部活を終えて帰宅すると、遊びに来ていたらしい妹の友達がちょうど帰るところだった。
「あ、……お、お邪魔しました」
 初めて見る顔だった。ミディアムヘアで純朴そうな顔立ち。礼儀正しく、おとなしそうな子で、これまでの妹の友達とは少し雰囲気が異なっているように思えた。
 その子は、ぺこりとお辞儀をして去っていた。
「あ、姉貴……」
 玄関に見送りに来ていた妹は、私の顔を見て顔を引きつらせた。今日もツインテールがかわいい。
「妹よ。いつの間にあんな可愛い子とお友達になったのかな?」
「べ、別に、姉貴には関係ない……」
 ぷいとそっぽを向いて部屋にもどろうとする妹の腕をがしりと掴む。
「待ちたまえ」
「……っ!! は、離してよ」
「今の子について詳しく聞かせてもらおうか」

 私は妹を引きずり、私の部屋に連れ込んだ。
 鍵をかけて、ベッドに大の字に拘束する。
「さて、あの子の名前は?」
「だっ……だから、あの子は姉貴とそういうことするようなタイプじゃないんだって」
 妹には、私の思惑がお見通しのようだ。
「質問に答えてくれないかな? じゃないと――」

 妹のシャツ越しに脇腹をくすぐってやる。

「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!!? いひっ、いきなりやめぇぇえはははははははははは!!」

 妹は甲高い声で笑い始める。
 やはり妹は可愛い。

「早く言わないと、もっとこちょこちょしてやるよ?」

「あぁああはっはっはっはっはっはっはやだぁぁぁははははははやめてぇえぇえ!!!」

 私はくすぐりフェチだ。
 幼少の頃から妹をくすぐり続け、妹が小学生に上がってからは、妹が家に連れてくる友達をも毒牙にかけた。
 妹の友達も様々で、喜んで笑い転げる子もいれば、笑いすぎて泣いてしまう子もいた。その後も家にやってきて私にくすぐられてくれる子もいれば、二度と家に遊びに来ない子もいた。
 妹は学んだのか、中学生に上がってからは、私が部活で遅くなる日を狙って友達と遊んでいたようだ。
 今日は運が悪かったようだな。

「あぁはっはっはっはっはまたっ、またくすぐる気でしゃぁぁひゃひゃ!!! もうあたしの友達くすぐらないでぇぇ~~やっはっはっはっはっはっは!!!」

「妹よ。笑顔は体にいいのだよ? 妹だけが私のテクニックを独り占めするより、お友達にも分け与えた方が平等だと思わんかね?」

「思わんんぅぅひひひひひひひ思わないよぉぉ~~あははははははははははははっ!!!」

 妹は涙を流していた。
 私はそんな妹の靴下も脱がしてやって、素足の足の裏をくすぐりはじめる。

「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!! そこはだめぇええええあひゃひゃははははははははははは!!!」

 妹の体がびくびくと震えた。中学一年生の発達途中の敏感な体には刺激が強すぎるらしい。
 やっぱり妹は可愛いなあ。
 素足がくねくねとよじれ、足の指が意志を持っているみたいだ。

「ほらほら。さっきの子は誰だ? 言わないと足の指の間もカリカリしちゃうぞ?」

「あぎゃひひひひひひひひひっ!!? もうしてるぅぅぅぅうひゃひゃひゃひゃもうしてるじゃんにゃひゃぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっは!!!?」

 妹は足の指を押し広げてその間を爪でこそいでやると、すごく喜んでくれる。
 特に、薬指と小指の間がベストポイントだ。

「うひゃぁああああっはっはっはっはっはっは!? あががが言うぅぅううううう!!! 全部喋るからゆるじでぇぇえぇえひゃひゃひゃひゃひゃひゃ~~!!!」

 たった数分くすぐっただけで、妹は白状した。
 やはり妹は可愛い。
 友達の名前は、理穂(りほ)ちゃんというらしい。
 隣のクラスだか、二学期の委員会で一緒になって話すようになったらしい。
 一学期の期末試験では成績が学年で五位だったらしく、なかなか賢い。
 そこで、今日は、勉強を教えてもらっていたのだとか。
 妹の友達は、これまでおバカ系の子が多かったので、そういうまじめ系の子は珍しい。
 しかも、妹が勉強を教えてもらうために友達を家に連れてくるなんて。
 私は、妹の成長を喜び、理穂ちゃんの痴態を想像して興奮した。 
 にやけた私の顔を見たらしい妹は怯えていた。
 次の休日に理穂ちゃんを連れてくるよう強制するために、もう一時間程度、妹をくすぐっておいた。


つづく


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(ここから作者コメント)

 こんばんは。ertです。
 妹の友達をくすぐりたかった。