くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

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サンタさんから足裏くすぐりフェチ向けのプレゼントが届いた! #3

 続いて、スクリーンの映像を校舎内へ。
 朝早いため、生徒の数はまばらだ。
 教室へ移すと、ひとり女子生徒が机に向かっていた。

 井筒華南(いづつ かなん)。
 顎下までの髪の毛の長さ、前髪はぱっつんにしている。一見まじめそうな優等生だが、しゃべってみると意外と気さく。しかも自分の意見をハキハキ言ってくれて気持ちが良い。だからと言って他人を頭から批判するでもなく、やんわり諭す術を心得ている。初めて話しかける勇気さえ持てれば、二回目以降話しかけるのはものすごくラクに感じる。話してみるとむちゃくちゃ良い子なので、大体の男子は初絡みで惚れる。でもすぐに彼氏持ちだと知って絶望する。なんと相手はT大法学部の大学生。幼馴染で10年以上のお付き合いだという。……

 華南はひとり黙々と冬休みの宿題をしていた。
 高校が作ったオリジナルの問題集だ。すでに残り2~3ページになっていて驚愕した。

 拓郎は、華南の名前を入力する。
 クラスメイトはフルネームを知っているので間違えようがない。

 自室の床から、にょきっと足が生えてきた。
 上履きを履いた、案外むっちりした華南の左足。紺のソックスはふくらはぎまでのもの。寒いためかくしゅっと短くはしていない。 

『……』

 華南は黙々と問題集を解き続けている。
 座っているために、膝下が転送されたことに気付いていないようだ。

 拓郎は華南の上履きを両手でつかみ、スポッと脱がした。
 上履きはおそらく夏休み明けから洗ってないのだろう。靴底がかなり黒くなっていた。触れてみると、少し湿っている。

『えっ?』

 ようやく華南は異変に気付いたらしい。

 紺ソックスを穿いたつま先に鼻を近づけ、すんっと嗅いでみる。

『ひゃっ……ぁ!? えっ、これっ……え?』

 においはそれほどきつくない。ちょっとだけ豆っぽいにおいがした。上履きの方を嗅ぎなおしてみると、そっちがにおいを放っているようだ。

 スクリーン上の華南はパニックで思考が止まっている様子。
 机の下をのぞきこみ、頭を掻く。
 悲鳴を上げて騒ぎ立てるような驚き方はしなかった。さすが優等生。

 拓郎は、ちょっとだけ湿った彼女の紺ソックスを力任せに引っこ抜く。

『うっ……うん?』

 華南も靴下を脱がされたことはわかったのだろう。
 きょとんとした表情のまま首をかしげた。
 手で消えた左足の位置をあおいでいる。

 華南の素足は、人差し指が長いギリシャ型だったが、指が全体的に短く丸いためあまり長さに差がないように見えた。
 少しだけ紺ソックスの糸くずが指の股に挟まっている。土踏まずは平らでわらじのよう。かかとにちょっと皮のはげた跡があるが、全体的にはきれいな足だ。

 拓郎は大きく口を開く。かぷり、と華南の足の指5本すべて口の中へ含めた。

『ひゃぁっ!!? ちょっ!? えっ!? えええっ!!?』

 さすがに足をなめられる刺激にはびっくりしたらしい。華南の声が裏返った。
 少し酸味がある。
 拓郎はれろれろ舌を動かし、華南の足の指の股へねじこんだ。

『ひゃはっ、ふひゃぁっ、ちょっ、やっ!!? なっ、ひぇぇっ!!? これっ、ふにゃぁぁん!!!』

 華南の足の指が口の中でぐにぐにもがく。
 声がちょっとつやっぽい。もしかして、こういうプレイが好きなのか?

