くすぐり作文晒し場

カワイイ女の子の靴下脱がしーの足の裏をコチョコチョしちゃう系小説投稿ブログ! 本番行為は一切無しなので、健全な18歳児でも安心してお楽しみいただけます!

二次キャラモノ

ヴィーたんの八つ当たり

 日に日に、なのはのくすぐり責めがきつくなってきている気がする。
 最初は週に2、3回程度だったのが、いまやほぼ毎日。
 ヴィータはなのはに見つかるや否やくすぐり責めに遭った。

(いつか……仕返ししてやる……)

 ヴィータはそう闘志を燃やすものの、なかなか実行に移せないでいた。
 なのはに隙が無く、とても捕縛できそうにないのだ。
 失敗して返り討ちにでも遭えば、何をされるかわかったものじゃない。

「……つーわけで、練習相手になってくれないか?」

「……意味がわからん」

 ヴィータが練習相手に選んだのは、同じヴォルケンリッターのメンバーであるシグナムだった。

「いやさ。なのはを捕縛する練習に付き合ってくれないか、って言ってるんだよ」

「なんのために?」

「仕返し」

「なんの?」

 真顔で聞かれると答えづらい。
 ヴィータは少し恥ずかしくなる。

「く……くすぐり……」

 するとシグナムは、「はぁ?」とへの字にまゆを曲げた。

「くだらん! 私は訓練で疲れているんだ。遊び事に私を巻き込むな」

 シグナムの言いように、ヴィータはかちんときた。

「うわ! シグナムひでぇ! それはなのはのくすぐりがどんだけきついか知らないから言えるんだって!」

「知る気もない! もう話しかけるな!」

 虫の居所が悪かったのか、シグナムはぴしゃりと言って踵を返した。
 ヴィータはあまりの無理解にむしゃくしゃして、シグナムへ向けて砲撃を放った。
 シグナムは間一髪で横へかわす。

