながら決心した。
 もうくすぐられるのは嫌だ。
 くすぐるだけでいい。
 絶対に、石川保奈美を、先輩と一緒にくすぐる!


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