『ふひっ、ひぃぃ~~っんひぃぃぃ~~!!!』

 華南は右手に持ったペンを噛んでよがり始めた。
 そのまま舌をのばし、ぺたーっと土踏まずからかかとまでなめ回す。

『んひひっ!!? くっぅうううううっ!!! んほぉぉ~~~んっ』

 机に突っ伏したり、体をのけぞったり、もがく華南。声がエロ過ぎて危ない。

 拓郎が口を離す。華南の素足はよだれで糸を引きべとべとになっていた。

『ひふぅ……ふぅ……』

 華南は顔を真っ赤にして机に突っ伏した。

 休みなんてあげない。
 拓郎は、よだれでべとべとになった華南の足の裏を両手10本の指ではじくようにくすぐりはじめた。

『ふにゃっ!!? あにゃはははははははははっ!! ちょまっ、ちょまってぇぇえ~~~ははははははははははははは!!!!』

 華南は体をびくんとのけぞらせ笑い出した。

 待って、ってなんだ……。
 拓郎は、普段彼女が彼とどんなプレイをしているのか気になった。

『ひゃはっ、あはっはっはっはっはっは!!? ちょとっ、強いぃいいい~~にぃぃいっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!』

 華南は椅子をがたがた揺らして暴れる。机上の問題集や筆記用具はとうに吹っ飛んでなくなっている。
 彼女の笑い声は普段ではなかなか聞けない高い声で、新鮮な感じがする。
 
 彼女が普段どんなプレイをしていようと、いま彼女の足は自分のものだ。

 拓郎はネチャネチャと彼女の指の股へ自身のよだれをすりこむようにくすぐる。

「ふにゃぁぁああはははははははっ!!! そこぉぉぉっ、そこにゃのぉぉほほほほほっほっほっほひぃいぃぃ~~!!!」

 拓郎はしばらく華南の不思議な笑い声を楽しんで、指を止める。
 上履きを素足ににゅるりとかぶせてやって、転送を解除した。

『あひぃ……はひぃ……』

 華南は机にほおをつけてぐったりとして、荒い息を立てている。
 顔は緩んでアヘっている。見たことない表情だ。

 ……まさか、昇天した、のか?

 拓郎は少し不安になりながら、華南のソックスをジップロックに仕舞った。

『華南 清潔感○ 感度◎ ニオイ豆』


(つづく)












サンタさんから足裏くすぐりフェチ向けのプレゼントが届いた! #2

『へっ!?』

 スクリーンの中で、園田が素っ頓狂な声を上げてバランスを崩した。
 突然、左足の膝下が消失したのだ。

『や、やだっ!! 痛いっ!』

 園田は大げさに騒ぐ。
 切断したわけではないので痛みはないはずだ。嘘つきめ。

 拓郎の自室のワープホールから、園田の左足がにゅっと生え出た。
 さきほどの文江の足よりやや肉付きが良い気がする。
 紺のソックスはゴムが少しバカにになっていてゆるゆるだ。靴はローファーではなくスニーカーだ。

 さっそくかかとに指をひっかけ、スニーカーを脱がす。

「あっ」
 拓郎は思わず声を漏らした。
 靴の下から現れた紺ソックスが、ずいぶんと汚い。靴に覆われていた箇所がところどころ白くなっていた。おそらく長く買い替えていないのだろう。何度も洗濯したせいか、色落ちしている。

 鼻をつま先に近づけ、においを嗅ぐ。やや埃っぽいにおいだ。

『やっ!!? ええっ!? なにぃ……』

 園田は涙目になって、足指をくねくね動かした。

 無駄な抵抗を……。

 拓郎は、園田の紺ソックスのゆるゆるのゴムに指をひっかけ、一気にはがしとる。

『きゃっ!! 寒いっ!』

 拓郎の部屋は暖房ガンガンだ。嘘つきめ。
 
 現れた園田の足は、文江の足とは対照的だ。爪の一部がつぶれ、足の裏には豆があり、ところどころ黄色く変色している。何より、ソックスが古く目が粗いせいか、足指の間や土踏まずの皺に小さな砂利や黒いゴミが付着していた。 親指が一番長い、典型的なエジプト型だ。

 拓郎は、かかとから親指の先までをべろーっとひと舐めした。

『ひゃぁあああああっ!!!? 気持ちわるぃっ!!』

 ちょっとしょっぱい。
 園田もまた、さきほどの文江と同じく左足があった空間を両手で掻き始めた。
 無駄だということが学習できていない。

 拓郎は、よだれのついた園田の土踏まずをぐりぐり人差し指でほじくってやる。

『ひゃっ!!? あひゃひひひひひひひひひひひひひっ!!? なにっ、なにぃいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!』

