鬼退治に出発した桃子は、新しい家来を探しておりました。
「なんか、敵地に軽々侵入して情報を取ってきてくれるような身軽な子は、いないかしら?」
 桃子は、鬼ヶ島に間者を送ろうと画策していました。
「それでしたら」
 と、犬山が言います。
「私の元ご主人様が雇っておりました、『猿川』という優秀なくノ一がおります。桃子様。私めが彼女を桃子様の元へお連れいたしましょう」

 犬山は仕事を通じて、猿川の信用を得ておりました。
 そのため猿川をおびき出し、とらえることなど造作も無いことでした。

「いっ、犬山さん! 何のつもり!?」

 猿川は台の上で大の字に縛り付けられました。
 仕事着のまま、袖の無い着物に、足袋。髪の毛は後頭部でひとつくくりにしています。

「ごめんなさい。猿川。桃子様があなたを必要としているのです」
「なっ、何を言って……犬山さんっ、どうしたの!? あなたいったい何されたの!?」
 猿川は犬山の変化に気づいたらしく、とてもうろたえていました。
 桃子は犬山を向いて、
「犬山。猿川にちゃんと食べさせたんでしょうね?」
「もちろんです。桃子様」
「……え、何? はっ!? まさか、あの差し入れの……」
 犬山は差し入れと偽って、猿川に予め『ティコ団子』を食べさせていました。

「よし。猿川! 私の家来になりなさい!」
「嫌です! あなた、犬山さんに何やったんですか!?」
 猿川は桃子に反抗します。
 すると桃子は不敵に笑いました。
「何をやったか? ふっふっふ、なら教えてあげるわ」
「え……」

 桃子は犬山に目配せをして、猿川の左右の足からそれぞれ足袋を脱がし取りました。

「なっ、何を――……うひゃっ!?」

 猿川は突然素足の足の裏を二人に触られ、驚いたように悲鳴を上げました。

「ひっ、ひゃっ……やめっ! くすぐった……ひっ、ひゃは――っ!! うひゃはははははははははははは!!?」

 桃子、犬山に足の裏をこちょこちょとくすぐられ、猿川はたまらず大笑いしてしまいます。

「猿川、私の家来になる気は?」

「うひひゃはひゃはははははははははっ!!! ありませんっ!! やめてぇぇ~~ぅひゃっはっはっはっはっはっはっははっはっはっは!!!」

 猿川は首を左右に振って大笑いします。
 桃子は猿川の右足を、犬山は猿川の左足をくすぐっています。
 シャリシャリと激しく皮の擦れる音が周囲に響き渡っています。

「いにゅっ、犬山さんなんでぇぇ~~へっはっはっはっはっはっは!!! 嫌あぁぁ~~っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ~~!!!」

 桃子は猿川の足の指を後ろ側へ反らし、つっぱった土踏まずをほじほじとくすぐります。

「うひょひょひょひょひょっ!!? いびゃぁぁああああいやぁぁあぁぁあはははははははははははははははは!!!」

 犬山は猿川の足の指の間をカリカリと爪を立ててくすぐります。

「ぎひひひひひひひひひひぃぃやぁぁああだぁぁぁあぁひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃひぃぃ~~!!!!」

 猿川は泣きながら悲鳴のような笑い声を上げ続けました。
 すると、体がびくびくと痙攣してきます。

「そろそろ私の家来になりたくなってきた?」

「ふぎっぃぃひっひっひっひっひ!!!! いぃぃぃ~~~っひっっひっひっひっひっひっひっひぐひぃぃぃぃぃ~~~!!!」

 猿川は目をひんむいて笑っています。
 媚薬の効果が現れ始めたようです。
 猿川の足の指は、びくびくと別の生き物のように暴れ蠢いています。

「うぎぃぃぃ~~ひゅいぃいひゃっひひひひっひひひひい!!! もぅ無理ぃぃぃひひひひひひひひひひひひ無理でしゅぅぅぅうひゅひひひひひひひひっひひひひひ!!!」

 猿川は涎やら鼻水やら激しくまき散らし甲高い声を上げます。
 その途端、猿川の股間がじわりと湿っていきました。

「うぎゃぁぁあ~~っはっはっはっはっはっはっははあぎゃぁぁあああ~~!!!」

 猿川は舌を出して笑っています。
 まるで喜んでいるようでした。

「さあ、猿川。私に何か言うことは?」

 桃子が聞くと、猿川はぐちゃぐちゃの笑顔で桃子を見やります。

「うひゃひゃふひひひひひひっ!!! 桃子さまぁぁあぁひゃひゃひゃひゃひゃっ、わだじをげりゃいにぃぃぃ~~っひっっひっひ、家来にしてくださいぃぃぃ~~~っひひひひひひひひひひ!!!!」

「そう、良い子ね」
 桃子は言うと、さらに激しく、猿川の足の裏をくすぐりました。犬山も続きます。
 猿川は甲高い笑い声を上げながら勢いよく失禁して、気絶してしまいました。


つづく


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 くノ一=ポニテという偏見があります。