「……っ!? お前。なんのつもりだ!」

「……そんな態度とるなら力尽くでも、練習台になってもらうぜ」

 ヴィータが攻撃態勢に入ったのを見て、シグナムも構えを取った。

「ヴィータ……。お前の馬鹿さ加減には飽き飽きする」


~~~

 
 激闘の末、なんとか勝ったヴィータは、シグナムをマジックリングで拘束することに成功した。シグナムに疲労が溜まっていたこともヴィータの勝利に貢献したのかも知れない。

「……く、なんだこの拘束は!」

 シグナムのバリアジャケットはところどころ破けていた。
 両足を前に突き出し、両手を背中に、地面に尻餅をついた状態で、手首足首をマジックリングで拘束されている。

 ヴィータはシグナムのブーツを引っ張り脱がす。

「おい! ヴィータ、なにやっている!? 捕縛の練習だったんだろ? もう済んだじゃないか」

「シグナム。さっき、くすぐりについて、くだらんとか遊びだとかいってただろ? どんだけきついか教えてやるよ」

「おい、やめ――」

 ヴィータはシグナムの両足から靴下まで脱がし、素足にしてしまった。
 一日訓練を終え、さらに突然の戦闘を終えたシグナムの足は少し蒸れていた。
 そんな足の裏へヴィータが両手10本の指を突き立てる。

「――くはっ!? はぁっはっはっはっはっはっははっは!? なっ、や、やめろぉ~~!!」

 シグナム体を大きく仰け反って笑いはじめた。

「うわっ、シグナム弱っ! なのはの責めはこんなもんじゃないぞ?」

「はっはっはっは!! そ、そんなことどうでもいい!! やめろっ~~っはっは!! 笑いたくないぃぃ~~っひっひっひっひ!!」

 普段クールなシグナムが目に涙を浮かべ、大口を開けて笑っている。
 ヴィータは段々楽しくなってきた。

「なのは……どんな風にくすぐってたっけな」

 ヴィータはいつもなのはにくすぐられている感覚を思い出しながら、シグナムの足の裏へ指を這わせる。

 片手で足の指を掴んで反らせ、もう片手で土踏まずを引っ掻く。

「ひぁっはっははっはっははっはっは!!? そんなくすぐり方やめろぉぉ~~あっはっはっはっはっはっは!!」

 爪を立てて、人差し指でほじくるようにくすぐるのだ。
 掴まれた足指が押し返そうとしてくる。
 ヴィータは体重をかけて押さえつけながら、土踏まずをくすぐり続けた。

「あぁぁっはっはっははっはははっは!!? やめてっ……ほんと……うははははははははははは!!!」

 いつも厳しいシグナムが、涙を流して懇願してくる。
 ヴィータは驚いた。
 自分がこんなに高いくすぐり技術をもっていたとは知らなかった。

(これなら……なのはにも勝てるかも……?)

「やぁぁあっはっははっはっはっははっはは!!? いやぁぁあははははははは!! ひぃぃっひっひっひっひほんどにぃぃ!!? 勘弁してぇぇぇえっへっへっへっへ!!!」

 ヴィータはなのはにやられたように、足指を押し広げ、指の付け根をくすぐってやる。
 シグナムは普段の男勝りの口調が崩れるほど笑っていた。
 涙を流して笑いながら許しを乞うシグナムの様子を見て、ヴィータは自信をつけた。

(あのシグナムをこんな風にするほど、あたしのくすぐりはすごいんだ……!)

 ヴィータが夢中でくすぐり続けるうちに、シグナムは失神してしまった。

 後日、自信満々でなのはに勝負を挑んだら、簡単に返り討ちにされた。
 ヴィータはこれまでにないほど強烈なくすぐり責めを受けた。失神なんてぬるい結果では済まなかった。ヴィータは二度と、なのはに逆らうまいと心に誓った。


(完)





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不思議な空間でくすぐられるフェイトさん

「気分はどうだ? フェイト・T・ハラオウン執務官」
「……」
 異空間。フェイトは四肢を大きく引き伸ばして拘束されていた。
 謎の声は、どこからともなく響いてくる。
「……君の目的は私。なら、早くエリオとキャロを返してもらいたい」