 途端に体をのけぞらせ、地べたをのたうちまわる園田。
 この年代の娘は足の裏が敏感なのだろうか。想像以上の激しい反応に、拓郎は満足する。

『やめてっ!! やめてぇえええっへっへっへっへっへっへっへ!!! 嫌ぁああはははははははははははははっ!!!』

 拓郎は、自分のよだれを足裏全面に塗りたくるようにしてくすぐってから、スニーカーを履かせ直して転送解除する。

『ひぃ……ふぅ……きもぃよぉ~~……うぇぇ』

 園田は泣いてしまった。
 靴の中がべとべとして気持ち悪いならさっさと靴を脱げばよいものを。笑いすぎて頭が回らないのか、もともと頭が悪いのか。

 ……ふぅ。

 拓郎は、部屋に散乱した文江と園田のソックスを拾い上げる。
 それぞれジップロックに入れて、名前を書いた紙を貼っておいた。

『文江 清潔感○ 感度○ ニオイ無』『園田 清潔感△ 感度○ ニオイ埃っぽい』


(つづく)












サンタさんから足裏くすぐりフェチ向けのプレゼントが届いた! #1

 12月25日。
 自室のベッドで目覚めた拓郎は、枕元に巨大な装置が置かれていることに気付いた。

(まさか、高校生になってもサンタさんが来てくれるとは……。信心深くお祈りした甲斐があった……っ!)

 拓郎は包装を破り捨て、説明書を開く。

(『膝下転送機』……! 任意の相手の片足の膝から下を転送して持ってくることができる……っ!)

 まさに希望に見合った代物だ。拓郎は頬をほころばせた。
 拓郎は足フェチで、常日頃から気に入った娘の足を手元でめでたいと思っていたのだ。

(これが出力装置か……)

 絨毯のような、敷くタイプの出力装置。
 ワープホールが中央にあり、そこから転送された物が出てくる。
 床に敷いたワープホールから、足が、野菜のように生え出てくる光景……。想像しただけでよだれがでる。

 続いてスクリーンを設置。
 これにより、膝下を転送する相手の姿を観察することができる。

(まったく……、粋なモノを用意してくれるサンタさんだ)

 拓郎は、FAXで高校あてに終業式欠席連絡を送り、部屋に鍵をかけて籠った。

 さっそく『膝下転送機』を起動させる。
 とりあえず、自分の通う高校の様子をスクリーンに映してみる。
 ずいぶんと朝早いが、すでにパラパラと登校してくる生徒がいる。

(寒い中をご苦労なことだな……)

 拓郎は登校中の生徒の中に見知った顔を見つけた。
 セミロングの髪。明るい笑顔。ブレザーの制服の上にコートを着て赤いマフラーを巻いている。
 同じクラスの駿河文江(するが ふみえ)である。
 隣にいるのは隣のクラスの園田(そのだ)というおさげの女子生徒。下の名前は知らん。たしか文江と同じ中学出身で仲が良かったはずだ。一緒に登校してきたのだろう。

 文江とはあまりしゃべったことがないのだが、日ごろからかわいらしい顔立ちだとは思っていた。
 比較的男子とも普通に話せるタイプなので、人望も高く印象が良い。ちょっと垢ぬけた雰囲気なので、足もきれいに手入れされているのではないかと予想する。

 拓郎は、装置に文江の名前を入力した。

 すると、床に敷いたワープホールから、垂直ににゅっと足が生えてきた。
 茶のローファー、紺ソックス、膝下の白いふくらはぎ。
 たしか11月中ごろまではくるぶしまでの短めのソックスを穿いていたが、さすがに寒くなったからか、今はふくらはぎを覆う程度の長いソックスを穿いている。

