ストーカー9

後背奈美は女子バスケ部に所属していた。
奈美は練習を終え、着替えを済ませて帰路に着こうとしていた。
「絵梨ちゃん帰ろ?」
奈美は同じバスケ部の友人宍戸絵梨に声をかける。
「ごめん、今日片づけ当番なの。先帰ってて」
絵梨は体操着のまま応える。
絵梨は長めの髪の毛を二つにくくっており、動くたびにふさふさとたなびいた。
青をベースにした体操服を、絵梨はシャツを出して着ている。
「そっか!じゃぁまた明日」
「うん、ばいばい」
奈美は明るく別れの挨拶を交わす。
奈美の学校の制服は、ポロシャツに紺のベスト、紺のスカートで、
白のソックスにローファーであった。
奈美が玄関で靴を履き替えていると、隣のクラスの畑野萌もちょうど帰る頃のようであった。
「あ、畑野さん」
「後背さん、今帰りなんですか?」
畑野とは一学期に委員会で一緒であった。
「うん、途中まで一緒に帰ろっか」
「うん!」
萌は嬉しそうにほほ笑む。
萌はシューズを脱ぎ、ローファーに履き換えると先に外へ出た奈美の方へ駆けてくる。
萌は丸い眼鏡をかけたショートカットで、まだ幼さが残る真面目な印象の女子であった。
二人が並んで帰っていると、学校の方へ向かって同じクラスの里川夏喜が歩いてくる。
「里川さん?どうしたの?」
帰宅部ですでに帰ったはずの夏喜が登校してくるのはおかしい。
奈美は疑問をそのまま口にした。
「・・・忘れ物」
夏喜は目を合わせようともせずぶっきらぼうに答える。
普段からあまりわいわいと友達と喋るタイプではなく、夏喜は教室ではいつも独りでいた。
あまり勉強も得意な方ではないらしく、
暗い性格と相まってクラスでもパッとしない少女である。
よく見ると可愛らしい顔だちはしているが、
まったく手入れのされていないボサボサの髪の毛で台無しである。
奈美はそんな夏喜を少し気遣っていた。
「・・・じゃ」
ぷいと夏喜は去ってしまう。
「また明日ね」
奈美は夏喜の後ろ姿に慌てて呼びかける。
少し夏喜の肩がぴくりと反応する。一応言葉は伝わったようだ。
萌と別れた奈美は家路を急ぐ。
家の前までくると、会いたくない人間が立っていた。
「奈美ちゃんおかえり」
「・・・」
奈美は無視して家に入ろうとするとかの子はその腕を掴む。
「ちょっと!無視はないでしょ?」
「あの・・・今日はもう遅いんで」
かの子は振り向き際に奈美の顔に催眠スプレーを吹きかける。
「逃がすわけないでしょ」

どのくらい時間がたったかわからない。
奈美が目を覚ますとまっさきに悲鳴のような甲高い笑い声が聞こえてきた。
はっとして手足を動かそうとするが身動きが取れない。
「ん~」
声を発しようとして、口が猿轡でふさがれていることにも気づく。
「やっと目が覚めた様ね」
誰かの笑い声の下に冷徹な声が突き抜ける。
「奈美ちゃんがさっさと目を覚まさないからお友達はもう発狂寸前よ」
部屋の真ん中でX字に拘束されている少女。
少女は一糸まとわぬ姿で、アイマスクを付けられている。
そんな状態の少女の体には無数のマジックハンドがはいずりまわり、
腋の下から足の裏まで全身を余すことなくくすぐられていた。
何時間くすぐられ続けたのかわからない。
笑い声は既に本人の声とは判別できないほど枯れ果てており、
奈美はその少女の顔つきと体つきから、ようやくそれが親友の玲菜だと知った。
「うきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!
あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃきききききききひいひひひひひひひひひひひひぃぃぃ
ぎゃぁぁははははっひゃやひゃひゃひゃ」
玲菜は口からだらだらとよだれを垂れ流しながら笑い狂っていた。
アイマスクからは涙と思われる液体が漏れ、
股間周りには何度も失禁したのか尿や愛液が散乱していた。
「ひぎぃぃぃじぬぅ~~~じぬぅぅぅうひひひひひひひひひひ・・・
あぎゃぁぁははははっはあっははははだめぇぇぇ・・・だめ~ぎゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
普段はおしとやかで上品な玲菜、変わり果てた親友の姿を、
奈美はただ見てることしかできなかった。
「んんんっ!!!ん~~っ!!!」
「どうしたの奈美ちゃん?奈美ちゃんが嘘ついたのがいけないのよ?
こんな可愛い女の子が頻繁に出入りしてたこと、どうして黙ってたのかなぁ~?」
かの子は意地悪く言う。その間も玲菜はくすぐり地獄を味わい叫び声を上げる。
「あひゃぁぁはっはははははっはは!!!ぎひぃぃぃひひひひひひひひひ!!!!
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
玲菜の股間周りには羽根や筆を持ったマジックハンドが集まっており、
秘部をさわさわとくすぐり、玲菜に絶頂を与えていた。
「あぎゃぁぁはははははははっは、あきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!
うひゅひゅひひひひひひひひひ」
びゅっびゅっと玲菜の秘部からおしっこが飛び出す。
奈美はもう玲菜の方を見ていられなかった。
「奈美ちゃ~ん、もっと面白いもの見してあげる」
かの子がリモコンを操作してモニターに映し出されたのは、
先ほど別れたばかりの里川夏喜の姿であった。
夏喜は忘れ物を取りに学校へ寄ると言っていた。
学校内で捕まったのだろう、シューズを履いていた。
両手首、両足首をマジックハンドに掴まれて大の字に拘束されている。
普段から表情の分かりにくい夏喜だが、眉を困ったように下げ、
何をされるかわからない状況に不安そうであった。
「奈美ちゃんが悪い子だから、奈美ちゃんのお友達にはお仕置きしちゃうんだから」
かの子はにやにやと奈美の顔を覗きこんだ。

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(ここからしょーもないコメント)

 こんばんは。ertです。
 ここでキャラ投下。やることは一緒です。
 猿轡噛まされて友達の笑い狂う姿を見せつけられる奈美ちゃん。心境を想像すると、とても楽しいですね。
 かなり文章表現が初々しいのはご愛嬌。

登場キャラクターまとめ
 反町かの子(そりまち かのこ):卓也に関わった娘を擽るストーカー。高校2年生
 後背奈美(うしろ せなみ):卓也の妹。バスケ部。中学1年生
 村瀬玲菜(むらせ れいな):奈美の小学校時代の親友。清楚系。中学1年生
 宍戸絵梨(ししど えり):奈美の友人。バスケ部。天真爛漫系。中学1年生
 畑野萌(はたの もえ):奈美の友人。委員会つながり。真面目純心系。中学1年生
 里川夏喜(さとかわ なつき):奈美の友人。同級生。無口陰っ娘系。中学1年


「チキチキ原点回帰! 晒そう僕らの黒歴史!」第九弾・終