 ある日、フェイトが執務室で仕事をしていると謎の人物から脅迫通知が届いた。
 添付画像には囚われたエリオとキャロの姿。
 二人を無事解放して欲しければ、フェイトひとりで来い、と……。

 フェイトは抵抗しなかった。
 謎の声に従うまま、とらわれの身となったのだ。

「二人ならお楽しみ中だ」
 謎の声とともに現れた映像に、フェイトは目を見開いた。

「きゃはははははははっ!! エリオくんやめてぇぇぇ~~!」

 バリアジャケット姿のキャロが、素足にされた足の裏をエリオにくすぐられている。
 キャロは両手首足首をバインドで拘束されており、首を左右に激しく振って大笑いしていた。

「あははははははいやぁぁぁはははははエリオくぅ~んひっひっひっひ!!」

 涙を流して笑うキャロに対して、エリオは口を半開きにしてうつろな目をしていた。
 まるで魂が抜け落ちたような……。
 そこで、映像が切れた。

「……!! え、エリオに何をした!?」
 フェイトは空間をきょろきょろと見回しながら叫んだ。
「安心しろ。ちょっと催眠をかけさせてもらっただけだ。ちょっとした余興だ。君の相手は……」

「!?」

 空間にぼんやりと浮かび上がってきた人物に、フェイトは驚愕の表情を浮かべる。
 その人物がゆっくりと近づいてくる。
 金髪の髪の毛は二つに結ばれ、袖の無い黒いバリアジャケットを着ている。

「な、なんで……」

 フェイトは声に詰まる。

「ここは時空の狭間。十年前の世界から連れてきたんだよ。ハラオウン執務官」

 フェイトの目の前に立ったのは、紛れもなく、フェイト・テスタロッサ。まだ小学生のフェイト自身だった。
 目はうつろで、口は半開き。
 催眠にかかっていることは間違いなかった。

「ハラオウン執務官。君はひとり遊びを楽しんでくれ」
 謎の声が途絶えた。
 と、同時にフェイト(小)がゆっくりと両手をフェイト(大)の体へ伸ばす。

「や、やめっ……」
 フェイト(大)は顔を引きつらせる。

 直後、フェイト(小)はフェイト(大)の脇腹を激しくくすぐり始めた。

「あ、……は、はははははははははっ!? な、はっはっはっはっはっはっはっはぁ~~!」

 フェイト(大)はたまらず笑い出す。
 フェイト(小)の指は、そのぼんやりとした表情からは想像できないほど激しく動く。

「やはははははははは!! くすぐったぁっはっはっはっはっは!? 何この状況ぉぉ~っはっはっはっはっはっはっは!!!」

 フェイト(大)は自分自身にくすぐられ、大笑いする。
 しばらくしてフェイト(小)が手を止めると、ふたたび謎の声が聞こえてきた。

「ハラオウン執務官。自分にくすぐられ笑わされる気分はいかがかな?」

「ひっ……ひぃ、……くっ」

 フェイト(大)は息を整えながら、悔しそうに顔を背けた。
 幼少期の自分自身にもてあそばれ、困惑とともに、プライドが大きく傷つけられたのだろう。

 いつの間にか、フェイト(小)がフェイト(大)の足元へ移動していた。
 フェイト(小)がブーツを脱がし始める。

「えっ……やめ……、終わったんじゃ……?」

 フェイト(大)は足元を見て、眉をひそめた。

「これで終わるわけがないだろう。ハラオウン執務官。自分の弱点は自分が一番よくわかっているんじゃないのかい?」
 謎の声が響く中、フェイト(小)はフェイト(大)のブーツ、そして、ソックスまで脱がし取った。
 フェイト(大)は晒された素足の指をきゅっと丸めた。

「まっ、や、やめて……」

 幼少期の自分自身に懇願しなければならない状況に、フェイト(大)の声は震えていた。

 フェイト(小)は、目の前の人物が自分自身だと理解しているのかいないのか、制止もまったく聞き入れず、フェイト(大)の足の裏に指を這わせ始めた。

「ひゃっ!!? あひっ……はははははははははっ!!! やっ、やぁぁぁっはっはっはっはっはっは!!!」

 フェイト(大)は体を大きく反り返らせて笑った。