 至近距離で見る、さかさまに生え出た文江の足。ものすごく新鮮な光景だ。

「おおっ!! 尊いっ!」
 拓郎は思わず声を上げた。

『きゃっ……!?』

 スクリーンの中で文江が悲鳴を上げて、つまずいたように前のめりに倒れる。

『えっ……文江っ!? えっ、足、……ええっ!?』園田は口元を押さえた。

 文江の左足、膝下が消えているのだ。当然の反応だ。

『えっ、なにこれっ!! やだっ!!? ええ!?』文江もパニックに陥った様子。

 切断したわけではないので、痛みはないはずだ。

 拓郎は、さかさまの彼女の足のかかとへ指を滑り込ませ、ローファーをかぽっと脱がした。

『やっ!!? なにっ、だれか触ってる!?』
 文江は必死に左足があった位置を両手で叩くが、空振りするだけだ。
『文江……な、なにそれ? ど、どうなってるの?』
 おびえたような園田。
『知らないよ!! わけわかんなっ――』

 拓郎は、天井を向いた文江の足の裏をすーっと人差し指でなであげた。

『ふひゃはははははっ!!?』

『文江っ!!?』

 文江が突然笑いだし、園田が駆け寄った。

 もともと足の裏が弱かったのか、不意打ちに対処できなかったのか。

 拓郎は、すっ、すっ、上下に人差し指を這わせて、文江の足をくすぐる。

『やはっ!!? はははははっ、だっ、だれかがっ、足の裏触ってるぅうう、やだぁあはははははっ』

 文江は地べだで笑い転げる。
 くすぐったさを防ぐ手段がないので、どうしようもない。

 拓郎は、足のつま先をもって、するするソックスを脱がす。
 冷え性なのか、足先はひんやり冷たかった。汗もかいていないので、簡単に脱がすことができた。

『ひっ……や、やだぁっ!』
 文江は笑うのをやめると、おびえたように左足のあった空間を両手でまさぐり始める。
『ふ、文江? ……大丈夫?』
 園田はいまだ状況が把握できないようで、文江に質問を投げるばかり。
『大丈夫じゃないよっ! だ、だれかいるのっ! だれかが私の靴下脱がしたっ! きもいきもいやだぁ!』

 拓郎の目の前にある文江の素足。爪がきれいに整えられた、人差し指の長いギリシャ型だ。
 天井に土踏まずを向けたまま、足首から先がくねくねよじれた。
 目に見えない誰かに触れられるのをよほど嫌がっている様子。
 
 拓郎は、すんすんと足のにおいを嗅いでみる。無臭だ。

『いやぁあっ!! やだぁっ!!!』
 文江の足がびくっと震えるのと一緒に、本人も悲鳴を上げた。息遣いが素足を通して伝わってきて嫌なのだろう。

 拓郎は彼女の足の親指をパクリとくわえる。

『きゃああああああああっ!! きもいきもいきもいきもいぃぃぃぃぃ!!!』
 足指が口の中で激しく動く。文江本人も激しく暴れた。

 拓郎は舌先で、彼女の足の指の股をぺろぺろ舐めてやる。

『やぁあああはははははははっ!!! きもぃいいってぇえぇはははははははははははははっ~~!!!』

 再び笑いだす文江。
 園田はその場でただあたふたするだけの役立たずだ。

 じゅぽっ、と口を外すと、彼女の足によだれが糸を引いた。
 文江の足は、気持ち悪そうに足指をねちゃねちゃ動かす。
 てかてかになった彼女の素足。
 拓郎は、その足指をつかんで、付け根をガリガリかきむしった。

『ふぎゃぁああははははははははははっ!!!? なにこれぇぇえあぁぁあっはっははっはっはっはっは、ホントやだぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっは~~!!!』

 文江は地面でのたうち回って笑い転げる。
 画面上に映し出されるとんでもない光景。
 目の前にはピクピクとくすぐったさによじれる素足。

(いやはや……感無量だなぁ……)

 拓郎は、拓郎のよだれでべとべとになった彼女の素足にローファーをはめなおしてやって、転送を解除した。

『うへぇ……やだもぉー……』
 文江は地面に這いつくばったまま、顔をくしゃくしゃにして泣いている。
 左足だけ紺ソックスがなくなって多少寒いはずなのだが、気にしている余裕はなさそうだ。

『あ、……文江、大丈夫?』
 園田はおびえた表情でおそるおそる文江に近づく。
 おそらくこの「大丈夫?」は「近づいても大丈夫か?」という意味で、文江を心配しているというよりは自己保身の意味合いが強いのだろう。

(まったく……文江も友達に恵まれていないなぁ……)

 拓郎は舌なめずりをする。

(ついでに園田の足も拝んでおくとするか……)

 しかし、『膝下転送機』に園田の名前を入力しようとして思い出す。

(園田の下の名前、……知らねぇ)

 せっかく気分が乗っているのに水を差されてしまった。園田に対して憎しみが生まれた。
 あきらめきれないので、名字だけ入力してみた。
 いけた。
 この装置、最高のクリスマスプレゼントだ。


(つづく)












くすぐりイタズラ好きの男子高校生が時を止める能力を手に入れた 2

 一介の男子高校生である泉剛(いずみたけし)はひょんなことから『時を止める能力』を手に入れた。
 剛は能力を使って、私立聖マリアンヌ女子高に潜入した。

 ぱちん。

 草むらに身を隠し、能力を解除した。
 校内はちょうど休み時間らしい。女子高生たちの騒がしい声があちこちから聞こえてくる。
 渡り廊下を歩く三人組を見かけた。ベージュのスクールセーターにチェックのスカート、白いクルーソックス。校内は土足禁止らしく、三人ともスリッパをはいている。移動教室のようで、ノートと教科書を抱えている。
 よく見ると、その中のひとりに見覚えがあった。

「今朝ほんっと最悪でさー。ミオの奴が急にあたしに炭酸水吹き付けて爆笑してんの」

 今朝電車の中でイタズラを仕掛けた女子高生二人組の片割れである茶髪のショートカットだ。

「しかもポケットにくっさい靴下入ってて。もろ顔にこすりつけちゃった」

「なにそれ怖っ」
 口元を押さえて反応するロングヘアのつり目の女子。

「……洗濯中にお父さんのが入っちゃった、とか?」
 恐る恐るというように口を挟む巻き毛でたれ目の女子。

「きもっ、じじぃ、帰ったら許さねぇ」
 ショートカットは露骨に顔をしかめて毒づいた。

 彼女の父親にとんだ濡れ衣を着せてしまったようだ。
 剛はいたたまれなくった。

 ぱちん。

 指を鳴らすと、途端に周囲の雑音が消え、しんと静まり返った。目の前の女子三人組は口を半開きにしたまま固まっている。時が停止したのである。
 剛は堂々と草むらから姿を現し、三人組の前に立つ。
 男子禁制のマリアンヌ女子高。男が目の前にいるというのに、誰一人反応を示さない。
 よく見ると茶髪のショートカットは、それなりに整った顔立ちをしている。笑った顔が不細工なだけなようだ。

 剛はショートカットの背後に回り込み、ノートを前に抱えているせいでがら空きになった脇腹をわしわしともみほぐした。セーターの裾から手をつっこみ素肌まで。ぷにぷにとした肌触り。つまめる程度には脂肪がついていた。
 ぐりぐりと指を押し当てて内臓を探り、肋骨の下側をごりごりこそぐってやる。
 2分ほどくすぐり続けるが、ショートカットはまったく反応示さない。