 フェイト(小)の指は撫でるような動きから徐々に指先を立て、爪でガリガリ掻きむしるような動きに変わっていく。

「あひゃははははははははっ!!? ひぎぃぃぃ~~っひっひっひひっひっひひっひっひ~~!!!!」

 すると今度は、フェイト(小)はフェイト(大)の長い足指を掴み上げて反らし、足の指の付け根をカリカリとくすぐり始めた。

「あがぁぁぁぁっはっはっはっはは!!? そんなとこぉぉぉ~~あはははははははははははっ!!」

「さすがハラオウン執務官。幼少期から客観的に自分の弱点を把握しているようで。これは強くなるわけだ」

 謎の声の挑発に、フェイト(小)のくすぐりはさらに激しさを増す。

「あがはははははははははっ!!! おねがいぃぃぃっっひっひっひひっひっっっひっひ!! やめてぇぇぇぇ~~はははははははははははは!!!」

 もはや、プライドも何もあったものではない。
 しばらくして、謎の声が助け舟を出す。

「ハラオウン執務官。ある言葉を発せば彼女はくすぐりをやめる。教えて欲しいか?」

「がひゃははっはあははははははっ!!! はっ、早く言ってぇぇぇぇっひゃはははははははは!!!」

 両足の裏を自分に激しく掻きむしられ、フェイト(大)は髪の毛を振り乱して笑う。

「『フェイト様、どうかおやめください』だ。どうだ? 簡単だろう」

「ひゃぁぁああ~~はははははあっはひぇぇ~~!!?」

 フェイト(大)は目を見開いた。
 自分自身に「様」付けをして、懇願するなんて……。

「言えないのか?」

 フェイト(小)のくすぐりは続いている。
 長時間、休み無く笑わされ続けたフェイト(大)の体力は限界だった。
 フェイト(小)は催眠にかかっているせいなのか、指の動きにまったく疲れを感じさせない。

 フェイト(大)は涙を流した。

「あひゃひゃひゃひゃっ、フェイトさまぁあぁあっはっはっはっは、どうかおやめくださいぃぃいぃっひっひっひっひっひっっひ~~!!!」

 幼少期の自分自身に屈伏し、降伏宣言するフェイト(大)の顔は、ぐしゃぐしゃに歪んでいた。

 しかし、フェイト(小)の指はとまらなかった。

「あがぁぁあっははっははっはは!!? 言ったあぁぁぁはっはっはっっはっは!! 言ったのにぃぃぃっひっひっひっひっひ~~~!!!」

 謎の声が聞こえたのは、それから一時間後だった。
「うっそぴょ~ん」

 二人のフェイトは、互いの体力が完全になくなるまで、くすぐり、くすぐられ続けた。


(完)









アイシスの角質お掃除

 アイシス・イーグレットは台の上に両手両足をまっすぐ伸ばし、Iの字に拘束されていた。

「何この状況!?」

 アイシスは思わず叫んだ。
 アイシスはその店にただ買い物に訪れただけだった。
 それが、
「当店ではヘソ掃除のサービスをやっております」
「はいぃぃ!?」
「ときどきその刺激に耐えられず、店員に危害を加えるお客様がいらっしゃいますので、現在では一律にこのような形に――」
「いらないっ! そんなサービスいらないから!」
 アイシスの叫びを無視して、ひとりの女性店員が近づいてきた。
 手には梵天付きの耳かきをもっている。
「ひっ……」
 アイシスは恐怖に顔をゆがめた。
 その刺激を想像し、身震いする。
「お、頼んでない! そんなサービス頼んでないから!」

 店員は無視して、
「はーい、痛くないですからねー?」
 梵天をアイシスの露出したヘソ周りに這わせ始めた。

「ふひっ!? ふひひひひひひひひひっ!! やっ、やめっ、嫌っあ、あひぃぃっひっひっひっひ」

 くるくるとお腹を撫でられ、たまらず笑い声を上げるアイシス。

「まずはお腹をマッサージします」
 店員が言う。

「いらないぃぃっひっひ、いらなっ、頼んでないのぉぉ~~ひひっひっひっひ!!」

「常日頃から露出されているようなので、垢がたまっています。是非掃除させていただきたく」
 店員は言うと、耳かきのへらの部分をくりっと、アイシスのおへそへ入れ込んだ。

「ぽぴぃぃぃぃぃっ!!?」

 アイシスはびくっと顎を上げ甲高い悲鳴を上げた。