 そのままほかの二人もくすぐるろうかと思ったが、思いとどまる。
 草むらに隠れて、指を鳴らした。

「ひぇぃっ!!?」

 途端にショートカットがびっくりしたように飛び跳ねる。抱えたノートがはじけ飛んだ。

「――ぶひゃっ!!! うひゃっはっはっはっはっはっはっはっ!!!? あだははははははははははは~~!!?」

 突然馬鹿笑いを始めたショートカット。ロングヘアと巻き毛はぽかんとしている。

「どど、どうしたの!? しーちゃん、大丈夫?」
 巻き毛が心配そうに声をかける。

「いひゃっはっはっはっはっは!!? くしゅぐりゃぁあはははははは、あがぁぁあ!? ごりごりだめぇぇっへへっへっへへっへへっへ~~!!!」

 ショートカットは立っていられなくなったのか、地べたにひっくり返り、のたうち回った。

「うわ……」
 ロングヘアはドン引きしている。

 ぱちん。

 そこで、剛は再び指を鳴らし、時を止めた。
 髪を振り乱し舌を出して笑い転げるショートカットと、心配そうに駆け寄る巻き毛、後じさりして頬をひきつらせるロングヘア。三者三様の反応を示したまま固まっている。
 剛はロングヘアの女子生徒に近づく。
 当然の無反応。
 友人の笑い狂う姿を一歩引いた位置から眺めている。その目には明らかに侮蔑が含まれている。
 意外と胸が大きい。
 両手で触れてみると柔らかく弾力があった。
 胸ポケットに硬い感触。
 櫛が入っていた。彼女の美しいロングヘアを整えるために、いつも持ち歩いているのだろう。
 剛は彼女の櫛をもって彼女の背後にしゃがんだ。
 左足を浮かせ、スリッパと靴下を脱がした。
 膝を折り、足の裏を上向きに晒し、櫛の先でがりがり土踏まずを掻きまわした。
 ロングヘアはドン引きの表情のまままったく動かない。
 彼女のの足は指が細くしなやかで非常に形が美しかった。
 指の一本一本を丁寧に広げ、股の間を櫛でこそいでやる。
 指の付け根、かかと、足の甲からくるぶしに至るまで入念にこそぐる。たっぷり10分近く経った。

 ついでに、地べたに寝転がっているショートカットの足も櫛でくすぐり足しておく。
 スリッパははじけ飛んでいたので脱がせる必要がなかった。
 靴下越しに1分程度、両足の靴下を脱がして2分ほどくすぐってから、草むらに隠れる。

 ぱちん。

「ふぁっ!?」
 ロングヘアのひきつった表情が一瞬で歪んだ。
 びっくりしたように色っぽい声を上げた直後、

「ひっ――いぎゃあぁあああははははははははははははっ!!!? のぁぁああぁぁ゛あぁばばばばばばばばばばば!!!?」

 前のめりに突っ伏して笑い転げた。

「なにこれっ!!? 足があぁあぁ゛あぁ゛!!! 足がががああぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!?」

 先ほどまで斜に構えていたロングヘアが、狂ったように目をむいて笑う。
 隣ではショートカットが新鮮な魚のように飛び跳ねている。

「ひぁぁぁあぁっはっはっはっははははっは、死ぬぅうう!!! そんなとこまでぇえぇへっへへっへへっへっへ~~!!!」

 素肌の脇腹のくすぐりに加えて、足裏へのくすぐりが足されたために、一段と甲高い笑い声をあげた。

「ふ、二人ともどうしちゃったの……? 怖いっ、ねぇっ!! ねぇってば! なんなのよぉっ!!」

 巻き毛はパニックに陥ったのか、悲鳴を上げて駆け出した。

 ぱちん。

 逃がさない。
 剛は時を止め、逃げる巻き毛の動きを止めた。
 おっとりとした性格に見えた巻き毛は、恐怖に顔をゆがめている。目に涙まで浮かべている。
 剛は、彼女の体をごろんと地面に横たえる。
 先ほどショートカットから脱がした靴下を使って、巻き毛の両手首を背中で合わせて縛る。
 巻き毛の足からスリッパと靴下を脱がし、その靴下で足首も合わせて縛った。

 ロングヘアの靴下が余ったので、ロングヘア自身の口の中に詰め込んでやった。
 
 巻き毛の小ぶりな胸の付け根に親指をつっこみ、ぐりぐりとくすぐりほぐす。
 目の前の巻き毛の表情は、おびえたまま動かない。
 10本の指を使って、丁寧に腋の下をくすぐってやる。後ろ手に縛っているので非常に腋の下がくすぐりやすい。
 腋、あばら、脇腹、順にくすぐり下ろしていく。
 スクールセーターがかなり大きめで裾が余っていた。べろんとめくりあげワイシャツ越しに腰周りをこすり、さらにシャツの裾を引っ張り出して素肌のおなかをなで回しておいた。

 彼女の筆箱の中に三角定規を見つけた。
 プラスチックの角の部分で、彼女の足の裏をひっかき回す。がりがりしゃりしゃり。足裏の垢がこそげ落ちた。
 彼女の白い足の裏は、血行が良くなったのかすっかり桃色になった。

 ついでにロングヘアとショートカットの足裏の垢もこそいでおく。
 三人合わせてたっぷり30分近くくすぐったであろう。
 剛は満足して時をもどす。

 ぱちん。

「誰か助けっ……!!? ぶわぁあひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!? ぐへぇえええぇぇぇえ、なんひゃりゃぁぁあぁぁぁっはっはっはっはっはっは~~っ!!!?」

「んぼぼっ!!? んぼぼぼぼぼぼぼごほほほほほほほほほっ!?」

「いだだだっ!!!? ぎひひぃぃ~~~~っひっひっひ、足いだぁぁあっはっははははははははははっ!!!」

 一斉に笑い声をあげる、巻き毛、ロングヘア、ショートカット。
 巻き毛の恐怖の表情が一瞬で破願する光景は見ものだった。
 両手両足が縛られているにも関わらず、びたんびたん体をのたうちまわらせ笑う。他二人の比ではないほど暴れている。

「ひげぇぇえひゃっひゃひゃっひゃ!!!? んな゛あぁ゛ははははははははははっ!!! あがががが、腋ぃいひひひひひひ、おほほほほおおながぁぁあ!!!? ひぇえっ、あひぃい!!? なんじゃこりゃぁぁあばばばばばばばばっ!!?」

 くすぐった部位が最も多い巻き毛は、全身に強烈なくすぐったさを感じているのだろう。半狂乱だ。

「んごぉぉおお゛ぉ、んぼぉぉぉ~~~ほほほほほほほほ!!?」

 ロングヘアは自分の靴下で口をふさがれて窒息しかている様子。白目をむいて笑い続ける。

「ぎやぁぁはっはっはっはっはっは!!! 助けてっ、だれかぁひゃひゃひゃひゃっ!!! なんでも゛ぉ゛、ひひひひひひ、なんでもずる゛がら゛あぁぁ゛あぁあ~~っはっはっはっはっはっは!!!」

 通算でくすぐられた時間が最も多いショートカットは、蓄積されたくすぐったさに襲われて体が限界のようだ。狂ったように泣き叫ぶ。

 これで濡れ衣を着せられた彼女の父親も浮かばれるだろう。剛は感無量だ。
 いつまでも笑い悶える三人組を背に、剛は次のいたずらの標的を探しに発つ。


(完)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 時間停止モノ第二弾です。唐突に書きたくなりました。











吹奏楽部員のこちょこちょお仕置き受難 #9

「おねが……やめてぇ……」

 紬は力なく懇願する。
 紬は両足の指に、100均でおなじみの足指セパレーターを取り付けられ、10本指の股を強制的に開かされていた。
 足指が大きく広げられたことで、足指の付け根部分がぴんと引っ張り伸ばされている。
「これつけて足の裏くすぐるの、一回やってみたかったんだよね~」
「そもそもなんのための器具、これ?」
「健康器具? 足つぼの指版みたいな?」
「足の爪を塗るための固定具だろう」
 男たちはそんなやりとりをしながら、プラスチックの櫛を取り出す。