 店員はそのままこり、こり、と耳かきを動かし始める。

「ほひっ、へひっ!!? あひゃっ、ひぃぃぃ~~ひひひひっ!! やめ、嫌ぁぁぁ~~」

「ずいぶんと汚れていますよお客さん。たまにはおへそも掃除してあげないと」

「うるっひぃっひぃ、うるさいっ!! やめぇぇあひぃぃひゃぁぁ!!」

 アイシスは、ヘソを耳かきでほじられ、首を左右に振って悶えた。

「この様子だと、他の部分も汚れていそうですね。追加サービスもいたします」

「いぃぃぃいっ!? なっ、うぇぇぇえっ!!? はひっ、いらないぃっ!!! ふひゃっは、あぁぁぁぁあ!!? おへそやべてぇぇぇ~~!!!」

 アイシスの白いお腹は、ぴくぴくと痙攣するように震えていた。

 別の店員が、アイシスの靴を脱がした。

「うひぃぃっ!? ひぃぃ、な、何、して、――あひゃぁぁあひひひひひひひひっ!!?」

 アイシスが言いかけたところで、いきなり脇腹を揉まれた。
「少しマッサージが足りませんでした。血行を良くした方が、もっとおへそ掃除が気持ちよくなるんですよ?」

「きひひひひっ、気持ちよくなくていいからぁぁあっははひひひひひひひ!!」

 そんなことをしている間に、アイシスは両足とも靴下まで脱がされ素足にされた。
 梵天付き耳かきを受け取った足元の店員が、アイシスの足の指の付け根に梵天を這わせた。

「あひやぁぁぁあっ!!?」

 たまらず声を上げるアイシス。

「やはり、こちらも手入れがあまりされていませんね。角質をこそいで差し上げます」
 足元の店員は、耳かきのへらの部分でカリカリ足の指同士の間をこそぎ始めた。

「あひひひひひひひひひっ!!? いぃぃ~~っひっひっひっひ、それはだめえぇぇえひひひひひひひい!!!」

 アイシスは両足をくねらせて笑う。

「暴れなくても大丈夫ですよ。両足10本の指の間すべて綺麗に磨いて差し上げますからね」

「いひゃはははははははっ!!! いらないっ!!! いらないからぁぁぁはっははひひひひひひひひひひ!!!」

 脇腹を揉んでいた店員は、再び耳かきでアイシスのヘソをいじり始める。
「ふひぃぃぃっ!?! あはあはははははいやぁぁあぁぁはひぃぃぃっひぃぃ!!」

 アイシスのヘソ周りは、血色がよくなって桃色になっている。
「おやおや、カスが飛んでしまいましたね」
 店員は言うと、梵天でヘソをこそこそと掃除する。

「ふひひひひひひひひっ!!? いぃぃぃ~~っひっひっひっひっひやめてぇぇぇぇ~~!!!」

「あらあら、こちらの角質もずいぶん……」
 足元の店員は、しつこい汚れを見つけたのか、足指の付け根を強めに引っ掻き始めた。

「ぐひひひひひひひひおねがぁぁぁっはっはっはっはっはっははははひゃぁぁあぁぁあ!!!」

 アイシスはくすぐったさに笑い続けた。
 数分間で解放されたアイシスは、へとへとになってしばらく立ち上がることができなかった。
 落ち着いてから確認してみると、ヘソと足指が、自分一人の手入れでは不可能なほどものすごく綺麗に掃除されていた。


(完)







マリー様の足を徹底拘束してフサフサのジュリ扇でこちょこちょする

 戦車道無限軌道杯一回戦は、大洗女子高とBC自由学園の試合である。
 両校の激しい戦車戦が繰り広げられる傍ら、
「ねぇ、あのジュリ扇、すてきじゃない?」
「ジュリ扇?」
「ほら、あのファー付きの扇子のことよ」
「ファー?」
「だから! ふさふさの毛のついた扇!」
「ああ。BC自由学園の隊長さんが持ってる采配ね」
 観客席に、明らかに世界観の違うオーラをまとった女性2人組がいた。まるで2Dの世界に3Dのキャラクターが紛れ込んだような違和感が画面越しにも伝わるだろう。
「そそ。ジュリ扇を采配替わりに使うなんて、イカしてると思わない?」
「思う思う!」
「あのふわふわのジュリ扇で、あのかわいらしいお嬢様隊長さんの足の裏をこちょこちょワサワサしてみたいと思わない?」
「思う思う!」
「それじゃ。この試合が終わったら、……いつもの手筈で」
「了解」

~~~

 試合は大洗女子の勝利で幕を閉じた。

西住殿
「あれ? マリーさんは?」

秋山
「おや、どうしたんでしょう? さきほどまでこちらにいらしたのに」

まこぴー
「ぐぬぬ。もっとモンブランおかわりしたかったのに……」

さおりん
「ちょっと麻子、口にクリームがついてる」

五十鈴会長
「私の胃袋は宇宙です」

 試合後交流会の最中、BC自由学園隊長マリーが突如姿を消した。……

~~~

 白一色のバーチャル空間。

マリー
「えっ? ここは……?」

 マリーはびっくりしたように目を見開いた。
 首を左右に振って周囲を見渡そうとするが、首の可動域が小さいためかなわない。
 彼女は木板をくりぬいて作った枷によって両手と頭を拘束されている。いわゆる晒し台。板の中央から突き出た顔、その両脇に手首から先が突き出ている。まるでフランス革命の公開処刑だ。

マリー
「ちょっと……! 誰か! 私はどうしてここに……っ」

 戸惑いを隠せない様子のマリー。

 その様子を空間の外から2人組の女が眺めている。
「マリー様、戸惑ってるわね」
「そりゃそうでしょ! 数秒前までみんなでケーキ食べてたんだから」
「マリー様の焦った顔かわいい。……2Dのキャラを一瞬にして不思議な空間に拉致監禁、好きな拘束体勢で即出力! なんて素敵な謎技術なのかしら」
「開発者に感謝しなきゃね」
「さっそくやっちゃいましょ。マリー様、そろそろ泣きそうよ?」
「それじゃ、没収しておいたジュリ扇を、……出力、と」
 女が画面外で操作をすると、……

 ぽんっ。

マリー
「えっ……?」

 マリーの目の前に突如ジュリ扇が出現する。

マリー
「それは、私の……?」

 ジュリ扇はふわふわと浮き上がり、彼女の頭を飛び越え背後へ移動していく。

マリー
「えっ……なに? なんなの!? 誰か!? 聞こえているのでしょう? 返事してよ!」

 マリーは自身のジュリ扇が視界から消えて不安にかられたらしく、喚いた。

 画面外では、
「マリー様、かなり取り乱してるわねぇ」
「そりゃ何されるかわかんないんだから」
「首から下見えないから、余計に怖いのかな。自分がどういう体勢なのかもわかんないだろうし」
「足の裏がすーすーするだろうから、ブーツと靴下脱がされてることはわかるだろうけどね」

マリー様 晒し台にて

 横から見ると、空間のど真ん中で、マリーの体はうつぶせで膝を上へ曲げたエビぞりのような姿勢を維持するよう2枚の木板で固定されている。
 地面と垂直に固定された板によって頭と両手首を、その後ろ、やや高い位置で水平に固定された板によって両足首を拘束されている。
 上から見ると、少し間隔を開けて白い素足が板から生え出ているように見える。
 そこへ、先ほど飛び立ったジュリ扇がふわふわと舞い降りた。

マリー
「ねぇっ、誰か――んぁっ!!?」

 マリーの声が盛大に裏返った。

 ジュリ扇がふぁさふぁさと左右に揺れ動き、マリーの足裏を撫でまわした。

マリー
「ぷふっ……ふはっ! あははははははは!? なにっ、それっ……あはははは~~!」

 一度吹き出したら止まらない。
 ジュリ扇が彼女の足の裏で動き回ると、マリーは頭を上下に揺らして笑う。

マリー
「あはっはっはっはっ! ちょっとぉ~~、だれぇ!? いたずらやめてぇぇっはっはっはっはははははははははは~~!!!」

マリー様 ジュリ扇で足こちょ

 画面の外で満足げに微笑む2人組。
「いたずらですって。マリー様かわいい」
「あんなくすぐったそうなジュリ扇持ってて、いままで足の裏を撫でたことないのかしら? ずいぶんと敏感さんなのね」
「まだやさしく撫でてるだけじゃない。柄の部分も使ってあげなよ」
「了解」

 女の操作で、ジュリ扇が突然動きを止める。

マリー