「いっ……いやぁっ」

 紬は悲鳴を漏らした。
 あんなもので、こんな状態の足の裏をくすぐられたら……。
 想像するだけでぞっとする。
 男たちはそれぞれ櫛を手に持ち、紬の足へ迫る。

「おねがぃ、……します。なんでも、するから……それだけは……」

 紬は涙ながらに懇願した。

「ん?」「お?」「なんでも?」
 男たちは一瞬動きをとめたように見せて、
「じゃあ、笑い死ね」
 一気に紬の両足の裏へ櫛をこすりつけた。

「あがあぁ゛ぁ゛あ゛ぁぁあああああああっ!!!?」

 紬は目を見開き甲高い声を上げた。

「あ゛ぁぁあひひゃひゃひゃひゃ、あがぁがががはははははははははははっ!!!? やめぴぃいいっひっひっひっひっひっひっひ~~!!!」

 がりがりとプラスチックが足の裏の皮膚をこそぐ。紬は絶叫して笑う。
 引っ張り伸ばされた足指の付け根の筋肉がびっくりしたように痙攣する。

「ひぎいぃいい゛ぃ゛~~ひひひひひひひ!!!? ほんどにじぬぅぅ゛うぅ、死んじゃう゛ぅ、あひがががひゃひゃひゃひゃあ゛あ゛ぁ゛~~~~!!!!」

 紬は上半身をびたんびたんとベッドにたたきつけてもがいた。
 汗でべとべとになった髪の毛を振り乱し、よだれをまき散らす。

「笑い死ねって言ってんだからいいじゃん、なんでもするんだろ?」
「それにしてもすごい反応、さすがは足指拘束と櫛のコンビネーション」
「汗とおしっこが混ざってすごいにおいになってる」
 男たちは楽しそうにゲラゲラ笑いながら、紬の足の裏をくすぐり続ける。。
 一人がセパレーターを装着した足指を押さえつけ、四人が反り返った左右の足の裏をくすぐっている。
 四人がかりで足の裏をくすぐられた経験などない。しかも拘束されて。紬は初めての感覚に翻弄され、笑い狂った。

「あ゛あ゛ああぁはばはばはははは、だすげでぇえぇ゛ぇぇぇひぇひぇひぇひぇ!!」

 どのくらい時間が経ったのかわからない。
 足の裏が熱い。
 びりびりと背筋を駆け巡るくすぐったさで、頭が狂いそうだ。

 しばらく足の裏を櫛でひっかきまわされた紬。
 こんどはその足に、ローションが塗りたくられた。

「ひぃいい゛ぃっひっひっひっひっひ!!!? しょれやめぇぇぇ、くひゅぐりゃぁぁあ゛あだはははははははは!!?」

 男たちが素手でべたべたと紬の足を撫でまわす。
 櫛によるくすぐりですっかり敏感になってしまった足の裏に、ローションとぬるぬるの指の刺激は堪えがたかった。

「ひゃぁあぁあっはっはっはっは、あひのうりゃぁあぁ゛あはははははは!!!! むりむりっぃいひひひひひひ、ほんどにだめりゃかりゃぁぁあ゛あひひぃ~~ひひぃひひぃ」

 そうしてローションまみれになった紬の足の裏。
 休む間もなく、こんどはタワシをこすりつけられた。

「ぐへぇえぇえ゛えぇぇ゛!!? いだだだひゃははははははっ!!? いだぃ゛ってぇぇえっへへへっへっへ、や゛ヴぇでぎぃぃいっひっひひっひっひっひっひ~~!!!」

 じゃりじゃりと足の裏を磨かれる感覚。痛みの方が強いのに、笑いがとまらない。紬は自分の頭が本格的に狂ってしまったのだと、絶望した。 


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・


 紬は、救出されてもなおくすぐられているような錯覚を覚えていた。
 警察の突入、男たちの連行の後、いつまでも幻覚に笑い続けていた紬は、我に返って恥ずかしい思いをした。
 しばらくの間はひきつった頬が元に戻らず、腹の底から笑いがこみ上げてくる感覚を押さえるのに必死だった。
 なにより恐ろしく感じたのは、自分がくすぐられていた合計時間がたったの28分だったことだ。体感だと3、4時間はくすぐられていた気がしたのに……。
 今日の体験は一生のトラウマものになってしまうかもしれない……。
 紬は不安と絶望を抱きながらも、過度な疲労のために、その日はぐっすりと眠ってしまった。


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・


 一夜明けると不思議なもので、あれだけ笑い狂わされ、ぼろぼろに砕けたはずの心が復活していた。
「ざまぁ」
 男たちの顛末を想像して、紬は笑ってしまった。
 紬は自分の心の強さを確信し、プライドを取り戻した。

 昨夜はなにもなかった!

 ……と、思いたいところだったが、紬の中では確実な変化が芽生えていた。

 トラウマから、フェティシズムへ。

 これからは部活動の指導において、鉄拳制裁の代わりにくすぐりを取り入れるのも悪くない……。

 想像すると口元が緩んだ。
 鏡を見ると、昨夜の男たちと同じ顔をしていた。
 さて、今日はコンクール当日だ。


(完)


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
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