「ふぇっ……ひぃ……ね゛っ、ちょっと。誰だか知らないけど、い゛、いまのうちにやめておきなさい……ね? 私にこんなイタズラして、ただで済むと――」

 息を切らすマリーの足の上で、くるりと反転したジュリ扇が再び舞い降りる。
 きゅっと縮こまった足指の付け根を、ジュリ扇の柄がじゃりじゃりとほぐしはじめた。

マリー
「――んぶはぁっ!!? ぶははははははははっ!!? んま゛っ、ん゛待ってなに゛ぃ゛いい~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっは!?」

 マリーは心の準備ができていなかったようで、激しく鼻水を吹き出して笑う。

 ジュリ扇の柄はマッサージをするようにマリーの足指をほじる。
 彼女の足指がびくびくともがく。

マリー
「んかっ、はははははははははっ!! やめっ、いだだっ、痛いっぃっひひいいっひっひひひっひっひっひっひ~~!!!」

 痛さとくすぐったさが混在する刺激。足裏マッサージの経験がない様子のマリーは、わずかにジュリ扇が動くだけで、激しい反応を示した。

 ジュリ扇はずりずりと下方に移動し、足裏のくぼみを上下にこそぎはじめた。

マリー
「ぶふぁっ!!? あひはははははっ!? つっ、土踏まずはやめてぇぇ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはは!!!」

 マリーは目に涙を浮かべ笑いもだえた。

 彼女の激しい反応を目の当たりにした画面外の2人は、
「やはりマリー様の土踏まずはよわよわだったわね」
「何言ってるの。土踏まずをあんな風にくすぐられて、我慢できる女の子なんていないわ」
「弱点もわかったことだし、そろそろラストスパートかけていいんじゃない?」
「そうね。こんなに大声上げて笑うことなんて普段ないでしょうし、良いストレス発散になるでしょう。後は思いっきり、下品に、笑い狂ってもらいましょう」
 ……

マリー
「あははははっ……っ、もうっ!! ひぃぃ~~っひっひ、いい加減に……――っ、……、え?」

 突然ジュリ扇の動きが止まり、きょとんとするマリー。

マリー
「や、……やっと、終わり?」

 そんなわけない。

 足枷の板の両端から突如ぬめり出た特殊な黒いカーボン。あっという間に彼女の足指をからめとった。
 一瞬にして足指を全開に広げたまま身動きが取れなくなったマリー。
 足に力を込めて指を縮こまらせようとしても、土踏まずがピクピクと動くだけだった。

マリー
「え……まって……、まさか、こんな状態で……や、やめなさい! なんでもっ、なんでもする! ねぇ!? 返事して! なんでもあげるから! モンブランでもマカロンでも好きなだけ――」

 マリーは顔面蒼白になって慌てふためく。
 ジュリ扇は容赦なく、彼女の足裏へ襲い掛かった。

マリー
「ぶふっ――ん゛あ゛ばはははははははははははははははは!!? だからダメだってぇ゛ぇえ゛えぃ゛ひひひひひひひひひひひひひひひひひひ~~!!!!」

 いつの間にか2本に分裂したジュリ扇が、マリーの足裏を蹂躙する。
 片方はファーで指の股をやさしくくすぐり、もう片方が柄の先端でかかとから土踏まずを掻きまわす。

マリー
「ひぁぁああははははははは!!!? 無理無理無理っ! おかしくなるっ、ふひゃひゃひゃひゃっ!!! 笑いすぎて頭おかしくなっちゃうからぁああっはっはっははっははっはっはっはっは~~!!!! 誰でもいいから助けてぇぇぇええっひっひっひっひ~~!」

「うわ。いつものマリー様からは想像できない顔になってる……」
「素敵な笑顔でしょ?」
「うんうん」
「このまま気絶するまでくすぐったら、いつもの段取りで」
「OK。記憶消して元の世界に転送しておくわ」

マリー
「あひゃひゃひゃひゃっお助けぇえぇ、お助けぇええへへへへっへっへっへふひゃぁぁ~~!!!」

~~~

押田くん
「おや? マリー様、いま一瞬ワープして現れませんでしたか?」継続高校みたいに

マリー
「なにを言っているのかしら。そんなわけないでしょう。……んっ」

押田くん
「どうされました?」

マリー
「なんだか体がほてって汗ばむし、足がムズムズするのよね。バラ風呂に入りたい気分だわ」

安藤くん
「バラ風呂サービスカットは3話までお預けだ!」たぶん


(完)






神裂さんを擽駆逐

「君は……」
「神裂火織(かんざき かおり)、と申します。できればもうひとつの名は語りたくないのですが」
「もうひとつ?」
「魔法名、ですよ」

 僕の目の前に突然現れた女性はカンザキカオリと名乗った。
 Tシャツに片脚だけ大胆に切ったジーンズという姿。これを普通の服装という範疇に含めてよいものか。

「あなたが禁書目録を狙っていることは知っています。ですから――」

 ドゴっ。
 神裂火織は倒れた。
 僕が攻撃したからだ。
 彼女がわけのわからないことを言うのが、我慢ならなかったのだ。

「……ん」
 神裂火織が目を覚ました。
 自分の置かれた状況がよくわからないようで、きょろきょろとあたりを見回している。
 僕と目が合った。
「あなた、何者ですか?」
「何、その言いぐさ。いきなり攻撃してきたのはそっちじゃないか」
「……このようなことをして、ただで済むと思っているのですか?」
 神裂火織はガチャガチャと手首の鎖を鳴らした。
 彼女は台の上で大の字に拘束されているのだ。
「禁書目録獲得の邪魔をするうるさい蠅がいるみたいだから、一匹でも多く駆除しておこうと思ってね」
 僕は、筆を手に取る。
「な、何をするつもりですか……?」
 神裂火織が怯えたような表情を作った。
 りりしい表情も良いが、こんな顔も少し可愛らしいと思った。

 僕は、筆をそっと、彼女の露出したお腹へ這わせた。

「んひゃっ!?」

 彼女が甲高い声を上げた。
 筆をそのままさわさわと動かす。

「ひゃはっ、ふひゃっ……んぁあぁっ、な、やっ、や、やめてくださいっ!!」

 彼女は必死に筆先から逃れようとお腹をへっこませている。
「君がこんな服着てるのが悪いんだからね」
 僕は言って、彼女のおへその穴へ、ちろちろと筆先を這わせた。

「んひっ、ひゃぁぁあぁっんぁぁ、あぁぁっはひっ、やめっ、はひぃっひぃ……っ!」

 彼女は首を左右に振りながら悶えた。
 顔を真っ赤にして、額に汗を滲ませている。

 ぐりんっ。

「ぽぴぃぃぃぃっ!!?」

「ぽぴぃって……」
 僕は思わず笑ってしまった。
 勢い余って筆先を彼女のおへその中へ突っ込んだら、変な声が出たのだ。
 彼女自身も予期せぬ声を発してしまったようで、恥ずかしそうに顔を赤らめている。

 僕は、筆を使い、彼女のおへそ、ヘソ周りをくるくるとなぞり、脇腹あたりまでなで上げるようにくすぐっていく。

「ひひっ、ひぃぃぃっ!!! や、やめぇぇっ、おねがいぃっやめてくださっ……んはぁ」

 彼女は目に涙を浮かべている。
 そろそろかわいそうだ。

「よくがんばったね」
「はぁ……ひぃ……、な、なんの、……つもりですか……ふざけ、て」
 筆を止めると、彼女は息も絶え絶えに言った。
 紅潮して全身汗でびっしょりだった。

 そっと彼女の両足からブーツを脱がす。
 抵抗する気力は残っていないようだった。
 汗でやや脱がしにくかった。
 露わになった素足は、熱を帯びてピンク色になっていた。
 
「や、やめて……ください……」

 彼女は涙を流しながらしおれるような声で言った。
 よほどヘソ責めが効いたようだ。
 出会い頭の、ズンと日本刀を突き刺すような声が嘘のようだ。

 僕は、リモコンを操作して、機械を作動させる。
 作動音とともに、彼女の拘束された台の下から、五十本近いマジックハンドが表れた。
 彼女は悲鳴を上げた。
 怯えるように首を必死に左右に振る彼女へ向かって、一斉にマジックハンドが襲いかかった。

「あぁぁぁあぁぁははははははははははははははいやぁぁぁあぁはははははははは!!!!」

 彼女の全身を、わちゃわちゃとマジックハンドがくすぐる。

「やははははははははあはははやべでぇぇぇえひゃはやはははははははははっ!!?」

 腋の下、お腹、足の裏。

「あひゃひゃひゃひゃひゃいぎゃぁぁあぁあひゃひゃひゃひゃだぁぁぁっはっはっはっはっは~~!!!」

 彼女が目を頻剥いて笑い狂う姿を見て、僕は満足した。

「まず一匹……」


(完)


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